平成27 平成 27年度 27 年度 大阪府中小企業労働事情実態調査報告(概要) Ⅰ.調 査 概 要 1 .調査の目的 この調査は、中小企業における経営、賃金、労働時間、労働条件等の実態を明確に把握し、 適正な中小企業労働対策の樹立を目的として実施しました。我が国の経済に目を向けると、雇 用状況・所得環境の改善の兆しがみられるなかで、アベノミクスの経済政策等の効果もあって、 輸出関連大手企業を中心に緩やかな回復基調が続いていると言われていますが、原材料価格の 上昇や電気料金の再値上げ、深刻な人材確保問題など中小企業を取巻く環境は依然として厳し い状況が続いています。 このようなときにこそ、より的確で時宣を得た正しい情報を収集することが何よりも大切で あり本年度は新たに、有期労働契約の無期転換ルールに関する項目を加え調査を実施しました。 2 .調査実施方法 本会会員組合の組合員のうち 927 事業所について、全国中央会の指定に従い調査アンケ ート用紙を事業協同組合等の組合を通じて郵送により配布して行ったものである。 3 .調査の時点 平成 27 年 7 月 1 日 4 .回答事業所内訳 (回答事業所の業種別割合) 製 造 業 非 製 造 業 産 小 食 繊 木 出 窯 化 金 機 そ 小 情 運 建 卸 小 サ 業 計 計 料 品 製 造 維 ・ 同 製 品 製 造 材 ・ 木 製 品 製 造 版 ・ 印 刷 同 関 連 産 業 ・ 土 石 製 品 製 造 学 工 属 ・ 同 製 品 製 造 械 器 具 製 造 の 他 の 製 造 計 報 通 信 輸 設 売 売 ー ビ ス 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 業 調査事業所数 927 537 50 65 65 62 30 40 105 55 65 390 40 35 100 60 60 95 1 回答数 411 261 7 37 24 21 15 19 68 34 36 150 15 15 48 35 10 27 回答率(%) 44.3 48.6 14.0 56.9 36.9 33.9 50.0 47.5 64.8 61.8 55.4 38.5 37.5 42.9 48.0 58.3 16.7 28.4 Ⅱ 調査結果の概要 1 .経営について ◆経営上の障害としては「人材不足(質の不足) ◆経営上の障害としては 「人材不足(質の不足)」が 」 が 44.2%で 44.2 %で前年 %で 前年の 前年 の 2 位から 1 位となる。 位となる 。 ◆経営上の強みとしては「顧客への納品・サービスの速さ」が 30.9%でトップスコアである。 30.9 %でトップスコアである。 経営上の障害としては、「人材不足(質の不足)」(44.2%:前年 37.1%)が最も多く、次い で「原材料・仕入品の高騰」(34.5%:前年 45.2%)、「販売不振・受注の減少」(32.8%:前 年 31.2%)、「同業他社との競争激化」(31.0%:前年 35.1%)と続いている。 前年調査と比べ、上位 4 項目に変化はなかったが、1位と 2 位、3 位と 4 位の順位が入れ替 わった。 経営上の強みとしては「顧客への納品・サービスの速さ」が 30.9%(前年 32.0%)で最も 多く、次いで「製品の品質・精度の高さ」 ( 29.9%:前年 29.8%)、 「技術力・製品開発力」 (25.8%: 前年 24.5%)と続いている。1 位~3 位は、順位も前年と同じである。 (%) 0 10 20 30 40 19.1 17.0 労働力不足(量の不足) ★人材不足(質の不足) 12.9 人件費の増大 16.7 32.8 経営上の障害 ★販売不振・受注の減少 31.2 16.1 製品開発力・販売力の不足 12.8 31.0 ★同業他社との競争激化 35.1 34.5 ★原材料・仕入品の高騰 45.2 11.7 製品価格(販売価格)の下落 18.4 24.8 納期・単価等の取引条件の厳しさ 環境規制の強化 0 平成27年 平成26年 26.0 6.7 5.2 4.5 4.9 金融・資金繰り難 10 20 30 40 