松江市立病院がんセンター建設(建築主体)工事 特記仕様書 追加事項

松江市立病院がんセンター建設(建築主体)工事
特記仕様書 追加事項(訂正後)
1 工事実績情報サービス(コリンズ)への登録について
(1)工事請負代金額が500万円以上の工事については、本工事の受注時、変更時及び完成時に、工事実
績情報サービス(コリンズ)に基づき、工事実績情報として「登録のための確認の願い」を作成し監督
員の確認を受けたうえ、受注時は契約後10日以内、登録内容の変更時は変更があった日から10日以
内、完成時は工事完成後、訂正時は適宜登録機関に登録申請しなければならない。
(10日以内とは、い
ずれも土曜日、日曜日、祝日等を除く)
(2)登録対象は工事請負代金額500万円以上(単価契約の場合は契約総額)の全ての工事とし、受注、
変更、完成、訂正時にそれぞれ登録するものとする。 なお、変更登録時は、工期、技術者に変更が生
じた場合に行うものとし、工事請負代金のみ変更の場合は、原則として登録を必要としない。
(3)登録機関発行の「登録内容確認書」が届いた時には、ただちにその写しを監督員に提出しなければな
らない。
(4)変更時と完成時の間が10日間に満たない場合は、変更時の提出を省略できるものとする。
2 火災保険について
本工事は契約約款第53条に基づき、下記項目による火災保険に加入するものとする。
(1)受注者は工事請負代金の支払(部分払い又は精算払)を受けようとするときは、下記項目による火災
保険に加入し、請求書に契約証書又は領収書をそえて提出する。
ア 保険金額は、出来高額以上とする。
イ 契約期間は、竣工日より30日以上延期した日までとする。
ウ 契約者は受注者とし、受取人は松江市病院事業管理者とする。
(2)火災保険の受取人を松江市病院事業管理者とする旨の特約を明記した建設工事保険又は組立保険等他
の損害保険に加入した場合も上記火災保険に加入しているものとみなす。
この場合、指定する保険の対象にならない部分があるときはその部分について、別にア、イ、ウの要
件を満たす火災保険に加入する。
3 発注者による中間検査について
概ね工事が30%程度進捗したとき又は、契約の適正な履行を確保するために必要があると発注者が判断
したときには、発注者による中間検査を行なう。
4 契約について
(1)契約は松江市の契約約款による。
(2)軽微な変更
現場の納まり、取り合いなどの関係で、材料の寸法、仕様、工法、取り付け位置又は取り付け方法など
を多少変更し、
又は取り付け数量を多少増減する等の軽微な変更は発注者の指示により行なう。
この場合、
工事請負代金額の増減はしない。
(3)設計変更
部分的な変更又は一部の追加工事に関し、
工事請負代金額に増減が生じる場合、
受注者は施工に先立ち、
そのつど工事費の増減を積算した内訳明細書を発注者に提出し、
書類によって承認を受けた後に施工する。
1
この場合の工事単価は原則として発注者の設計内訳単価によるものとし、発注者の定めた方式により変
更契約額の算出をおこなうものとする。
5 暴力団等による不当介入の排除対策について
(1)集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うことを助長するおそれのある団体、又はその構成員、若
しくはこれに準ずる者から不当な要求や妨害を受けた場合は、監督職員にその旨を速やかに報告すると
ともに、警察に届出を行い、捜査上必要な協力を行うこと。
(2)この場合において、工事等を変更せざるを得なくなったときは、速やかに監督職員に協議すること。
6 主任技術者又は監理技術者の専任を要しない期間について
(1)請負契約の締結後、現場施工に着手するまでの期間(現場事務所の設置、資機材の搬入又は仮設工事
等が開始されるまでの期間)については、主任技術者又は監理技術者の工事現場への専任を要しない。
なお、現場施工に着手する日については、請負契約の締結後、監督職員との打ち合わせにおいて定める。
(2)工事完成後、検査が終了し(発注者の都合により検査が遅延した場合を除く。)、事務手続、後片付
け等のみが残っている期間については、主任技術者又は監理技術者の工事現場への専任を要しない。な
お、検査が終了した日は、発注者が工事の完成を確認した旨、受注者に通知した日(例:「竣工検査済
証」等における日付)とする。
7 配置技術者について
