LTE端末間通信を用いた近接サービス - DOCOMO R&D Open House

F-5
LTE端末間通信を用いた近接サービス
~近接サービスの適用領域拡大~
■ LTE端末間通信を実装した端末を用いて、近接サービスを体験
特長
■ LTE端末間通信により、Bluetoothなどを用いた従来の端末間通信技術と比較
して,より広い通信距離を実現でき、直接通信を用いたサービス(近接サービ
ス)の更なる拡大が期待される
■ 本展示では近接サービスのアプリケーションをスマートフォンを用いて体験
今後
■ LTEによる端末間通信を用いた実現性を検討し、標準化活動における自動車関
連通信の技術検討を推進していく
LTEを用いた端末間通信
• 近接端末発見(サービス検出) 本展⽰
• 端末間直接通信(音声通話など)
試験端末
• Qualcomm社による試験端末
• 2.5GHzを用いたLTE端末間通信
Search
管理サーバ
コンテンツ
基地局
同期信号
ドコモ
LTE基地局
端末間通信
図1 基地局エリア内における
LTE端末間通信
Offer
迷子/落し物検出
シェアリング
Special
offer!
SNS/ゲーム
デバイス制御
広告
技術的ポイント
• LTE端末間通信により、
検出範囲を数mから数百
m規模まで制御可能
図2 近接サービスへの展開例
~~担当者の想い~~
LTE端末間通信技術はパブリックセーフティ用途での導入が決定された国もあり,平時の利用も期
待される技術です.標準技術の策定でリーダーシップを発揮し、移動体通信技術の応用範囲拡大に
貢献して参ります
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
䠢䠉䠒
‫ݩ‬ஹἅỴ἟ἕἚὁὊἁᴾ
᳸࠰Ქ଺ˊƷdzǢȍȃȈȯȸǯ᳸
ᡮƍȷ‫ܤ‬ƍȷ̝МȷǷȳȗȫȷǪȸȗȳ
Š‫ݩ‬ஹdzǢ᳈᳑ƸŴƋǒǏǔȢȎƴƭƳƕǓŴƓܲಮƴ‫ࢢٶ‬ư᭽щႎƳǵȸȓǹ
Ǜ੩̓ӧᏡƳŴ᭗ࡇȷ௩᠂ƳǤȳȕȩƷఋƱƠƯᡶ҄ƠLJƢŵ
Ჯ)໯ዴ২ᘐƱ‫ݩ‬ஹdzǢ᳈᳑ƴǑƬƯܱྵƞǕǔȓǸȧȳǛƝኰʼƠLJƢŵ
ཎᧈ
ŠȍȃȈȯȸǯˎे҄ሁƴǑǓŴ‫ࢢٶ‬ƳǵȸȓǹǛ੩̓ӧᏡƳdzǢ᳈᳑ǛܱྵᲛ
¾
¾
¾
¾
¾
᭗јྙᲴ‫ٻ‬᣽ƷȢȎǛƭƳƗŴ+Q6ưǹȞȸȈƳဃ෇Ǜܱྵ
˯᡿ࡨᲴ᭗ƍȬǹȝȳǹࣱᏡǛᙲ൭ƢǔǢȗȪDZȸǷȧȳǛܱᘍӧᏡ
᭗̮᫂ᲴʻLJưˌɥƴƭƳƕǓዓƚǔdzǢ᳈᳑ư໎ܹ଺ƴNjᄩܱƴᡫ̮
᭗ǻǭȥȪȆǣᲴȗȩǤȐǷȸƳƲǛ‫ܣ‬ǓŴ‫࣎ܤ‬ȷ‫ܤ‬μƳ࿢‫ؾ‬Ǜܱྵ
:CC5੩̓Ჴ˖ಅϋᲩᡫ̮ʙಅǷǹȆȠƴ࣏ᙲƳೞᏡȷ᝻เǛǪȳȇǣȞȳȉ੩̓
ʻࢸ
ŠᲬᲪᲬᲪ࠰ƷᲯ)ǵȸȓǹ੩̓ƴӼƚŴ‫ݩ‬ஹdzǢȍȃȈȯȸǯ২ᘐƷܱᚰ᬴ܱ
ǛᡶNJŴࢽǒǕƨ঺ௐǛ೅แ҄෇ѣᲢ)22Ŵ0(8ሁᲣƴ੩కƠŴૼƠƍ
ǵȸȓǹƷоᡯǛਖ਼ᡶƠƯƍƖLJƢŵ
ỗ⏝䝃䞊䝞⩌
ỗ⏝䝃䞊䝞⩌
᳸᳸ਃ࢘ᎍƷेƍ᳸᳸
)໯ዴ২ᘐǛ෇ƔƠƨ‫ݩ‬ஹǵȸȓǹǛŴӧᏡƳᨂǓ‫ܤ‬ƘܱྵƞƤLJƢᲛ
㼴㻌㻞㻜㻝㻡㻌㻺㼀㼀㻌㻰㻻㻯㻻㻹㻻㻘㻌㻵㼚㼏㻚㻌㻭㼘㼘㻌㻾㼕㼓㼔㼠㼟㻌㻾㼑㼟㼑㼞㼢㼑㼐㻚㻌
F-7
IoT向け低価格チップ導入
~Internet of Things利用拡大に向けて~
■ あらゆるモノを通信で結ぶInternet of Things (IoT) 利用拡大につながる
低速で低価格な通信チップの導入
