「愛宕小学校」学校だより 【 平成27年3月25日(水)発行 】 本年度のご理解とご支援に感謝いたします 校 長 冨 澤 将 志 本日をもちまして平成26年度の教育活動を終了することができました。保護者・地域 の皆様方には深いご理解と細やかなご支援をいただき,大きな成果を得て本日を終えるこ とができました。 3月19日(木)には皆様方に見守られながら77名の卒業生が巣立っていきました。 また,本日の修了式で5年生以下の児童からは当該学年の学習活動を終え,進級への心構 えを確かなものにしようとする雰囲気を感ずることができました。 今年度は「よく考え 互いに学び合い 高め合う 子どもの育成」を重点目標に教育活 動を展開させていただきました。年度当初から「確かな考えをもつことができる聴き方, 見方」を促す合い言葉として「しっかり」,「よりよいものを生み出すため,互いに自分 の意見を主張し高め合う」ことをねらい「はっきり」を合い言葉としてきました。 とりわけ全校の行事では,どの学年も,驚くほどに集中し「しっかり」を実践すること ができました。また,大勢の前での表現活動には「はっきり」を意識し自信をもって,発 表したり進行したりする姿が見えました。大きく成長した点として嬉しく思っております。 愛宕小学校の伝統(本校の不易)とも言える児童の素直さは,まだまだこれからの成長 に期待できる面をたらしているので,学習面・生活面での一層の高まりを次年度の重点に 入れ継続的に,はぐくんでいく計画をしています。 本年度,本校にいただきましたご理解とご支援に深く感謝いたします。新年度は,構成 メンバーは新たになりますが,また,全校体制を組んで,児童の指導や支援に尽力いたし ますので,今後ともよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。 今回の人事異動で,11名の教職員が退職・転出いたします。それぞれ勤務した年数は違 いますが,皆様には大変お世話になりましたことに心から感謝申し上げます。業務吏員を除 く職員から御挨拶させていただきます。 教 頭 桑原 啓成 旭川市立啓明小学校へ 明るく素直で元気な愛宕っ子から,たくさんのエネルギーをもらいました。また,保護 者をはじめとする地域の皆様方に支えられ,充実した日々を過ごすことができました。本 当の「愛」のある学校,愛宕小学校で勤務できたことを幸せに感じています。次の学校で も,愛宕小に負けない素晴らしい学校にするために尽力します。ありがとうございました。 教 諭 斎藤 千尋 鷹栖町立北野小学校へ 毎朝「おはようございます。 」というアプローチや廊下で出会う愛宕っ子たちの笑顔いっ ぱいの元気な声を聞くのが,とっても楽しみでした。また,6年間特別支援学級の担当を していたので,いろいろな交流学級に入って活動することも多く,子どもたちの優しい一 面をたくさん見ることができ,素晴らしい時間を過ごすことができました。保護者の皆様, 地域の皆様,いつも温かいお言葉やご協力をいただき本当にありがとうございました。 教 諭 南雲 慎一 旭川市立永山小学校へ 6年前,異動と同時に担任した1年生が,先日立派な卒業生となり巣立ちました。温かい 地域の方々や保護者の皆様に見守られながら,元気で素直な愛宕っ子と過ごした6年間は, 一日一日が本当に充実した6年間でした。新任地でも愛宕小学校で過ごした日々を胸に,一 生懸命頑張ります。本当にお世話になりました。 教 諭 大山みのり 上川町立上川小学校へ 7年間お世話になりました。着任した年は5年生の担任で,愛宕小学校に慣れるまで,右 往左往していたことがついこの間のことのように感じられます。7年間で職員はほとんど入 れ替わりましたが,愛宕小学校の温かい雰囲気は今も昔も変わりません。新天地では,初心 に返って頑張りたいと思っています。今までありがとうございました。 教 諭 松永 修平 美深町立美深小学校へ 「愛宕小学校っていいなぁ」と感じます。子どもたちのことが大好きな職員,とても協力 的な保護者の皆様,地域の皆様,何事にも一生懸命頑張ることのできる子どもたち・・・, 愛宕小で勤務できたことを幸せに感じます。愛宕小と地域の皆様のご多幸を祈りながら,新 天地に向かいます。頑張ってきます。今までお世話になりました。