これからの道路3次元設計データ交換の提案 ~LandXMLを用いたデータ

これからの道路3次元設計データ交換の提案
~LandXMLを用いたデータ交換の実現に向けて~
2015/12
一般社団法人 オープンCADフォーマット評議会(OCF)
Open CIM Forum LandXML SWG
堀井裕信
1
内容
•
•
•
•
•
•
データ交換標準の必要性
LandXMLの概要
国内向けの交換標準
対応状況
Open CIM Forumの対応目標
道路の設計・施工におけるLandXMLの活用イメージ
2
Open CIM Forum LandXML SWG
• CIMを推進するにあたりシステム間の連携は不可欠であり、LandXMLを
ベースとして国内の土木設計・施工に用いるデータ交換標準の検討と実装
を目的として、Open CIM Forumに設立したSWG(サブワーキング)
3
データ交換標準の必要性
• 国内の土木事業においては、各事業段階間で電子納品要領に従いCAD図面、
計算書、報告書等の電子データが発注者を介して引き継がれている
成果の電子データ
図面
計算書
詳細設計
□□コンサルタント
施工
発注者
○○建設
4
データ交換標準の必要性
• 土木技術者であれば横断図を見て、図形の要素、属性は認識できるが、ソフト
ウェアでは図形に属性データが付与されていなければ認識できない
測点はNO.43
車線幅員3m
両側歩道
ここが路床面
5
データ交換標準の必要性
• 従って、横断図のCAD図面から、情報化施工に用いる路床面等を取り出す場合、
データ作成ソフトウェアを用いて図形を選択し、データを作成する必要がある
施工
情報化施工
データ作成ソフトウェア
TSによる
出来形管理
情報化施工用
データ
詳細設計
MC/MG
電子納品成果から
横断図を読み込む
図形を選択し、
路床面のデータを作成
6
データ交換標準の必要性
• 道路設計ソフトウェアは、中心線形、横断面等の入力データから横断図を計算できる
ため、施工段階で必要な形状をデータとして受け渡せれば、施工時の再入力作業を
軽減できる
• 図面はCADデータ交換標準にて交換可能であるが、横断面形状データを受け渡せる
データ交換標準が必要である
道路設計用ソフトウェア
横断図
入力データ
道路中心線形
横断面構成、勾配
横断図作成
プログラム
法面勾配
路床面などの施工段階で必要な形状
舗装・路床構成
入力データから計算
データ交換標準が
必要
7
LandXMLの概要
• LandXML とは、土木・測量業界におけるオープンなデータ交換フォーマットとして2000年1月に米国
にて提起されたXMLデータフォーマットで、当初の開発運営組織は完全公開型のコンソーシアム
“LandXML.org”であった(41か国、対応ソフトウェア70種)
• LandXML.orgは活動停止したがOCGに引き継がれ、現在はBuildingSMARTにおける社会基盤のプロ
ダクトモデルの標準化を行うOpenINFRAプロジェクトと協調し、継続してサポートされている
8
LandXMLの概要
• LandXMLはXML形式のテキストファイルであり、ソフトウェアからは容易
に取り込み可能なデータである
Alignments=線形
staStart=開始測点、length=長さ
9
LandXMLの要素
要素名
No.