■ 日本の通信事業者で初めて、受信速度10 Mbps以下のLTE Category 1通信
へ対応※
※ 2015年10月1日現在、自社調べ
特長
■ チップセットベンダと協力して世界的に注目されているLTE Category 1チッ
プのドコモNWへの接続性を試験により担保
■ 低価格化を実現した通信チップもドコモネットワークで利用可能となり、携帯
電話機以外の機器にもLTE通信機能を付与する事が容易に、あらゆるモノを通
信で繋ぐIoT利用拡大へ寄与
今後
■ ドコモネットワークとの接続性がある低価格な通信チップ搭載のモジュールや
製品を増やしていき、IoT分野における利便性を向上
100Mbps以上
LTE高速通信
スマートフォンユーザ
10Mbps以下
LTE低速通信
ドコモ
ネットワーク
Internet of Thingsに
適した低価格通信チップ
IoTにて低価格で
セルラ網が使用可能
~~担当者の想い~~
高速度なチップに加え、低速度・低価格なLTE通信チップやモジュールを提供することにより、
Internet of Things普及に貢献し、お客様にとって便利な世界を作っていきます。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
モバイルを支える光アクセス技術
F-8
~超高速移動通信(5G)に向けた低コスト光アクセスNWの実現~
■ 無線伝送速度の高速化で急増するモバイルフロントホールの光伝送容量を、
従来の1/10以下に削減してモバイルネットワークの低コスト化を実現
■ 新しい基地局機能分離を適用したモバイルフロントホールを低コストな
光アクセスネットワークで構成し、複数基地局を効率的に収容
特長
■ 新しい基地局機能分離で、光張出し構成の親局と子局を結ぶモバイルフロント
ホールの光伝送容量を大幅に削減可能
■ 無線スループットを維持しつつ光伝送容量だけを削減できるため、
高速・大容量をめざす次世代移動通信システムにも対応可能
■ 無線トラフィックに応じて光伝送容量が変化するため、
パケットネットワークを活用して複数基地局を効率的に収容可能
今後
■ 多くのスモールセル基地局が高密度に配置される
将来のモバイルネットワークへの適用をめざす
従来の機能分離
コアネットワーク
子局
光ファイバ
親局
デジタル
信号処理
モバイルフロントホール
無線
送受信
モバイル
フロントホール
光伝送容量
新しい機能分離
親局
PHY層
機能
大
PHY層内で
機能分離
子局
子局
親局
子局
子局
無線送受信
光張出し基地局
従来の
基地局間連携処理
MAC層
機能
尤度合成による
基地局間連携処理
モバイルフロントホール
無線
送受信
PHY層
機能
光伝送容量
小
PHY層
機能
MAC層
機能
基地局機能分離による光伝送容量の削減
メリット
 新しい基地局機能分離でモバイルフロントホールの
 無線装置(子局)の小型化
光伝送容量を従来の1/10以下まで大幅に削減でき、
 信号処理機能の集約
低コストな光伝送インタフェースの適用が可能
デメリット
 尤度合成による基地局間連携で無線伝送特性も維持
 モバイルフロントホールの  光伝送のパケット化でモバイルフロントホールの
光伝送容量が大きい
多重伝送ができ、光アクセスとの高い親和性を実現
~~担当者の想い~~
無線と光の両方の側面からドコモ先進技術研究所と協力して、最高のモバイルネットワークの実現
をめざしていきたいです!!