ありがとうございました。 教 諭 古屋敷あかね 占冠村立占冠中央小学校へ とても元気で明るい笑顔の輝く愛宕っ子と共に過ごした4年間は,あっという間で,私に とってとても貴重なものです。一生忘れることのない思い出がたくさんできました。それを 温かく支えてくださった教職員,保護者,地域の皆様,そして何より子どもたちに感謝の気 持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 期付教諭 牧野 修士 期限満了につき退職 市内小学校で再任用予定 愛宕小学校には3年間勤務しました。私は,お休みした先生の代わりに授業をしたり,算 数のTTやコース別学習を担当したりと,全学年に関わりとても幸せな時間を過ごさせてい ただきました。愛宕小の子どもたちは,とても素直で明るく,毎日そんな子どもたちから, パワーをたくさんいただきました。ありがとうございました。 補助指導員 入江 陸也 雇用期間終了 永山小学校で30人学級指導教員として採用 あっという間の11ヶ月でした。私にとって初めての学校での仕事でした。振り返ると, 至らないことばかりで,皆さまにはご迷惑をおかけしました。それでも,優しく接してくだ さった周りの方々や,子どもたちのおかげで,楽しく仕事を続けることができました。本当 に,ありがとうございました。愛宕小で学んだことを生かし,新しい学校でも一生懸命がん ばります。 図書指導員 大垣 一美 旭川市立朝日小学校へ 愛宕小学校の図書室に勤め,充実した日々を送ることができ,気が付けば5年 が過ぎていました。愛宕っ子は,本当によく図書室を利用してくれます。私は, そんな子どもたちの顔を見るのが楽しみでした。これからもたくさんの本に触れ 合い,心豊かな愛宕っ子であることを願っています。多くの方々に大変お世話に なりました。ありがとうございました。 昨年末に実施した「よりよい学校づくり」のためのアンケート結果について御報告いたします。 今年度実施したこのアンケートは,年間2回(7月と12月に実施)の学校評価(職員による自己 評価)の客観性を図るための資料として,保護者・児童のみなさんに,ご協力いただきました。概 ね,7月以降の手立ての成果を評価する結果であり,特に,あいさつの取組については,具体的な 改善が図られているということを感じることができました。 また,その結果を受け,3月6日に,学校評議員会(学校関係者評価委員会)を開催いたしまし た。この会では,学校が行った「自己評価」や今後の改善方策の適切さについてご意見を伺うとと もに,新年度の学校運営について,評議員(学校関係者評価委員)の方々からご助言をいただきま した。中でも,本校の課題である学力向上について,一昨年からの本校の取組に対して評価してい ただいたと同時に,子ども一人一人に確かな学力を身に付けさせるため,すべての教育活動におい て,見通しをもって進め,振り返りを重視していくことが重要であるというご意見をいただきまし た。学力向上については,次年度も学校運営の重点課題として位置付け,具体的に取組を強化して いきます。また,経年の課題である「キャリア教育の具体的な取組の推進」についても,重点課題 として位置付け,取り組んでいかなければなりません。 アンケート集計結果 (ポイントは4点満点の平均値です) 項 1 2 3 4 5 6 7 8 目 1日に一回は歌声を! 「一人一人が自ら声をだすこと」「歌うことに一生懸命になること」「心を合わ せて声を合わせること」「歌に思いを乗せること」などを通して,自分たちで創 り上げたハーモニーを味わい,合唱から生まれる何かを感じ,自分の心を豊かに する活動を推進することができたか。 総合的な学習の時間の改善! 探究的な学習の構築と次年度に残す記録化を図ることができたか。また,各単元 のねらいを意識し達成する授業を構築することができたか。 普遍的な学びの構えの定着! 学習規律を徹底し,45分の授業時間の充実を図り,確かな学力の育成の基盤づ くりができたか。 心を育てることをめざそう! 「道徳の時間」の基本的な学習過程を意識し,子どもたちの多様な考えが表出さ れるような指導の改善を図り,望ましい価値観と実践力の育成を図ることができ たか。 