内容
1
Units
単位(長さ、面積、体積、角度など)
2
Coordinatesystem
座標系
3
Project
プロジェクト名と説明
4
Application
アプリケーション名
5
CgPoints
座標点
6
Alignments
中心線形および横断形状
7
GradeModel
勾配モデル
8
Roadways
道路構成要素の集合
9
Surfaces
地形モデルのサーフェス
10
Amendment
改訂履歴
11
Monuments
基準点情報
12
Parcels
区画データ
13
PlanFeatures
計画機能
14
PipeNetworks
配管網
15
Survey
測量データ
16
FeatureDictionary
拡張したフィーチャ辞書
完成形
配管網
3次元道路形状
線形
区画
現況地形
測量データ
10
LandXMLの要素
緩和曲線
IP座標
測点
直線
平面線形
円弧
縦断線形
縦断地盤線
縦断線形
縦断地盤線
11
LandXMLの要素
片勾配すりつけ
計画横断面
横断地盤線
横断地盤線
計画横断面
12
LandXMLの要素
3次元地形
(サーフェス)
TIN形式
3次元地形
(元データ)
13
国内向けの交換標準
• 国総研※より、LandXML 1.2に準じて国内の道路事業・河川事業への適用を
前提としてデータの表現方法が規定された「LandXML 1.2に準じた3次元設計
データ交換標準(案)」(以下、国総研案とする)が公開されており、現在も検
討が進められている
LandXML 1.2から対象とする要素
要素名
No.
LandXML SWGからも項目等
の提案を行っています
内容
1
Units
単位(長さ、面積、体積、角度など)
2
Coordinatesystem
座標系
3
Project
プロジェクト名と説明
4
Application
アプリケーション名
5
CgPoints
座標点
6
Alignments
中心線形および横断形状
7
GradeModel
勾配モデル
8
Roadways
道路構成要素の集合
9
Surfaces
地形モデルのサーフェス
:
:
:
国内向けの
データ表現方法
LandXML 1.2に準じた
3次元設計データ交換標準(案)
国総研案
※国土交通省 国土技術政策総合研究所
14
国内向けの交換標準
• データ交換対象の事業段階は、道路事業・河川事業における、
予備設計から施工までとしている
道路事業
将来的な適用範囲
事
業
段
階
新
設
道
路
・
改
築
道
路
河川事業
当面の対象範囲 ※1
将来的な適用範囲
将来的な適用範囲
事
業
段
階
概略A
概略B
予備A
予備B
詳細
施工
供用
維持管理
当面の対象範囲
将来的な適用範囲
地質調査
測量調査
予備
詳細
施工
堤防法線
平面線形
縦断線形
堤防法線
平面線形
縦断線形
堤防法線
平面線形
縦断線形
堤防法線
平面線形
縦断線形
堤防法線
平面線形
縦断線形
横断形状
表面形状
横断形状
表面形状
横断形状
表面形状
横断形状
表面形状
横断形状
表面形状
維持管理
ITS
横断形状データ
横断形状データ
横断形状データ
横断形状データ
横断形状データ
横断形状データ
横断形状データ
道路中心線形
データ交換標準
(案)※2
平面線形
縦断線形
平面線形
縦断線形
平面線形
縦断線形
平面線形
縦断線形
平面線形
縦断線形
平面線形
縦断線形
地形データ
地形データ
地形データ
地形データ
地形データ
地形データ
新
設
堤
防
・
改
築
堤
防
※1 当面の対象範囲を予備B~施工のみとしている。しかし、こ
れはその他事業段階での利用を妨げるものではない。
※2 当面。概略・予備Aは適用範囲としないため本標準に則った
データは流通しないが、設計情報は従来の形で流通する。
出典:LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)
15
国内向けの表現方法
• 国内向けに規定されているデータの表現方法は以下の要素で
ある
– プロジェクト (Project)
• 事業段階、適用基準
– 座標系 (Coordinatesystem)
• 測地原子、鉛直原子、水平(平面)座標系
– 座標点 (CgPoints)
• 中間点座標、基準点・水準点、目標座標点
– 線形 (Alignments)
• 規格・等級、測点間隔、線形計算手法、クロソイドパラメータ、横断面
16
国内向けの交換標準
• 国総研案では、LandXMLの項目を用いたデータの表現方法に
加え、不足項目は、「Feature」要素を用いて追加している
LandXMLに存在する項目
LandXMLに存在しない項目
データの表現方法を規定
Feature要素で項目を追加し、
データの表現方法を規定
17
国内向けの表現方法
• プロジェクト(Project)
– LandXMLを作成した事業段階、及び、国総研案のデータ表現を用いて
いることを判別可能としている
事業段階
<Project name="○○道路詳細設計">
概略、予備A、予備B、詳細等
<Feature>
<Property label="projectPhase" value="詳細"/>
<Property label="applicationCriterion" value="MlitLandXmlVer.1.0"/>
</Feature>
適用基準
</Project>
LandXMLが国総研案であることを示す