受注者が施工中の主任技術者及び監理技術者を変更できるのは、病休、死亡又は退職等の極めて特別な場
合に限る。
8 下請負人の通知及び工事用資材について
(1)下請負人の通知について
受注者は下請負人については市内に主たる営業所を有する者を使用すること。ただし、適切施工でき
る市内受注者がいない特殊な工事でやむを得ず市外業者と下請負契約する場合は、その理由の詳細を書
面で提出のうえ監督職員の確認を受けること。
注1 下請負人通知書「4 下請負人の状況」については、2次下請以降もすべて記入する
こと。
注2 それぞれの契約書等の写しを添付すること。
(2)工事用資材について
ア 受注者は原則として県内産資材を工事用資材として使用するものとし、
その優先使用順位は市内産、
県内産の順とする。
イ また、県内で生産されていない工事用資材を使用する場合には、原則として県内の取り扱い業者か
ら購入した資材を使用するものとし、その優先使用順位は、市内取り扱い業者、県内取り扱い業者の
順とする。
9 ダンプトラック運搬やガードマン等の契約について
(1)ダンプトラックによる土砂運搬、建設機械の運搬、及びガードマン派遣等の建設工事の下請契約に該
当しない委託契約においては、原則、受注者は市内に本店、支店又は営業所等を有し市内雇用を行って
2
いる企業との契約の優先に努めるものとする。
(2)前項に係る委託契約を行った場合は、市内企業、市外企業に関わらずすべての契約について下請負人
通知書(建設業の許可番号の記載は不要)により発注者に通知するものとする。
10 電子納品について
本工事は電子納品対象工事である。別紙「工事における電子納品特記仕様書」によること。
11 島根県産業廃棄物減量税について
本工事で発生する建設廃棄物のうち、島根県内の最終処分場に搬入する建設廃棄物については、産業廃棄
物の処理に係る税(島根県産業廃棄物減量税)が課税されるので適正に処理すること。
12 建設業退職金共済制度について
本工事の共通費には、建設業退職金共済制度に基づく事業主負担額が含まれているので受注者は下請負人
の建設業退職金制度等への加入を促進すること。
13 建設発生土について
本工事で発生する建設発生土においては、佐草リサイクルヤードでの受け入れが困難なため自由処分とす
るが、その施設を監督職員と協議すること。
14 溶融スラグ入り資材の使用について
松江市のエコクリーン松江及び江津市のエコクリーンセンターで生成される溶融スラグの有効活用を図る
ため、原則このスラグを使用した再生加熱アスファルト混合物並びに道路側溝等のコンクリート二次製品を
優先使用すること。
15 石綿障害予防規則の施行に伴う成形板等の飛散しにくい建材への対応について
石綿障害予防規則に基づき、解体等の作業における保護具の装着、湿潤を保つ措置を行う費用、石綿の使
用の有無を分析によって調査した場合に要する費用、
特別の教育を受注者が実施する場合の費用については、
監督職員と協議の上、設計変更で見込むものとする。
また、石綿の使用の有無を分析によって調査する場合の工期の変更についても、契約書の関係条項に基づ
き適切に変更することとする。
16 過積載防止対策について
下記項目について、
対応策を施工計画書に記載するとともに、
下請業者にも十分指導しなければならない。
(1)積載重量制限を超えて土砂等、鋼材、資材及び建設機械を積み込まず、また、積み込ませてはならな
い。
(2)さし枠装着車、不表示車等に土砂等を積み込まず、また積み込ませてはならない。
(3)過積載車両、さし枠装着車、不表示車等から土砂等の引き渡しを受ける等過積載を助長することのな
いようにしなければならない。
(4)取引関係のあるダンプカー事業者等が過積載を行い、又はさし枠装着車、不表示車等を土砂等運搬に
使用している場合は、早急に不正状態を解消する措置を講じなければならない。
(5)建設発生土の処理及び骨材の購入等に当たって、下請事業者及び骨材納入業者の利益を不当に害する
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ことのないようにしなければならない。
(6)鋼材、資材及ぶ建設機械の運搬にあたり、車両制限令における一般的制限を超える車両を通行させる
ときは、道路法に基づく通行許可を得ていることを確認しなければならない。
(7)監督職員が行う過積載に関する現場点検や、写真及び帳簿等の記録書類の確認等の調査に協力しなけ
