2015 年度(平成 27 年度) 山梨学院大学社会教育主事養成課程案内 山梨学院大学 「社会教育」とは 法的には「学校教育の課程として行われる教育活動」を除く組織的な教育活動(社教法 2)とされていま すが、要するに、 人々が自主的・自発的に取り組む多様な教育・学習活動のことを言います。 →地域の公民館、図書館、博物館などでの学習活動、環境や地域の問題について取り組む市民活動、 健康とレクリエーションのためのスポーツや野外活動など、多様です。 この社会教育は、学校教育とともに、文化的で活力のある生涯学習社会を構築するための主要な領域 であると言えます。 「社会教育主事」とは 1)役割 社会教育主事は、都道府県及び市町村の教育委員会に属して「社会教育を行う者に専門的技術的な助 言と指導」を行う専門的教育職員のことです(社教法 9 の二、9 の三;教育公務員特例法 2-5)。つまり、 自治体の社会教育行政の現場を担う専門職の公務員です。 →社会教育主事の具体的な仕事は、社会教育事業(講座・講演会・イベント等)の計画・立案・実施、学習 活動グループの支援、社会教育・生涯学習に関する調査研究、社会教育関係団体との連絡調整などです。 2)任用の資格条件 社会教育主事の職に就くためには、一定の経歴条件(2 年以上大学に在学し、62 単位以上取得など)に 加え①文部科学大臣の委嘱による「社会教育主事講習」を修了すること、あるいは②文部科学省令で 定める科目の単位を大学で修得して 1 年以上社会教育主事補の職に就くこと、等が要件となります。 →本学の「社会教育主事養成課程」は、上記②の「科目」を学ぶための課程に相当します。 「社会教育主事養成課程」の対象 1)本学在学生(特に政治行政学科在籍者) ①社会教育主事の職に就くことを目指している学生 ②地方自治体職員となり、社会教育や生涯学習の仕事にも取り組みたいと考えている学生 ③市民的な立場に立ってボランティア活動や NPO 活動に取り組みたいと考えている学生 2)学外の方( 「特別科目等履修生」としての履修) ①地方自治体職員の立場にあって、社会教育主事職の発令が予定されている方(公務による履修) ②地方自治体職員の立場にあって、いずれ社会教育主事職に就きたいと考えている方 ③学校教職員の立場にあって、社会教育に関する知見を得たいと考えている方 ④他の大学等に在籍し、社教主事課程の履修を必要とする方 ⑤市民の立場で社会的活動や NPO 事業に関わっている方 ⑥既に社会教育主事任用資格を得ている方で、知識・技能のリフレッシュを求める方 → 「社会教育主事養成課程」は、当然、社会教育主事職を志している方のためのものです。しかしながら、 現実的には、社会教育主事の新規任命件数は極めて少ない傾向にあり、この課程を履修したからといっ て、実際に社会教育主事の職に結びつくわけではありません。とはいえ、この社会教育主事養成課程の 学習内容は自治体公務員としての職務遂行能力、学校教員としての教育力、市民としての社会的活動力 等々にとって有意義な内容を多分に含んでいます。その点に関心を持っていただくなら、履修者は必ず しも社会教育主事になることを目標とする必要はありません。 ― 1 ― 開講科目 科 目 (法令上の科目) 要件 相当科目 単位 (本学における開講科目) 生涯学習概論 4 社会教育計画 4 社会教育演習 社会教育実習 4 社会教育特講Ⅱ 12 社会教育特講Ⅲ 置 備 考 担当教員 生涯学習概論Ⅰ 2 永井健夫 1年 木・5 前期 必修 生涯学習概論Ⅱ 2 河野誠哉 1年 木・5 後期 必修 社会教育計画論Ⅰ 2 久田邦明 2年 月・4 前期 必修 社会教育計画論Ⅱ 2 久田邦明 2年 月・4 後期 必修 4 永井健夫 3年 火・5 通年 必修 現代社会と市民形成Ⅰ 2 永井健夫 2年 火・2 前期 必修 現代社会と市民形成Ⅱ 2 永井健夫 2年 火・2 後期 必修 地域おこしと生涯学習 2 久田邦明 2年 月・5 前期 必修 生涯学習施設論 2 久田邦明 2年 月・5 後期 必修 地域社会学 4 中井道夫 1年 月・3 通年 都市政策 4 中井道夫 2年 月・2 通年 自治体行政学 4 日高昭夫 2年 水・1 前期 4 単位以上を 金・4 (セメスター) 選択必修 地域政治論 4 江藤俊昭 2年 木・1 前期 金・1 (セメスター) 教育行政学Ⅰ 2 天沼英雄 3年 木・2 前期 教育行政学Ⅱ 2 河野誠哉 3年 木・2 後期 社会教育演習 (実習を含む) 社会教育課題研究 社会教育特講Ⅰ 配 単位 年 次 曜日・時限 学 期 (一部、変更する場合があります。) *1 時限:9:00~10:30 2 時限:10:40~12:10 3 時限:13:00~14:30 4 時限:14:40~16:10 5 時限:16:20~17:50 <備考> ①この課程の科目は政治行政学科の専門教育科目です。