不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律 [施行 2015.1.28.] [法律第

不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律
[施行 2015.1.28.] [法律第 13081 号, 2015.1.28., 一部改正]
【制定·改正理由】
[一部改正]
◇ 改正理由及び主要内容
営業秘密として保護を受けるためには「相当な努力」により秘密を維持しなければなら
ないが、資金の事情が良くない中小企業は営業秘密の保護のための十分なシステムを備え
ることができず、営業秘密として保護を受けられない事例が発生している。
また、営業秘密の原本証明制度は、営業秘密が含まれた電子文書の登録を通して営業秘
密の保有事実に対する立証困難を緩和するための制度であるが、原本証明書が発給されて
も原本登録された情報の保有事実に対する推定規定がなく、立証困難を緩和することに限
界がある。
そこで、秘密維持に必要とされる「相当な努力」を「合理的な努力」に緩和し、原本証
明書の発給を受けた者は、電子指紋の登録当時に当該電子文書の記載内容とおりに情報を
保有したものと推定する規定を新設することによって、中小企業の営業秘密保護を強化し、
営業秘密保有者の立証困難を緩和することを目的とする。
【制定·改正文】
国会において議決された不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律の一部改正法律を公
布する。
大統領 パク・グネ(印)
2015 年 1 月 28 日
国務総理 チョン・ホンウォン
国務委員 産業通商資源部 長官 ユン・サンジク
⊙法律 第 13081 号
不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律の一部改正法律
不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律の一部改正法律を次のように改正する。
第 2 条第 2 号のうち「相当な」を「合理的な」とする
第 9 条の 2 に第 3 項を次のように新設する。
③第 2 項により原本証明書の発給を受けた者は、第 1 項による電子指紋の登録当時に当該
電子文書の記載内容とおりに情報を保有しているものと推定する。
付則
第 1 条(施行日)この法は、公布した日から施行する。ただし、第 9 条の 2 第 3 項の改正規
定は、公布後 6 カ月が経過した日から施行する。
第 2 条(原本証明書発給時の情報保有の推定に関する適用例)第 9 条の 2 第 3 項の改正規定
は、同改正規定が施行された後、最初に原本証明書が発給された場合から適用する。