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
VoLTEローミング
F-9
~VoLTEサービスを海外でも利用可能とする技術~
■ 国内通信事業者としては初めて、二ヶ国双方向では世界で初めて、VoLTE
(Voice Over LTE)海外対応を開始
■ VoLTEが海外対応することにより、ドコモ対象機種同士であれば、日本から
海外への通話や海外間の通話においても、国内と同等の高音質通話を提供
特長
■ 現在提供中のLTEデータローミングサービスと親和性の高い
「S8HR(S8 Home Routed)」方式という技術を採用することで、
他方式と比べて早期のサービス提供を実現
■ 海外渡航時に国内と同等のサービス提供が可能となるため、従来のローミング
では利用不可であった高音質通話、ビデオコール等のサービスを海外でも提供
することが可能
今後
■ 韓国KT社と協力し、日本と韓国間および韓国国内におけるVoLTEの海外対応
を開始し、対象国/地域は順次拡大予定
<VoLTEローミングの方式比較>
【S8HR方式】
海外網
【他方式】
国内網
海外網
IMS
IMS
国内網
事業者間での
新規相互接続点
IMS
LTE既存
パケット網
ドコモユーザ対応端末
ドコモユーザ対応端末
LTEローミングで使用している
既存パケット網を流用
事業者間での新規相互接続点
のサポートが必要
注)IMS(IP Multimedia Subsystem):IPマルチメディアサービスを実現するためのアーキテクチャで
プロトコルトとしてはSIP(Session Initiation Protocol)を適用
~~担当者の想い~~
世界の先頭集団に立って「S8HR」方式の標準化推進活動を行い、二ヶ国双方向では世界で初めて
VoLTEローミング商用サービス化を実現しました。今後、世界中でVoLTEが利用可能となるよう
ローミングの発展を推進します。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
ネットワーク仮想化 (NFV)
F-10
~複数ベンダーの組合せで仮想化メリットを最大化~
■ ネットワーク仮想化とは、従来特定のハードウェア上で動作させていた通信用
ソフトウェアを仮想的なハードウェア上で動作させる技術です。
特長
■ ネットワーク仮想化により、①災害等を原因とした通信混雑時における通信の
つながりやすさの向上、②通信設備故障時における通信サービスの継続提供、
③新たな通信サービスの迅速な提供、④設備投資の効率化が可能となります。
■ ドコモはエリクソン、富士通株式会社、日本電気株式会社と協力し開発を行っ
ています。異なるベンダーのソフトウェアと仮想的なハードウェアを組み合わ
せてシステムを構築することにより、機能・性能・価格などの面で最適な製品
を活用することが可能となります。
今後
■ 2016年3月に仮想化EPCを商用ネットワークに導入し、将来的にはネッ
トワーク全体への仮想化適用を進めていきます。
EPCソフトウェア
EPCソフトウェア
(NEC)
(富士通)
仮想化レイヤー (エリクソン)
仮想化
管理
システム
(エリクソン)
ハードウェア
ハードウェア
仮想的なハードウェアを
制御するシステム
システム構成イメージ
《エリクソン》
仮想的なハードウェアを制御するシステムを構成
《富士通株式会社》《日本電気株式会社》
ネットワーク仮想化技術を適用したEPCのソフト
ウェアを構成
テストベッド風景
~~担当者の想い~~
従来のネットワークの概念を大きく変えるネットワーク仮想化技術が、いよいよ今年度商用ネット
ワークに適用されます。強さとしなやかさを併せ持つネットワークの実現をめざしていきます。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-11
電波の安心・安全利用
~電波が医用電気機器へ及ぼす干渉調査~
病院などの医療機関において携帯電話を安心・安全に利用していただくために
携帯電話の電波が医用電気機器に及ぼす影響(干渉)を調査
特長
■ 医療機関とタイアップし、実際の医用電気機器を使った調査を実施
■ 実機(携帯電話)と模擬信号発生装置で効率的に試験
■ 干渉の有無や干渉の度合いを明確化
今後
■ 調査結果をもとに、医療機関内の携帯電話利用場所の拡大などお客様の利便性
向上に貢献
■ 新周波数帯や通信方式などの干渉調査を継続して実施
皆様に安心してドコモの携帯電話をお使いいただけるよう、調査を続けます!
