「米国元防情報長官が語る2020年東京オリンピック

アドビ システムズのご紹介
アドビ システムズ 株式会社
代表取締役社長 佐分利 ユージン
© 2015 Adobe Systems Incorporated. All Rights Reserved. Adobe Confidential.
Adobe Systems Incorporated
設立:
1982年
所在地:
米国カリフォルニア州サンノゼ
代表者:
シャンタヌ・ナラヤン(社長兼CEO)
株式公開: NASDAQ (ADBE)
売上:
41億4,700万ドル(2014年度)
従業員数: 12,500名以上(41ヶ国)
アドビ システムズ 株式会社
設立:
1992年
所在地: 東京都品川区大崎
代表者: 佐分利ユージン(代表取締役社長)
従業員数:300名(2014年度)
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2
アドビの事業
ADOBE DOCUMENT
CLOUD
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ADOBE CREATIVE
CLOUD
ADOBE MARKETING
CLOUD
アドビの事業
Make
Manage
Measure
Monetize
制作
管理
分析・計測
収益化
ビジネスへ
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教育における
アドビのビジョン
Creativity in Education
教育における創造性
教育の取り組みの3本の柱
 教育リーダーのコミュニティづくり

創造性を教育に取り入れるための
コミュニティを広げるエデュケーションフォーラムを開催
 生徒・学生への支援

中学生・高校生のアプリ開発を
体験するITキャンプを支援

特別支援学校でクリエイティブを育成する
ワークショップを開催
 教員への支援
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 奈良県内の全県立高校へのクリエイティブツール
導入および奈良県教育委員会と教員研修
提供の連携
5
本日の題名
「米国元国防情報局長官が語る 2020年東京オリンピックに向け
て待ったなしのサイバーセキュリティ、サイバーテロ対策」
マイケル
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フリン
クレイグ
6
ボウマン
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General
Michael T. Flynn
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other
マイケルT. フリンは、米国陸軍の退役中将です。米国
防情報局長官、情報・監視・偵察統合機能構成部隊司
令官、および米軍事情報局長(2012 年 7 月 24 日 2014 年 8 月 2 日)を歴任しています。
countries.Allothertrademarks arethepropertyoftheirrespectiveowners.
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これ以前は、米国国家情報副長官を務めています。フ
リン氏は、より広範な情報、機密情報の共有を推進し
た、米国の統合特殊作戦や情報収集活動の主導者でし
た。同氏は、2010 年 1 月に、新アメリカ安全保障セ
ンターを通じ、「Fixing Intel: A Blueprint for Making
Intelligence Relevant in Afghanistan(仮訳:インテル
の回復 -- アフガニスタンにおいて情報の関連性を高め
るための青写真」と題したレポートを発行し、情報機
関などが、戦場のアフガニスタンに関し、人間社会生
物学的な観点からの理解を欠いていることを追及しま
した。
フリンの軍における経歴は、主として作戦に関するも
のであり、数多の戦闘、従来型および特殊な高度情報
作戦などに携わりました。また、米国の統合特殊作戦
コマンドの情報高官を務め、情報の融合に関し革新的
なテクニックを編み出したことで高く評価されていま
す。これにより、イラク、アフガニスタン等における
アル・カイダおよび同組織関連の活動に対抗する対テ
ロリズム作戦の飛躍的な前進が実現しました。
フリンは、「Infantry Journal」、 「Military
Intelligence Magazine」、「Small Wars Journal」、
「Military Review」、「Joint Forces Quarterly」、
「The Center for a New American Security」ほか、多
数の軍事および情報関連の刊行物にも記事を提供して
います。
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Adobe Systems Incorporated
VP of Defense and National Security
Craig Bowman
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クレイグ ボウマン(Craig Bowman)
アドビ システムズ
防衛/国家安全保障担当バイスプレジデント
ボウマンは、米国国防総省でキャリアを開始し、セ
キュリティを基盤としたソリューションに関する取り
組みに携わりました。8 年間にわたり、ボウマンは、