18.7 20.3 製品・サービスの独自性 25.8 24.5 ★技術力・製品開発力 生産技術・生産管理能力 16.0 9.4 営業力・マーケティング力 経営上の強み 10.4 9.8 製品・サービスの企画力・提案力 20.0 13.8 29.9 29.8 30.9 32.0 ★製品の品質・精度の高さ ★顧客への納品・サービスの速さ 企業・製品のブランド力 44.2 37.1 1.5 1.0 労働力の過剰 (%) 50 8.1 8.0 21.3 19.5 財務体質の強さ・資金調達力 14.4 優秀な仕入先・外注先 19.0 15.2 商品・サービスの質の高さ 組織の機動力・柔軟性 2 18.3 23.5 23.0 平成27年 平成26年 50 2.労働時間について ◆ 週所定労働時間は「40 週所定労働時間は「 40 時間」が 4 6.8%で最も多い。 6.8 %で最も多い。 ◆“ 40 時間超”は小規模事業所ほど多く、「1 「 1 ~ 9 人」の事業所では 1 2.0%である 2.0 %である 。 ◆ 平均残業時間は 12.25 12. 25 時間で、 時間 で、前年と比べ で、 前年と比べ 0.15 時間増の微増傾向 時間 増の微増傾向。 増の微増傾向 。 ◆ 平均残業時間は、規模別 平均残業時間は、 規模別では企業規が大きくなるほど多く 規模別 では企業規が大きくなるほど多く、 では企業規が大きくなるほど多く 、 また業種 また 業種別 業種 別 では「出版・印刷 同関連産業」、「窯業・土石製造 「窯業・土石 製造業 製造 業 」、「情報通信業」が多い。 「情報通信業」 が多い。 大阪府計では、週所定労働時間は、「40 時間」が 46.8%で最も多く、次いで「38 時間超~ 40 時間未満」 (31.3%)、 「38 時間以下」 (14.9%)、 「40 時間超~44 時間以下」 (7.0%)と続き、 順位は前年と同じである。 「所定労働時間 40 時間超」の事業所の割合を規模別にみると、小規模事業所ほど多く「1 ~9 人」の事業所では 12.0%である。 また、産業別にみると、「建設業」(21.7%)、「小売業」(30.0%)など非製造業の区分で高 い業種がみられる。 平均残業時間をみると、大阪府計は 12.25 時間で、前年(12.10 時間)と比べ 0.15 時間増 と微増している。 これを規模別にみると、企業規模が大きくなるほど残業時間が多く、「1~9 人」では 6.92 時間で、「100~300 人」では 15.46 時間となっている。 (週所定労働時間および平均残業時間) 項目 週所定労働時間(%) 38 時間 以下 38 時間超 40 時間未満 40 時間 40 時間超 44 時間以下 平均残業時間 (h) 業種・規模 全 国 大 阪 平 均 府 計 1~9 人 10~29 人 大 30~99 人 100~300 人 製 造 業 計 食 料 品 製 造 業 繊維・同製品製造業 木材・木製品製造業 出版・印刷同関連業業 窯業・土石製品製造業 化 学 工 業 金属・同製品製造業 機 械 器 具 製 造 業 そ の 他 の 製 造 業 阪 非 製 造 業 計 情 報 通 信 業 運 輸 業 建 設 業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 11.8 14.9 21.0 16.1 9.4 13.7 14.5 - 8.6 21.7 4.8 7.1 31.6 14.7 12.1 19.4 15.8 13.3 15.4 10.9 11.4 40.0 22.2 27.0 31.3 20.0 33.1 39.4 29.4 32.0 28.6 42.9 30.4 19.0 21.4 21.1 25.0 39.4 47.2 30.1 13.3 46.2 21.7 45.7 20.0 29.6 3 48.8 46.8 47.0 39.5 49.6 56.9 49.2 57.1 45.7 39.1 61.9 64.3 47.4 57.4 45.5 33.3 42.5 73.3 38.5 45.7 40.0 10.0 37.0 12.5 7.0 12.0 11.3 1.6 - 4.3 14.3 2.9 8.7 14.3 7.1 - 2.9 3.0 - 11.6 - - 21.7 2.9 30.0 11.1 11.74 12.25 6.92 12.36 15.09 15.46 12.28 5.17 8.51 10.82 22.65 21.21 6.50 10.63 17.50 9.71 12.21 20.69 15.86 13.25 5.73 11.30 12.78 3.