指導方法等の改善計画について 〔国語科〕 平成 27 年度「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 平成 27 年度全国学力・学習状況調査 本年度平均正答率 A(本校 75.3%,県 73.8%) B(本校 74.2%,県 69.7%) 本校 県 A 61.0 58.0 話すこと・聞くこと B A 84.4 88.4 書くこと B 70.6 66.3 A 61.7 58.1 読むこと B 75.8 72.2 82.3 81.2 伝統的な言語文化と A (本校 80.7%,県 74.7%) 府中町立府中小学校 本年度の結果について ◎国語の結果において,タイプⅠは82.7%,タイプⅡは71.9%の通過率 となっている。この結果から,基礎的・基本的な内容については定着が図られ ていると考えられるが,活用を問う内容「書くこと」 (記述)に関する設問では 通過率70%を下回るものがあり,課題としてあげられる。 ◇A問題75.3%,B問題74.2%の正答率となっている。おおむね国語の 力は定着していると考えられるが,活用を問う内容「読むこと」 「書くこと」に 関する設問では,正答率50%を下回るものがあり,課題としてあげられる。 国語の特質に関する事項 B 重点課題 ◎「基礎・基本」定着状況調査◇全国学力・学習状況調査 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) ◎【課題1】複数の資料から必要な情報を取り出し,それらを関係付けて自分の考えを 書くことに課題がある。通過率65.1%(広島県52.3%)であった。 ◎【課題2】複数の資料から必要な情報を取り出し,それらを関係付けて論理的に説明 することに課題がある。通過率66.7%(広島県47.5%)であった。 ◇【課題1】目的や意図に応じ,取材した内容を整理しながら記事を書くことに課題が ある。 正答率46.1%(広島県41.4%)であった。 ◇【課題2】文章と図を関係付けて,自分の考えを書くことに課題がある。 正答率47.5%(広島県48.0%)であった。 ◎「基礎・基本」 9月 10 月 ◎【課題1】複数の資料から情報を取り出し,整理する方法(付箋やカードへの書き出し,表や思考ツールの活 用)を指導する。また,事実と自分の考えを区別して書く・話す機会を増やし,評価を重ねる。 ◎【課題2】全教科・領域において「説明する」場面を増やすとともに,資料からの事実や理由・根拠をもとに 論理的に書く・話す機会を増やし,評価を重ねる。 ◇【課題1】国語だけではなく,社会・理科・総合的な学習の時間等において,目的をもって情報を集め,整理 して書きまとめる活動を増やす。 ◇【課題2】示された情報(文章・図・表・グラフ等)を組み合わせて,思考したり表現したりする場面を増や し,評価を重ねる。 学年・方法 11 月 3~5年生 復習テスト 12 月 1~6年生 CRT 1月 5年生 H27「基礎・基本」 2月 4年生 H27「基礎・基本」 3月 1~6 年生 学年末テスト 目標値 80% 昨年度以上 80% 65% 85% 学年・方法 11 月 3~6年生 復習テスト 12 月 1~6年生 CRT 1月 6年生 H27「全国学力」 2月 5年生 H27「全国学力」 3月 1~6 年生 学年末テスト 目標値 80% 昨年度以上 80% 65% 85% 実施後数値 ◇ 全国 実施後数値 9月 10 月 指導方法等の改善計画について 〔算数科〕 平成 27 年度「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 平成 27 年度全国学力・学習状況調査 本年度平均正答率 A(本校 82.6%,県 77.7%) B(本校 54.6%,県 46.7%) 本校 県 A 86.6 82.3 数と計算 B 55.0 43.7 A 80.9 76.9 量と測定 B 48.9 42.4 A 73.4 66.4 図形 B 54.3 47.6 A 89.7 85.5 数量関係 51.8 43.9 B (本校 76.4%,県 71.6%) 重点課題 ◎「基礎・基本」定着状況調査◇全国学力・学習状況調査 9月 10 月 本年度の結果について ◎算数の結果において,タイプⅠは82.3%,タイプⅡは57.7%の通過率 となっている。この結果から,基礎的・基本的な内容については定着が図られ ていると考えられるが,活用を問う内容「数学的な考え方」 (記述)に関する設 問では,通過率50%を下回るものがあり,課題としてあげられる。 ◇A問題82.6%,B問題54.6%の正答率となっている。この結果から, 基礎的・基本的な内容については定着していると考えられるが,活用を問う内 容「数学的な考え方」に関する設問では,正答率20%を下回るものがあり, 課題としてあげられる。 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) ◎【課題1】折れ線グラフと棒グラフから特徴や傾向を読み取ることに課題があ る。通過率27.9%(広島県20.5%)であった。 ◎【課題2】与えられた条件に合う時刻を,筋道を立てて考え,表すことに課題 がある。通過率46.5%(広島県32.4%)であった。 ◇【課題1】長方形の面積を2等分する考えを基に,分割された二つの図形の面 積が等しくなる理由を記述することに課題がある。 正答率12.8%(広島県13.7%)であった。 ◇【課題2】示された情報から基準量を求める場面と捉え,比較量と割合から基 準量を求めることに課題がある。 正答率16.3%(広島県12.9%)であった。 ◎「基礎・基本」 府中町立府中小学校 ◎【課題1】グラフが何を表すのか,軸の設定や変わり方の特徴をおさえるとともに,複数のグラフを組み合わ せて考える場面を算数だけではなく,理科・社会等でも設定する。 ◎【課題2】授業の中で「振り返り」を行うときに,生活の中の具体的な場面と結びつけ,説明する機会を増や し,評価を重ねる。 ◇【課題1】図形の定義や性質をていねいにおさえるとともに,問に答えるために必要な言葉に線を引いたり, 図にかきこんだりして,理由や根拠をもとに説明する機会を増やし,評価をかさねる。 ◇【課題2】割合の学習では,基準量・比較量・割合の関係を表や図に表しながら,繰り返しおさえる。また, 何が問われているのかを明らかにするために問題文に線を引いたり,量感(増えるのか,減るのか) を言葉に表したりする活動に取り組む。 学年・方法 11 月 3~5年生 復習テスト 12 月 1~6年生 CRT 1月 5年生 H27「基礎・基本」 2月 4年生 H27「基礎・基本」 3月 1~6 年生 学年末テスト 目標値 80% 昨年度以上 80% 65% 85% 学年・方法 11 月 3~6年生 復習テスト 12 月 1~6年生 CRT 1月 6年生 H27「全国学力」 2月 5年生 H27「全国学力」 3月 1~6 年生 学年末テスト 目標値 80% 昨年度以上 80% 65% 85% 実施後数値 ◇ 全国 実施後数値 9月 10 月 指導方法等の改善計画について 〔理科〕 平成 27 年度全国学力・学習状況調査 平成 27 年度「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 本年度平均正答率 (本校 77.0%,県 63.2%) 本校 県 (本校 70.9%,県 65.3%) 物質 76.5 59.6 エネルギー 81.1 68.5 生命 79.7 63.2 地球 71.9 60.1 重点課題 ◎「基礎・基本」定着状況調査◇全国学力・学習状況調査 9月 10 月 本年度の結果について ◎理科の結果において,タイプⅠは70.9%,タイプⅡは62.1%の通過率 となっている。この結果から,基礎的・基本的な内容ではエネルギー領域にお いて,活用を問う内容では生命領域において,通過率50%を下回るものがあ り,課題としてあげられる。 ◇10%以上広島県の平均を上回っていることから,おおむね理科の学力は定着 が図られていると考えられる。さらに向上をめざし, 「科学的な思考・表現」に 関する設問を本校の課題として,取り組んでいきたい。 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) ◎【課題1】並列つなぎの回路のつなぎ方について,理解することに課題がある。 通過率17.1%(広島県22.4%)であった。 ◎【課題2】昆虫の体の特徴を根拠として,具体的な昆虫の体のつくりについて 説明することに課題がある。 通過率27.9%(広島県28.1%)であった。 ◇【課題1】方位を判断するために,観察した事実と関係付けながら情報を考察 して分析することに課題がある。 正答率42.6%(広島県43.7%)であった。 ◇【課題2】析出する砂糖の量について分析するために,グラフを基に考察し, その内容を記述することに課題がある。 正答率61.0%(広島県23.8%)であった。 【課題1】 府中町立府中小学校 ◎【課題1】直列つなぎや並列つなぎの回路を組み立てる時間を確保して,多くのパターンで回路を作るととも に,回路図を正しくかいたり,複数の回路図を比べたりする機会を増やし,評価を重ねる。 ◎【課題2】昆虫の体のつくりを実物やモデルで確かめたり,図で表したりするとともに,言葉で説明できるよ う書いたり,話したりする機会を増やし,評価を重ねる。 ◇【課題1】方位磁針で方位を確かめる活動を増やすとともに,太陽や月,星の観察では,近隣の建物や目印に なるものとの関係をおさえて,図に表したり,説明したりする機会を増やし,評価を重ねる。 ◇【課題2】実験を行うときに,変化させる量と変化する量を確認する。そして,結果をグラフに表した後の活 動を充実させる。何と何の関係を示すグラフなのか,何が読み取れるのかを書いたり話したりする 時間を確保し,評価を重ねる。 学年・方法 11 月 3~5年生 復習テスト 12 月 5年生 CRT 1月 5年生 H27「基礎・基本」 2月 4年生 H27「基礎・基本」 3月 3~6年生 学年末テスト 目標値 80% 昨年度以上 80% 60% 85% 12 月 学年・方法 11 月 3~6年生 復習テスト 1月 6年生 H27「全国学力」 2月 5年生 H27「全国学力」 3月 3~6年生 学年末テスト 目標値 80% 80% 65% 85% 実施後数値 【課題2】 実施後数値 9月 10 月 質問紙調査 (◎「基礎・基本」定着状況調査:児童質問紙調査) (◇全国学力・学習状況調査:学校質問紙調査・児童質問紙調査) (1)生活・学習 児童の回答についての 今後の具体的な取組の内容 課題(現状値) ◎「家で本や資料などを利用して学習し ◎全教科・領域において,図書や印 ている」という項目において,肯定的 刷物を資料として学習する方法 評価が 56.6%(広島県 62.5%)であ を指導するとともに,読書タイム った。 を活用し読書の質の向上を図る。 ◇新聞を全く読まない児童が62.4% (広 ◇各教科の中で新聞記事を取り上 島県 49.0%)であった。 げる場面を設け,新聞への関心を 深める。 学 年 4 ・ 5 ・ 6 年 目標値 70% 検証方法 アンケート 検証 時期 実施 数値 現状値から の伸び 実施 数値 現状値から の伸び 12月 (2)教科 国語の授業では,伝えたいことの中心がうまく伝わるように,話の組み立てを考 えて話したり,話の中心を考えながら聞いたりしています。 国 語 算数の授業では,とき方や考え方を話し合うときに理由をあげて説明しています。 算 数 理科の授業では,観察や実験の結果をノートやグラフ,表などに記録したり記述 したりする方法について学んでいます。 理 科 児童の回答についての 課題(現状値) ◎「話の中心を考えて話したり, 聞いたりしている」という項目 において,肯定的評価が 69.0% (広島県 71.3%)であった。 ◇「目的に応じて資料を読み,自 分の考えを話したり書いたりし ている」という項目において, 肯定的評価が 63.8%(広島県 69.5%)であった。 ◎「話し合いで理由をあげて説明 している」という項目において, 肯定的評価が 58.8%(広島県 66.8%)であった。 ◇「解き方が分からないとき,諦 めずに考える」という項目にお いて,肯定的評価が 73.1%(広 島県 81.8%)であった。 ◎「観察・実験結果をノート・グ ラフ・表などに記録している」 という項目において,肯定的評 価が 69.0%(広島県 75.8%)で あった。 ◇「自分の考えを説明している」 という項目において,肯定的評 価が 73.1%(広島県 57.5%)で あった。 授業改善の方向性や 具体的な取組 学 年 目標値 検証方法 検証 時期 ◎発表するときには,結論先行で, 話の中心を意識した話し方にな るよう,掲示している話型を活用 5 ・ させる。 6 ◇資料から読み取った事実と自分 年 の意見を区別して書いたり話し たりする機会を増やす。 80% アンケート 12月 ◎自分の考えが伝わるよう,図や 表,式を書く時間を確保するとと もに,説明するときには,その意 全 味や理由をつけて話すよう,掲示 学 している話型を活用させる。 年 ◇個に応じたヒントカードを準備 したり,途中までの思考・表現を 評価したりする。 80% アンケート 12月 ◎ノートの書き方やグラフ・表・図 等の活用を毎時間ていねいに指導 4 ・ し,助言や評価を重ねる。 5 ◇予想や結果,考察をまとめる場面 ・ で,ペアやグループで話し合った 6 り, 「振り返り」を書いた後,発表 年 したりする時間を確保する。 80% アンケート 12月
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