保有者が「機密情報」と特定した情報を収集および保
護するための情報システムの構築と導入に従事しまし
た。
また、1999 年後半から 2 年、米国政府での勤務を離
れ、通信企業を立ち上げました。この企業は、米国の
東海岸において、消費者が高速バックボーンに接続す
ることを可能にする事業を展開しました。後に、ボウ
マンは同社を Primus Telecommunications 社に売却し
ました。
その後、国防総省に復帰し、ITエンジニアならびに政
府高官の顧問を9年間、務めました。2011年にボウマ
ンはアドビに国家安全保障プログラム担当マネー
ジャーとして入社し、現在は防衛/国家安全保障担当
バイスプレジデントとして活動しています。
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Adobe Content Security
ソリューション概要
機密情報の共有とセキュリティ確保のための
アドビソリューション
最も重要な機密情報を Web ベース環境に安全に保存
インターネットによって、使用するコンテンツ、そして使用するタイミングや方法が一変しました。今では接続機能を備えた
ハードドライブやデバイスに大量のデータが保存されています。その結果、個人情報やセキュリティに関する懸念が不可欠
なものになってきました。作業済みの文書を保護するだけでは不十分です。コンテンツ作成のすべてのプロセスを考慮して、
エンタープライズコンテンツライフサイクルのどの時点であっても、機密情報のセキュリティを確保・維持しなければなりません。
最初の PDF リリースから Adobe Creative Cloud でのデジタルアセットの作成まで、アドビの DNA には常にコンテンツ
を重視する考え方が組み込まれています。アドビの技術はインターネット上のあらゆる Web サイトに生かされています。組
織が大量の画像、文書、動画、サウンドファイルを整理、保存、操作する方法を求めていることを理解していたアドビは、
次世代 Web コンテンツ管理(WCM)のマーケットリーダー、Day Software を買収しました。
Adobe Marketing Cloud に含まれている Adobe Experience Manager は、単なるエクスペリエンスマネージャで
はありません。コンテンツマーケティングエンジンとして販売されている Experience Manager は、強力なデジタルアセッ
トストレージとディスカバリプラットフォームに、多種多様な Web やモバイルエクスペリエンスプラットフォームを組み
合わせることで、組織内または社内コンテンツ機能も拡張します。ほぼ Apache Foundation が提供している技術
だけを使用して構築された Experience Manager プラットフォームが、Adobe Experience Manager Courage の基
盤になりました。
個人情報、知的所有権、機密情報の保護の必要性を認識したアドビは、Courage を開発し、2014 年にリリースしま
した。Courage は Experience Manager の使いやすさは維持したまま、エンタープライズコンテンツライフサイクル全体
を通して厳格なエンタープライズコンテンツセキュリティ機能を適用することができるソリューションです。このソリューションは、セ
キュリティ機能追加によって、コンテンツ作成業務への悪影響が発生しないようにします。Adobe Courage は米国国防
総省(DoD)の最高レベルのネットワークで Authority-to-Operate(ATO)認定を取得しています。
コンテンツ作成
Courage は最初に、既存の Experience Manager プラットフォームにサービスパックを提供し、コンテンツベースのセ
キュリティ保護を最も詳細なレベルで提供することにより、作成プロセスでコンテンツのセキュリティを確保します。個別のセ
キュリティポリシーで、パラグラフ、画像、動画、タイトル、さらにはブレットまで保護することができます。Courage は各種の
コンテンツ作成コンポーネント、分類ツール、セキュリティ承認、認証サービス、オーディット機能に基づき、情報を分類、保
存、取り消すための総合的なソリューションを提供します。
セキュアコンポーネント
よりセキュアなオンラインコンテンツとキュレーションシステムを作成するためには、第一に、コンテンツ作成者がセキュリティパ
ラメータによって情報に適切なマーキングをするためのツールが必要です。そのため、Adobe Courage ではコンテンツの
保存と、保存されているコンテンツの分類用に、一連の Web ページコンポーネントを提供しています。
分類ツール
Courage コンポーネントで作成されたコンテンツを正しくマーキングするためには、各作成者がコンテンツの機密レベルを識
別する必要があります。アドビはこの重要な機能を追加設定不要の機能として、または既存のエンタープライズ分類ツール
に統合して提供しています。Courage 内ではドリルダウンで機密度のマーキングを行います。外部の分類ツールが必要な
場合、Courage は Experience Manager で作成したコンテンツのマーキングを承認・保存するための API とルールを
提供しています。
画像
画像の分類は常に困難な作業です。セキュアシステム内で分類用のマーキングを画像に付与しなければならな
いので、Courage は保存された画像のピクセルと、その画像のすべてのレンダリングに、分類マーキングを設定し
ます。これによって分類マーキングが常に画像に付随します。
動画
