年7月にかけて実 施 平成 年度経営実態 調査結果報告書を発表 年3月~ 年度の経営実態アンケート調査結果報告書を発表しまし 全圧連経営委員会は今般、 平成 した、平成 た。 11 万 2,779 m3 11 万 9,186 m3 ポンプ車 1 稼働あたりコンクリート圧送量 77.4 m3 75.2 m3 78.7 m3 1 m3 あたり売上高 1,432 円 1,507 円 1,552 円 1 m3 あたり労務費 607 円 594 円 617 円 330 円 361 円 442 円 389 万円 394 万円 414 万円 52.2% (29.1%) 53.8% (33.8%) 51.1% (32.6%) 平成 準の 年度の決算状況については、「プラス」と回答した企業は昨年度と同水 ・0%となりました。 ・4%(2・2%減)であり、決算が「マイナス」と回答した企業は近年 大幅に減少傾向にあり、本年度調査では 圧送従事者の社会保険加入状況について 訴えていく活動を、会員の皆さまと協力し、強く推進していきたいと考えており 未加入 した が 、 外国 人 実習 に対し、設備更新と技能者育成・確保のための受注料金適正化への理解と協力を いないことから、業界の原価意識の改善に努めるとともに、発注者や元請会社等 あり、コンクリートポンプ車の更新や圧送従事者の賃金も大幅な好転には至って 善傾向が見られるものの、若年層の技能者不足・技能者の高齢化は深刻化しつつ 今回の調査結果を受け経営委員会では、各社の圧送売上高、受注量はともに改 13 ます。 一部加入 えて い る こと か ら、 図4 若年 の 新 規入 職 者の 確保 が 改 善傾 向 にあ ると は 言 い難 く 、将 来の 技 能 者不 足 ・技 能継 承 は 依然 と して 危ぶ ま れ る状 況 にあ ります。 また、保有するコ ンク リ ー トポ ン プ車 の車 歴 に つい て は、 年以上経過した ・ 車が 昨 年 度調 査 より 2・7%減の 1% 、 一 方5 年 未満 ・ の車 は 昨 年度 調 査よ り4・8%増の 3% と な り、 徐 々に ポン プ 車 の更 新 が進 んで い る こと が 伺え ます。しかしながら、 年以上経過した 車は 依 然 とし て 半数 以上 を 占 めて お り、 老朽化によるブーム ・3%、厚生年金 社会保険の加入状況については、圧送従事者を健康保険へ「全員加入」 折損などの重大労働災害の発生が懸念されます。 26 生の 人 数 が大 幅 に増 【1面】 ・平成 年度経営実態調査結果 報告書を発表 【2面】 ・第 回経営委員会を開催 ・新規入職者の確保・育成・定着に 関するアンケート調査報告書を 発表 11 万 9,603 m3 させている企業は、昨年度調査から9・2%増加し ・4%となりまし 100.0% 80.0% 60.0% 40.0% 2.4% 16.3% 全員加入 4.8% 17.7% 1.2% 10.8% 88.0% 労働保険 ・7%) 1,335 万円 63 10代 2.1% 60代 11.2% 今回の調査では、全国の会員圧送会社のうち255社( 1,174 万円 保険へ「全員加入」させている企業は6・9%増の 40代 28.8% 50 から回答を得るという、高い回答率を達成することができました。表 1,255 万円 圧送従事者の年間給与手当 1は、主な調査項目の過去3年間の推移です。 1社あたりの年間完成工事高(圧送売上高)の平均は1億4千34 7万円と、一昨年度からの東日本大震災の復興需要、全国的な工事需 10.8 人 た。建設業界における社会保険未加入対策の効果が現れていると考えら 図4 圧送従事者の社会保険加入状況について 図3 保有コンクリートポンプ車の車歴について(全国) 要増の影響を引き続き大きく受け、昨年度調査から約95万円の増と なりました。しかしながら、ピーク時の平成4年の年間完成工事高(1 億5千940万円)からは約1千593万円減少した状態となってい ます。圧送従事者1人あたりの年間完成工事高(圧送売上高)の平均 は1千335万円と、昨年度調査より約161万円の増加となりまし 万9千186㎥と、 10.9 人 れます。各種保険制度への加入は、企業にとっては大きな経費負担とな 20.0% 保有コンクリートポンプ車の車歴について た。 1社あたりの年間のコンクリート圧送量は、 ・7㎥と増加傾向が見られます。 昨年度より約6千407㎥増加し、コンクリートポンプ車1回稼働あ たりの圧送量も 圧送経費は依然として上昇傾向にあり、コンクリート1㎥あたりの ・5%)と 売上高1千552円に占める燃料油脂費・消耗部品費・コンクリート ポンプ車の修理修繕費などの合計は約442円/㎥(約 なっています。 