18
国内向けの表現方法
• 座標系(Coordinatesystem)
– 国内で用いられる測地系、水平座標系、標高基準点を判別可能とし
ている
<CoordinateSystem
測地原子
name="CRS1"
horizontalDatum="JGD2000"
鉛直原子(標高基準点)
verticalDatum="O.P"
horizontalCoordinateSystemName="9(X,Y)“ desc="第9 系"/>
水平座標系
<Feature>
<Property label="differTP" value="-1.3000"/>
T.P(東京湾中等潮位)との標高差
</Feature>
19
国内向けの表現方法
• 座標系(Coordinatesystem)
– 国内で用いられる測地系、水平座標系、標高基準点を判別可能とし
ている
測地原子
鉛直原子(標高基準点)
水平座標系
T.P(東京湾中等潮位)との標高差
20
国内向けの表現方法
• 座標点(CgPoints)
– LandXMLの座標点は座標リストを表す要素であり、座標に特定の意味を持
たせることができないため、特定の名称を用いて、中間点・基準点・水準点
を判別可能としている
中間点
Feature要素参照
<CgPoints name="IntermediatePnts">
<CgPoint name="No.0+0.0000" featureRef="1">
-134492.609300 -31243.259760 108.016
中間点座標
</CgPoint>
<Feature name="IntermediatePnts">
<Property label="alignmentRefs" value="線形1"/>
線形への関連付け
</Feature>
<Feature name="1">
<Property label="sta" value="0.0000"/>
測点と接線方向角
<Property label="TangentDirectionAngle" value="71.29175309"/>
</Feature>
21
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《平面線形》
– 線形の規格・等級、測点間隔、線形計算手法、及び、クロソイドパラ
メータ(A値)を判別可能としている
<Alignments name="○○路線">
・・・
・・・
道路または河川
<Feature>
<Property label="designGmType" value="道路"/>
<Property label="classification" value="第1種第2級"/>
等級
</Feature>
</Alignments>
22
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《平面線形》
– 線形の規格・等級、測点間隔、線形計算手法、及び、クロソイドパラ
メータ(A値)を判別可能としている
<Alignment name="線形1" length="553.357221" staStart="0.">
・・・
・・・
<Feature name="Horizontal">
IP法または要素法
<Property label="method" value="IP 法"/>
</Feature>
<Feature name="Interval">
測点間隔
<Property label="main" value="100."/>
<Property label="sub" value="20."/>
</Feature>
</Alignment>
23
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《平面線形》
– 線形の規格・等級、測点間隔、線形計算手法、及び、クロソイドパラ
メータ(A値)を判別可能としている
緩和曲線
曲線長
終点半径
始点半径
(INF=∞)
回転方向
(ccw=反時計まわり)
<Spiral length="37.5" radiusEnd="150." radiusStart="INF“ rot="ccw" spiType="clothoid">
<Start name="KA1-1">-134462.476634 -31153.264299</Start>
クロソイド
<End name="KE1-1">-134449.108977 -31118.255675</End>
<Feature>
始終点座標
<Property label=“A" value=“75."/>
</Feature>
クロソイドパラメータ
</Spiral>
24
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《横断面》
– CrossSectSurf、DesignCrossSectSurf要素を用いて、現況横断線、計画
横断面を表現する
– 計画横断面、現況横断線のいずれも、折れ線で表現する
計画横断面
DesignCrossSectSurf
横断現況線
CrossSectSurf
25
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《横断面》
– 国総研案では計画横断面の折れ線の名前を使用して要素種別を定義す
