感染防止対策活動は、終わりのない地道な活動です。患者や職員を感染から守るという使命もと、感染管理認定看護師として「防げる感染を防ぐ、新たな感染をつくらない、感染症を持ち込まない」をめざし、職員の感染防止対策への知識、技術の向上に取り組んでいます。患者に関わる全ての病院スタッフが、実践可能で一番有効的な感染予防策の知識や技術を提供したいと日々取り組んでいます。皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡をはじめとする創傷ケアやストーマ（人工肛門、人工膀胱）ケア、失禁で生じる皮膚トラブルなど、皮膚・排泄ケア領域で問題を抱えている患者や家族に対して、専門的な知識や技術を用いて問題解決に向けたケアを提供し支援します。がん化学療法は、患者の生命を救い、その後の人生や生活を充実して過ごしていただくための重要な治療です。がんとともに生きる患者、ご家族を多方面から支えていけるように活動しています。救急室では、患者の主訴やバイタルサイン、身体的所見などから緊急度を判定、医師と連携し速やかな診療が行えるように対応しています。また、救急看護の知識、技術向上のため、心肺蘇生の技術指導を行い速やかな急変対応ができるよう活動しています。集中ケア認定看護師の役割は、侵襲を受けた生体反応を判断し、スタッフに問題提起しながら相応したケアの提供を行うことです。「ＩＣＵに入室した患者の生命・生活を守る」を目標に質の高い看護ケアの提供を目指しています。がんの患者は、多くの痛みを抱えています。それを総合的に支援するのが「がん性疼痛看護」です。少しでも苦痛の緩和が図れるように、共に考えていきたいと思います。