襲雷舞踊団 2015年東北遠征

襲雷舞踊団
2015年東北遠征
東日本大震災の翌年より、縁あって毎年、東北地方に訪問する機会をいただいて
おり、3年続けて夏休みの時期を利用して宮城県石巻市の夏祭りに参加をしていま
す。初年度は高崎市立長野郷中学校吹奏楽部の生徒65名、そして昨年は東京農業
大学第二高等学校吹奏楽部100名が同行してくださいました。
「子ども達ばかりの我々が被災地へ行って何ができるのか?」
当初は、そんな不安を抱えながらの訪問でしたが、
「私たちには、すべて流されてしまったものを復旧するという、また復興に向かっ
て頑張るという目標はありますが、その必死に生きている日常には笑顔になれる娯
楽というものがありません。だからあなた達に来てもらったのです。あなた達の元
気いっぱいに踊ったり演奏したりする姿を見て私たちは笑うことができるのです。
どうぞ思う存分楽しんでください。」
多くの方からそんな言葉をかけていただき、自分たちでも役に立てることを初めて
実感しました。以来、高崎のシンボルでもあるダルマ(ミニ達磨)にひとつひとつ
メンバーからのメッセージを書き入れ、現地の方々に直接手渡しながら、夏祭りの
一部で踊っております。
今年は宮城県南三陸町で開催を予定されている夏祭りより出演依頼をいただき、
下記のとおり訪問の計画を進めております。奇しくも南三陸町には当団の仲間であ
る「南三陸今村組陸仙海」※2というダンスチームがあります。その子ども達との
交流も図りながら、同じステージで踊ることもできそうです。
また翌日は、両チームで同町にある介護老人保健施設に訪問し、30分ほど踊りを
披露させていただく予定です。
震災から4年あまり、被災地以外では徐々に風化しつつあるなか、金銭的・物質的
な支援などはできなくても、踊ることで被災地の方々と心の交流ができることを幸
せと感じ、当団の体力(特に金銭的な)が続く限り、毎年の訪問を続けていきたい
と思っております。
※2 東日本大震災直後の2012年4月に、ダンスチーム関西京都今村組の支援を受け
『南三陸陸仙海』として結成しました。
「震災を乗り越えたおまえらにしか踊れない踊りがある。おまえらが踊ることで真
の復興をめざそう!」の言葉を胸に、その年6月22日、団体名称を『南三陸今村
組陸仙海』と改め、今村組の援助を受けながらも独立したチームとして活動してい
く事を決定し、以降東北各地はもとより全国に震災を乗り越えたチームとして踊り
を通して震災復興の火を消さないために踊り続けています。
記
実 施 日
実施場所
祭り名称
内
容
主
催
訪問主管
後
援
参加団体
そ の 他
実 施 日
実施場所
内
容
平成27年8月22日(土)
南三陸町平成の森
宮城県南三陸町歌津字枡沢28-1
未決定
夏祭りへの参加
◇襲雷舞踊団/20分(3~4曲)
◇南三陸今村組陸仙海/20分(3~4曲)
◇2チーム合同/20分(3~4曲)
夏祭り実行委員会(南三陸町民&近隣市町村住民にて構成)
※すべてボランティアが手弁当で運営
襲雷舞踊団
高崎ロータリークラブ、たかさき雷舞フェスティバル実行委員会
襲雷舞踊団(約30名)、南三陸今村組陸仙海(約20名)
(ほか、他県からのボランティアグループ)
祭り終了後は平成の森施設内のホールに宿泊し、地元ならびにボランテ
ィアの方々との交流を図ります
平成27年8月23日(日)
ハイム・メアーズ
宮城県本吉郡南三陸町志津川字袖浜255
介護老人保健施設での踊り披露
◇上記2チームで30分程度