ることで、車道・路肩・法面などの横断面の要素が判別可能としている
車道
Name=“Carriageway”
側溝
Name=“Drainage”
歩道
Name=“SideWalk”
路肩
Name=“RoadShoulder”
26
国内向けの表現方法
• 線形(Alignments)《横断面》
– 横断面の折れ点に付与するコード(点名)を使用して、線形方向の接
続方法も示されており、3次元での道路形状、河川形状を表現できる
LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)
• 本データ交換標準案は以下のホームページにて公開されている
http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/bunya/cals/information/index.html
28
LandXML対応状況
• オリジナルのLandXML1.2を前提とした場合、SWG参加ベ
ンダー10社の対応状況は以下の通り
データ
エクスポート
インポート
平面線形
8社
9社
縦断線形
8社
8社
片勾配すりつけ
2社
2社
横断面
5社
4社
縦断地盤線
6社
5社
横断地盤線
5社
6社
3次元地形(TINサーフェス)
6社
7社
現状でも中心線形の
データ交換は可能
片勾配すりつけ、横
断面はまだ課題あり
3次元地形、縦横断地
形も半数以上でデー
タ交換可能
29
Open CIM Forumの対応目標
• 国総研案をベースとして、Open CIM Forum参加ベンダー間での
データ交換が可能となるよう、検討を進める
対応済
2015年度末
LandXML 1.2
国総研案
国総研案
LandXML 1.2
国総研案
中心線形
【平面・縦断】
中心線形
【平面・縦断】
横断面
【計画・路床・
路体・床掘線】
地形・完成形
【3次元サーフェス】
その他
設計システム間の
データ交換
交換実験を行い情報提供する
2017年度以降
2016年度中
設計と情報化施工のデータ連携
30
道路の設計・施工おける
LandXMLの活用イメージ
31
設計者の作業フロー
整
備
路
線
・
計
画
概略設計
A・B
活用事例1
路線決定
航
空
測
量
予備設計
A・B
活用事例2
用地幅杭決定
中心線決定
3D点群の利活用
路線測量
詳細設計
活用事例3
活用事例4
中心線測量
平面縦断
細部検討
縦断測量
横断測量
横断設計
各種数量算出
活用事例5
VRの利用による発注者・住民との合意形成
活用事例6
LandXML
32
LandXMLの活用事例1 概略設計編
現況地形作成
•
LandXMLから作成した地形を元に線形入力、縦断を検討
•
•
平面線形、縦断を2次元の図面化
3次元道路形状の検討および図面化
線形検討
縦断検討
3次元道路形状検討
図面作成
LandXML
書き出し
33
1/333
R=∞
L=110.504
1/333
1/667
1/667
L=80
A=200
IP = IP.1
IA = 22-55-48
CL = 280.103
580
1/596
1/596
LandXML
書き出し
0.1
0.3
0.1
427.750
DL=425.0
1/596
1/596
1500
A=180
L=81
R=400
L=84.835
1000
11.6
2000
.5
1:11.5
1/456
1/456
750
580
750
1/333
750
14.7
2000
2000
.5
1:1 2.7
750
750
DL=430.0
1/333
2.000
2.000
NO.42+ 0.515
DL=430.0
6000
14500
2.000%
3000
2.000%
1.2
2.000%
3000
3000
3000
3000
750
750
750
2000
0.1 0.1
37.4
2000
1.2
2000
1/333
1:1
1/333
1000
1:1
2.3 .5
1/1417
1/1417
1:1
438.850
2.000%
GH=439.49
FH=437.756
11500
2.000%
0.1 0.1
750
580
NO.2
437.756
A=250
L=125
137.3
1000
.2
地 盤 高
0.10.8
0.1 0.1
0.1 0.2
法
NO.1
6.8
.2
13.3
地 盤 高
439.49
法
37.4 m2
2.5
m2
436.662
11500
2.000%
1.2
地 盤 高
面
432.64
法
0.0 m2
m2
面
m
20.000
443.93
137.3 m2
m2
切 土 面 積
左 側
面
切 土 面 積
左 側
切 土 面 積
左 側
20.000
20.000
NO.58
切土
0.0 m
切土
10.0 m
盛土
0.0 m
m2
m2
m
設 計 高
路床
路体
盛土
0.0 m
切土
0.0 m
切土
6.8 m
盛土
5.0 m
m2
m2
m
設 計 高
路床
路体
盛土
0.0 m
切土
0.0 m
切土
0.0 m
盛土
16.7 m
m2
m2
設 計 高
路床
路体
盛土
7.6 m
NO.59
IP = IP.3
IA = 40-22-27
CL = 477.332
R=500
L=227.332
1/1417
1/1417
7.847
5.653
1/333
縮尺
A=250
L=125
5.895
19.347
0.653
20.000
20.000
