海の起源

第 1回(4/ 9)
導
入
海洋学概論 2015春
第 2回(4/16) 海洋学の成立ち
〜大航海時代から海の科学へ〜
海を探る 〜望星丸による多様な観測〜
第 3回(4/23) 海の起源
〜地球の誕生,海と陸の形成, 生命の誕生〜
第 4回(4/ 30) 海と陸の形
〜海と陸の面積, 海の深さと陸の高さ,
海底の地形と形成〜
望星丸の概要
望星丸 主要目
総トン数
全長x幅x深さ
満載喫水
主機関
プロペラ
航海速力
航続距離
最大搭載人員
建造年月
海洋学概論 2015春
2174トン
87.98x12.80x8.10m
4.80m
4サイクルディーゼルターボ
1838kW x720rpm 2基
4翼可変ピッチ(3m径)1基
16.0ノット(両舷機運転)
14.0ノット(片舷機運転)
7500海里(両舷機運転)
190名
1993年10月
海洋学概論 2015春
地球一周の距離は?
光は1秒間に
地球を7回半 回る
北極
英国
グリニッジ
標準時
光の速さは
30万km/秒
地球一周
=30万÷7.5
= 4万km
緯度1度の距離
=4万÷360 = 約111km
緯度
経度
南極
海洋学概論 2015春
緯度1度の距離は
60マイル
1マイル=111000m ÷ 60
=1850m
1ノット=1マイル/時
=1850 ÷ (60x60)
= 0.51 (m/秒)
海洋学概論 2015春
日本から米国西岸まで
(10000kmとする)
望星丸では
(15ノットで走るとして)
どの位の時間で
行けるだろうか?
宇宙の誕生
地球の誕生
海の誕生
海洋学概論 2015春
宇宙の誕生
海洋学概論 2015春
約138億年前の大爆発(ビッグバン)
1/100 mmの大きさの中に全てが凝縮
すぐに膨張し続ける
10億年後 原始の銀河が誕生
100億年後 太陽系の誕生
宇宙は膨張し続けている
恒星間の距離が広がり続けている
宇宙の誕生
海洋学概論 2015春
海洋学概論 2015春
地球の誕生
ビッグバンから数億年後
銀河の誕生
銀河の中に幾つかの星
数十億年後に超新星爆発
星間物質
新たな星の誕生
太陽系誕生以前の星の爆発
太陽系の誕生
地球の誕生
海洋学概論 2015春
地球の誕生
地球
の
誕生
海洋学概論 2015春
海洋学概論 2015春
海の誕生
海の誕生
地球環境は大きく変わり
「水の惑星」へ
海洋学概論 2015春
海洋学概論 2015春
海洋学概論 2015春
海
の
誕
生
生命の誕生
海洋学概論 2015春
原始海洋の深海に
最古の生物が誕生する
(原核生物)
光合成を行い、酸素を大気中に放出
陸上生物の出現
生命の誕生
海洋学概論 2015春
節足動物
扁形動物 の出現
生命の誕生
海洋学概論 2015春
オルドビス紀 生物の多様化が進行
サンゴ,サソリ等の無脊椎動物が出現
シルル紀
サンゴ礁,魚類の出現
シダ類が陸上に
デボン紀 魚類の繁栄,シーラカンス
後期 両生類の発生
生命の誕生
石炭紀
海洋学概論 2015春
シダ類,大型樹木の出現
昆虫,両生類・は虫類の出現
ペルム紀 大型両生類,は虫類の繁栄
海には軟体動物が出現
末期に、生物の大量絶滅
生命の誕生
海洋学概論 2015春
三畳紀 アンモナイト,貝類,サンゴの繁栄
ジュラ紀 恐竜の繁栄・・・
気候が温暖
白亜紀 恐竜はさらに繁栄し、大型化
末期に、絶滅
ーーー>
原因は?
生命の誕生
海洋学概論 2015春
第三紀 陸上にほ乳類の出現
海洋では魚類が進化
1800万年前
類人猿が出現
生命の誕生
海洋学概論 2015春
第四紀
人類の時代
160万年前
ホモ・エレクトス
(ジャワ原人,北京原人)
20万年前
ネアンデルタール人の出現
(石器や火の使用)
生命の誕生
海洋学概論 2015春
生物の死滅 は 過去6回
特に ペルム紀末
90%以上の生物が絶滅
原因は?
①世界規模で海洋が酸素
の欠乏状態になった。
②大規模な火山活動
③巨大隕石の衝突
6500万年前
恐竜の絶滅の要因は?
海洋学概論 2015春
箱形採泥器
(ボックスコアラー)
(1999望星丸KNOT航海)
千年で
1cm積もる
マンガンの濃度%
0 1 2 3
0
O2
10
深さ20cm層
=2万年前
二酸化マンガン
(MnO2)
20
30
cm
溶解
Mn2 +
海洋学概論 2015春
現在の気温
縄文時代は暖かだった
気候最適期
最後の氷期
ヤンガードライアス期
平安~鎌倉時代は温暖だった
現在の気温
海洋学概論 2015春
地
120年間に
約1度の上昇