デコンプレッション付パイロット操作チェックバルブ タイプ RHV 使用圧力 p max = 500 bar 流量 Q max = 200 l/min 1. 概 要 このパイロット操作チェックバルブはチェックバルブの一種です。 このバルブはリークのあるスプールバルブ使用時の油圧シリンダの 位置保持(ノンリーク)または開放ショック(サージ圧)を防ぐことが できます。特に高圧で容積が大きい場合に和らげることができます。 これは小さい鋼球タイプのチェックバルブと研磨されたメインバルブ (円錐形のバルブピストン)の開口部やパイロット側の円筒形の部品に よってデコンプレッション機能で油圧を開放されるときに成し遂げら れます。デコンプレッションシステムによる圧抜きは,油圧シリンダ のサイズと容積によって適正な間隔にすることで効果があります。 この間隔はパイロットピストンの調整ねじで設定することができます。 メインバルブをパイロット圧力(Zポート)によって開放するためには 入口 内部部品の面積比に関連してAポートの圧力の1.8倍の圧力が必要です。 それゆえに,通常の片側ロッド複動油圧シリンダを使用の場合,この バルブは,ロッド側でなくピストン側にのみ使用することができます (5項の油圧回路例を参照)。 そのうえ,接続されたシリンダの面積比は少なくとも1.8 : 1以上にし なければなりません。 このバルブは,両ロッドを特徴とした油圧シリンダには適していません。 2. パイロット 調整ねじ パイロットポート 出口 形式と主要データ 基本形式 圧力 pmax (bar) 流量 Qmax (l/min) パイロット 必要パイロット圧力 p St (bar) 油圧シンボル 容積 開放に必要な圧力 開放保持に必要な 圧力 (cm3) デコンプレッション メインバルブ RHV 3 60 1,2 0,17 pA + 2 RHV 4 100 1,6 0,13 pA + 2 RHV 5 150 2,8 0,08 pA + 2 RHV 6 200 4,5 0,06 pA + 2 pA (bar) 500 1,8 |pV + 3 1,8 |pH + pB + 3 (入口) (出口) Aポート圧力 |pV (bar) デコンプレッションシステムの通過抵抗(3項を参照) |pH (bar) メインバルブ開放時の通過抵抗(3項を参照) pB (bar) Bポート圧力,例えばB側に接続された配管の通過抵抗など 2.5 HAWE HYDRAULIK SE STREITFELDSTR. 25 • 81673 MÜNCHEN D 3056 パイロット操作チェックバルブ RHV Juni 2002-01 D 3056 2 3. その他の仕様 構 造 パイロット操作チェックバルブ 取付姿勢 任意 接続ポート A = 出口 B = 入口 質 量 タイプ RHV 3 約 (kg) 0,9 RHV 4 RHV 5 RHV 6 1,2 2,2 3,4 作動油 DIN 51524 パート 1 ∼ 3相当の油圧作動油; ISO VG 10 ∼ 68 ,DIN 51519 粘度範囲:min. 約 4; max. 約 1500 mm2/s 推奨範囲:約 10 ∼ 500 mm2/s. HEPG (ポリエチレングリコール)およびHEES(合成エステル)の生分解性作動油にも適合してい ます。運転時の作動油温度は+70℃以下でお使いください。 温 度 周囲温度:約 -40 ∼ +80°C 作動油:約 -25 ∼ +80°C; ただし,粘度範囲に注意してください! 運転時の油温が少なくとも+20℃以上高くなるのであれば,始動時の温度は-40℃まで許容できます。 生分解性作動油:作動油製造メーカの指示に従ってください。 パッキンの劣化等を考慮して,油温は+70℃を超えないようにしてください。 |p-Q-特性曲線 メインバルブの通過抵抗 |p H 通過抵抗 |p V (bar) 通過抵抗 |p H (bar) B→A A → B (開放方向) デコンプレッション システムの通過抵抗 |p V 測定時の作動油粘度 約 53 mm2/s 流量 Q (l/min) 流量 Q (l/min) 4. 外形寸法図 単位mm,第一角法,寸法は予告なく変更する場合があります! 接続口径 DIN ISO 228/1 5. 形式 L l SW G RHV 3 134 59 36 G 3/4 RHV 4 144 61 41 G1 RHV 5 166 59 55 G 1 1/4 RHV 6 186 69 65 G 1 1/2 Z G 1/4 油圧回路例 A1 V1 A3 油圧シリンダの面積比 A 1 1,8 ≥ A3 1 タイプ RHV コイル状の配管 DIN 2391 6 x 1,5 約 1∼ 1,5 m 4/3- 方向切換バルブ デコンプレッションシステム: Zポートの調整ねじによる開放時間の設定は, パイロットラインのコイル状の配管によって サポートすることができます。 V1の容積が大きく,そして圧力が高い場合に推奨。
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