20.000
1324.395
1317.847
1318.500
1298.500
1278.500
1258.500
1238.500
1218.500
1198.500
1192.847
1185.000
1178.500
1158.500
20.058
20.115
20.112
20.400
20.400
21.600
20.800
21.900
21.300
21.354
21.500
21.500
22.600
22.500
22.500
22.500
23.614
20.100
20.260
20.244
20.732
21.219
21.707
22.195
22.709
23.300
23.482
23.743
23.969
24.716
25.541
26.417
27.294
28.171
5.761
0.042
0.145
0.132
0.332
0.819
0.107
1.395
0.809
2.000
2.128
2.243
2.469
2.116
3.041
3.917
4.794
4.557
3.456
4.125
1.256
36.000
23.500
20.100
i=2.439%
L=139.39
5
+5.895
KA 3-2
NO.66
NO.65
NO.64
NO.63
20.000
20.000
3-2
NO.61
NO.62
NO.60
1138.500
1118.500
1098.500
1078.500
29.048
29.925
30.803
31.614
4.161
4.786
i=4.386%
L=285.00
0
6.500
20.000
NO.57
25.592
25.800
29.547
37.375
13.026
12.025
8.983
5.662
13.348
15.392
18.777
18.658
27.439
VCL=120
VCR=2380
+6.500
20.000
NO.56
1058.500
1038.500
1018.500
1000.000
32.491
33.127
33.368
34.161
34.786
34.957
35.800
Y=0.027
Y=0.130
Y=0.173
Y=0.243
Y=0.184
Y=0.054
Y=0.001
Y=0.084
Y=0.337
Y=0.758
Y=0.337
Y=0.084
NO.50+ 0.000
NO.50+ 1.500ブレーキ1
+
KE
20.000
NO.55
20.000
NO.53
NO.54
20.000
NO.52
20.000
18.500
+1.500
NO.51
45.517
45.152
42.351
30.000
30.000
35.242
35.530
35.649
35.600
35.603
35.467
35.333
35.200
00
+10.0
1/333
2.000
2.000
NO.65+19.347
965.515
980.000
960.000
5.515
14.485
20.000
3-1
NO.49
KE
NO.48
940.000
20.000
920.000
20.000
40.904
48.878
51.041
54.377
54.261
62.906
70.290
71.000
Y=0.022
Y=0.014
Y=0.125
Y=0.346
Y=0.125
Y=0.006
Y=0.014
NO.46
2.000 0.000
NO.64+19.347
R=∞
L=203.074
900.000
880.000
860.000
840.000
840.515
820.000
800.000
780.000
i=0.667% 0
L=300.00
NO.47
20.000
32.022
25.697
22.562
17.927
34.000
VCL=100
VCR=3610
NO.46
20.000
19.485
NO.45
35.067
34.933
34.800
34.667
2.502
8.528
8.545
6.909
6.554
60.000
2.000 2.000
NO.63+19.347
20.000
NO.44
NO.43
67.089
60.630
57.362
52.594
8.449
00
+10.0
4.000 4.000
NO.59+14.347
20.000
NO.41
20.000
0.515
20.000
NO.40
NO.42
KA 3-1
NO.39
760.000
740.000
720.000
700.000
34.533
34.400
34.228
34.253
34.009
33.654
Y=0.034
Y=0.187
Y=0.309
Y=0.381
Y=0.193
Y=0.095
Y=0.004
NO.32
4.000 4.000
NO.48+ 5.515
A=180
L=81
2.000 0.000
NO.43+ 0.515
20.000
NO.36
42.982
31.898
25.700
25.708
27.100
27.100
27.300
△△△橋梁 L=80.000
L=80.000
m
NO.28+10.000~NO.32+10.000
2.000 2.000
NO.44+ 0.515
IP = IP.2
IA = 23-45-15
CL = 246.835
20.000
20.000
NO.35
680.000
660.000
637.441
640.000
620.000
600.000
