「子どもの主体的な活動を育む生徒指導」

日本生徒指導学会
第 16回 大 会 ( 群 馬 大 会 )
日本生徒指導学会会長:
1
開催要項(第二次)
森田
洋司(鳴門教育大学)
趣旨
「いじめ問題」をはじめ、学校、地域のコミュニティにおける生徒指導の一層
の充実が問われている。本会員及び教育関係者を始めとする生徒指導の研究・実
践者が一堂に会し、発表や交流等を通して探究するとともに、その成果を広く普
及することにより、生徒指導のさらなる機能化を図る。
大会実行委員長:懸川
2
武史(群馬大学)
大会テーマ
「子どもの主体的な活動を育む生徒指導」
3
事業主体
主催
日本生徒指導学会
共催
日本生徒指導学会関東支部
後 援 (申請中)
4
開催期日
平 成 27年 11月 14日 ( 土 )・ 15日 ( 日 )
5
開催場所
群 馬 大 学 教 育 学 部 ( 〒 371-8510
6
群馬県前橋市荒牧町4-2)C棟
参加対象
日本生徒指導学会会員
教 育 関 係 者 (小 ・ 中 ・ 高 等 学 校 教 員 、 教 育 行 政 関 係 者 )
生徒指導に関心のある学生・院生等
7
大会日程(概要)
第1日目
10:00
[ 11月 14日 ( 土 )]
12:00
公開講座
13:00
受付
12:30
13:30
総会
17:45 18:00
15:00
基調講演
シンポジウム
情報交換会
「子どもの主体的な活動を 「 い じ め防 止 対策 改 善特
育 む生徒指 導」-いじめ問 別委員会主催」
題を踏まえ-」
(1)
公開講座
①
学びのユニバーサルデザイン(UDL)研修
帝京大学大学院
『
教職研究科講師
荒巻
恵子
先生
ア メ リ カ C A S T (Center for Applied Special Technology) に よ る 学 習 の ユ ニ
バ ー サ ル デ ザ イ ン (Universal Design for Learning: 以 下 U D L )の 研 修 を 企 画 い
たしました。UDLは、子ども一人ひとりの学習の保障をフレームワークにアメリ
カにおける学力形成のアカウンタビリティの1つです。
日 本 の 教 育 文 化 に お い て 、 U D L を ど の よ う に 導 入 し 、 我 が 国 の 21世 紀 型 能 力 の
育成の学習デザインを体験します。また、多様性を認め合う学びの風土の醸成、不
登 校 や い じ め 等 の 問 題 行 動 や 発 達 障 害 へ の 対 応 理 念 と し て も 探 究 し ま す 。』
②
ア プ リ シ エ イ テ ィ ブ ・ イ ン ク ワ イ リ ー (Appreciative Inquiry)体 験
群馬大学大学院教育学研究科
『
教職リーダー講座
教授
音山
若穂先生
アプリシエイティブ・インクワイリーについて体験を通して研修します。
教 育 活 動 に お い て 、 学 習 す る 組 織 ( learning organization) や O J L ( on the
job learning) へ つ な ぐ 手 法 で す 。
参 加 者 間 の 対 話 に よ り 研 修 を 行 い ま す 。』
(2)
基 調 講 演 ( 13:30~ 14:45)7 5 分
演題「子どもの主体的な活動を育む生徒指導」-いじめ問題を踏まえて-
講師
(3)
日本生徒指導学会会長
森田洋司
(鳴門教育大学)
い じ め 防 止 対 策 改 善 特 別 委 員 会 主 催 シ ン ポ ジ ウ ム (15:00~ 17:45) 2 時 間 45分
テーマ「いじめ防止と子どもの主体的活動」
コーディネーター:日本生徒指導学会いじめ防止対策改善特別委員会
委員長
相馬誠一(東京家政大学)
シンポジスト
日本生徒指導学会いじめ防止対策改善特別委員会
常任委員
※
桶谷守(京都教育大学)
群馬県教育委員会
指導主事
1名
学校関係者
1名
第 2 日 目 [ 11月 15日 ( 日 )]
9:30
10:00
受付
12:00
自由研究発表
13:00
昼食
15:30
研修会
5分科会
(1)
自由研究発表
A分科会
(2)
~
E分科会
研修会
①
発達障害児の脳トレ教室
講師 根本
樹宏
氏(株式会社
ネモト)
○内容
発 達 障 害 児 の 「 前 頭 前 野 」( 額 正 面 ) に 日 立 の 脳 血 流 代 謝 測 定 装 置 「 光 ト ポ グ ラ
フィ」のプローブを装着し様々な課題で「脳賦活実験」を行うと、正常児とは異な
る脳血流代謝パターンがみられ、共通して「注意力低下」がみられる。
