高配当利回り銘柄に注目 そろそろ配当金を支払う時期になりましたね

高配当利回り銘柄に注目
そろそろ配当金を支払う時期になりましたね。
中国の企業の場合は日本と違い、12月決算、6月中間決算の企業がほとんどです。
それ以降、発表されるまでに数ヶ月かかります。
例えば、12月決算の企業の場合は、3月から4月にかけて決算されます。6月決算の企業はちょうど、その業績内容が発表されたばかりです。
その業績発表の内容を見てから銘柄を決める投資家が多いのです。
私の場合は、産業から選びます。例えば、今なら原油の高騰が続いていることなどからエネルギー関連銘柄に注目するなどというように「今、注目の産
業」から探します。
そして年末から夏にかけて短期売買なら、
「高配当利回り」から探してみます。
その他、次のうちから5以上当てはまればOKとします。
①
業績は伸びているか?
②
増資があるか?
③
都市部だけでなくて地方に支店などが進出しているか?
④
時価総額が大きいか?
⑤
M&Aがある場合、買収する側になるのか、される側になるのか?
⑥
政府がどれくらい保有しているのか、その割合は50%以下なのか?
⑦創設者や幹部の関係者に政府絡みの人はいるのか?
⑦
同じ産業から選ぶときに、ライバル企業と比較してPERが低い企業、
⑧
外国人投資家が注目するROE
忘れてはいけないのは、中国株の魅力は配当利回りが高いことです。
配当利回りは株価に対する年間の配当金の割合のことを示します。日本企業の場合は平均約1%ですが、中国株の場合は3%くらいあります。
漢方薬のシェア一位の「同仁堂・香港GEM市場・8069」は3.1%の予想配当利回りです。コードレスの電話機メーカーの「CCTテレコム・香
港メインボード市場・0138」は、8.8%、
「セッコウ東南発電・上海B株・900949」は6.5%、
「上海錦江国際実業投資・上海B株・900
914」は6.5%です。
数年前に比べると配当利回りの平均はだいぶ下がりましたが、また今回の発表によると、配当利回りが10%以上の非常に高い企業が増えています。
その代わり時価総額が小さい企業であったり、一株あたりの価格が1香港ドルを下回っている企業もあり、リスクも高い銘柄といえます。こういったリ
スクの高い銘柄にあえて注目するような場合は「配当金をもらったらすぐ売る」といった短期投資を試みるといいでしょう。
売却している上海の投資家