回リハ病院を相次ぎ新設、都内で1千床超え

2015/12/3
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2015年 12月03日 18時04分
回リハ病院を相次ぎ新設、都内で1千床超え‒カ
マチグループ・巨樹の会
2015年11月1日
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平成27年11月1日に、会社分割によりニュース
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カマチグループの一般社団法人巨樹の会が、今年に入ってから東京都内に回復期
部門が分離し、弊社と会員の皆様との間の
CBnewsに関する契約は、株式会社CBnewsに承
継されました。 これに伴い、平成27年11月1日
をもって、利用規約を変更いたしました。
リハビリテーション病院を相次いで開院し、病院関係者の注目を集めている。2017
年春には、江東区の北砂に回リハ病院を新設する予定で、同法人の回リハ病床の数
は東京だけで1000床を超える見通しだ。桑木晋副理事長は、「日本の急性期病院の
在院日数は長い。それを1ケタ台に持っていくのが、私たちの使命の一つだ」と力を
込める。【敦賀陽平】
北九州を拠点に病院などを展開するカマチグループは、11年前に関東に進出し
た。04年春、千葉県八千代市にセラピストを養成する専門学校を開くと、その2年
後には同市内の病院をM&Aで傘下に収め、83床の回リハ病院を開院。そして11年
に開設した「蒲田リハビリテーション病院」(大田区)を皮切りに、都内への攻勢
を強めていく。
その後、「小金井リハビリテー
ション病院」(小金井市)と「赤
羽リハビリテーション病院」(北
区)を相次いで開設。今年春に誕
生した「原宿リハビリテーション
病院」(渋谷区、303床)は、回リ
ハ病院としては国内最大規模を誇
る。
関東の回リハ病院の経営を一手
に担う巨樹の会は、埼玉県や千葉
県などで10施設を運営し、その半数は都内にある。「首都圏は回復期のベッドが足
りない。今後、増え続ける救急医療のニーズに対応するためには、急性期のベッド
の回転率を上げる必要がある。回復期のベッドをもっと増やさなければならな
い」。桑木副理事長はこう話す。
■五反田の回リハ病院も年内に満床に
巨樹の会が運営する回リハ病院の平均在宅復帰率は85%を超え、一日のリハビリ
量は約8単位と高い水準を誇る。その背景には、カマチグループが30年かけて培っ
てきたノウハウがある。
その一つが、スケールメリットを生かした「病病連携」だ。巨樹の会は今年2月、
都心の急性期病院と回リハ病院の医師らを集め、今後のリハビリについて話し合う
「都心部のリハビリテーションを考える会」を発足させ、夏には連携先の病院との
交流を目的とした「巨樹の会医療連携会」(医療連携会)も立ち上げた。
http://www.cabrain.net/management/article/47499.html?from=1
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を開くケースは珍しいという。
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9月下旬に開院した「五反田リハビリテ
ーション病院」(品川区、232床)は、
JR山手線の五反田駅から徒歩8分。蒲田と
原宿の病院へのアクセスも良好なため、
病院間の連携もスムーズだ。こうした影
響もあり、原宿の病院は開業から2カ月余
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りで満床に。五反田の病院も、年内には
「看多機」の開設や運営のノウハ ...
満床となる見通しだ。
機能評価係数IIに「重症度指数 ...
医療消費税の補てんに「ばらつき ...
「各病院の医療連携室が調整役とな
り、ベッドの空き状況や自宅からの距離
など、患者の都合に一番近い病院に入っ
ていただく。急性期後の重症度の高い段
階の患者を早期で受け入れ、きっちりと
リハビリを行うことが重要だ」
コスト管理も徹底している。蒲田の病
院はパイオニアの音響研究所、五反田の
病院はレナウンの元本社ビル、原宿の病
院はキリンビールの元本社ビルを改修した。既存のビルを再利用することで、病院
開設に伴う工期や費用を抑える一方、原宿の病院には、難病患者の歩行を支援する
ロボットスーツ「HAL」を4台導入するなど、先端機器も積極的に取り入れている。
会員登録・記事閲覧などについてご質問のあ
■目指すリハの未来像、疾患別の病棟
る方はこちらからお問い合わせください。
現在、巨樹の会のセラピストの数は約2300人に上る。法人内の回リハ病院には、
自宅に近い状態でリハビリを行える「シミュレーションルーム」を完備。また、他
病院からセラピストを異動させ、ノウハウの共有にも力を入れている。「職員が互
[受付時間 / 平日 9:00~18:00]
いに切磋琢磨し、ベストプラクティスをつくる。マンパワーだけでなく、レベルの
底上げも重要だ」との考えからだ。
桑木副理事長が最近注目しているのが、米国とドイツのリハビリ。現地の病院に
も何度も視察に訪れている。両国に共通しているのは、一回の入院費用が包括払い
となるDRG制度が導入されている点だ。
「特にドイツの保険制度は日本に近いが、手術直後にICU(集中治療室)から患
者を受け入れ、脳血管専門のリハを行うなど、日本とは全く体制が異なる。学ぶべ
きところは多い」
五反田の病院では、全体の6割を占める脳血管疾患の患者を早期に受け入れるた
め、2人の脳外科医を抱えている。「急性期のSCU(脳卒中ケアユニット)からの
移行もスムーズにできる」。桑木副理事長はこう胸を張る。
http://www.cabrain.net/management/article/47499.html?from=1
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回リハ病院を 相次ぎ新設、都内で1千床超え | 医療経営CBnewsマネジメン ト
桑木副理事長が目指すリハビリの未来像が、
疾患別のリハ病棟だ。「日本では、さまざまな
疾患の患者が病棟に混在しているが、米国は脳
血管や整形など、特定の疾患ごとに病棟が分か
れている。こうした中で専門のリハを行うのが
理想的だと思う」。
17年春には、都内6施設目となる「江東リハ
ビリテーション病院」(江東区、197床)が開
院する予定だ。「地域のニーズがあり、ベッド
と物件がそろえば、今後もリハ病院を増やして
いく。日本の急性期病院の在院日数は長い。そ
れを1ケタ台に持っていくのが、私たちの使命の
一つだ」。桑木副理事長はこう語った。
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