一人一人の人間的な育ちに目を向けて指導を続けよう! すべての子どもたちが,「気持ちの良い,さわやかなあいさつ」ができるような 指導の徹底を図ることができたか。 全職員が研修をし,職員同士が積極的な連携をしよう! 通常学級においての指導と特別支援学級においての指導の連携をはかることがで きたか。 清掃は心を磨く授業! 清掃活動の充実による人間形成及び人間関係づくり 毎日の清掃を通して「勤労の価値観」「協力」「分担」「美的感覚」「思いやり」 等を教えることができたか。 恵まれた空間を生かそう! 余裕教室の効果的活用 不要物品の廃棄,整理整頓,有効活用を計画的に進めることができたか。 教員 教員 7 月評価 12 月評価 3.3 保護者 児童 3.0 3.6 3.2 2.7 2.9 3.4 3.4 2.7 3.0 3.4 3.3 2.9 2.8 3.4 3.2 3.0 2.8 3.3 3.2 3.3 3.2 3.2 3.7 3.1 3.0 3.6 3.6 3.4 3.8 【12月実施時において取組が不十分であるという評価になった項目の改善策について】 体験することが目的となっていて, 「探究的な学習」になっていなか ったり,図書室やインターネット等で調べた内容を模造紙等に書き写 すだけの活動にとどまっていたりする授業が見られました。これらの 課題を改善するために,体験活動などを通した「課題の設定」「情報 総合的な学習の時間について の収集」 「整理・分析」 「まとめ・表現」の4つの学習過程をしっかし り意識した学習を展開していきます。また,一連の学習活動を通して 新たな課題を見付け,さらなる問題の解決を始めるなど,探究的な学 習を何度も繰り返すことができるようにするために年間指導計画の 改善を図ります。 教師の一方的な指導や一問一答の繰り返しなど,子どもが自分自身に ついてより深く見つめたり,人間としての生き方について深く考えた 道徳の時間について りすることができない授業が見られました。今後の道徳の教科化を見 据え,「私たちの道徳」を年間指導計画に位置付けて計画的に活用し たり,子どもの悩みや心の揺れを引き出す授業になるような工夫した りしていきます。 アンケートの結果では, 「挨拶ができている」と感じている子どもや 保護者が多いという結果になりましたが,教師の評価はそれほど高く ありません。「挨拶はしているが,下を向いていたり,声が小さかっ たりする」「教師も目指す挨拶の姿になっていない」というコメント がありました。これらの課題を解決するために,毎月の生活目標の見 挨拶の励行について 直しを図り,日常的に挨拶に対する意識を高めていくようにします。 教師自らが気持ちのよい元気な挨拶をするように心がけ,子どもたち に継続的な指導をしていきます。委員会活動と連携して,挨拶運動の 充実・改善を図ります。また,各学級の実態をとらえ,道徳の時間や 学級活動の時間など,意図的に挨拶について話し合う時間を設けるよ うにします。 【学校関係者評価委員会で検討された課題点について】 従来のキャリア教育は,職業観や勤労観を教えることでした。ところが, 現在は社会情勢の変化などに伴い,自分らしい学び方・働き方・生き方 を考え,その人の「一生」をどうデザインするかという意味で使われる ようになっています。つまり, 「どう働くか」から「一度しかない人生(ラ イフ)をどう生きるか」を考えることに,キャリア教育の定義がシフト しています。しかし,多くの保護者の皆様は,従来のキャリア教育観を キャリア教育 もち,お子さんが「仕事につくこと(就職) 」がキャリア教育のゴールだ と考えがちではないでしょうか。学校では,子どもたちが働くことに夢 をもち,生きることに楽しさを感じる,キャリア教育の実践に努めてい きます。そのために,キャリア形成の土台となる基本的な生活習慣の 確立や,友だちとの関わりを通して育まれる他者に働きかける力やル ールや約束を守る力,協力して取り組む力を,家庭との連携を強化し て充実を図っていきます。 ※なお,アンケートでいただいたその他のご意見については,次年度「学校説明会(平成 27年度の学校の取り組みについて説明する会) 」において,回答させていただきます。
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