従業員の有給休暇について ◆年次有給休暇の平均付与日数は、大阪府計で 16.3 日で、全国平均を若干上回った。 ◆年次有給休暇の平均取得日数は、大阪府計で 6.8 日で、 日で 、 前年(6.8 前年( 6.8 日)と同じである 日) と同じである。 と同じである 。 ◆年次有給休暇の平均取得率は、大阪府計で 4 3.0%。全国平均を 3.0 %。全国平均を 6.4 ポイント下回る。 ◆取得率は企業規模別では ◆取得率は 企業規模別では「 企業規模別では 「 1 ~ 9 人」の事業所が高く業種別では、 人」の事業所が高く業種別では 、「運輸業」「建設業」で高 「建設業」で 高 くなっている。 くなっている 。 年次有給休暇の平均付与日数をみると、大阪府計は 16.3 日(前年:16.0 日)と微増し、全 国平均(15.6 日)を若干上回った。これを企業規模別にみると、企業規模が大きいほど付与 日数が多くなっている。また産業別では製造業(16.3 日)と非製造業(16.4 日)が拮抗して いるが「小売業」が 12.8 日「木材・木製品製造業」が 14.1 日でやや少ない。 平均取得日数は、大阪府計が 6.8 日で前年(6.8 日)と同じである。産業別では非製造業(7.4 日)が製造業(6.5 日)を上回り、「運輸業」が 10.6 日と多くなっている。 (「食料品」「小売業」は母数 10 未満のため参考数値) 年次有給休暇の平均取得率をみると、大阪府計は 43.0%で前年(45.1%)を 2.1 ポイント 下回り、全国平均(49.4%)より 6.4 ポイント低い。これを規模別にみると「1~9 人」の事 業所の取得率の高さ(52.4%)が目立つ。産業別では非製造業(46.8%)が製造業(41.1%) を 5.7 ポイント上回り、 「運輸業」 (58.9%)や「建設業」 (53.9%)のスコアの高さが目立つ。 (「食料品」は母数 10 未満のため参考数値) (日) 平均付与日数 平均所得日数 25 20 16.3 15.2 16.0 16.8 17.5 16.5 16.9 17.1 17.1 16.2 16.4 16.3 16.0 15.2 14.1 15.9 18.1 18.4 16.2 15.7 16.2 15 年次有給休暇の 1 2.8 10.6 10 8.2 7.8 7.8 7.5 7.4 7.7 7.3 6.8 7.7 6.9 6.5 6.5 7.0 6.6 5.8 6.2 6.1 6.4 6.1 6.6 6.1 4.2 5 0 サービス業 小売業 卸売業 建設業 運輸業 情報通信業 非製造業 計 その他 機械器具 金属、同製品 化学工業 窯業・土石 印刷・同関連 木材・木製品 繊維工業 食料品 製造業 計 3 00 人 99 人 100 ~ 30 ~ 29 人 9 人 10 ~ 1 ~ 大阪府計 全国 平均付与日数・取得日数 15.6 (%) 80 60 49.4 58.9 55.5 52.4 43.4 平均取得率 年次有給休暇の 38.1 43.5 44.941.0 46.4 42.7 41.1 43.4 41.5 36.3 40 43.0 46.8 41.9 38.6 38.7 53.9 39.9 20 サービス 業 小売業 卸売業 建設業 運輸業 情報通信 業 非製造業 計 その他 機械器具 金属、同 製品 化学工業 窯業・土 石 4 印刷・同 関連 木材・木 製品 繊維工業 食料品 製造業 計 300 人 99 人 100 ~ 30 ~ 人 29 9 人 ~ 10 1 ~ 大阪府計 全国 0 33.6 4 .