3.926
1.436
2.003
0.686
2.285
4.664
3.977
2.208
縦断図(1)
20.000
20.000
33.188
32.498
32.612
0.121
2.363
2.398
1.281
1.280
00
+10.0
NO.38
20.000
NO.34
29.262
31.062
30.609
31.938
31.251
30.564
29.877
29.589
29.190
28.537
28.002
27.589
27.681
Y=0.089
Y=0.357
Y=0.558
NO.30
NO.37
17.441
2.559
NO.33
20.000
20.000
KA 2-2
NO.32
580.000
556.441
560.000
31.252
28.966
25.900
25.900
27.381
29.311
30.900
30.400
28.870
28.961
i=3.436% 0
L=195.00
NO.31
20.000
540.000
520.000
500.000
VCL=100
VCR=3280
NO.30
NO.29
16.441
3.559
20.000
NO.27
KE 2-2
NO.28
20.000
NO.26
8.394
1.356
1.543
0.770
Y=0.357
Y=0.089
Y=0.018
Y=0.165
00
+10.0
2.000
2.000
NO.31+17.441
471.606
11.606
20.000
480.000
460.000
20.000
440.000
420.000
400.000
405.000
20.000
NO.25
2-1
NO.24
KE
NO.23
27.438
27.299
27.130
0.794
26.700
Y=0.458
Y=0.300
Y=0.165
Y=0.018
NO.28
2.000 0.000
NO.30+17.441
L=80
A=200
NO.22
28.794
28.842
27.900
0.852
0.329
0.365
32.000
1:200
管渠
5.000
△△△+
NO.18
2.000 2.000
NO.29+17.441
9.394
5.000
NO.20
+5.000
390.606
380.000
360.000
27.048
26.971
26.935
26.894
0.805
1.696
0.797
0.965
1.512
配
32.500
勾
i=0.387% 0
L=155.00
5.000 5.000
NO.27+16.441
10.606
2-1
KA
27.900
27.300
27.300
26.100
26.905
27.096
27.258
27.465
28.012
1.538
1.926
1.954
2.751
3.220
0.084
盛 土 高
VCL=100
VCR=2240
15.000
20.000
NO.19
340.000
320.000
310.606
300.000
26.100
25.400
26.461
26.500
26.500
0.458
0.261
0.083
0.384
0.365
0.172
切 土 高
交差点
0.000
NO.21
20.000
NO.18
NO.17
280.000
260.000
250.000
240.000
220.000
28.738
29.126
29.554
30.351
31.020
31.542
31.739
31.919
32.148
32.250
32.333
32.417
32.500
計 画 高
○○○ +
NO.14
5.000 5.000
NO.23+11.606
L=120.103
R=500
0.000
NO.19+ 2.162
9.394
20.000
NO.16
10.606
20.000
NO.15
1-2
20.000
NO.14
KE
10.000
NO.13
10.000
20.000
NO.12
27.200
27.200
27.600
27.600
27.800
32.000
32.000
31.835
32.231
32.634
32.698
32.589
32.500
地 盤 高
i=4.077%
L=130.00
0
+10.000
20.000
NO.11
190.504
200.000
180.000
160.000
140.000
120.000
110.504
100.000
10.504
9.496
20.000
20.000
20.000
9.496
10.504
20.000
1-1
NO.10
KE
NO.9
NO.8
NO.7
80.000
60.000
40.000
20.000
0.000
累 加距離
VCL=100
VCR=2730
4.000 4.000
NO.15+10.606
1-1
NO.5
NO.6
KA
20.000
i=0.417%
L=120.00
0
4.000 4.000
NO.9+10.504
20.000
20.000
0.000
単 距 離
20.000
点
•
2.000 2.000
NO.7+10.504
測
NO.4
•
NO.3
走行シミュレータで線形検証
NO.2
•
NO.1
平面・縦断線形検討
BP
•
2.000
2.000
NO.5+10.504
率
図面、数量計算
LandXMLから現況地形の読み込み
2.000 0.000
NO.6+10.504
曲
線形検討
•
1:0.