Adobe Video DRM は堅牢なコンテンツ保護システムで、Adobe Primetime player SDK がサポートして
いるあらゆるプラットフォームやデバイスで提供されている中で最も厳格なコンテンツ保護を提供します。Adobe
Primetime DRM はコンテンツ保護用の重要な MSO とプロブラマ対応機能すべてに対応しています。たとえば
アプリケーションのホワイトリスト処理では、信頼できるパッケージャーが提供している承認済みアプリケーションから
のみ、保護コンテンツを再生できるようにします。
承認/認証サービス
すでに多くの企業や組織が、エンタープライズシステムに承認システムを統合しています。各企業や組織の違いに対
応するため、アドビではこの機能に多くのオプションを提供しています。Courage は製品内にユーザー/グループセ
キュリティを備えていますが、API も提供し、企業や組織が既存の承認サービスにアクセスできるようにしています。
Courage はパラグラフ、タイトル、ブレットレベルまでコンテンツのセキュリティを確保する。
コンテンツの配信
コンテンツはエンタープライズファイアウォールの外で共有する必要があるため、Courage では Experience
Manager コンテンツ作成プラットフォームにアドビの Digital Rights Management(DRM)暗号化機能を統
合しています。強力な AES-256 楕円曲線暗号化により、あらゆるコンピュータまたはモバイルプラットフォームで、
文書をネイティブ Microsoft Office フォーマットまたは PDF で配信することができます。無料の Adobe Reader
を使って、エンタープライズの追加費用負担なしで、組織が作成した保護ドキュメントに確実にアクセスすることができ
ます。
イベントベースの強力なポリシーサーバーでは、Courage から配信されたコンテンツを編集から印刷、保存までコ
ントロールすることができ、エンタープライズサーバーから入手したコンテンツの編集機能も提供します。また、オフラ
イン環境で機密ドキュメントを閲覧しなければならないユーザー向けに、ドキュメントのオフライン使用権限を付与
することもできます。そして一度限りの「ミッションインポシブル」ポリシーを適用して、ドキュメントを読んだらすぐに廃
棄するよう定めることもできます。
コンテンツのコラボレーション
従業員の間でやり取りされる情報の多くは、ソーシャルメディアツールで発生しています。そのため、Courage には
非常にセキュリティの高いコラボレーションプラットフォームが含まれており、それを使ってチャット、ファイル共有、画面
共有、ビデオカンファレンスを行うことができます。Adobe Connect for Secure Meetings では、いつでも、どこ
でも、あらゆるデバイスで、そして各種ファイアウォールを越えて、同僚やパートナーともっと効果的にコラボレーションや
ミーティングを行うことができます。
オーディット
各 Courage コンテンツを堅牢なロギングシステムで追跡することで、組織はコンテンツにアクセスし、コンテンツへの
アクセスを拒否され、環境内でコンテンツを編集しているのが誰なのかといった全貌を評価できるようになりました。
このように詳細なオーディット情報を別なサンドボックスに保存することで役割を分離することができ、組織は大規
模なログファイルも簡単に管理し、不正なログを防止することができます。
継続的な監視
強力なアナリティクスエンジンである Adobe Analytics Data Workbench (旧 Adobe Insight)を使用して、
ログファイルのアクティビティを分析し、さらに精査が必要な点がないか調べます。アラートと自動監視によって早期
に違反を検出し、組織の安定性を脅かす前に、情報保護担当責任者が問題に対処できるようにします。
外部の監視
外部の権限管理サーバーを設置することで(暗号化鍵はなし)、組織は不適切な情報開示を検出すること
ができます。これによって組織は漏えいにすぐに対応し、潜在的な被害を最小化することができます。
ハニーポットサーバーに関連付けられた Adobe Analytics は、企業や組織のファイアウォールの外で発生している情報セキュリティ
違反を特定することができる。
サマリー
Courage は Apache Foundation の技術を基にアドビが完成させた、堅牢でセキュリティの高いコンテンツ作成
/配信プラットフォームです。Courage によって企業や組織は高まる情報セキュリティリスクに容易に対応することが
できます。Adobe Experience Manager、Adobe Digital Rights Management、および Adobe
Analytics Data Workbench (旧 Adobe Insight)を組み合わせることで、操作性は維持しながら、組織によ
る Web ベース環境での知的所有権、個人情報、機密ドキュメントの保護機能を高められることが実証されていま
す。
詳細お問い合わせ先
www.adobe.com/go/aem
Adobe Systems
Incorporated
345 Park Avenue
San Jose, CA 95110-2704
USA
Adobe と Adobe のロゴ、Creative Cloud および Reader は米国およびその他の国における Adobe Systems Incorporated の登録商標または商標です。その他すべての商標は該当する
各所有者に帰属しています。
© 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved.