新規学卒者の採用の有無(平成 27 年 3 月) ◆ 平成 27 年 3 月に採用(及び採用計画)のあった事業所割合は大阪府計で 25.8% 25.8 % である。 である 。 ◆ 規模別では 規模別 では「 では 「 100~ 100 ~ 300 人」の事業所では 68.6% 68.6 % と多くなっている。 ◆ 具体的な業種では、「情報通信業」(66.7 ( 66.7%) 66.7 %)や %) や 「機械器具製造業」(41.2 ( 41.2%) 41.2 %)で多い %) で多い。 で多い 。 平成 27 年3月の採用(及び採用計画)の有無をみると、採用のあった事業所は大阪府計で 25.8%で、全国平均を 5.4 ポイント上回った。規模別にみると、企業規模が大きいほど多く、 「100~300 人」の事業所では 68.6%で「1~9 人」の事業所では採用のあった割合が 7.0%に とどまるなど、規模別格差が顕著となっている。業種別に採用のあった事業所割合をみると、 製造業(26.8%)が、非製造業(24.0%)を 2.8 ポイント上回っており、具体的な業種では、 「情報通信業」(66.7%)や「機械器具製造業」(41.2%)で多くなっている。 (「食料品」は母数 10 未満のため参考数値) (新規学卒者の採用及び採用計画の有無:平成 27 年 3 月) 項目 業種・規模 あった(%) なかった(%) 全 国 平 均 20.4 79.6 大 阪 府 計 25.8 74.2 1~9 人 7.0 93.0 10~29 人 14.5 85.5 30~99 人 34.4 65.6 100~300 人 68.6 31.4 26.8 73.2 業 42.9 57.1 繊 維 ・ 同 製 品 製 造 業 27.8 72.2 木 材 ・ 木 製 品 製 造 業 13.0 87.0 出版・印刷同関連業業 28.6 71.4 窯業・土石製品製造業 6.7 93.3 業 36.8 63.2 金 属 ・ 同 製 品 製 造 業 21.2 78.8 機 械 器 具 製 造 業 41.2 58.8 そ の 他 の 製 造 業 30.6 69.4 製 24.0 76.0 業 66.7 33.3 大 製 造 食 化 阪 非 情 業 料 計 品 製 学 造 報 造 工 業 通 計 信 運 輸 業 ― 100.0 建 設 業 26.7 73.3 卸 売 業 17.1 82.9 小 売 業 20.0 80.0 業 19.2 80.8 サ ー ビ ス 5 5.新規学卒者の初任給(平成 2 7 年 6 月支給分) ◆学卒種別 8 種別のうち、対前年比で 種別のうち、 対前年比で減少 対前年比で 減少は 減少 は 2 種別、増加は 種別、 増加は 6 種別である 種別 である。 である 。 ◆初任給は、「大学卒: 技術系」が 技術 系」が 2 03,392 円で最も高い。 円で最も高い 。 ◆対前年上昇額は、「高校卒:事務系」が 「高校卒:事務系」 が 20,395 20, 395 円増で最も多い。 新規学卒者の初任給(平成 27 年 6 月支給分:単純平均)は、「大学卒:技術系」(203,392 円)が最も高く、次いで「大学卒:事務系」(201,930 円)、「専門学校卒:事務系」(197,925 円)、「短大卒:技術系」(194,100 円)と続き、前年調査と比べ 1 位、2 位が入れ替わった。 これを対前年比でみると、 「高校卒:事務系」が 20,395 円増で最も多く、次いで「短大卒: 技術系」が 19,325 円増と続いている。一方、減少したものは「短大卒:事務系」が 27,015 円減、「専門学校卒:技術系が 2,098 円減の 2 種別であった。増加した種別は前年の 3 種別か ら今回 6 種別となった。 (新規学卒者の初任給) 項目 専門学校卒 短大卒 大学卒 対前年 上昇額 対前年 上昇率 (%) 2.9% 27年 26年 技術系 170,219 165,347 (円) 4,872 事務系 174,271 153,876 20,395 13.3% 技術系 177,242 179,340 -2,098 -1.2% 事務系 197,925 190,000 7,925 4.2% 技術系 194,100 174,775 19,325 11.1% 事務系 162,385 189,400 -27,015 -14.3% 技術系 203,392 197,086 6,306 3.2% 事務系 201,930 198,476 3,454 1.7% 学卒種別 高校卒 初任給(円) ※対前年上昇率=対前年上昇額÷前年(26 年)初任給額 6.