Brochure: 節税効果を考慮したサプライチェーン

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節税効果を考慮したサプライチェ
ーンマネジメントと移転価格
節税効果を考慮したサプライチェーン(Tax-efficient supply
chain, TESC)の分析は、サプライチェーン、国際税務、及
び移転価格のマネジメントの調和を図りながらプランニン
グを進めます。
TESCのプランニングは、事業上のゴールと税務上のゴールを一
致させることにより、事業コスト及び税務コストの削減機会を特定
するだけでなく、OECDによる国際的な税務運用体制の透明性を
高めようとする取り組みから生じる潜在的なリスクを緩和します。
業界知識、業績評価指標を利用して貴社の移転価格ポリシーを策定
し、かつ、純利益の改善、継続的に利益をあげるオペレーションの
デザイン、構築をサポートします。税務当局の関心の高まりから、
移転価格ポリシーをしっかりと整備、文書化することは、多国籍企
業にとってますます重要なものとなっています。
アリックスパートナーズのサービス
 合併、買収、スピンオフ、その他の事業再編から生じる税務コスト削減の機会を特
定、評価し、事業再編による事業の効率化のみならず、税務面の効率化もサポート
します。
ア リ ッ ク ス パ ート ナー ズ に つ い て
アリック スパート ナー ズは、 結果重視
型のプ ロフ ェッショ ナルを 擁す る
世界的なコンサ ルテ ィング会社で す。
当社のプロフ ェッ ショナルは価値 の創
出、 お よ びビジ ネス の ラ イ フ サイ クル の
あらゆる 段階での業 績回復を専門とし
ています。世界に22か所の拠 点と
1200名 の従業員を有 しま す。
最新の業界研究レポート、寄稿などは当
社ウェブサイトからご覧ください。
www.alixpartners.com.
 事業再編に係る潜在的税務リスクを評価し、再編組織の実態に合った移転価格ポリ
シーの策定、文書化によりリスクを低減します。
 M&A、スピンオフ、その他事業再編後の事業転換及び税務プランニングにより、
ROI及び株主価値の改善をサポートします。
 業界や各国の知見に基づき、サプライチェーンのデザイン、プロセスの改善可能な
エリアを特定し、税務調査にも対応可能な税務戦略のデザイン、実施をサポートし
ます。
 税務当局の調査の際に移転価格ポリシーが独立企業間価格の原則に沿ったものであ
ることをサポートするための文書を作成します。
 事前確認制度(APA)の申請、交渉を含むサプライチェーンに係るグループ間取引契約
に関し、税務当局とのコミュニケーションを円滑に進めることをサポートします。
© 2015 AlixPartners, LLP
www.alixpartners.com
詳細については下記までお
問い合わせ下さい:
豊富な業界知識、経験を基に、独立企業間価格の原則に
沿った移転価格戦略のデザインから運用までサポートし
森 信夫 (Nobuo Mori)
+81 3 5533 4896
[email protected]
ます。
和波 英雄 (Hideo Wanami)
+81 3 5533 4822
[email protected]
アリックスパートナーズのサービス事例:
岸谷 暁 (Satoru Kishitani)
+81 3 5533 4842
[email protected]
既存の移転価格レンジにおける移転価格の変更
移転価格スタディがすでに行われていても、節税の機会が見逃されているケースがしばし
ば見受けられます。例えば、関連会社に重要な技術やブランドネームの対価としてロイヤ
ルティを支払っている場合、アリックスパートナーズは代替的手法により、独立企業間価
格として妥当なロイヤルティ料率のレンジを算定します。その結果、税務当局の調査にも
対応可能なロイヤルティ料率のレンジで料率を変更し、グループ間の税率の差からより節
税効果の高い料率を設定できる可能性があります。
グループ関連者の移転価格上の“性格付け”の変更
多くの多国籍企業において、研究開発施設などグループ関連者の移転価格上の性格付けを
変更する余地がある場合があります。例えば、事実関係から、その研究開発施設は本格的
な研究開発施設または単純な受託研究施設と性格付けられるかもしれません。このような
性格付けの違いは関連者間取引における移転価格の設定に直接的に影響を及ぼします。研
究開発活動が複数国で行われているような場合、本格的な研究開発拠点を1つの国に置き、
他国の施設は受託開発施設としたほうが税務上のコストを削減できるかもしれません。販
売機能や製造機能に関しても同様にその性格付けにより税務コスト削減が可能であるかも
しれません。税務当局は、各関連者の果たす機能と負担するリスクに応じて期待される利
益率を算定するので、果たす機能、負担するリスクが大きくなるほど課税ベースが大きく
なると考えられます。従って、各関連者の経済実態と移転価格上の性格付けを見直すこと
により、税務コストの削減を実現できる可能性があります。
事業及びサプライチェーンの変更に伴う移転価格の変更
多国籍企業は、事業の必要性からサプライチェーンの変更をし、かつ税務上の利益を得る
ことを選択することができるかもしれません。製品、システム、または役務の“付加価値”
を関連者間で動かすことにより、その多国籍企業は大きな節税を達成できるかもしれませ
ん。サプライチェーンの変更に伴い、管理機能や戦略策定機能といった高付加価値の機能
を低税率国へ動かすことについて、会社の経済的実態と整合しているか、または、低税率
国または高税率国において提供された役務について適切に報酬を回収しているかというこ
とが税務リスク低減のための重要な検討事項になります。関連者間で取引されている製品、
知的財産、役務に対して、現状どのように対価が設定されているか把握し、それらの報酬
が独立企業間価格の原則を満たしており、かつ、税務上効率的なものであるかを評価する
必要があります。現状の事業、サプライチェーンの変更またはある事業の一部の性格付け
の変更を検討することにより税務上のコスト削減を最大化させることができます。
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