Adobe Experience Manager Forms ホワイトペーパー
情報中心のセキュリティ機能を使用した
安全なコラボレーション
Adobe Experience Manager Forms ドキュメントセキュリティ機能によっ
て、機密文書を積極的に保護できるだけでなく、作成からアーカイブ保存まで、
使用をコントロール、追跡することもできます。
目次
現代のグローバルでデジタル化されたネットワーク経済社会では、企業や組織は優れた製品やサービスを迅速に、そして
2:データの機密レベルに
効率的に市場に提供しなければなりません。企業や組織は社内の他の従業員、社外のパートナー、そしてデジタル・セル
合わせてポリシーを設
定
3:共通ドキュメントファイ
ルの保護
3:ドキュメント保護作業
の合理化
4:ドキュメント利用の簡
略化
4:保護されたドキュメン
トの保存
4:保護された情報の
フサービスを通じ消費者と、頻繁に機密情報が含まれたドキュメントをやり取りしたり、またはその一部を配信したりしてい
ます。同時に、情報を常にコントロールすることがかつてないほど困難になっています。ワイヤレスネットワーク、モバイルデバ
イスの急増、クラウドサービス、BYOD の普及により、エンタープライズネットワークの外は言うまでもなく、その中ですらド
キュメント情報を保護することが困難になっています。
個人情報、社外秘、または機密情報を保護するための最適な方法は、ドキュメントにセキュリティを組み込むことです。こ
のような情報指向のアプローチでは、データセキュリティを確保するために、ネットワークやアプリケーションのセキュリティだけに
依存することはしません。最近の調査*では、IT と IT セキュリティ分野の回答者のうち 72%が、情報の機密性、完全性、
信頼性を保護するための階層化防御において、ドキュメントセキュリティが非常に重要だと考えていることがわかりました。
Adobe Experience Manager Forms は、複雑なフォームとドキュメントのやり取りを、時間や場所、デバイスに左右さ
全操作内容を追跡
れないシンプルで魅力的なデジタルエクスペリエンスに進化させます。Adobe Experience Manager Forms に含まれ
4:リアルタイムの視覚分
たドキュメントセキュリティ機能は、エンタープライズの内外、いずれであっても、情報の保存場所や移動先に関係なく、盗
析でドキュメント保護を
強化
5:サマリー
難や悪用から機密情報を積極的に保護、コントロールします。行政機関や各種業界のエンタープライズが、以下の目的
で Adobe Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能を使用しています。
• 知的財産の保護
• 機密書類を保護することで公共の安全性を維持
• 個人識別情報(PII)の保護
• コンプライアンス目標達成に役立てる
• データガバナンスと保護の指令の遵守
ドキュメントセキュリティ機能によって、機密情報を持つ組織や企業は以下が可能になります。
• データの機密レベルに合わせてポリシーを設定
• 共通ドキュメントファイルを保護
• ドキュメント保護と使用の合理化
• 保護ドキュメントの保存
• 保護された情報にかかわる全操作内容を追跡
• リアルタイムの視覚的な分析でドキュメント保護を強化
* Ponemon Institute. 2014.