新規学卒者の採用充足状況 ◆全般に 8 割以上の高い充足率となっている。 新規学卒者の採用充足状況は、全般に 8 割以上の高い充足率となっている。 (新規学卒者の充足率) 項目 充足率(%) 学卒種別 高校卒 専門学校卒 短大卒 大学卒 技術系: 91.3 技術系: 90.5 技術系:100.0 技術系: 80.4 6 事務系:100.0 事務系: 85.7 事務系:100.0 事務系: 94.0 7 - 1 . 無期転換ルールの認知状況 無期転換ルール の認知状況 ◆ 無期転換ルールの認知状況は 52.5% 52.5 % 、 無期転換ルールの特例の認知状況は 2 7.4% 7.4 % である。 ◆ いずれも全国平均を上回っている。 有期労働契約に関する無期転換ルール(有期労働契約が反復更新されて通算 5 年を超えた場 合、労働者の申込みにより無期労働契約に転換するルール)の認知状況は、大阪府計で 52.5% で、全国平均を 6.8 ポイント上回った。業種別では製造業(54.9%)が非製造業(48.3%)を 6.6 ポイント上回っている。 また、無期転換ルールの特例(有期雇用特別措置法による「高度専門職」「継続雇用の高齢 者」についての無期転換申込権発生に関する特例)の認知状況は、大阪府計で 27.4%で、全 国平均を 3.1 ポイント上回った。業種別では、製造業(31.4%)が非製造業(20.3%)を 11.1 ポイントと大きく上回っている。 知っていた 0% 20% 40% 無期転換ルールの認知状況 製 造 業 47.5 45.1 48.3 51.7 知っていた 0% 無期転換ルールの特例認知状況 非製造業 100% 54.3 54.9 非製造業 製 造 業 80% 52.5 大阪府計 大阪府計 60% 45.7 全 国 全 国 知らなかった 20% 40% 24.3 知らなかった 60% 80% 75.7 27.4 72.6 31.4 68.6 20.3 79.7 7 100% 7 - 2 .無期転換ルールの特例適用に向けた計画作成状況 ◆ 「提出する予定はない」が 5 5 .6%で最も多 .6 %で最も多い。 %で最も多 い。 ◆ 計画の種別は 計画の種別 は 「継続雇用の高齢者に関する申請書(第二種計画認定)」が 」 が 100.0% 100.0 % である。 である 。 無期転換ルールの特例の適用についての計画を提出する予定としては、大阪府計では、「提 出する予定はない」が 55.6%で最も多く、次いで「分からない」が 36.9%で続く。 “提出済み・ 準備中・提出予定”を合わせても大阪府計で 7.5%にとどまり、業種別では製造業でややスコ アが高い。 無期転換ルールの特例の適用について、認定を受けた計画、又は認定を受けようとしている 計画の種別を問うたところ、 「継続雇用の高齢者に関する申請書(第二種計画認定)」は、大阪 府計、製造業、非製造業ともに 100.0%だった。 既に提出し、認定された 提出に向けて準備中である 提出する予定はない 0% 0.4 0.0 1.1 20% 計画作成状況 3.9 全 国 0.5 既に提出したが、まだ認定されていない 今後提出する予定である 分からない 40% 60% 55.2 80% 100% 39.4 0.3 2.1 4.6 大阪府計 55.6 36.9 0.0 2.8 0.0 6.0 製 造 業 1.4 0.7 57.4 33.7 0.7 52.5 非製造業 42.6 2.1 高度専門職に関する申請書(第一種計画認定) 継続雇用の高齢者に関する申請書(第二種計画認定) 0% 認定を受けた計画 認定を受けようとしている計画 全 国 20% 40% 11.0 60% 92.8 0.0 大阪府計 100.0 0.0 製 造 業 100.0 0.0 非製造業 100.0 8 80% 100% 8 .