一 般 的 に 「 注 意 力 低 下 」 は 「 前 頭 前 野 の 代 謝 低 下 」 が 原 因 と 考 え ら れ 、「 無 気 力 」 や
「 人 の 話 が き ち ん と 聴 け な い 」「 お し ゃ べ り が 止 ま ら な い 」 等 の 、 授 業 態 度 に 問 題 が
ある生徒(高校生)に前頭前野を活性化する「二重課題」の「神経心理ドリル」をく
り 返 し 実 施 す る と 、 脳 高 次 機 能 で あ る 「 注 意 力 」 が 増 加 し 、「 集 中 で き る よ う に な っ
た 」「 集 中 時 間 が の び た 」「 他 人 に 気 を 遣 え る よ う に な っ た 」「 生 徒 同 士 、 仲 が 良 く な
っ た 」「 赤 点 が 激 減 し た 」 な ど 、「 態 度 ・ 振 る 舞 い 」 が 著 し く 改 善 す る 効 果 が み ら れ
る こ と が 判 明 し た 。( 2007 日 本 テ ス ト 学 会 「 注 意 力 養 成 ド リ ル の 開 発 」 根 本 樹 宏 )
そこで、こうした「前頭前野」を活性化する「脳ドリル」を発達障害児に応用でき
な い か と 考 え 、 2 0 1 0 年 か ら 「 発 達 障 害 児 」( 幼 児 ~ 小 中 学 生 ) を 募 集 し 、「 前 頭 前 野
に代謝を起こす脳ドリル」をくり返し実施する「発達障害児の脳トレ教室」を行った
と こ ろ 、 特 定 の 脳 ド リ ル で 「 A D H D 」「 高 機 能 自 閉 」「 軽 度 発 達 遅 滞 」「 言 語 発 達 遅
滞 」「 ダ ウ ン 症 」 等 の 「 注 意 力 」 が 増 加 し 「 態 度 ・ 振 る 舞 い 」 が 著 し く 改 善 さ れ る こ
とが判明した。
本研修会では、脳科学の最先端の「脳賦活画像」と「ADHDスマート・ドリル」
の実施法や効果について講習したいと考えている。
②
日本生徒指導学会機関誌編集委員会主催
生徒指導実践研究の進め方と論文作成の実際
司会進行
新井肇(兵庫教育大学・機関誌編集委員会委員長)
講師:
○
滝
充( 国 立 教 育 政 策 研 究 所
生徒指導・進路指導研究センター
総括研究官)
中野
澄( 国 立 教 育 政 策 研 究 所
生徒指導・進路指導研究センター
総括研究官)
内容
1.生徒指導実践研究の進め方
学 術 的 と 評 価 さ れ 得 る 実 践 研 究 を 行 う た め に 求 め ら れ る ポ イ ン ト の 解 説 。 (滝 )
※『現代生徒指導論』を持参することが好ましい。
2.生徒指導実践研究の具体例
教 員 (指 導 主 事 )が 実 施 可 能 な 実 践 研 究 の 具 体 例 に つ い て 発 表 。 (中 野 )
3.質疑応答
上記1と2に対する質問のほか、研究の進め方から論文の書き方等に関する
質 問 に 答 え る 。 (滝 ・ 中 野 )
③
日本生徒指導学会関東支部会連携企画
ワークショップ
「若い教師のための生徒指導
講師:新井
○
はじめの一歩」~向社会的行動・非認知能力を含めて~
立夫(文教大学経営学部
准教授)
小谷
彰吾(岡山県私立興譲館高等学校
校長)
岩城
節臣(千葉県船橋市立高郷小学校
教諭)
内容
生徒指導は、生活指導とも呼ばれるように、単に教材を媒介とするのではなく、日
常の生活の過ごし方、生き方、人としての在り方への「姿勢・態度」に直接働きかけ
る教育活動といえる。つまり、児童生徒一人一人の人間形成を目指す活動であり、個
性の伸長と社会性の育成を図りながら児童生徒の自己指導を目指した能動的・積極的
な活動である。しかしながら、対教師暴力の増加、陰湿なネットいじめ、学級崩壊、
モンスターペアレント対策等々、今日の学校教育は、数多くの問題の対処に迫られて
いる。その中において、教職年数が浅く、経験知の少ない、特に若い先生方は、その
対応に追われ困り果てているような状況も耳にすることがある。
このワークショップ「若い教師のための生徒指導」は、問題行動の対処療法的な対
策といった消極的な面だけでなく、本来の生徒指導の意義を考え、児童生徒一人一人
にとっても、学級や学年、さらには学校全体といった様々な集団においても、有意義
かつ興味深く、充実したワークショップを目指すものである。それぞれのパネリスト
(提言者)の立場や役割を踏まえて教師と生徒・保護との信頼関係及び生徒相互間の
好ましく、望ましい人間関係の構築の在り方や地域関係者との連携の在り方にもふれ
て生きたいと考えている。
その一例としては、学校と生徒及び保護者との間で、明確な対処の指針やルールを