コン ク リ ー ト1 ㎥ あ た り の売 上 高 に 占め る 労 務 費 も緩 や か な がら ・8%)という結果となりました。 年度調査以降400 10.0 人 10 年以上経過のポンプ車の割合 (うち 15 年以上経過車) 圧送従事者の年齢について 図2 図1 過去 23 年間の圧送工事売上高の推移 81.3% 健康保険 10年以上 15年未満 18.5% 7年以上~ 10年未満 17.3% 1 億 4,347 万円 りますが、現場従事者への福利厚生の充実を図り、技能者の育成とコン 図1 過去23年間の圧送工事売上高の推移(全国) 77.4% 厚生年金 5年以上~ 7年未満 10.2% 上昇傾向にあり、約617円( 圧送従事者への年間給与手当の平均額は、平成 万円を下回る状況が続いておりましたが、本年度調査では414・2 万円と、5年ぶりに400万円を上回りました。 ・8人とほぼ横 90 51 21 0.0% 図3 減少傾向が続いていた圧送従事者数は、1社平均 60 表1 主な調査項目の過去3年間の推移 プライアンスに努める専門工事業者が、受注において評価されていく時 代へと変わりつつあります。 70 20年以上 11.4% 15年以上 20年未満 21.2% 5年未満 21.3% 30代 22.5% H11年 11,382万円 H23年 12,269万円 H21年 12,722万円 図2 圧送従事者の年齢について(全国) (指数) 10 26 1 億 4,252 万円 51 1 億 3,466 万円 m3 あたり圧送経費(燃料・消耗品・修理修繕) 56 -主な記事- 平成 26 年度 1 社あたり年間コンクリート圧送量 26 東京都千代田区神田須田町 1-13-5 藤野ビル7階 電話 03-3254-0731(代) URL http://www.zenatsuren.com/ 平成 25 年度 1 人あたり年間圧送売上高 20代 16.6% 50代 18.8% 80 78 発行 (一社)全国コンクリート圧送 事業団体連合会 経営委員会 平成 24 年度 1 10 77 81 28 H26年 14,347万円 H19年 15,704万円 H4年 15,940万円 100 10 1 社あたり圧送従事者数 27 11 22 39 1 社あたり年間圧送売上高 26 20 調査項目(全国平均) 26 ばいの状況です。今回、 歳代以下の圧送従事者の構成比率が全技能 者の ・7%と、全圧送従事者中の5分の1弱の比率まで増加しま 18 ( 1 ) 第18号 経営委員会通信 2015年10月 経営委員会通信では、会員の皆さまからのご意見・ご要望を募集しております。よりよい情報誌面となるよう努力してまいりますので、今後とも経営委員会通信を どうぞよろしくお願いいたします。 全圧連経営委員会WG(ワーキンググループ)一同 検索 建退共 新規入職者の確保・育成・定着 に関するアンケート調査報告 書を発表 20 34 221万円 15年 117万円 155万円 10年 78万円 94万円 回経営委員会を開催 、東京都千代田区) ◆新規入職者の確保・育成・定着に関するアンケー ト調査結果について 昨 年 月 か ら 実 施 し ている 掲 題 の アン ケ ー ト調 査の集計分析内容につき協議。掲題の施策を検討す る基礎資料とすること、また会員企業における新人 の確保・育成と定着に活用できる資料づくりを行う ことが話し合われました。 12 第 (7/ 10 第 回経営委員会が7月 日(金)、東海大学校 友会館(東京都千代田区霞が関)にて開催されました。 ◆4週8休制の実現に向けた周知啓発策について 若手入職者の確保・育成、圧送従事者の処遇改善、 労災防止への寄与を目的として継続審議している、 変 形 労 働 時 間 制 を 活 用し た 4 週 8 休 制 導 入 の推 進 を 周 知 啓 発 す る リ ー フレ ッ ト 案 に つ い て 協 議を 行 いました。本施策の実現には元請や関連業界の理解 が重要ですが、時間外労働への割増賃金等の適正な 支給など、従業員の時間管理を適正に行う企業体制 への変革が必要不可欠となることが、今後乗り越え るべき課題として話し合われました。 156万円 特 ※退職金額は、1年につき、310 円( 1日) ×2 1日( 1ヶ月)× 12 月( 1年) の掛金を納めたときの金額です。 ※1 万円未満は、四捨五入しています。 (国の助成によ り掛金の一部が免除) 全圧連経営委員会では、昨年 月より会員企 業を対象に実施した「新規入職者の確保・育成・ 定着に関するアンケート調査報告書」を発表し ました。 建設産業におきましては、技能労働者不足は 喫緊の課題であります。ゼネコン団体の日本建 設業連合会(日建連)が本年3月に発表した長 期ビジョンでは、現在の建設技能労働者343 万人が今後の生産年齢人口の急激な減少によ り、2025年までに128万人減少すると試 算されています。 