ればならない。
17 技術提案について
総合評価方式による入札に伴う技術提案については、着手時に実施計画書、竣工時に実施報告しなければ
ならない。
18 施工計画書の記載事項について
受注者は別紙「施工計画書記載事項の内容」を参考に、監督職員と協議の上、適切に施工計画書を作成す
ること。
※別添「施工計画書記載事項の内容」は、施工計画書に記載すべき標準的な項目をまとめたものであり、
項目等の増減等による工事請負代金額の変更は行わない。
19 その他
本工事は、既設病院棟及び同一敷地内にある保健センターを利用しながらの工事である。患者・病院関係
者・保健センター利用者と工事の動線が交錯することから、安全対策・事故防止については細心の注意を払
うこと。
また、工事を実施するにあたり、綿密に監督員と協議・調整を行い、特に音・振動・臭気の出る作業につ
いては、療養環境や診療行為等に極力支障をきたさないよう十分調整のうえ、工程計画を立てること。
なお、工事工程については、以下のとおりとする。
・1 階放射線部門 ― 平成 28 年 12 月 15 日竣工引き渡し
・建物全体 ― 平成 29 年 1 月 31 日竣工引き渡し
・外構工事 ― 平成 29 年 2 月 28 日竣工引き渡し
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施工計画書記載事項の内容(営繕工事)
記載事項の標準的内容は下表-1のとおりである。
表-1 総合施工計画書 記載事項
記 載 事 項
* 工事概要
計画工程表
内
容
工事名、工事場所、工期、請負代金、発注者、工事内容
ネットワーク・バーチャート等で作成
(工種別施工計画書や施工図の提出・承認時期についての計画を記載)
* 現場組織表
現場の組織、編成、命令系統、業務分担、近隣からの要望への対応
施工方法、使用機械、仮設備の構造配置
施工方法
施工管理
*
搬路、仮排水、安全管理に関する仮設備、指示、承諾、協議事項の予定内
容、仮設工、地下埋設物への対応、架空線への対応
工程管理
品質管理
実施工程の手法・管理方法、関連他工事との調整
品質管理計画(品質管理項目、品質管理基準、品質管理方法)
、社内検査員
の設定、精密機器の校正記録
写真管理
写真管理計画
出来形管理
出来形管理計画(出来形管理項目、出来形管理基準、出来形管理方法)
* 段階確認
* 安全管理
安全訓練の活動計画
*
仮設建物、材料の保管方法、機械等の仮置き場、プラント等の機械設備、運
緊急時の体制及び対策
* 交通管理
段階確認計画、品質証明(社内検査)計画
安全管理体制、安全対策、安全巡視の実施方法、安全活動方針
KY 記録票の様式
安全教育、安全訓練の実施計画
事故発生時の連絡系統図、対応策、災害発生時の体制、
異常気象等の防災対策、事故報告、豪雨・豪雪時の対策・体制
交通管理、交通処理、過積載防止、交通誘導員配置計画
環境対策
大気汚染、水質汚濁、振動・騒音対策
現場作業環境の整備
現場作業環境に関する仮設、安全、営繕対策、熱中症対策
再生資源の利用の促進 再生資源利用促進計画書、再生資源利用計画書
と建設副産物の適正処 建設汚泥再利用計画書、建設廃棄物処理計画書
建設発生木材運搬処理計画
理方法
イメージアップの実施
内容
特記仕様書で「イメージアップの実施内容」を規定した工事を対象
契約図書及び監督職員の指示で、施工計画書に記載を必要とするもの※(発
注時にあらかじめ記載を必要とする項目については具体的に記載しておく
その他
*
こと。
)
例:※官公庁等手続き一覧(警察署、労働基準監督署、道路管理者等)
地元への周知
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その他、工種別施工計画については、工種ごとに、上記表-1*印の他に、下記表-2に示す項目につ
いて、記載したものを提出する。
表-2 工種別施工計画書 記載事項
記 載 事 項
内
容
工種別工程表
ネットワーク・バーチャート等で作成
管理組織図
施工業者名、作業の管理組織
指定機械
設計図書で指定されている機械・監督職員が必要と認めた機械
機種、メーカー名、形式、台数、使用工種等
主要機械
設計図書で指定されていない使用機械(揚重機械等)
主要資材
指定材料、主要材料、材料試験方法
主要工種毎の作業フロー、施工方法、使用機械、仮設備の構造配置
