被災地宮城県山元町から感謝状授与

桜丘学園&豊橋ユネスコ協会
被災地宮城県山元町から感謝状授与
5年間の震災寺子屋活動に対するたくさんの賛辞を
いただきました。
東日本大震災以来、桜丘学園と豊橋ユネスコ協会が
協力して、宮城県山元町の4小学校を支援し続けた事に
対して、町からの感謝状の贈呈式が10月11日(日)
に山元町体育館で開催されました。
多くの町民が見守る中、宮城県外では5団体が感謝
状を授与されましたが、そのうちの1つが桜丘学園で
した。
山元町は宮城県内でも人口に占める死者、行方不明
者の割合が女川町、南三陸町に続き3番目に多い町で、
ボランティアセンターの立ち上げも4月に入ってから
と、復興、復旧が大変立ち後れた地域でした。
また、当時、町にあった5つの小学校のうち2校は、
津波により廃校に追い込まれ、入学式・始業式も通常
より2週間ほど遅れのスタートとなりました。
津波による大混乱の中、学校はすべて避難所となり
子どもたちは、震災があった3月11日から入学式・
始業式の4月25日までの約1ヶ月半、全く登校でき
ない状態が続きました。当然、学習面での遅れが生じ
たり、津波により家族や友人、自宅をなくした児童も
多く、心のケアも必要な状態でした。
そこで桜丘学園は豊橋ユネスコ協会と協力し、震災のあった夏休みから毎年、学習の遅れを取り戻す
ための学習支援と、子供たちの心のケアを行う『震災寺子屋活動』を、地元山元町の4小学校を使って
行ってきました。これ以外にも街頭募金、豊橋への招待企画、山元町の物産展など、さまざまな活動を
通して山元町の小学生たちに、エールを送り続けてきました。
この活動には多くの小学生や教職員、保護者が高い関心を寄せ、結果的には町の小学生の3人に1人
(約700名)が参加してくれました。また、この5年間でこちらからは200名を超えるボランティ
アが現地まで足を運んでくれました。本校からも中高生はもちろんのこと、鈴木浩志先生、川合教子
先生、上堀洋子先生、父母の廣中さんや増野さんなども献身的にボランティア活動に参加してくれまし
た。そうした皆さんの善意が、多くの被災地の方々
を勇気づけ、励まし今回の感謝状の授与につながっ
たと思います。
本校中学校の父母の皆さんにも多大なご協力をい
ただきました。震災当初、ボランティアセンターで
ペットボトルの水が足りないので寄付をお願いした
ところ、700本を超すペットボトルがあっという
間に集まったのを今でもはっきりと覚えています。
そうした皆さんの善意や優しさも忘れることはでき
ません。
『桜丘には本物の優しさがある』そんなふ
うに何度感じたかわかりません。
皆さんから寄せられたたくさんの温かいお心に
本校2年 牧野みくさんと現地小学生
改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
桜丘学園&豊橋ユネスコ協会
豊橋ユネスコ協会が
ジュニア会員を募集します!
さまざまな奉仕活動や社会体験ができます
震災以来、桜丘学園と豊橋ユネスコ協会は宮城県山元町の小学校への支援を共同で行ってきたことで、
『ユネスコ』という言葉をよく耳にしたかもしれません。昨年、豊橋市のすべての小中学校74校はユネ
スコスクールの認証手続きを済ませました。
そうした背景のもと、ユネスコの精神をさらに広げ、持続可能な社会作りの担い手となる人材育成を目的
として、ジュニア会員制度を今年から発足しました。これまで行ってきた被災地支援をはじめとして、さま
ざま奉仕活動、社会体験を通して見識を広め、社会に貢献できる人に成長して欲しいと願っています。
詳しくは21日(水)生徒会立ち合い演説会後に伝えます!
どんな活動に参加するの?
これから先の活動内容の一部を紹介します!
1. 茨城水害支援活動(ビーズ工芸品を作り)→ 誰でも参加可能
1)日 時:10月22日(木)16:15~18:00
2)場 所:桜丘中学校 図書室
3)来校者:豊橋ユネスコ協会 青年部4名
・愛知大学4年 山下 奈緒
・愛知大学3年 小田璃夏歩
・豊橋技術科学大学3年 白川 翔太
・豊橋技術科学大学院1年 浅原 康平
4)募集人員:30名程度
5)活動内容:ビーズ工芸品を手作りし、それを愛大祭で販売しその利益を茨城水害の被災者に寄付を
します。そのビーズ工芸品作りのために、できるだけ多くの人の協力をお願いします。
2.ユネスコ世界遺産ツアー → ジュニア会員登録要
1)日 時:1月中 *詳しい日程については検討中
2)行き先:国宝姫路城(兵庫県姫路市)
3)参加費:交通費、食費など自己負担となります。
4)引 率:豊橋ユネスコ協会青年部 *桜丘中学校教員は引率しません。
5)その他:詳細については後日書面にて
こうした活動に参加するには
ジュニア会員登録
をしてください。