日建連では、今後の建設・維持修繕需要をま かなうために、2025年までに現在 歳以下 の若者を中心に 万人(うち女性 万人以上) の建設技能労働者を新たに確保・育成し、併せ て 生 産 性の 向上 に より 万 人 規 模の 省力 化 を 図ることを目標に掲げております。 293万円 20年 一日 310円 310円 一日 35 圧送業界においても技能労働者不足は深刻さ を増しております。この調査報告書は、圧送業 における新人従業員の確保、教育指導方法や辞 職の事由、定着策などに関する実態を把握し、 業界における従業員の確保・育成・定着のため の施策の検討資料とするとともに、会員各社の 新人教育・指導、定着率の向上に資する一つの 資料として活用いただくことを目的としており ます。 195万円 建設業の現場で働く方 建設業の現場で働く方 建 退 共のホームページを 是 非 、ごらん下さい。 建設業退職金共済事業本部 TEL 03-6731-2866(ダイヤルイン) FAX 03-6731-2895 372万円 25年 ●掛金は ●掛金は 〒170-8055東京都豊島区東池袋1丁目24番1号 ( ニッセイ池袋ビル) 独立行政法人 勤労者退職金共済機構 461万円 234万円 ◎法律に基づき運営される国が作った制 度 ◎建退共加入は「経営事項審査」で加点評価 ◎国からの財政上の支援 長 (加入労働者ひとり) (加入労働者ひとり) 273万円 30年 ● 対象となる労働者 ●対象となる 労働者 (各都道府県の建退共支部で加入) 35年 ◎複数の企業間を就業しても通算して退職金を支給 ◎加入の手続きは簡単 563万円 (損金または必要経費に算入できます) 退職金額 312万円 ◎掛金は全額非課税 掛金総額 40年 建設工 事の第一線で働く優秀な人材確保 にも寄与 ! こんなに有利 ! 建退共への加入のおすすめ 掛金納付年数 ●17万建設事業所が加入、310万人の建設現場の就業者が退職金支給対象となっています。 ●これまでに累計で225万件、1兆6,004億円の退職金を お支払いしています。 (平成27年8月末現在) 建設業を営む事業主 建設業を営む事業主 福祉の増進と企業の振興のための国の退職金制度です ● 加入できる事業主 ●加入できる 事業主 90 す で 間 月 化 強 進 促 入 加 は 月 0 1 建設業界の皆様へ 12 ◆経営委員会WG委員の選任について 新たな経営委員会WG委員として、長谷川恭裕氏 (東海)の就任が満場一致で可決されました。 第51回経営委員会の様子 10 51 ◆平成 年度経営委員会事業計画について 委員会審議を経て通常総会で承認を経た、本年度の 経 営 委員 会事 業 計画 に基 づ く事 業推 進 を申 し合 わ せ ました。 1.経営革新および経営の戦略化のための事業 …経営ハンドブックの改訂と活用推進、単協に よる共同事業活動の推進支援、経営実態調査の 実施と調査報告書活用、など 2.取引価格の適正化に向けた事業 …技能者確保・設備更新に向けた恒常的な取引 価格適正化・定着化のための活動、各種附帯料 金の確保と単価積算に関する研究、市場単価の 改善化に向けた活動、など 3.労働環境および労働条件の改善、福利厚生の向 上に関する事業 …新規入職者の確保・育成・定着、圧送従事者 の適正賃金確保、週休2日制の実現に向けた施 策の研究と推進、社会保険加入促進、全圧連福 祉共済制度の加入促進、など 4.全圧連組織の拡大・活性化 …未加入 ・未組織地域 の加入に 向けた活動 、 単協~全圧連間の連携強化、など 5.事業推進のための会議の開催 …経営委 員会およびワ ーキング グループ会 議 の開催 (於:7/10、東海大学校友会館) 51 27 ◆建築工事市場単価の改善等に向けて 建築工事市場単価(物価本)の掲載単価に実勢をよ り正確に反映させるべく、低迷している調査票の回答 率 向 上に 向け た 記入 要領 の 配付 等の 活 動を 行う こ と を協議しました。 建築工事市場単価については、調査機関である建築 コスト管理システム研究所・建設物価調査会との意見 交 換会を 4月 日 に開催し 、物価 本掲載 内容の問 題 点などに関する改善要望を行っております。 24 ( 2 ) 第18号 経営委員会通信 2015年10月 経営委員会通信では、会員の皆さまからのご意見・ご要望を募集しております。よりよい情報誌面となるよう努力してまいりますので、今後とも経営委員会通信を どうぞよろしくお願いいたします。 全圧連経営委員会WG(ワーキンググループ)一同
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