他学科の学生は、24 単位を越えない範囲で「共通選 択枠」の修得単位に充当することができます。また、 「社会教育主事養成課程の履修者」(=所定の全科目 の単位修得を志望する者)でなくとも、部分的に履修することもできます。 ②「社会教育演習」の履修者には、演習の一環として、地域自治体の関連部署や本学の生涯学習センター等 における社会教育実習(原則として 5 日間)が課せられます。 ③ 1 年生は 1 年次配当科目のみを、2 年生は 1 年次および 2 年次配当の科目のみを履修できます。3 年生以 上と科目等履修生はいずれの科目も履修できます(ただし、先に生涯学習概論Ⅰ・Ⅱを履修することが望 ましい)。 ④「セメスター」とあるのは週に2回の授業を行い、半期(4単位)で完結する形式の科目です。 単位修得の証明について 社教主事養成課程の所定の単位(24 単位)を修得した場合、それを証する書類を発行します。 ⇒手続き・費用等は教務課にお問い合わせください。 ― 2 ― 履修の手続き等 1)本学に在籍する学生 社会教育主事養成課程の履修を希望する本学学生は、 「課程履修者」としての学修計画等について担当教員 の指導を受けたうえで、科目登録の手続きをしてください。 ⇒「指導」については、生涯学習センターにお問い合わせください。 (*山梨学院大学大学院に所属する方は、研究科委員会の許可が必要となります。 ) 2)学外の方 山梨学院大学の学部学生以外の方は、 2015(H27)年 3 月 10 日(火)より 3 月 17 日(火)までの間に必要書類 ( 「特別科目等履修生願書」 「履修計画書」 「希望調査書」など )を入試センターの事務局まで提出してくだ さい。所定の審査を経て「特別科目等履修生」と認められることにより当課程の履修が可能となります。 ⇒課程の内容・学修方法については、生涯学習センターにお問い合わせください。 ⇒応募用書類および詳細については、入試センターにお問い合わせください。 ※「特別聴講学生」 (単位互換協定大学の学生)の方の手続きについては、教務課にお問い合わせください。 ※地方自治体あるいは公的機関に在職の方は、上記期間以外にも対応させていただく場合があります。 諸費用について 1)本学学生および特別聴講学生の場合 社会教育主事養成課程の履修に関して、特に聴講料は徴収しません。ただし、教科書・参考書等の教材費、 実習に関わる交通費などは自己負担とします。 2)特別科目等履修生の場合 特別科目等履修生として本課程を履修する方は、 「山梨学院大学科目等履修生規程」に定める諸費用を収め なければなりません。また、教科書・参考書等の教材費、実習に関わる交通費などは自己負担とします。 ☆特別科目等履修生の学費 10,000 円 選 考 料 登 録 料 10,000 円 履 修 料(1 単位あたり) 5,000 円 →単年度で全科目を履修する場合 ¥140,000(=10,000+10,000+5,000×24) となります。 *複数年度にまたがって履修する方は、所定の手続きにより、選考料等が減免されます。 ※その他、一定の条件を満たす方については、選考料等が減免される場合があります。 詳しくは、入試センターまでお問い合わせください。 ― 3 ― 窓口のご案内 1)社教主事養成課程の概要・学修の方法・科目の内容など、履修の実質的な中身に関すること--------- ⇒山梨学院生涯学習センター 52 号館(山梨学院 50 周年記念館:クリスタルタワー) 5 階 Tel.055-224-1355 / Fax.055-224-1496 2)「特別科目等履修生」の志願に関すること(←学外の方)------------------------------------⇒入試センター 52 号館(山梨学院 50 周年記念館:クリスタルタワー) 2 階 Tel.055-224-1234 / Fax.055-224-1380 3)科目登録の手続き・成績・評価など履修の事務的事項に関すること ⇒教務課 新 9 号館 1 階 Tel.055-224-1230 2015(平成 27)年度 山梨学院大学 社会教育主事養成課程案内 2015 年 2 月 20 日発行 編集・発行 山梨学院生涯学習センター 〒400-8575 甲府酒折 2-4-5 Tel.055(224)1355 Fax.055(224)1496 http://www.ygu.ac.jp/learning/ ― 4 ―
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