施工方法
仮設建物、材料の保管方法、機械等の仮置き場、プラント等の機械設備、運搬
路(場内小運搬の計画も含む)
、仮排水、安全管理に関する仮設備、指示、承諾、
協議事項の予定内容
施
工程管理
工
管
工種ごとの実施工程の手法・管理方法、関連他工事との調整
品質管理計画(品質管理項目、品質管理基準、品質管理方法)
、社内検査員の設
品質管理
理
定、精密機器の校正記録、品質記録文書の書式、影響する荷重に対応した構造
計算書・施工方法等
そのほか、各工種ごとの詳細については必要に応じて、国土交通省大臣官房官庁営繕部が監修する以下に示す
文献の一般事項の内容にある項目を追加するものとする。
「建築工事監理指針
(平成 25 年度版)
(上巻・下巻)
」
「建築改修工事監理指針(平成 25 年度版)
(上巻・下巻)
」
「電気設備工事監理指針(平成 25 年度版)
」
「機械設備工事監理指針(平成 25 年度版)
」
「建築物解体工事共通仕様書・同解説(平成 24 年度版)
」
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建築編(工事)
工事における電子納品 特記仕様書
第1条(電子納品)
本工事は、電子納品試行対象工事とする。
電子納品とは、工事管理資料等の最終成果を電子データで納入することをいう。
また、貸与する設計図 CAD データの著作名は 松江市立病院
であり、貸与する CAD データを当該
工事における施工図又は完成図の作成以外に使用してはならない。
第2条(適用範囲)
電子納品の対象範囲は、完了図面、写真は必須とし、その他の資料については、監督員と協議し、決
定するものとする。
なお、電子化が著しく困難なもの(スキャナー等により電子化しないといけないもの。署名又は押印の
必要な資料、伝票、ミルシート、カタログ等)は、紙ベースのみの納品とする。
第3条(工事図面について)
図面フォルダは、目次(エクセル)と最終の各図面を SXF(SFC)形式で格納する。
図面ファイルは、NN 図面名称.SFC とする。(NN は 01~99)100 枚以上図面がある場合は、NNN(001、
002・・・999)とすること。
図面の確認は、SXF ブラウザで行うこととし、SXF 変換で文字化け等がないかを確認すること
第4条(工事写真について)
写真フォルダには、島根県公共工事共通仕様書の写真管理基準(案)に基づき、デジタルカメラで撮
影した電子データを JPG ファイルとして保存する。
デジタルカメラの画素数は 100~200 万画素(300~500KB 程度)とする。
市販のデジタルカメラは高画素数も普及しているが、パソコンへの負荷を考慮し避けること。(カメ
ラの画質設定を行うこと。)
フォルダ名は NN フォルダ名、写真ファイル名は、NN 写真名.JPG とする。(NN は 01~99)100 枚以上
写真がある場合は、NNN(001、002・・・999)とすること。
第5条(施工管理資料について)
施工管理フォルダには、各種管理資料の電子データ(ワード、エクセル等)のオリジナルファイルと
施工管理資料一覧をエクセル等で納めたフォルダを格納する。
特定のソフトで作成した資料については、PDF をオリジナルとすること。
ファイル名は 10 文字程度の解りやすい名前をつけ、1ファイル 5MB 以下を目途とし、最大でも 9.9MB
までとすること。
第6条(工事完成図書の提出)
電子納品の対象とする項目については、別途監督員と協議し定めるものとする。
第2条に示す「適用範囲」で特に記載がない項目については、原則として電子データを提出する必要は
ないが、可能なものについては発注者との協議により積極的に取り組むこと。
成果品の提出部数は、作成した電子媒体(CD-R)で1部提出する。電子媒体の作成にあたり、成果品の
確認用に無償ビューアを CD-R に格納する。紙で管理した各種資料を1部提出する。
その他、疑義が生じた場合は別途監督員と協議するものとする。
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第7条(電子納品試行に関わる費用)
電子媒体作成に関わる費用については、受注者の負担とする。
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