開発した模擬信号発生装置
調査概要
調査対象医用電気機器
・32機種
(体外式ペースメーカ、電気メス、超音波エコー、輸液ポンプ、人工呼吸器など)
結果
干渉発生確率
[%]
Interference
ratio[%]
調査内容
・干渉の有無と干渉の度合い
・干渉が消える干渉源-医用電気機器間距離(最大干渉消失距離)の測定
・FOMAやLTEなど通信方式の干渉依存性
・送信電力と干渉消失距離との関係性
35
23 dBm (LTE)
30
・連続送信と断続送信※1の差
24 dBm (HSPA and W-CDMA)
25
20
15
10
5
0
10 dBm
・干渉発生機器は32機種のうち
7機種(連続送信)、12機種(断続送信)
・通信方式による最大干渉消失距離は同等
・送信電力は干渉消失距離に依存
Distance
between radiation source dand
干渉源と医用電気機器の距離
[cm]medical
devices (d) [cm]
送信電力による干渉発生確率の違い
(2GHz)
→電力を下げることで干渉低減が可能
・過去の総務省調査と同等な結果
・干渉消失距離は電波環境協議会の指針※2の離隔距離(1m)以内
※1 断続送信:送電のON/OFFを1秒間隔で繰り返す。医用電気機器は心拍などを感知する機能があるため、連続で送信する
より、生体リズムに近いリズムで送信する方が干渉しやすい可能性がある。
※2 電波環境審議会の指針:電波環境協議会「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」(平成26年8月)
携帯電話と医用電気機器の離隔距離などが記載
~~担当者の想い~~
入院している時、待合室まで行かないと携帯電話が使えないのが不便でした。携帯電話の電波が影
響するなら仕方ないことですが、影響の有無がちゃんと理解されていないことが原因の一つとなっ
ています。この取り組みを通してより良い社会を実現します。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-12
PREMIUM 4Gの更なる高速化
~3CC CA技術を用いた高速伝送デモ~
3つの周波数を束ねて同時に通信する3CC CA (3 Component Carrier Carrier
Aggregation)技術を用いることにより,PREMIUM 4Gの更なる高速化を実現
特 長
■ 日本国内他社に先駆け,3つの周波数で同時通信を行う3CC CAを導入
■ 2GHz帯(15MHz幅, 112.5Mbps),800MHz帯(10MHz幅, 75Mbps),
1.5GHz帯(15MHz幅, 112.5Mbps)の周波数を束ね,下り最大300Mbpsを実現
■ 4K動画ストリーミング等, 大容量なクラウドコンテンツを快適に利用可能
今 後
■ 2015年10月から下り最大300Mbpsをサービス開始.2016年度には3.5GHz帯の
周波数も同時利用することにより,下り最大370Mbpsの実現を検討中
【3CC CA機能】
・ 3つの周波数を同時利用することで,下り最大通信速度を向上
・ 3CC CA対応端末の実現に向け,デバイスベンダと共同でRF部品の
先行開発を行い,それをもとにした3GPP標準仕様を策定
3CC CA 対応端末
下り最大
セルA
(マクロセル)
300Mbps
セルB
(マクロセル)
セルC
(スモールセル)
~~担当者の想い~~
私たちはモバイル通信の更なる高速化を実現することで,大容量通信を伴うクラウドコンテンツや
サービスの可能性を広げ,今までに無い新たなユーザ体験をお客様に提供していきたいと考えてい
ます.