『Global insights on document security(文書セキュリティに関するグローバルインサイト)』
データの機密レベルに合わせてポリシーを設定
ポリシー管理は、情報リスク管理戦略の成功に欠かせない要素です。通常、情報中心のポリシーは、実際には実行されて
いないこともある社内規程または行政規約の副産物でした。
ドキュメントセキュリティ機能により、様々な業務部門が法務、コンプライアンス、IT と連携して、デジタルドキュメントにつ
いて、情報中心のポリシー管理を実現できるようになります。また、リスクプロファイルに応じて各種クラスのドキュメントを
適切なポリシーを適用することができます。情報中心のルールを作成、管理、動的更新ができ、ドキュメントレベルでポ
リシーをコントロールすることができます。
ドキュメントセキュリティポリシーは、以下を定義するものです。
• ドキュメントにアクセスできるユーザーまたはユーザーグループ
• 保護されたドキュメントに対してユーザーまたはユーザーグループが許可されている操作(印刷、テキストのコピー、
変更、署名やコメントの追加など)
• ドキュメントに関するイベントの監査の有無
• ドキュメントの有効期間(期間または特定日までなど)
• インターネットに接続されていないときでも、ユーザーやユーザーグループが保護されたドキュメントを使用できるのか否
か、および、可能な場合、その期間
• ドキュメントを失効させることが可能か否か
• 動的な透かし(ウォーターマーク)を適用するかどうか
• 外部の承認プロバイダまたはポリシー決定ポイント(PDP)を使用するか否か
このように設定したポリシーは、ドキュメントの移動先にかかわらず、維持されます。ポリシーはいつでも変更することができ、
ドキュメントの配信後でも使用権限を取り消すことができます。ドキュメントセキュリティ機能は、知的財産、機密文書、PII
を盗難や悪用から保護します。
Adobe Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能により、ビジネスユーザーは企業の情報ポリシー
に準じた詳細なドキュメント使用ポリシーを作成することができます。
知的財産の管理
製品やプロセス設計、特許といった知的財産はドキュメントに含まれていることが多いものです。顧客リスト、企業の合併買
収に関する協議内容、マーケティング戦略ドキュメントなどの機密データも、同様です。このような情報が悪意のある人物の
2
手に渡ってしまうと、企業のブランド価値や評判を損ね、急速に競争優位性を失ってしまいがちです。Adobe
Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能を用いれば、以下が可能になります。
• 安心して機密情報を交換し、今日のグローバルなビジネス環境で、より効果的にコラボレーションを行う
ことが可能
• 情報の機密度に応じてドキュメントアクセスと使用権限をカスタマイズし、ドキュメントが企業や組織の外部に配
信された後であっても、いつでも使用を追跡し、使用権限を取り消すことができる
機密情報の管理
ハクティビズムと標的型攻撃が増加する中、世界中の行政機関がセキュリティ侵害に対する懸念を募らせています。漏えい
が偶発的か意図的かに関わらず、機密ドキュメントの開示は深刻な被害をもたらし、国家の安全を脅かす可能性もありま
す。Adobe Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能は、強力な FIPS 140 Suite B AES
256 ビット暗号化によりドキュメントを保護することができるため、多くの公的安全組織に、ドキュメントセキュリティソリュー
ションとして選ばれています。
規制情報の管理
コンプライアンスの法規制により、企業や組織は機密情報をデータ侵害から保護することを義務付けられています。不正
なアクセスから財務データ、人事データ、個人の健康情報、PII などを十分に保護しなければ、様々な重大な結果生じ
得ます。罰則として罰金、顧客の信用喪失、法的措置にかかわる費用、データ漏洩通知費用が含まれます。Adobe
Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能は、規制で定められた機密度に合わせたポリシーを実
行することを可能にし、したがって、規制環境におけるリスクと責任を軽減することができます。分類プロジェクトを完了した
組織、またはデータ損失防止(DLP)技術を導入している組織にとっては、ドキュメントセキュリティ機能は追加のメリット
をもたらします。ユーザーはドキュメントの送信先または保存先にかかわらず、規制された情報に永続的かつ動的なポリ
シーを直接、適用することができます。
共通ドキュメントファイルの保護
