医博甲390湶 孝介

別紙様 式第 7号 (第 14条 関係 )
学位論文審査 の結果 の要 旨
※
整理番号
あわら こ うすけ
孝介
潔
ふ りがな
氏
名
薄型 フィルム状 で多層 カーボンナ ノチ ュープ を使用 した脳外科手術 に
有用な脳波竃極
学位論文題 目
hn‐ こと
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Carb04 na40ねbes臼 時eJ隆期持e foF rletユ roswg岬
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審 査 委 員
主査
松岡 達
副査
深澤
有吾
副査
菊田
健 一郎
独
姻
塗
詠 湯有考
掬 はオ凌
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│つ
⑤
本研究は多層 カー ボンナ ノチ ュー プ (mdと wallcd carbon manottesIMWCNT)を 用 いて
脳波竃極 を作製 し、その有用性 を検証 したもので ある。研究者 が作製 した新規電極は、
神経系 に侵襲が及 ぶ外科手術 を安全に行 うために必須 とされてい る電気生理学的モ ニ
タ リングを術 中 CT、 MRI、 X線 装置 と併用できることを 目的 としてい る。新規電極 の
作製 方法はすでに医学応 用 されてい る樹脂 (poly‐ methyl― methacrylate)に MW③暉 を混
合 し、超音波 を照射 し均 等に分散 し電極 とした。電極特性は 4端 針法で測定 し、濃度
月された。MW③げ 濃度 が 50%を 超 えると電
依存 的に体積電気抵抗は減ず る こ とが証 置
極 は脆 くな り、安定 して測 定す ることが 困難 で あ る こ とが判 明 した。 MWOWを
10第 0%濃 度 に したそれぞれ の電極 で聴性脳幹反応 を測定す ると、 シール ドルー ム内で
は誘発電位 が明瞭に測定 され る ことが証明 された。20%濃 度 の電極 が もつ とも柔軟 に
頭皮 に接触 し、安定 した測定が可能である ことが分 かつた。新規電極 は重 さ 25m恵 、厚
さ 250μ mで あ り、従前 の A8/AgCl皿 篭極 の 1/10以 下 とい う薄型 で軽量な電極が作製 さ
占付 した成人 ボランテ ィアで CTや MRIを 撮影 し、
れ た。術 中画像 との併用は本電極 を員
画像 を評価 した。蠅 塊 Cl皿 電極 では画像 のゆがみ (ア ー チ ファク ト)が 生 じたが、
本電極 ではアー チ フ ァク トは皆無 で直下 の脳組織 の評価 が可能であつた。聴 性脳幹反
応 のみな らず、体性感覚誘発電位、視覚誘発電位 も A3/AgCと 皿電極 と同等 の潜時 に波
形 が得 られた。新規竃極はイ ンピー ダンス も 5KΩ 以下で 1時 間の測定中に上昇 はなか
つた。聴性脳幹反応、体性感覚誘発電位、視覚誘発電位波形 の基準振幅は各 々0,63±
0,08,V(0.64± 0.0如 離 AyAgCi皿 竃極)、 0.53± 0.20μ V(0,67± 0.16μV)、 4.89± 1.08,V
(5,83± 0.06μ V)で あ り、従前 の ね
げ義βl皿 電極 と同等であ つた。す なわち、従前 の
Ag/AgCl皿 電極 における X線 不透過 の弱点を克服 し、非金属 で MRIに も使用 で きる点、
有用性 が高 い。皮膚障害 がな いこ とも確認 した。 カーボンナ ノチ ュープの吸入 で毒性
が報告 されてい るが、新規竃極は理論 上飛散せ ず、なお かつ毒性 の高い金属製 の触媒
も使用 してい ないため安全 と考 えられ る。本竃極は薄 く手術操作に干渉せ ず頭皮 に密
着 し、画像 上 のアー チファク トもない。 大量生産 も容易 である。本研究 は新素材 で篭
極作成す る手法、そ の基本特性、生体電気 生理学的検討、実際 の臨床応用 を視野 にい
れた手術室内、集 中治療室内 での生体電位測定、術 中画像装置 との整合性な ど、臨床
応用に直結す るデー タが得 られてい る。今後 の発展性 も望 める。本大学院研究 として
十分な レベル に達 してお り、医学博 士 を授受す るにふ さわ しい と思われる。
(平 成 27年 3月 5日 )
別紙様 式第 3号 (第 14条 関係 )
最終試験 の結果 の要 旨
※
ふ りがな
氏
名
敷
ェ 理番 号
あわ ら こ うすけ
孝介
繰
薄型 フィルム状で多層カーボンナノチ ューブを使用 した脳外科手術に
学位論文題 目
有 用 な脳 波 竃 極
TMと 五lm
eicc営oemcep協lo♂ mぃMc eiectrodesllsng mdi‐ walied
査 査 査
主 副 副
carbo■ na40tubes aFe dmXttve fOr 4eRttrosuFg岬
審 査 委 員
口
松岡 達
深澤
菊 園 健 一郎
均口/1定「下友│
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頭
により,学位論文を中心 とした関連分野について試聞
上記 の者 に対 し
,
筆
合
有吾
マ
ゑ 咽 ≧
罪 孝 痛み
_
答
格
を行 つた結果
と判 定 した 。
不合格
(平 成
27年 3月 5日 )