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
3.5GHz帯導入への取り組み(1)
F-13
~
更なる高速化に向けた装置開発
~
■ 3.5GHz帯導入に向けたドコモの取り組みと開発中装置の紹介
特長
■ 新しい周波数帯を導入することで更なる高速・大容量化を実現し、より快適な
通信サービスを提供
■ TDD方式を採用し、セル間干渉回避のための時刻同期NW装置を導入
■ 高度化C-RANアーキテクチャ*を利用した既存FDD方式とのキャリアアグリ
ゲーションにより、更なる高速化を実現
*…基地局装置の制御部を集中設置するC-RANアーキテクチャに、LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションと
スモールセル/ヘテロジニアスネットワークを組み合わせて実現した新しいRANアーキテクチャ
今後
■ 2015年度内の運用開始に向けて、開発・検証中
ベースバンド部
:既存周波数帯
:3.5GHz帯
CA
上り
上り
干渉
下り
隣接局で上下のタイミングが
異なると干渉が生じる
TDD(40MHz幅)
FDD
上り
下り
CA
下り
同期を取ることで干渉を回避
セル間の干渉回避のための時刻同期
既存FDD方式との
キャリアアグリゲーション
~~担当者の想い~~
ドコモのLTE-Advancedネットワークを世界最速・最大容量・最高品質にするべく、3.5GHz帯
導入に向けた装置開発、及び更なるネットワーク高度化への開発に取り組んでまいります。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-13
3.5GHz帯導入への取り組み(2)
~
更なる高速化に向けた装置開発
~
■ 3.5GHz帯導入時のネットワーク構成
スモールセル用アンテナ
(3.5GHz帯)
基地局装置(親局)
平面型
ロッド型[チルト無] ロッド型[チルト有]
150㎜×150㎜ 49㎜φ×140㎜
49㎜φ×240㎜
収容セル拡大
省電力化
3方式対応3G/LTE/LTE-A)
※マクロセル用アンテナも開発中
※FDD装置のソフトウェア機能追加にて対応
ORI(CPRI)*
GPS衛星
A社製
GPSアンテナ
B社製
小型無線装置(子局)
(3.5GHz帯)
2.5L、3Kg以下
85W以下
4L、4Kg以下
90W以下
CA
時刻同期NW装置
【BC(Boundary Clock)】
【GMC(Grand Master Clock)】
GMから分配されたPTPパケット
を受信し、時刻補正を行った上で
無線装置に分配
GPS信号から、時刻同期の為の
PTPパケットを生成し、分配
※マクロセル用無線装置も開発中
*…共通IFによりベンダクロスでのCAを実現
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
3.5GHz帯対応装置(3)
F-13
~
更なる高速化に向けた装置開発
~
SRE
項目
諸元
周波数
3.5GHz帯
重量
4.5kg以下
容量
4L以下
最大出力
0.48W/ブランチ
ブランチ数(Tx/Rx)
4/4
消費電力
100W以下
項目
周波数
重量
容量
最大出力
ブランチ数(Tx/Rx)
消費電力
諸元
3.5GHz帯
12Kg以下
9L以下
19W/ブランチ
2/2
370W以下
RRE
時刻同期NW装置
項目
重量
サイズ
(H×W×D)
PTP配信ポート数
消費電力
諸元
GMC
BC
8kg以下
3.5kg以下
74.9mm×439.4mm×289.6mm
43mm×444mm×203mm
4
8
50W以下
60W以下
アンテナ
項目
アンテナタイプ
ロッドアンテナ
(チルトタイプ)
諸元
ロッドアンテナ
(チルト無し)
周波数帯域
3.5GHz帯
偏波
垂直/水平
外形
サイズ
49mmφ
×240mm
49mmφ
×140mm
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
単指向性
平面アンテナ
150mm×150mm