ドキュメントの電子的な共有は、情報を、同じ建物内だけでなく世界中のチーム、パートナー、クライアントに効果的に提供
するための一般的な方法です。一般的な共通ドキュメントフォーマットの多くに、機密情報が含まれることがあり得ます。ド
キュメントセキュリティ機能により、PDF と Microsoft Office ファイルをシームレスに保護することができます。ドキュメントセ
キュリティ ソフトウェア開発キット(SDK)によっても、設計図や製品図面など、他の種類のファイルにドキュメント保護機
能を拡張することができます。チームのメンバー、パートナー、クライアントと必要な情報を安全に共有しながら、通常の業務
アプリケーションを使用することができます。
ドキュメント保護の合理化
機密情報の機密性の維持と継続的な管理をはかることで、組織の作業効率に影響が及ぶことは好ましくありません。情
報共有は多くのビジネス上の取り組みの成功に不可欠であり、機密情報を保護するために非技術系のユーザーが新しい
ソフトウェアについて学んだり、複雑なプロセスを実行したりしなければならない状況は避けるべきです。
Adobe Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能により、Microsoft Office や Adobe
Acrobat のユーザーは、ドキュメントに含まれている情報をネイティブに保護することができます。ビジネスユーザーはネイティ
ブ アプリケーション内からドキュメントを保存しながら、使用ポリシーをドキュメントに適用することができます。ユーザーは、あ
らかじめ定義された組織のセキュリティポリシーを単にメニューから選択したり、アクセスや使用の権限をカスタマイズした新し
いポリシーを作成したりすることができます。その後、ドキュメントにセキュリティポリシーを適用し、ドキュメントを保存します。ド
キュメントセキュリティ機能は LDAP または Microsoft Active Directory サーバーを使用して、各グループの権限特性
と企業ポリシーを自動的にマッピングします。また、カスタム サービス プロバイダーインタフェースにより、企業や組織は他の
ユーザードメインに対する認証を行うことができます。ドキュメントセキュリティ機能はシングルサインオン(SSO)、公開鍵イ
ンフラストラクチャ(PKI)、さらには米国政府が使用している Common Access Card(CAC)および Personal
Identity Verification(PIV)、ベルギー国民向けの eID カードなど、行政機関が使用しているシステムを始めとする
強力なユーザー認証システムと連携します。
3
機密ドキュメントを手動で保護する以外に、Adobe Experience Manager Forms 内の他の機能により、ドキュメント
管理システム外に出る PDF 報告書やドキュメントなど、大量の、またはシステムによって生成されたドキュメントを、自動的
に保護することもできます。ドキュメントセキュリティ機能は、ドキュメント管理システムの認証およびポリシー管理を使用して
ドキュメントを保護します。
ドキュメントセキュリティ機能は、ドキュメントアプリケーション内から、永続的なセキュリティポリシーを適用し、オンライン、オフ
ラインを含むあらゆるチャネルを移動するドキュメントを保護します。
ドキュメントの使用を合理化
認定ユーザーが保護ドキュメントにアクセスするのは簡単です。無償かつユビキタスな Adobe Reader や Adobe
Reader モバイルアプリを使用して、保護されたドキュメントにアクセスできます。Microsoft Office ユーザーの場合は、
Microsoft Office 用に提供されている無償のドキュメントセキュリティ拡張機能を使用すれば、保護された Office ドキュ
メントにアクセスを試みると、自動的にドキュメントセキュリティサーバーに通知されます。セキュリティポリシーの定義内容に
よっては、認定ユーザーであっても、文書にアクセスするためにユーザー名とパスワード、スマートカードなど、他の認証情報が
必要となる場合があります。
ドキュメントの受信者をサポートするため、ドキュメント作成者はファイルにアクセスできないユーザー向けに、カスタマイズさ
れたメッセージを作成できます。たとえば、レビュー担当者がコメントを求めて同僚にファイルを転送する場合、その同僚を、
ヘルプデスクやファイル作成者に誘導し、アクセス権をリクエストすることもできます。あるいはドキュメントを変更した場合、
作成者は旧バージョンを開いた受信者に対してアラート通知し、最新バージョンへのハイパーリンクを提示することができま
す。
保護ドキュメントの保存
ドキュメントセキュリティ機能は Adobe Experience Manager Sites(サイト)、Assets(アセット) 、その他のエン