5
片 勾 配
すりつけ図
LandXML読み込み
現況地形・平面線形・縦断線形
2.000
2.000
NO.0+ 0.000
LandXMLの活用事例2 予備設計編
線形計算書
走行シミュレータで確認
70.000
図面作成
V=1: 200
H=1:1000
50.000
○○○トンネル L=212.000 m
NO.34+ 0.000~NO.44+12.000
NO.55
1.500
40.000
1:1000
DL=10.000
30.000
20.000
VCL=100
VCR=5140
R=∞
L=6.548
作成年月日
作成年月日
工事名
1:100
会社名
○○設計株式会社
事業者名
工事名
図面名
縮尺
V=1:200
H=1:1000
○○地方整備局○○事務所
○○道路詳細設計業務
平成○○年○○月
図面番号
縦断図
会社名
○○設計株式会社
事業者名
○○地方整備局○○事務所
図面番号
1/1
•
巾杭計算書
•
数量計算書
GH=443.93
FH=438.850
1500
18.1
NO.2
工
盛 土 面 積
右 側
438.850
0.0 m2
0.0 m2
m2
m2
m
NO.1
工
盛 土 面 積
右 側
437.756
0.1
0.3
0.1
3.3
3.3 m2
2.5 m2
m2
434.842
m2
m
BP(NO.0)
GH=432.64
FH=436.662
8.0
BP(NO.0)
工
盛 土 面 積
右 側
436.662
98.9
0.10.1
0.3
13.8
98.9 m2
8.0 m2
1:1 2.3
.8
432.318
m2
m2
23.3
m
図面名
○○道路詳細設計業務
平成○○年○○月
1/11
34
LandXMLの活用事例3 路線測量編
LandXML読み込み
平面線形・中間点座標・縦断線形
•
LandXML読み込み
•
縦断測量
•
中心線測量
中心線測量
縦断測量
•
横断測量
横断測量
図面作成、数量計算書出力
LandXML
書き出し
35
LandXMLの活用事例4 詳細設計編
•
LandXML読み込み
現況縦横断・平面線形・縦断線形
LandXMLから路線測量で作成した現況縦横断を読み込み
平面線形および縦断線形の細部検討
平面線形・縦断線形
細部検討
横断設計
•
数量計算
横断計画後に土工区分線の自動作図と詳細数量を自動算
出し、施工で利用する設計モデル(LandXML)や3Dモデル
を作成
図面作成、数量計算書出力
LandXML
書き出し
36
LandXMLの活用事例5 3D点群利活用編①
点群データの取得
ドローン・3Dレーザスキャナ
設計LandXML
平面線形・縦断線形・横断線形
LandXMLの設計形状と現況の点群データを比較すること
で、盛土量・切土量の算出が可能になります。
土量算出
設計形状を現況点群と比較
積算
37
LandXMLの活用事例5 3D点群利活用編②
点群データの取得
ドローン・3Dレーザスキャナ
設計LandXML
三角網(TIN)作成
設計3次元形状
断面データ作成
LandXML出力
現況3次元形状
断面図作成の際の現況断面を横断測量データではなく
点群の現況断面データを利用する。
38
LandXMLの活用事例6 VRによる合意形成編
LandXML読み込み
地形・中心線形・横断面
航空写真・モデル配置
地形、中心線形、
横断面を読み込み
航空写真を地形に張り合わせ
