持続可能な循環型社会を考える!

四国紙パルプ研究協議会設立 40 周年記念
持続可能な循環型社会を考える!
「森林と海の講演会」と「高知コアセンターの見学会」
実施場所:講演会(高知大学農学部(物部キャンパス内)・講義室棟 5-1 教室)
見学会(高知コアセンター)交流会(日章会館、生協農学部食堂)
日時:2015 年 3 月 10 日(火曜日)講演見学会 13:00~16:30 交流会(17:00~18:30)
主催:四国紙パルプ研究協議会 (事務局:愛媛県紙パルプ工業会内)
協賛:高知大学、海洋研究開発機構、愛媛大学紙産業イノベーションセンター、愛媛大学
大学院紙産業特別コース、高知県紙産業技術センター、愛媛県紙産業技術センター、(公社)
愛媛県紙パルプ工業会、森林バイオマス利用学会、ケナフ等植物資源利用による地球環境
保全協議会(ケナフ協議会)、(一財)四国産業・技術振興センター
南国市から三宝山方面を望む 141118
概 要
人類は西アフリカの森の中に生
まれ、世界各地に広がって行きまし
た。その過程で森林資源を使い尽く
し、古代文明を築いたあとには砂漠
が残されてきたと言われています。
また、産業革命以降の人間活動では、
貴重な化石資源が使い尽くされ、近
い将来、地球環境が完全に破壊され
ることが懸念されています。
それでは、人類は絶滅危惧種のひとつであると悲観的に考えるしかないのか?前向きに
考え、努力するに足る情報は存在するのか?今後どのようにしていろいろな課題に対処し、
人類の明るい未来を思い描けるのか?このような疑問に対してひとつの答えを見出すため
の講演会、見学会を企画しました。
講演会では、まず、高知大学副学長の深見公雄教授に地球と人類の将来に重要な意味を
持つ「森林と海」との関係について、一般にもわかりやすくお話ししていただき、ついで、
海洋コア研究所の稲垣史生博士に人類の将来を考えるのに役立つ「森林と海」に関する調
査研究の成果など最新の関連情報を紹介してもらいます。見学会と合わせて、参加者の皆
さんには、将来の持続可能な循環型社会の構築のための方向性について深く考えてもらい、
まだまだ人類の将来には夢があるということを実感していただけるものと期待します。是
非ふるってご参加下さい。
見学会では、高知大学と海洋開発機構の共同利用施設として設置され、世界でもその研
究成果が注目されている、高知コアセンターの海洋の調査研究の最先端の姿を見学しても
らい、森林と海、人類の将来にとって非常に重要な研究がどのようにして進められている
かを理解してもらいます。
時間の許す方は短時間ながら、交流会にも参加していただき、今後の協働活動などにつ
いてのお話などを深めていただけることを願っています。
四国紙パルプ研究協議会会長・高知大学名誉教授
鮫島一彦
四国紙パルプ研究協議会設立 40 周年記念
持続可能な循環型社会を考える!
「森林と海の講演会」と「高知コアセンターの見学会」プログラム
【講演会】
開会挨拶 四国紙パルプ研究協議会 会長 鮫島 一彦
13:00~13:05(05)
講演Ⅰ「森は本当に海の“恋人”か?!仁淀川栄養塩物語」
13:05~14:05(60)
国立大学法人高知大学 副学長
深見 公雄 氏
海洋生態系に対する森林の重要性が指摘されて久しいが、それを科学的に示した研究例は少ない。本
講演では、高知県仁淀川での研究結果を中心に、雨水により森林土壌から河川に供給される栄養塩量お
よび河川水中の微細藻類によるその消費、さらには河口域に達した栄養塩が沿岸海域の基礎生産に果た
す役割について述べる。これらのデータを元に、
“森は海の恋人,川はその仲人”が本当か検証したい。
≪休憩 10 分間≫
講演Ⅱ「地球深部探査船「ちきゅう」による海底下生命圏の探求
~海底下の森に生命を探る~」
14:15~15:15(60)
独立行政法人海洋研究開発機構高知コア研究所 同機構海底資源研究開発センター
上席研究員
稲垣 史生 氏
地球表層の約 7 割を占める海洋の堆積物環境は、地質学的な時間をかけて形成された化石・無生物の
世界であると信じられてきた。しかし、過去 10 年の科学海洋掘削における生命科学研究により、沿岸
域から外洋にかけての全球的な海洋堆積物内に、膨大な微生物細胞が生息することが明らかとなった。
「海底下生命圏」の発見である。2012 年、我々は下北半島八戸沖約 80km の海底(水深 1,180m)におい
て、地球深部探査船「ちきゅう」による「下北八戸沖石炭層生命圏探査」を行い、約半世紀の歴史を持
つ科学海洋掘削の世界最高到達深度記録を更新する海底下 2,466m までの掘削コア試料の採取に成功し
た。本航海で得られた試料は、主に約 2,000 万年以上前に北日本沿岸域に分布した湿原や湿地帯が海底
下に埋没したものであり、地質学的な時間をかけて有機物が石炭層へと熟成し、天然ガスやメタンハイ
ドレートといった非在来型炭化水素資源を形成するまでの生物・非生物プロセスを科学的に解明する上
で、極めて貴重な試料である。その実態は、あたかも陸域の湿原や森林土壌と同様に、地球の炭素循環
に大きな役割を示す「海底下の森」といっても過言ではない。本講演では、それらの海底下生命圏に関
する最新の知見を概説し、地球規模の炭素循環と生命活動との関わりについて議論する。
閉会挨拶 協議会理事(高知紙産センター所長) 関 正純
15:15~15:20(05)
【高知コアセンター見学会】
15:30~16:30
【交流会】
17:00~18:30
参 加 費
講演会・見学会(無料) 交流会(3,000 円)
申 込 先
四国紙パルプ研究協議会事務局
〒799-0101 愛媛県四国中央市川之江町 4084-1
TEL 0896-58-2055 FAX 0896-58-6240
E-mail [email protected]
申込方法
平成27年2月26日(木)迄に下記申込書をファクスにて送信ください。
※見学会及び交流会につきましては締切後の受付けは出来かねますのでご了承ください
四国紙パルプ研究協議会事務局行 FAX:0896-58-6240
四国紙パルプ研究協議会設立 40 周年記念講演会・見学会・交流会
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FAX 番号
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所属・役職
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□講演会
□見学会
□交流会
□講演会
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□交流会
□講演会
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□講演会
□見学会
□交流会
高知大学物部キャンパス地図(高知空港近く)
高知コアセンター
講義室
5-1
日章会館
駐車場
正門
高知空港
1
農学部1号館
2
農学部2号館
3
農学部3号館
4
農学部4号館
5
実験研究棟
6
厚生会館
7
総合情報センター(図書館)農学部分館及び講義室棟
8
日章会館(福利厚生施設)
9
附属暖地フィールドサイエンス教育研究センター
10
体育館
11
日章寮
12
留学生寄宿舎
13
国際交流会館(物部)
14
遺伝子実験施設
15
共同利用機器分析室棟
16
海洋コア総合研究センター(高知コアセンター)
17
黒潮圏総合科学専攻棟