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当社のビジネスについて
2015年10月2日
目次
1. ニコンの歴史
2. 画像解析技術とその応用
3. Lonzaとの提携
4. 今後のスケジュール
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目次
1. ニコンの歴史
2. 画像解析技術とその応用
3. Lonzaとの提携
4. 今後のスケジュール
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ニコンの歴史
1917
創立
1921
超小型双眼鏡
ミクロン
4X、6X
1925
1931
JOICO
8インチ天体望遠
顕微鏡
(ニコン設計 鏡(現国立科学
による初の顕 博物館に納品)
微鏡)
1959
一眼レフカメラ
ニコン F
(ニコン初のレン
ズ交換式一眼レフ
カメラ)
1980
1999
超LSI製造用縮小投影
型露光装置 NSR1010G (国内初の
ステッパー)
デジタル一眼レフカメラ D1
AMI (自動マクロ検査装置)
半導体検査への
自動画像解析利用
バイオ研究用途への
自動画像解析利用
生物顕微鏡
2007
What’s
Next?
(産業化)
BioStation CT
細胞培養観察装置
2010
超解像顕微鏡
N-SIM
N-STORM
ニコンは顕微鏡を用いた細胞観察の長い歴史(実績)と
産業機器分野における優れた画像解析技術を持つ
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目次
1. ニコンの歴史
2. 画像解析技術とその応用
3. Lonzaとの提携
4. 今後のスケジュール
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画像解析技術とその応用
Live Cell imaging(技術)
高品質
& コスト削減…
1.非侵襲
4.トレーサビリティ
(経時変化)
2.高い
3.安定した
補足率
解析結果
広範囲をスピーディに
個人に依存せず
Live Cell imaging Assay
顧客(創薬メーカ)
に提供するもの=Assay
Live Cell Imagingを
活用した
細胞生産最適化
Advanced Optics
(位相差画像)
Live Cell imaging
Assay
(例:増殖能判定)
細胞治療市場
CDO/CMO
サプライヤー
CDO/CMOビジネスを
通して”Assay”を開発
Total Solution
(ハード & ソフト)
顧客自身で“Assay”を利用
ニコン は “Live Cell Imaging Assay” の開発を促進し
再生医療の実用化に貢献していきます
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画像解析技術とその応用(iPSCの産業化)
iPS cell manufacturing procedure
(1)初期化
※ iPSC: induced pluripotent stem cells
(2) 拡大培養
(3) 分化
市場要求
iPSC※の
良品選別
iPSC大量培養時の
品質均一性
機能発現の確認
(各種細胞で)
取組課題
選別基準が不安定
少量抜き取り検査
判定基準の構築
(培養担当者に依存)
ニコンの
ソリューション
iPSCの自動良品選別
~安定的な選択基準~
(全体の振る舞いを捉えられない)
迅速なLarge-Scale評価
~高い補足率~
(各種細胞毎に )
画像を用いた
新基準の構築へ
全体工程を通じた、 No/Go検査 、 モニタリングが可能
~非侵襲、高い補足率、安定した解析基準、トレーサビリティ~
ニコンは“Live Cell imaging Assay” を活用し
再生医療の“innovation”を目指します
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iPSCの産業化(応用例1:自動良品選別)
Good-iPSC コロニー
のピッキング
[ステップ 1]
iPS or Non-iPS
[ステップ 2]
Good-iPSC or Not
Not Good
100 mm dish
○
Original
image
After
image analysis
◎Good- iPSC
(自動選別)
選択基準
・サイズ
・形態
・輪郭
・
・
・
×
Image
Analysis
データご提供:京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
数分でGood-iPSCを自動選別(特定)
“Live Cell Imaging Assay” により、
迅速かつ安定的に良質なiPSCの選別(特定)が可能
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iPSCの産業化(応用例2:迅速なLarge-Scale評価)
“大量培養における均一性”を
どのように実現するか?
“Live Cell Imaging Assay”
がこれを解決!
iPSC コロニーの拡大培養
1. Proliferation Assay
選別
Good-iPSC
(Seeds)
(播種後)
1. Proliferation
Assay
初期
中期
様々な容器
で対応へ
後期
+
+
2. Undifferentiation
Assay
2. Undifferentiation Assay
Biological assay (immunostaining)
 増殖率 (経時変化)
 セルカウント, コロニーサイズ
 密度
 形態
 密度
iPSC 大量培養の
品質評価が数分で可能に
(1、2を同時に)
Image analysis (Live Cell imaging)
Green: Undifferentiated
Red: Differentiated
相関性
80%以上
○
×
未分化状態
一部分化状態
Suga et. al., Stem Cells Transl Med. 2015 (4):720-30. AlphaMed Press
“Live Cell Imaging Assay”により、
大量培養の品質評価を行い、高品質の細胞生産が可能に!
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目次
1. ニコンの歴史
2. 画像解析技術とその応用
3. Lonzaとの提携
4. 今後のスケジュール
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Lonzaとの提携(CDO/CMOビジネス参入の背景)
再生医療の日本市場
製薬メーカー
 再生医療に対する臨床治験
が世界で先行して行われて
いる
 体性幹細胞など
ニコンの活動
 薬機法(改正薬事法)
 条件および期限付き承認
 GCTPに準拠した製造工場で、
高品質の細胞を生産することが
必要
貢献
 Live Cell Imaging Assayの開発
(最新光学技術 + 画像解析)
 for iPSC
 再生医療の実用化をめざす
ニコンは再生医療向けの細胞の受託生産事業への参入により、
自社の活動を通して、日本の再生医療実用化の早期実現に貢献します。
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Lonzaとの提携
•
•
再生医療向け細胞生
産で世界最大手
GMP準拠ノウハウ
•
Live Cell Imaging Assay
 優れた光利用技術
 卓越した画像解析技術
薬事法改正による「条件
および期限付き承認」が
追い風に。
Start
Future
Lonzaミラーで、早期GMP準拠の
工場建設・運用を実現へ
~日本に信頼性の高いCMOインフラを早期構築~
+Live Cell Imaging Assayを活用し
さらなる高品質の細胞生産へ
~将来のiPSC 産業化に向けて~
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目次
1. ニコンの歴史
2. 画像解析技術とその応用
3. Lonzaとの提携
4. 今後のスケジュール
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今後のスケジュール
製薬メーカー
受託サービス
CDOサービス
2016年半ば~
CMOサービス
2017年後半~
技術移転
研究ベース
(ラボ品質・少量)
&
Process Development
GMPグレード細胞製造
(大量)
(開発受託)
CDO
CMO
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