「信用第一、地域一番の金融機関」 を目指します 会長 理事長 大河原 誠 平素は岡崎信用金庫をご利用、 お引き立ていただき、厚く御礼申し上げます。 今年度も、当金庫に対するご理解を一層深めていただくために、ディスクロージャー誌 「おかしんの現況 2015」 を発行いたしましたので、 ご高覧いただきますようお願い申し上げます。 平成26年度の地域経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動で個人消費に弱い動きが見られ ましたが、米国向けの輸出が堅調に推移するなか、生産は高めの水準で推移し、雇用・所得環境も改善傾向 を維持するなど、基調としては緩やかに回復を続けました。先行きにつきましても、海外景気の下振れや地政 学的なリスクはあるものの、各種政策の効果に支えられて景気回復の動きが中小企業や家計にも波及して いくことが期待されています。 このような金融経済環境にあって、当金庫は会員のみなさまをはじめとしてお取引先の力強いご支援の もと、役職員一丸となり、業績の向上に努めてまいりました。 業務面におきましては、 ニーズが拡大している医療・福祉、不動産活用、国際ビジネス、事業承継等の分野 において、お取引先の高度な相談にも対応できるよう、専門部署を中心に人材育成や業界研究を進める など、一層の態勢強化に努めました。 また、岡崎ビジネスセンター (OKa‐Biz) との連携を活用した創業支援や お取引先の経営改善・事業再生支援に注力するなど、地域経済の活性化に向けた取り組みを着実に進めて まいりました。 店舗につきましては、大府支店の新築建替を実施したほか、おかしんローンプラザでは、刈谷、新川、 花田の3ヵ所を新たに開設いたしました。 平成26年8月、当金庫は創業90年を迎えることができました。 これもひとえに会員をはじめ、地域のみなさま のご愛顧の賜物と心より御礼申し上げます。平成27年度からは、創業100周年に向けて当金庫が地域から 求められる役割をしっかりと果たしていくべく、中期経営計画 「量から質への転換の3ヵ年計画」 を新たに スタートさせました。本計画では 「お客さまの期待を超える金融機関を目指す」 ことを理念とし、 ①組織の活性化と職員の能力向上、②健全で強固な財務基盤の構築、③質の高い金融サービスの提供、 ④効率的な業務運営体制の構築、⑤利便性の高い店舗網の構築 の5つを重点戦略として定め、実効性のある取り組みを推進してまいります。 引き続き、お客さまから一層の信頼をいただけますよう、役職員一丸となって業務運営に邁進する所存で ありますので、今後とも格段のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 平成27年7月 1 基 本方針・経営計画 平成27年度を起点とする中期経営計画 本計画では、 「三方よし」 「先義後利」 の理念の一層の浸透を図り、従来の預貸金残高等の 「量的 な拡大」 から長期的な視点に立脚した 「金融サービスの質的向上」 へと戦略目標の転換を進める。 お客さまとのコミュニケーションを深め、お客さまを知ることで質の高い金融サービスを提供し、 「お客さまに喜ばれ、選ばれ続ける」 金融機関となることを目指す。 計画の名称 量から質への転換の3ヵ年計画 ∼お客さまの期待を超える金融機関を目指して∼ 計画の期間 平成 27 年4月∼平成 30 年 3月 計画の理念 「三方よし」 「先義後利」 の考え方にもとづき お客さまへ期待以上の付加価値を提供する 基本方針 当金庫は地元産業の発展と社会の繁栄に真心をもって奉仕する 長 期 ビ ジョン 地域一番の金融機関(お客さま、職員の満足度一番) 「三方よし」 「 先義後利」の理念(量から質への転換) 財務戦略 営業戦略 業務戦略 店 舗戦略 健全で強固な財務基盤の構築 質の高い金融サービスの提供 効率的な業務運営体制の構築 利便性の高い店舗網の構築 人事戦略 組織の活性化と職員の能力向上 当金庫の概要(平成27年3月末現在) 設 立 / 大正13年7月 本 店 / 岡崎市菅生町字元菅41番地 会 員 数 / 132,159名 出 資 金 / 32億円 預 金 / 2兆7,492億円 常勤役職員数 / 1,998名 (ATM) 設置台数 / 328台 貸 出 金 / 1兆5,328億円 現金自動設備 店 舗 数 / 96ヵ店 駐在員事務所 / 1ヵ所 (バンコク) 2
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