定めておくことが必要である。向社会的行動・非認知能力の育成を含めて、論語など
を題材に人格形成の視点にたった生徒指導の在り方を一考することも有意義であると
いえる。さらには、体験的な活動の視点からは、毅然とした生徒指導に基づく「構え
教 育 」 や 「 ア ク テ ィ ブ ・ キ ャ リ ア 教 育 」、「 授 業 規 律 」 の 展 開 の 在 り 方 、 生 徒 の 行 動
規範、校則の実態、職員間及び家庭、地域社会連携などを中心に話題提供をしていた
だき、このワークショップ参加の皆様を交え、今後の教育現場で活きる、そして、元
気のでる生徒指導の在り方を探りたい。
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大会参加費
(1)
支払について
参 加 当 日 受 付 に て 、事 前 に「 参 加 申 込 書 」に ご 記 入 さ れ た 金 額 を お 支 払 い 願 い ま す 。
(2)
参加費
両日参加:会員
非会員
1日参加:会員
非会員
3,000円 ( 学 生 会 員
2,000円 )
4,000円 ( 学 生 非 会 員
3,000円 )
2,000円 ( 学 生 会 員
3,000円 ( 学 生 非 会 員
1,000円 )
2,000円 )
情 報 交 換 会 : 4,000 円
※ 本 会 の 学 生 会 員 は 現 職 を も た な い 学 生 (お よ び 院 生 )で す
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(会 則 第 17条 2 )
参加申込方法
(1) 事 前 参 加 申 込
別紙「参加申込書」により下記期限までにお申込願います。
申込み期限
※
平 成 27年 1 0 月 3 0 日 ( 金 )
別紙「参加申込書」により、送信の場合はメールアドレス、またはFAX番号へ
お申込み願います。送付の場合は、住所宛へお申込み願います。
送信:メールアドレス
TEL・FAX
[email protected]
027(220)7372
送付:〒371-8510
群馬大学教育学部
前橋市荒牧町四丁目2番地
A棟501室
教育学研究科教職リーダー講座
懸川研究室 宛
※
大会第2日目の「自由研究発表」を申し込まれた方も、別紙「参加申込書」により
事前申込願います。
(2)
公開講座、研修会への参加について
別紙「参加申込書」に公開講座、研修会への参加希望をご記入願います。
なお、当日変更は可能です。
(3)
当日参加について
大 会 へ の 当 日 参 加 は 可 能 で す が 、 第 1 日 目 公 開 講 座 、 第 2日 目 研 修 会 へ の 参 加 は 、
事前申込された方を優先いたします。
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第16回大会会場
群馬大学教育学部
(1)
※
荒牧キャンパス
JR両 毛 線 、 前 橋 駅 に て 下 車 、 北 方 へ 8 Km
前橋駅
バ ス : JR前 橋 駅 北 口 2 番 乗 り 場
(関越交通バス)
【 群 馬 大 学 荒 牧 経 由 渋 川 駅 行 】( 所 要 時 間 約 2 8 分 )
群馬大学荒牧経由渋川市内循環渋川駅行】→「群馬大学荒牧」下車
【 渋 川 駅 行 】( 所 要 時 間 約 2 5 分 + 徒 歩 1 0 分 )
渋川市内循環渋川駅行】→「前橋自動車教習所前」下車
(2)
※
渋 川 駅 か ら 関 越 交 通 バ ス 【 前 橋 駅 行 】 に 乗 車 。( 所 要 時 間 約 3 3 分 )
バ ス : JR新 前 橋 駅 東 口 乗 り 場
(関越交通バス)
群馬大学荒牧経由スポーツセンター行】→「群馬大学荒牧」下車
(3)
JR群 馬 総 社 駅 ( タ ク シ ー の み )
(4)
駐車場
自家用車での参加は可能です。
駐車場は、P10:正門(東側)を入って直進後、右折し直進した北側の駐車場。
または、P5:正門(東側)を入って直進後、右折し直進しP10の駐車場入り口
を左折した教育学部N棟北側駐車場をご利用ください。
近隣の商業施設等への駐車は絶対にしないでください。
11
宿泊
宿泊の斡旋はいたしません。
12
第 16回 大 会 ( 群 馬 大 会 ) 問 い 合 わ せ 先
送信:メールアドレス
TEL・FAX
[email protected]
027(220)7372
送付:〒371-8510
群馬大学教育学部
前橋市荒牧町四丁目2番地
A棟501室
教育学研究科教職リーダー講座
※
アクセス図
懸川研究室 宛