Theory U ツールブック 1.1 ダイアログインタビュー ダイアログインタビュー 概要 ダイアログインタビューは ダイアログインタビューはインタビューを インタビューを受ける人 ける人 が内省的で 内省的で生成的な 生成的な会話ができるようにします 会話ができるようにします。 ができるようにします。こ のツールは ツールはプロジェクトや プロジェクトやワークショップ、 ワークショップ、研修プロ 研修プロ グラムに グラムに使えます。 えます。 ダイアログインタビューは ダイアログインタビューは インタビューされる人が抱える問いや課題に対す るインサイトを提供します。 あなたのプロジェクトのパートナーを見つける上で 役立つかもしれません 参加者にとって予定されているイベントの準備にな ります あなたが共創造したい取り組みに対する生成的な 場をつくりだす始点になります ダイアログインタビュー 1. 目的と成果 目的 内省を促進し、共に思考し、集合的な創造性の触発が 起こる生成的な会話を生み出すこと 1. 参加者の今の課題、問い、期待に関するデータ( 情報) 2. 予定されているイベントに対して自分たちのニーズ や意図にどのようにその場が役立つかについて参 加者の気づきが高まる 3. ファシリテーターと参加者の間の信頼性の向上に よって生成的なつながりの場が生まれやすくなる 成果 ダイアログインタビュー: 2. 物理的環境 人と場所 時間 ダイアログインタビューは対面が最も望ましく、不可能 な場合は電話でインタビュー - 電話インタビューの場合は30-60分. - 対面インタビューの場合は30-90分 (目安の時間なので状況にあわせて) インタビューガイドライン(質問集)を使い、必要があれ ば省く 必要なもの メモをとるペンと鉛筆、可能であればボイスレコーダー ダイアログインタビュー: 3. プロセス 準備すること: Step 1 Step 2 Step 3 目的と状況にあわせて問いを定義し、改訂する インタビューの日時を決める 対面インタビューの場合は静かな場所を確保する インタビューを受ける人とその人の組織に関して情報を得る 複数の人がインタビューする場合は役割を決めておく(質問をする人、メ モをとる人) インタビューの会話が開かれた思考と心で始められるように インタビューに入る15-30分前に沈黙/静寂の時間をとる。 インタビューを始める。次ページの質問集を参考にしながら、同時 に会話の進む方向性次第でそこから離れる ダイアログインタビュー: 3. プロセス (続き) Step 3 (続き) インタビューで使う問いの例 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. あなたをこの場へと連れてきたリーダーシップジャーニーについて話してくだ さい。 新たに困難な挑戦に立ち向かったとき何があなたの助けになりましたか? あなたの経験した最高のチームについて話してください。ほかのチームとは どんな違いがありますか? あなたが今向き合っている上位3つのチャレンジを挙げるとしたら、それは何 ですか? あなたの最も重要なステークホルダーは誰ですか? あなたの生み出す成果はどんな基準で成功/失敗として捉えられています か。それは時間軸としてはいつまでの基準で判断されていますか? あなたが今の仕事で成功するために手放す必要があることは何ですか、学 ぶ必要があることは何ですか? あなたはどのようにチームを育てていきますか?何をチームから必要として いますか?そしてチームはあなたから何を必要としているでしょうか? 今から9-12ヶ月後にあなたが成功したかの判断基準は何ですか? ここまでのインタビューでの会話を振り返り、ご自身の内側にある声を聴いて みてください。この会話から得たもの、そしてこれから先に進んでいく上でど んな問いが浮かんできますか。 ダイアログインタビュー: 3. プロセス (続き) インタビューを反芻する インタビュー終了直後に時間をとって振り返る Step 4 1. 2. 3. 何が自分に響いたか?何が驚きだったか? 何が自分の心に触れたか? 何かフォローアップが必要なことはあるか? 全てのインタビューが完了したらインタビューのデータを振り返り、 結果をまとめる。 フィードバックループを閉じる Step 5 各インタビューの後(翌日朝までに)インタビューを受けてくれた人 にお礼のメールを出す ダイアログインタビュー 4. 原則(続き) オープンな オープンな透明性をつくり 透明性をつくり、 をつくり、インタビューのプロセスと目的を信頼する 深い傾聴を 傾聴を実践する 実践する(次ページ参照). する 原則 評価判断の を保留する 評価判断の声( Voice of Judgment)を 保留する: する 判断することを止め てインタビューを受ける人の目から物事を見る 自分は 自分は「何も知らない」: らない」: 会話が進んでいくにつれて自分に浮かんでくる 問いに意識を向け、それを信頼する 深い関心と 関心と共に聴く:紐解かれていくストーリーを楽しみ、それに感謝す る。話しての立場になる。 生成的な 生成的な聴き方にアクセスする アクセスする: する 話し手と置かれている状況の最高の 未来の可能性にフォーカスする 流れと共 れと共にいく: にいく さえぎらない。臨機応変に問いを投げる。何か大事だと 思える問いが浮かんだときはいつでも質問集から離れるように プレゼンスと プレゼンスと沈黙の 沈黙のパワーを パワーを使う:最も効果的な関わり方はインタビュ ーをする側が話し手の前で完全に「そこにいる」(present)状態であるこ と。そして沈黙が起きたときはそれをさえぎらないこと。 ダイアログインタビュー: Qualities 4. 原則 (続き) of Listening 聴く1: いつもの習慣 から 聴く 2: 外側から ダウンロードする 評価判断の習慣 古い意見や判断の再確認 事実を聴く 開かれた思考 (新しい)反証データ 違いに注意を払う 聴く3: 内側から 聴く4: 源から 共感的に聴く 開かれた心 他者の目を通して見る 感情的なつながり 生成的に聴く (現れたがっている未来 から) 開かれた 出現する未来の全体性につ 意志 ながる; アイデンティテイと 自己の転換 ダイアログインタビュー: 5. 参考文献 参考 オットーシャーマー著 U理論: 17章と21章 - www.theoryu.com, www.presencing.com ダイアログインタビュー例 書籍U理論 P.364-374
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