7月 - さいたま市立春里中学校

学校教育目標
学校だより
春 里
平成27年度(平成27年)7月号
「生きる力」の育成
【目指す生徒像】
・笑顔で元気にあいさつする生徒
・礼儀正しく、仲良く助け合う温かい心の生徒
・進んで学習し、運動を好む生徒
・自ら考え、目標を持って行動する生徒
№5
コツコツと半歩を刻み続ける
さいたま市立春里中学校
~一流の選手から学ぶ~
校長
た
田
なべ
邉
やすし
泰
女子サッカーのワールドカップが開催中です。佐々木監督が近所にお住
まいということもあって、私たち家族はテレビの前で「なでしこ」を応援
しています。
さて、ACミラン(イタリアのプロサッカーチーム)のトップチームで
16年間もの間、日本人ながらにメディカル・トレーナーを務め、本田圭
佑をはじめとした世界のトップ選手を支えてきた遠藤友則氏は、一流選手
の「逆境」での過ごし方は参考になると言います。
多くの一流になりきれなかった選手をたくさん見ていますが、そんな選手は、あるとき
はがんばりすぎたり、逆にあるときはがんばれなかったりと不安定です。
大股で1歩進むと、次の2歩目は苦しくなります。2歩目を安定して出すためには、半
歩ずつ確実に出したほうがいい。大股で次の1歩が踏み出せなくなるくらいなら、半歩を
刻んで、やり続けるほうがいい。その方がはるか先にまで行くことができます。そのこと
を一流の選手は理解しています。
「結果が出ないときは頑張らない」そんなことを言うと、誤解する人がいるかもしれま
せん。しかし、ピンチのときには、がんばってはいけないのです。大切なのは、コツコツ
と「半歩」をやり続けることです。あるときだけむきになって、めちゃくちゃ頑張るより
も、小さく続けることのほうが大切だと理解しなければいけません。これは、なかなか難
しいものです。
精神的に成熟していない選手に見られるのは、頑張るときはめちゃくちゃがんばるので
すが、少しうまくいかなくなると「ああ、もうダメだ。やめた」となってしまうことです。
これではせっかくすばらしい才能があっても、いいときはいいけれど、ダメなときはダメ
という選手になってしまいます。「一流の逆境力」遠藤友則(SB新書)より
この教訓は、私たちに、勉強でも、部活動でも、毎日コツコツと、そし
て継続して取り組むことの大切さを教えてくれます。特に、結果にムラが
ある人は、自分に取り組み方を見直してみましょう。
体育祭
大変盛り上がりました
2,3年生を中心に各クラスで
は、体育祭へ向けたアツイ思い
を、黒板に表現しています!
5月23日(土)、多くの来賓の方々や保護者の皆様方に御来校いただき、また絶好の体育祭
日和の中、体育祭が行われました。
1年生は初々しい気持ちで、2年生は昨年の経験を活かして、そして3年生は最後の体育祭
だという思いを込めて、臨んだ体育祭でしたが、各学年ともに素晴らしい態度と、ファイト溢
れる姿勢を見せ、例年になく、大変素晴らしい体育祭となりました。
各クラスの結果は、悲喜こもごもありましたが、きっと思い出深い体育祭になったことと思
います。
入場行進も立派にできました
小・中一貫教育の取組の一つとして、小学生にも綱
今回の選手宣誓は、大変素晴
らしかったと、評判でした。
引きに参加してもらいました。渡邊校長先生と星野
校長先生も参加してくださいました。
3年生修学旅行(京都・奈良)
成功裏に終了しました!
6月11日(黙)第1日目
京都→奈良見学→京都(宿舎)
当日急な欠席者もなく、参加者全員が東京駅に集合し、出発式を行いました。その後、新幹
線で一路京都に。生徒たちのテンションは高く、あっという間の2時間半、京都へは予定通り
到着しました。忘れ物もなく、新幹線を降り、近鉄線のホームへ移動しました。幸い雨は降っ
ておらず、ホッと一安心。
昼食を、若草山付近の食堂でいただき、その後東大寺へクラスごとに移動し、班別行動が始
まりました。
子どもたちに印象に残った見学地を聞くと、定番の鹿や大仏に加え、二月堂(眺めが最高)
や阿修羅像(仏像)など、思い思いの場所を挙げていました。
残念ながら、3時過ぎから雨が降り出しましたが、大きな影響もなく、奈良での予定も無事
終了しました。宿舎には全員無事到着し、食事・入浴を終え、班長・部屋長会等を行いました。
2日目以降に向けて、振り返りがしっかりとできました。
心配された?
夜も、しっかりと寝られたようです。
6月12日(金)第2日目
京都班別見学→大江能楽堂
昨夜からの雨も上がり、絶好の修学旅行日和となりました。各班とも全員そろって予定通り
に班別活動に出発しました。
多少のトラブルはあったものの、たくさんの思い出を持ち帰
ることができたようです。
印象に残った見学場所を聞いてみると、
◇金閣寺(やはり一番人気、実際に見ると迫力が違う)
◇伏見稲荷(外国人人気1位の見学場所です。)
◇龍安寺(あの空間は、中学生にとっても印象的。)
◇北野天満宮(さすが受験生。)
でした。
班別行動を終え、夕食の後は、多くの生徒が初めて見たの
ではないかと思われる「能・狂言」の見学でした。狂言は「附子」を、能は「敦盛」を鑑賞し
ましたが、能楽堂で見る本物はやはり迫力がありました。あまり興味を示さないかと思いきや、
多くの生徒たちが興味をもってくれました。さすが春中生!!
6月13日(土)第3日目
清水寺見学・体験学習・お土産購入→大宮
最終日の見学場所は、清水寺でした。お土産購入も
兼ねて自由に散策しました。
清水寺見学と前後して、行ったのが、体験学習です。
各クラス毎に、「友禅染、念珠づくり、組みひもづく
り、八つ橋づくり、清水焼絵付け」などを、体験しま
した。各御家庭には、きっと素晴らしい手作りのお土
産を持って帰ったことと思います。
この3日間の修学旅行で、素晴らしいと思ったこと
は、実行委員や班長・部屋長を中心とした人たちのリ
ーダーシップでした。今回の修学旅行を成功裏に終え
ることができたのは、縁の下の力持ちとしての彼らの
活躍に因るところは大きかったと思います。
緊急搬送・AED研修会を実施しました
体育活動時等において、傷病者が発生した時の対応に係る研修を、DVD(ASUKAモデ
ル)の視聴、心肺蘇生法の、事故発生(緊急搬送)の係るロールプレイを通じて、実施いたし
ました。(6月29日)
子どもたちの命に係わる内容だけに、皆、真剣に取り組む姿が見られました。教職員の中か
らは「万が一に備えて、教員の目が届かない場面をつくらないようにしていかなければならな
いと感じた。」という感想もありました。
実際に事故が発生したときに決して慌てることのないよう、日頃から意識を高めていきたい
と思います。