営業譲渡契約書

営業譲渡契約書
株式会社○○(以下「甲」という)と、株式会社□□(以下「乙」という)は、次の通り営業譲渡契
約を締結する。
(目的)
第1条
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甲 は 、 甲の次の店舗の営業(以下「本営業」という)の全部を乙に譲渡し、乙はこれを譲
り受ける。
店舗名
A表参道店
住所
東京都渋谷区神宮前○―○―○
○ビル2F
前項の譲渡に係る造作譲渡の譲渡財産の価格及び支払い方法は別紙の通りとする。
(譲渡日及び引渡日)
第2条
甲は、平成27年
月
日(以下「譲渡日」という)をもって、本営業の全部を乙に
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譲渡し、乙はこれを譲り受ける。また、全ての譲渡財産の引渡日は譲渡日とする。ただし
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、手続の進行に応じ必要があるときは、甲乙協議の上、譲渡日及び引渡日を変更すること
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ができる。
(譲渡対価等の支払)
第3条
甲が乙に譲渡する営業権の対価は、当月の乙の店舗売上(税込)の4%とし、毎月末日で
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締め、翌月10日まで(祝祭日の場合は、翌銀行営業日まで)に、乙が、甲の指定する銀
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行口座に振込み支払う。その際の振込手数料は、乙の負担とする。
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前項の営業権の対価は、譲渡日以降5年間乙が甲に対し支払うものとし、その後は商標使
用権等の使用料として、同一条件にて乙が甲に支払うものとする。
(手続等)
第4条
甲及び乙は、譲渡財産の移転に関する登記・保健所等の手続について、相互に協力し合い
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、譲渡日以降遅滞なくこれらの手続を行う。
2
前項の手続に要する登録免許税その他一切の費用は、乙の負担とする。
(善管注意義務)
第5条
甲は、本契約締結日以降引渡完了にいたるまで、善良な管理者の注意をもって業務を遂行
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し、且つ譲渡すべき全ての財産の管理運営を行うものとし、これらに変更を加えようとす
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るときは、予め甲との協議を要する。
(従業員の取扱)
第6条
乙は、甲の従業員との雇用関係を承継しない。
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乙は、譲渡日の前日における甲の従業員を、譲渡日をもって新たに雇用する。
3
甲は、甲の全従業員について、譲渡日までに発生する賃金、退職金等その他甲と全従業員
との労働契約に基づいて発生した一切の債務を履行し、乙はこの債務を承継しない。
(秘密情報等)
第7条
本契約の対象とする情報は、秘密情報及び個人情報(以下、秘密情報等という)とする。
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秘密情報とは、甲及び乙が相手方から提供された情報及び本契約に関連する情報であって
、営業上、技術上、財産上、その他有益な情報及び秘密とされるべき情報をいう。但し、
そのうち次の各号の情報については除外する。
①開示時にすでに甲又は乙が正当に保持していた情報
②甲又は乙が受領したとき、すでに公知であった情報
③甲又は乙が受領した後、受領した甲又は乙の責めに帰すべき事由によらず公知
となった情報
④開示することとなった甲又は乙が書面によって事前に承諾した情報
3 個人情報とは、甲及び乙が相手方から提供された情報及び本契約に関連する情報、並びに
11111甲又は乙の関係者に関する情報のうち、個人に関する情報であって、当該情報に含まれる
11111氏名、生年月日、識別番号、記号、符号、画像、音声、その他の記述等により特定の個人
11111を識別できるもの(当該情報だけでは識別ができない場合であっても他の情報と容易に照
11111合することができ、これにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む
11111 )をいう。
(秘密情報等の開示、漏洩、目的外使用の禁止)
第8条
甲及び乙は、秘密情報等について、厳密に秘密を保持するものとし、第三者に開示あるい
11111は漏洩してはならず、営業譲渡前の使用目的の範囲内において使用する。
2 前項に違反し、損害の発生が発覚した場合、損害を被った当事者は、損害額の立証を必要
11111とせず、損害が発生したという事実をもって社会通念上相当の損害賠償を相手方に対し請
11111求することができる。
(公租公課等の負担)
第9条
本契約における譲渡財産に係る公租公課、保険料等は、譲渡日の前日までの分については
11111甲が、譲渡日以降の分については乙が、それぞれ日割で按分した上、負担する。
(取締役会の承認)
第10条 甲及び乙は、それぞれ本契約の締結及びその履行につき、取締役会の承認を得るものとす
11111る。
(譲渡の条件)
第11条 本契約に基づく本営業の譲渡は、譲渡日において、次の各号の事項がすべて満たされるこ
11111とを条件とする。
①甲及び乙が、それぞれ前条に基づく取締役会の承認を得ること。
②その他本契約上の義務に甲及び乙が、違反していないこと。
(禁止行為)
第12条 甲及び乙は、以下に該当する行為をしてはならない。なお、いずれか一方が本条項に反し
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た行為を行った場合、相手方は、直ちに本契約を解除することができ、損害の発生が発覚
11111した場合、損害を被った当事者は、第13条の定めにより損害賠償を相手方に対し請求す
11111ることができる。
①相手方の財産、プライバシーを侵害し、又は侵害するおそれのある行為。
②相手方を誹謗中傷し、又は名誉を傷つけるような行為。
③相手方又は第三者の著作権その他の知的財産権を侵害し又は侵害するおそれの
ある行為。
④法令に違反し、又は違反するおそれのある行為。
⑤その他前各号に準ずる行為。
(損害賠償)
第13条 甲又は乙の責めに帰すべき事由により契約書に定めた内容が守られず、甲又は乙が損害を
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受けた場合は、損害が発生したという事実をもって社会通念上相当の損害賠償を相手方に
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請求できる。
(譲渡の禁止)
第14条 甲及び乙は、本契約から生ずる権利を譲渡する事ができない。
(不可抗力免責)
第15条 本契約書上の義務を、次の各号に定める不可抗力に起因して遅滞もしくは不履行となった
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ときは、甲乙それぞれ本契約の違反とせず、その責めを負わないものとする。
①天災地変等の自然災害
②暴動・内乱・戦争
③労働争議等
④行政庁等による命令処分
⑤法令の制定改廃
⑥交通機関の事故
⑦その他前各号に準ずる非常事態
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前項の事態が発生したときは、被害に遭った当事者は、相手方に直ちに不可抗力の発生の
旨を伝え、知り得る情報を通知しなければならない。
(合意管轄)
第16条 本契約に関して紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所と
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する。
(協議)
第17条 本契約に定めのない事項又は疑義が生じた事項については、信義誠実の原則に従い甲乙協
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議し、円満に解決を図るものとする。
以上、本契約の成立を証するため、本書2通作成し、各自署名捺印の上、各1通を保有す
る。
平成
年
月
日
譲渡人(甲):本店
商号
代表
㊞
譲受人(乙):本店
商号
代表
㊞