F-14
ドコモのSONへの取り組み
~更なる迅速&高品質なエリアの提供に向けて~
■ SON(Self Organizing Network)技術を用いたエリア品質の自動最適化機
能および今後の更なる高度化に向けた取り組み
特長
■ 無線品質やトラフィック等の情報を用いて、個別環境応じた無線パラメータを
自動設定することで、常に最適な無線品質を提供
■ 基地局設置時の各種設定を自動化することで高品質なエリアを迅速に展開
今後
■ ビッグデータ活用や通信エリアの動的最適化等、SON技術の高度化により、
自動制御の適用領域を拡大することで、エリア満足度の更なる向上をめざす
Self Organizing Network
Self Configuration
Self Optimization
~自動設定~
Self Healing
~自動最適化~
~自動復旧~
フェムトセル自動設定
周辺セル自動設定
BIGDATAの活用
自動制御の拡大
SONの進化
基地局自動設定
(屋外/可搬型)
スマートエリア
動的なエリア形成
自動最適化
パラメータ拡大
災害時における
自動エリア救済
エリア満足度の更なる向上
~~担当者の想い~~
Premium 4Gの高度化および5G導入など今後のNW発展に伴う著しい環境変化にも迅速に対応す
べく、自動化による常に最適なNW構築を実現するための研究開発に今後も全力投球していきま
す!!
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-14
ドコモのSONへの取り組み
~更なる迅速&高品質なエリアの提供に向けて~
フェムトセル自動設定
周辺セル自動設定
設定不要
BB回線
周辺環境を考慮した
無線パラメータ設定
未連携
自動連携
途切れ
安定
Plug & Play
(即座にサービスイン)
環境に応じた自動最適化
SON
ビッグデータ収集
自宅・オフィス
動線
災害
イベント
動的な通信エリア形成
自動検知
平常
指示
混雑
スマートエリア
自動エリア救済
(エリア自動調整)
混雑度に応じた自動エリア調整
大規模災害時の自動エリア復旧
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-15
電力自由化に向けた基地局のグリーン・スマート電力技術
~グリーン基地局の更なる進化 (全国展開/ダブルパワー制御)~
■ ソーラーパネルとリチウムイオン電池を搭載して最適な電力コントロールを行
う、環境に優しく災害に強いグリーン基地局を全国21箇所に設置完了
■ 環境負荷低減に貢献する「ダブルパワー制御」を国内通信事業者として初めて
成功
特長
■ グリーン電力コントローラの制御により、再生可能エネルギーの有効活用(商
用電力使用の削減)、ピーク電力シフト、災害など停電時でのオペレーション
継続を実現
■ 「ダブルパワー制御」により、基地局の運用に必要な電力の95%以上を再生
可能エネルギーと夜間電力で賄い、昼間のピーク時の商用電力使用を削減でき
ることを確認
今後
■ 更なる再生可能エネルギー利用向上の技術に取り組み、グリーン基地局の全国
展開を強く後押しします
グリーン基地局
の全国展開
ドコモの電力使用量
ドコモの年間電力使用量は
新規設置局(11局)
2015年3月完成
先行局(10局)
2014年3月完成
約29.2億kWh
日本全体の約0.3%
の電力をドコモの基地局で使用
※グラフは2013年度実績、数値は2014年度実績
ソーラーパネル
ダブルパワー制御概要
クリーンな
グリーン電力 太陽光発電と
コントローラ
夜間電力を
積極的に利用
電力制御
電力供給
・余剰発電を充電・・・日没後に放電
・夜間電力を充電・・・昼間(発電小)に放電
無線装置
商用電力
リチウムイオン電池
~~担当者の想い~~
私たちは環境と災害対策をめざしたグリーン基地局の研究開発を通じて、ドコモ基地局への革新的
なエネルギー技術を推進し、安心、安全と地球環境保護の観点からお客様に価値を提供します。
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.
