損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントハウスビュー 2015年7月 ⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第351号 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 ファンダメンタルズ(日本、米国) 日 本 経 済 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー 基準日:2015年7月7日 •日本経済については、企業の⽣産活動の改善に⼒強さが⾒られず、また外需も弱いため、足もとは停滞傾向に あります。ただし、雇⽤環境の改善等により消費の回復が期待されるほか、設備投資も大企業中心に持ち直して くると考えるため、今後、景気は内需を中⼼に緩やかながらも回復基調になると予想します。 •物価については、5月の消費者物価コア指数の前年⽐は0.1%となりました(4月は0.0%)。今年度は昨年 度を上回る賃上げ期待があるものの、エネルギー価格下落の影響が⼤きく、当面は0%前後の水準での推移が 予想されます。 •⾦融政策については、日銀は、2%の物価⽔準を所期の⽬標である異次元緩和開始後2年では達成できず、 達成時期の⾒通しを2016年度前半頃にまで後ズレさせました。当面は、現在の⾦融緩和を継続しながら、物 価目標の達成の可能性を確認していく期間になると予想します。 米 国 経 済 •米国経済については、天候等の⼀時的要因やドル高の影響により、年明け後⼀時的な落ち込みが⾒られましたが、 足もとは持ち直し傾向にあります。今後については、外需は引き続き期待しにくいものの、個⼈消費や住宅投資の 底堅さから内需の堅調さが期待できるため、景気回復傾向が続くと予想します。 •物価については、5月の消費者物価コア指数は前年⽐1.7%となりました(4月は1.8%)。景気回復が続くもの の賃⾦上昇圧⼒は依然として限定的なため、当⾯は現状程度の⽔準で推移すると予想します。 •⾦融政策については、景気は持ち直し傾向にあるため、年内に利上げする可能性が高いものの、賃⾦や物価の上 昇が依然として懸念するほどの⽔準ではないことから、開始時期は早くとも9月以降となり、利上げのペースも極めて 緩やかなものになると考えます。 ■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運 用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。 1 ファンダメンタルズ (欧州、中国) 欧 州 経 済 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー 基準日:2015年7月7日 •欧州経済については、ギリシャ問題の混乱はあるものの、ギリシャ以外の国については、ユーロや原油価格が昨年まで と比較して安い水準で推移していることや、⾦融緩和の継続を受けて、緩やかな回復が⾒込まれます。 •物価については、6月の消費者物価指数は前年⽐で0.2%のプラスとなりましたが、5月の水準(0.3%のプラス) からは低下しました。経済は緩やかな回復が⾒込まれるものの、需給ギャップが依然として大きいことから、物価の上 昇ペースも緩やかなものにとどまると予想します。 •⾦融政策については、経済の回復と物価の上昇のペースが緩やかなことから、当面は緩和的なスタンスが継続するも のと予想します。ギリシャ問題の影響次第では、より緩和的な政策がとられる可能性もあると考えます。 中 国 経 済 •中国経済については、5月の鉱工業⽣産と小売売上高が前月を上回った⼀⽅で、固定資産投資の伸びが鈍化し ました。中国政府は、インフラ投資の承認を進めたほか、6月には昨年来4度⽬の利下げと預貸率規制の緩和を発 表し、財政⾯と⾦融⾯から景気を下⽀える⽅針を⽰しています。 •中国政府は、過剰投資と地⽅債務を抑制し、産業構造の高度化や成⻑の質的向上を⽬標に構造改⾰を進めて います。地方債務問題への対策として、地⽅債起債による債務の借り換えプログラムの追加発⾏枠を承認するなど、 地方政府への財政支援を強める姿勢を示しました。 •物価については、⾜元のインフレ率は政府⽬標(前年⽐3.0%)内に収まっています。⾷品価格は落ち着いており、 当面は低位で推移すると思われます。 ■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運 用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。 2 内外株式市場 国 内 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー 基準日:2015年7月7日 •国内株式市場は、当⾯は⼀進⼀退の揉み合いの展開になると予想します。2015年度の国内企業業績は、消費 増税の影響⼀巡や前年対⽐での円安効果・原油安効果から増収増益を維持すると予想していますが、世界的な 経済環境はドル高による米国経済への悪影響も警戒されるなどまだら模様のため、一本調子の上昇相場が続く環 境にはないと⾒ています。 •また、米国の利上げ開始が徐々に視野に⼊ってきたため、これまでバリュエーションの上昇をサポートしてきた各国の低 い⾦利⽔準が上昇に転じており、⾜元はバリュエーション修正への警戒感が拡がり易い状況にあると考えます。 •⼀⽅、株式需給⾯は、公的年⾦や日銀から⼀定の買い需要が期待できることや、企業が株主還元や資本効率へ の意識を高めつつあることなどから、引き続き株価を下⽀えすると⾒込まれます。したがって、一進一退の中でも下値 の余地は限定的と考えられ、実際の企業業績が改善基調を維持していることが確認されるにつれて、再び上値をう かがう展開に戻ると想定しています。 海 外 •米国株式は、小売売上高等の好調な経済指標やM&A関連のニュースが好感されましたが、⻑期⾦利の上昇やギ リシャ情勢の不透明化をうけて上値が重い展開となりました。株式市場の割安感が薄れるなか、利上げ時期を巡る 不透明感もあり、当面は神経質な展開が続くと思われます。 •欧州株式は、ドラギECB(欧州中央銀⾏)総裁の発⾔を受けて⻑期⾦利が上昇するなか、ギリシャ債務問題を 巡る不透明感も高まり、下落しました。ギリシャの⾦融⽀援に関する協議は難航しており、株式市場は当⾯不安定 な展開が続くと思われます。 •中国株式は、IPOの加速や、信⽤取引の規制強化を受けて急落しました。株式市場の下落を受けて、中国⼈⺠ 銀⾏は6月末に利下げと預⾦準備率の引き下げを発表しました。政策期待は株式市場を下支えすると思われます が、持続的な上昇に向けては実体経済の安定が望まれます。 ■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運 用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。 3 内外債券・為替市場 国 内 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー 基準日:2015年7月7日 •国内⾦利は、海外⾦利に連動する形で、徐々にレンジが上方にシフトしてきました。 •物価上昇のペースが鈍いことから、日銀の⾦融緩和の出⼝が⾒えない状況が継続することが⾒込まれます。 •今後も、海外⾦利や景気回復の影響は受けつつも、日銀による国債の⼤量購⼊により、⾦利上昇は緩やかなペー スで進むと予想します。 海 外 •米国⾦利は、年内の利上げ⾒通しや、ドイツ⾦利の上昇を受けて、徐々にレンジが上方にシフトしてきました。経済 指標次第では利上げ開始時期が12月になる可能性もありますが、雇用の緩やかな改善傾向が継続していることか ら、年内に利上げが開始される可能性は高いと予想します。利上げ開始時期が近づくに連れて、⻑期⾦利のレンジ も緩やかに上方にシフトしていくものと予想します。 •ドイツ⾦利は、消費者物価がプラスに転じてきたことや、市場の⾒⽅が⾦利低下に偏り過ぎた反動により、4月下旬 から6月上旬にかけて急上昇しました。その後はギリシャ問題の混乱を受けて、上下する展開となりました。今後は、 ギリシャ問題の影響を⾒極めながら、徐々に現状程度の⽔準で落ちついてくるものと予想します。 為 替 •ドル円は、⿊⽥日銀総裁の円安牽制ともとれる発⾔や、混迷するギリシャ問題を背景としたリスク回避傾向により 円が買い戻され、これまでのドル高基調が一服する動きとなりました。今後については、⾦融政策の違いはドル高円 安に働くものの、既に円安が大幅に進んできたことや、米国の利上げペースが緩やかなものになると⾒込まれることか ら、概ね横ばいで推移するものと予想します。 •ユーロドルは、昨年来の⼀⽅向的なユーロ安ドル高の反動で4月末から5月初にかけてユーロが大きく持ち直しまし たが、⾜もとはギリシャ問題の混迷によりユーロに下押し圧⼒がかかっています。今後については、⾦融政策の違いは ドル高ユーロ安に働くものの、既に市場のポジションがユーロ売りに傾いていることや、米国の利上げペースが緩やかな ものになると⾒込まれることから、概ね横ばいで推移するものと予想します。 ■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運 用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。 4 過去5年間の主な市場の推移 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー 基準日:2015年7月7日 期間:2010年6月末〜2015年7月7日 Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成 ■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運 用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。 5 [投資⼀任契約に際しての⼀般的な留意事項] ● 投資一任契約に係るリスクについて 投資一任契約に基づく運用は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資 産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により運用資産の価値が変動します。従ってお客様から受託した資産の当初の評価額(元 本)を下回ることがあり、さらに元本を超えて損失を被るおそれがあります。 投資一任契約の投資対象は、個別の投資一任契約毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リス クの内容や性質が異なりますので、ご契約に当たっては契約締結前交付書面等をよくご覧下さい。 ● 投資一任契約に係る費用について [ご契約頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。] ■投資一任契約の期間中に直接または間接的にご負担いただく費用 …… 投資一任報酬をご負担いただきます。適⽤する料率は、運用の対象となる資産、契約資産残高、契約内容等に応じて異なりますので、 料率、上限額等を表示することはできません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。 ■その他の費用等 …… 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。「その他の費用等」については、運用 状況等により変動するものであり、 事前に料率、上限額等を表示することができません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。 ※当該投資一任契約に係る費用の合計額については、契約期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資一任契約を想定しております。投資一任契約に係るリスクや費用は、それぞ れの投資⼀任契約により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく契約締結前交付書面等をご覧下さい。 6 [投資信託をお申込みに際しての留意事項] ●投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資産の市場における 取引価格の変動や為替の変動等により投資一単位当たりの価値が変動します。従ってお客様のご投資された⾦額を下回ることもあります。 又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が 異なりますので、ご投資に当たっては投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書面をよくご覧下さい。 ●投資信託に係る費用について [ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。] ■申込時に直接ご負担いただく費用・・・・・・申込⼿数料上限3.78%(税抜3.5%) ■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤・・・・・・信託財産留保⾦上限0.7% ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・・・・信託報酬上限2.052%(税抜1.9%) ■その他費用等・・・・・・上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。 「その他の費用等」については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を表示することができませ ん。交付⽬論⾒書、契約締結前交付書面等でご確認下さい。 当該⼿数料等の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につきましては、損保ジャパン日本興 亜アセットマネジメントが運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費⽤における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリ スクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく交付⽬論⾒書や契約締結前交付書⾯をご覧下さ い。 7
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