タープライズ コンテンツ管理(ECM)システムと連携することで、ビジネスユーザーが、一元化されたレポジトリ内で保護ド
キュメントを簡単に検索、保存し、イントラネットや Web ポータルで認定ユーザーと一部の保護ドキュメントを共有すること
を可能にします。
Adobe Managed Service である Adobe Experience Manager Forms のドキュメントセキュリティ機能は、クラウ
ドにも対応しており、Amazon Web Services を用いて、プライベートなシングルテナントアーキテクチャで、安全に導入す
ることができます。
保護された情報の全操作内容を追跡
情報中心のポリシーを実装する場合、企業や組織のもっとも重要な機密情報に誰がアクセスしているのかを追跡するこ
とが大切です。ドキュメントセキュリティ機能はドキュメントに誰がアクセスしたのか、そしてどのような操作(閲覧、編集、コ
ピー、印刷など)を行ったのかを記録します。新しいバージョンの作成など、作成者による操作や、ポリシーに対する管理
操作も監査の対象になります。監査証跡によって経営管理者は機密情報の使用状況を監視し、ポリシーに従ってのみ、
情報が使用されていることを証明することができます。このデータは社内の監査要件や、法規制の遵守目標達成に役立
ちます。
リアルタイムの視覚分析でドキュメント保護を強化
ドキュメント保護の効果を追跡することはきわめて重要ですが、入手した情報を基に迅速な対応を行うことにより、コンプラ
イアンスに対する姿勢やビジネスパフォーマンスをさらに改善することができます。企業や組織は Adobe Analytics Data
Workbench(データワークベンチ、旧 Adobe Insight)機能を使用して、Adobe Experience Manager
Forms に取り込んだ、常時変化する大量のドキュメントセキュリティデータの収集、処理、迅速な分析を行うことができます。
強力な可視化により、すべての保護ドキュメントをリアルタイムかつ総合的に確認できます。ユーザー、ドキュメントポリシータ
イプ、ドキュメントに対する操作、地域などで分類されたデータによって、機密情報の使用状況を完全に把握することができ
ます。このデータから、アクションに結び付くインサイトが得られ、それを主要な関係者と容易に共有することもできます。たと
えば、特定の認証方法を使用しているユーザーは、保護ドキュメントの使用数が少ないこともあり、追加調査が必要になる
場合があります。あるいはユーザーが大量をドキュメントを印刷している場合など、疑わしい操作を検出した場合は管理者
に積極的にアラートを送信することもできます。
Adobe Analytics の Data Workbench(データワークベンチ)機能は、保護ドキュメントをリアルタイムに追跡します。
サマリー
機密情報の漏えいは、企業や組織の信用、コンプライアンスに対する姿勢、競争力を損ねる可能性があります。今日のグローバル
な経済環境で成功を収めるため、政府機関や企業はクライアント、ビジネスパートナー、従業員や職員とデジタル化された機密情
報を 24 時間、365 日、いつでも効率的に交換できる必要があります。情報リスク管理戦略の策定により、企業や組織は一貫
性があり、反復可能な方法でリスクを理解し、優先付けし、リスクプロファイルと保護レベルを合致させたソリューションを追求すること
が可能になります。ドキュメントセキュリティ機能は、あらゆる情報リスク管理戦略の主な柱の一つに位置づける必要があります。
Adobe Experience Manager Forms に含まれたドキュメントセキュリティ機能によって、情報の保存先や送信先にかかわらず、
PDF および Microsoft Office ドキュメント内の機密情報を、ビジネスポリシーに従って積極的に保護およびコ管理することが可
能になります。詳細な監査証跡ならびに Adobe Analytics 内の Data Workbench (データワークベンチ)機能の連携によ
り、企業や組織は世界中でのドキュメント使用状況を、視覚的に追跡し、リアルタイムデータに基づいて確固たる行動を起こすこと
ができます。
詳細お問い合わせ先
www.adobe.com/go/aemforms
Adobe Systems Incorporated
345 Park Avenue
San Jose, CA 95110-2704
USA
www.adobe.com
Adobe と Adobe のロゴ、Acrobat および Reader は米国およびその他の国における Adobe Systems Incorporated の登録商標または商標です。その他すべての商標は該当する各所有者に帰属しています。
© 2015 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in the
USA.