F-15
電力自由化に向けた基地局のグリーン・スマート電力技術
~無線基地局における電力制御の新たな取組み~
■ 2016年度より小売電力自由化が開始され、低圧契約である無線基地局も自由
化の対象
■ 無線基地局の電力見える化、太陽光発電や蓄電池の総合的な制御技術による受
電運用法を確立し、電力利用の最適化を実現
特⻑
■ 基地局に“GEMS(Green Energy Management System)”を設置するこ
とにより基地局消費・発電電力情報を簡便に取得し、電力の見える化を促進
■ 複数の基地局電力情報を集約・管理し、グリーン基地局の最適制御や電力自由
化に対応する“スマート電力技術”を確立することにより、電力利用の最適化
(商用電力使用の削減、電力コスト削減等)を実現
今後
■ スマート電力技術の確立により、今後激変する電力動向に迅速・柔軟に対応し
ていきます
グリーン基地局制御の
⾼度化による⾃活電⼒向上
・GEMSによる電⼒監視
・
による電⼒監視
・蓄電池の充放電制御
スマート電⼒技術導⼊による
電⼒利⽤の最適化
グリーン基地局
ドコモ電⼒クラウド
⼀括受電制御
蓄電池充放電
PV電⼒制御
GEMS
購⼊電⼒情報
送電網(送電事業者)
受電データ
制御信号
グリーン基地局
・電⼒消費/発電予測
・基地局間電⼒融通
太陽光発電電⼒の有効活⽤
による⾃活電⼒向上
発電事業者
別系統へ
(DR)
⼀般基地局
オフィス等
・⼀括受電
・受電量バランシング制御
・デマンドレスポンス(DR)制御
安価な電⼒の利⽤による電⼒
購⼊コストの削減
〜〜担当者の想い〜〜
基地局電⼒の⾒える化、基地局電⼒の制御を推進し、より効果的かつ安価な電気の利⽤が可能にな
るよう技術開発を進めてまいります。
© 2014 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved. NTT DOCOMO Confidential.
F-16
Wi-Fi体感品質向上への取り組み
~誰でも、簡単、快適に接続できるWi-Fi技術~
■ ドコモのお客様や訪日外国人のお客様が、携帯電話のネットワークと同じよう
に、Wi-Fiネットワークを簡単・快適にご利用いただくためのR&Dの取り組み
特長
■ お客様が接続可能なWi-Fiネットワークを自動的に検出して、端末に通知する
ことが可能
■ 初めて接続するWi-Fiも接続設定(ID/パスワード)が不要となり、簡単にイン
ターネットを利用することが可能
■ 接続設定の簡易化も達成でき、かつセキュリティの強い認証方式でセキュアな
インターネット接続を提供
今後
■ 2020年 東京オリンピックを見据え、さまざまな要素技術を結集することで
docomo Wi-Fiのお客様体感品質向上の最大化を実現
【海外ネットワークからの自動接続】
・お客様が接続可能なSSIDを端末
へ自動的に通知
・通知された情報の中から最適な
アクセス情報を選択し、セキュア
な方式で自動的にインターネット
へ接続
【Passpoint】… Wi-Fi Allianceで策定されたWi-Fi
接続を簡易化する認定プログラム
【OSUサーバを用いた接続設定の簡易化】
・「オンラインサインアップ
(OSU)」により、国内外での
Wi-Fi設定をOSUサーバが自動化
・海外オペレータの認証サーバを
利用した相互接続検証(NGHトラ
イアル)を実施中
【NGH】Next Generation Hotspot …
Wi-Fi接続の簡易化を推進する次世代無線LAN規格
~~担当者の想い~~
NTTドコモでは、国内外問わずお客様に安心してWi-Fiサービスを利用して頂くために今後も研究
開発を進め、お客様利便性向上に努めてまいります
© 2015 NTT DOCOMO, Inc. All Rights Reserved.