賃金改定の実施状況 ◆「引上げた」(5 ( 5 8.4%) 8.4 %)、「未定」(2 ( 2 0.2%) 0.2 %)、「今年は実施しない(凍結)」(1 ( 1 0.6%) 0.6 %)である %) である 。 ◆予定も含む“引上げる”事業所は 6 7.8%で、近年増 7.8 %で、近年増加傾向にある。 %で、近年増 加傾向にある。 平成 27 年 1 月 1 日から 7 月 1 日までの間の賃金改定実施状況は、「引上げた」(58.4%)が 最も多く、次いで「未定」(20.2%)、「今年は実施しない(凍結)」(10.6%)と続き、7 月以 降の予定も含む“引上げる”事業所の割合は 67.8%で、昨年度調査(65.4%)一昨年度調査 (58.9%)、と増加傾向にある。 (賃金改定の実施状況 項目 産業 全 国 大阪府計 製造業 非製造業 単位:%) 引き 上げた 引き 下げた 今年は実施し ない(凍結) 7月以降引き 上げる予定 7月以降引き 下げる予定 44.3 58.4 63.8 49.0 0.8 1.2 0.4 2.7 16.3 10.6 10.5 10.7 9.2 9.4 8.9 10.1 0.5 0.2 ― 0.7 未 定 28.9 20.2 16.3 26.8 9 .平均昇給額および昇給率(平均昇給・上昇) ◆平均昇給額(単純平均)は ◆平均昇給額(単純平均) は 7,269 円、平均昇給率は 円、平均昇給率 は 2.59 2. 59% 59 % である。 である 。 ◆賃金改定の内容は「定期昇給」が 6 3.5%で最も多い。 3.5 %で最も多い。 ◆賃金改定の決定要素は「企業の業績」が 6 6.3%で最も多い。 6.3 %で最も多い。 平成 27 年 1 月 1 日から 7 月 1 日までの間に賃上げ(定期昇給、ベースアップ)を行った 事業所の賃上げ状況は、大阪府計の平均昇給額で 7,269 円(加重平均 6,004 円)、率にして 2.59%(同 2.21%)である。また賃金改定の内容は「定期昇給」が 63.5%で最も多く、賃 金改定の決定要素は「企業の業績」が 66.3%で最も多くなっている。 (業種別賃上げ状況) 上段:単純平均 項目 産業 全 国 平 均 大 阪 府 計 製 造 業 計 非 製 造 業 合計 昇給額 (円) 昇給率 (%) 7,146 5,594 7,269 6,004 6,705 5,760 8,599 6,884 計 2.93 2.27 2.59 2.21 2.45 2.14 2.89 2.45 労組あり 昇給額 昇給率 (円) (%) 5,079 4,909 5,020 5,442 4,205 4,604 7,462 8,532 2.10 2.01 1.86 2.03 1.62 1.76 2.46 2.90 賃金改定の内容 (%) 0 労組なし 昇給額 昇給率 (円) (%) 7,379 5,777 7,512 6,108 6,995 5,978 8,701 6,582 100 (%) 0 50 22.4 26.2 世間 相場 63.5 15.8 18.7 38.1 親会社又は 関連会社 の改定の 動向 25.7 前年 度の改定 実績 諸手 当の改定 臨時給与 の引上げ 15.0 13.9 全国 賃上げム ード 大阪府計 消費税 増税 9.8 12.2 重視し た要素は ない そ の他 9 47.7 46.0 13.0 13.9 20.2 20.6 物価の 動向 労 使関係の 安定 基本給 の引上げ 100 65.3 66.3 ★企業の 業績 49.6 労働力 の確保・ 定着 ベー スアップ 3.02 2.34 2.67 2.25 2.54 2.21 2.93 2.36 賃金改定の決定要素 50 ★ 定期昇給 下段:加重平均 3.8 1.6 17.3 19.8 8.9 10.7 11.5 8.7 2.8 2.0 4.6 6.7 全国 大阪府計
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