建物、樹木などモデルを配置
環境設定・シミュレーション
環境設定:
時間、天候、照明表現、etc…
シミュレーション:
交通、運転、氾濫、土石流、津波、etc…
アニメーション作成
クラウドサーバー公開
時間軸に対して設定を定義して
アニメーションを作成
PC、携帯端末から閲覧が可能
掲示板での合意形成支援
39
施工者の作業フロー
入
札
・
契
約
現
地
状
況
調
査
関
係
者
間
協
議
設
計
図
書
照
査
施
工
計
画
書
作
成
地
元
説
明
会
実
施
デ
ー
タ
作
成
情
報
化
施
工
工
事
測
量
施
工
完
成
検
査
供
用
開
始
基本設計データ
XML
(TS出来形
施工管理用)
LandXML
(設計)
LandXMLを利用することで施工の様々な場面で作業を効率化できます
40
LandXMLの利活用 施工編①
設計図書照査
発注図面と合わせてLandXMLの三次元形状を確認することになれば、平面図・縦断図・横断図では分かりにくかった形
状を確認しやすくなり、従来と比べ設計図書の照査効率と精度がアップ。
土工の擦りつけ箇所なども形状が明確になり、作業の手戻りが大幅削減される。
発注図面
LandXML
(設計)
41
LandXMLの利活用 施工編②
施工計画・計画書作成
LandXMLが流通することにより現場の設計形状が再現され、現場の三次元化が容易に。現場をよりリアルに再現する
ことで、現場で発生する問題点などについて事前に現場全体で共有することができる。
施工計画施工計画書に三次元データを用いることにより、表現力が大幅向上し、評価アップにつながる。
LandXML
(設計)
42
LandXMLの利活用 施工編③
地元説明会実施
三次元データによる直感的な表現は、従来の紙図面を使用した工事説明と比較して分かりやすい。
LandXMLの形状データを取り込み、現場の状況を再現すれば、どのような現場で、工事がどのように行わ
れていくかなど、図面が分からない人たちにも理解度がアップする。
LandXML
(設計)
画像提供:三重県 松本組様
43
LandXMLの利活用 施工編④
情報化施工データ作成
発注図書および設計変更後の三次元形状を利用することで、これまで時間がかかった、TS出来形の横
断面の形状作成が必要なくなるため、基本設計データ作成時間が大幅に短縮。また、情報化施工
(MC/MG)においても利用可能となる。
LandXML
(設計)
情報化施工用MC/MG
データ
設計データに
観測箇所の指示追加
TS出来形
基本設計データ
44
LandXMLの利活用 施工編⑤
施工
情報化施工では完成形の三次元が存在することで、MC・MGのためのデータ作成量が大幅に効率化できます。
LandXML
(設計)
45
LandXMLの利活用 施工編⑥
施工
設計の形状は土量・土工管理にも利用。ドローンや3Dレーザスキャナで取得した現況の形状と三次元
設計データを比較することで、切土量・盛土量の算出が可能。また、成形後の土工形状を点群化するこ
とで、設計データと比較し、出来形の確認も可能となる。
LandXML
(設計)
46
LandXMLの利活用 維持管理編
維持管理
属性付の三次元データがあれば、ビューアを利用し供用後の維持管理業務に利用できます。
47
Open CIM Forum LandXML SWG
48
ご清聴ありがとうございました
49