第 9 号 平成 27年 6 月 26日(金)発行 札幌大谷大学硬式野球部

第9号
平成 27年 6 月 26日(金)発行
札幌大谷大学硬式野球部
5月26(火)より栗山町民球場で開幕した札幌学生野
球春季リーグ戦2部。昨年2部に昇格し、初のリーグ戦
は3勝6敗1引き分けで4位という結果でした。どの試
合も僅差で、手に汗握る試合が続きました。大会2日目、
3試合目、栗山町民球場で行われた札幌国際大学との試
合は、日没のため途中ナイター試合になりました。惜し
くも負けてしまいましたが、気持ちが前面に出るプレー
が多くあり、チームが一つになれたと思います。しかし、
大事な場面での送球、捕球ミス、フォアボール、など詰めの甘さも見えてきました。
また、4学年揃ってのリーグ戦参戦は今回が初めてとなりました。ベンチに入れる
(写真)2 節樽商戦の試合前整列時
のは25名までという規定があるため、レギュラー争いももちろんのことですが、ベンチの枠に入ることもチーム内
での競争となりました。ベンチに入った選手もそうではない選手も、一人ひとりに与えられた役割をしっかりと自覚
して、チームの勝利の為に貢献していたと思います。また保護者の方や、学校関係者の皆様におかれましては、栗山
町民球場という遠方の球場にも関わらず、応援に来てくださりありがとうございました。スタンドで応援してくださ
る声援が力になりました。
春季リーグ戦が終わり、チームとしての課題、個人の課題もよりはっきりしてきました。リーグ戦が終わ
ってから約2週間、野手、投手共に走り込み期間の練習をしてきました。短距離、中長距離など日ごとにラ
ンニングメニューを変えながら、野手は1日7~8km 走りました。肉体的にも精神的にも苦しい中、苦し
い時にこそ声を出してみんなで乗り越えようとする姿は、体力がつくとともに、チームが一つになってい
く感じがして、この頑張りが結果として現れる瞬間が楽しみになりました。
試合日
対戦校
スコア
バッテリー・長打
勝敗
【北翔】大田-北村
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5/2
(土)
北翔
2-0
●
北翔大 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
【大谷】川原田-伊藤
大谷大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【国際】田村、本堂-小石澤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
1
節
(
栗
山
町
民
球
場
)
5/3
(日)
国際
6-2
●
国際大 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0
4
6
大谷大 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0
0
2
【大谷】髙橋、和川-伊藤
二:岡田
【大谷】川原田-伊藤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5/4
(月)
樽商
2-3
●
三:大国
大谷大 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
【樽商】城地-中村
樽商大 1 0 0 0 2 0 0 0 - 3
【大谷】高橋‐伊藤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5/9
(土)
岩教
2-3
●
大谷大
0 0 1 0 0 0 1 0 0 2
岩教大
0 1 0 0 2 0 0 0 - 3
二:岡田
【岩教】敦賀、木下、紺野‐斎藤
【北星】黒山、梅津‐池
1 2 3 4 5 6 7 計
5/10
(日)
北星
0-8
○
北星大
0 0 0 0 0 0 0 0
大谷大
0 1 4 2 0 1 - 8
二:永井、阿部
【大谷】川原田、川西‐伊藤
三:岡田、福田
【大谷】髙橋‐伊藤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5/26
(火)
北翔
0-2
●
大谷大
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
北翔大
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2
【北翔】伊藤(勝)-新谷
二:新谷
【大谷】川原田-伊藤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2
5/27
節
(水)
国際
6-2
○
大谷大
2 0 3 0 1 0 0 0 0 6
国際大
0 0 0 0 1 0 1 0 0 2
本:上西
【国際】本田-小石澤
二:佐藤、八鍬
(
麻
生
【樽商】城地、瀬川、小出-中村
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
6/1
(月)
樽商
5-6
○
球
樽商大
3 0 0 0 0 2 0 0 0 0
0
5
大谷大
3 2 0 0 0 0 0 0 0 0
1
6
二:山本
【国際】髙橋、川西、和川-伊藤
三:上西
場
)
三:佐藤(佑)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
6/2
(火)
岩教
0-0
△
岩教大
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0
0
0
大谷大
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0
0
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
6/4
(木)
北星
0-2
●
大谷大
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
北星大
0 0 1 0 0 1 0 0 - 2
【岩教】木下、日向-斎藤
二:松高
【大谷】川原田-伊藤
【大谷】髙橋-伊藤
【北星】有塚-大黒
清水聖也選手(1年)が札幌学生野球2部春季リ
ーグ戦で、4割0分9厘の成績を収め、サードベ
ストナインを受賞しました。清水選手は1年生
で、今回のリーグ戦が初めての大学野球公式戦で
したが、攻守ともに、ここぞという時に打ち、い
い守備をし、チームの勝ちに大きく貢献しまし
た。連敗の嫌な流れを一新してくれた立役者の一
人でもあります。受賞した喜びのコメントと次への課題について次のように語って
背番号:29
くれました。
「今回の春のリーグ戦でベストナインを受賞することができ、とてもう
出身:函館大学付属有斗高校
れしく思っています。自信につながるいい経験ができました。この経験を活かし、
所属:社会学部地域社会学科1年
これからも頑張っていこうと思いますが、自分はまだまだだと思うので、日々向上
ポジション:内野手
心を持ってレベルアップに励んでいきます。チームとしては3勝6敗1引き分けと
2部には残留できましたが、あまりいい成績は残せませんでした。2部のチームと試合をしてみて感じたことは、一球
の大切さでした。たった一球で流れが変わってしまい、負けにつながった試合多かったので、これからはそこを詰めて
いかないと上には行けないと思いました。秋のリーグ戦に向けて、課題はたくさん見つかっているので、一部へ上がる
ための練習をし、努力し続けていきたいと思います。春のリーグ戦よりもっとチームに貢献できるように頑張っていき
ます。
」
春季リーグ戦が始まる直前、1節と2節の間、リーグ戦終了後に以下のようにオー
プン戦を行いました。リーグ戦直前に行った北海道科学大学との試合では、一人ひと
りの試合への入り方がとてもよく、昨年秋リーグのプレーオフで対戦した相手に一点
も譲らないとても良い試合でした。今後も秋のリーグ戦までにいくつかのオープン戦
が予定されています。練習でやってきたことを実戦で試す機会を有効に使ってステップアップしていきたいです。
試合日
北
科
大
球
場
大
谷
大
球
場
大
谷
大
球
場
対戦校
スコア
バッテリー・長打
勝敗
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4/29
(土)
北科
3-0
○
【大谷】髙橋、和川、川西、川原田-伊藤
大谷大 1 1 0 0 0 0 0 0 1 3
【北科】藤本、菅原、芝野-小寺
北科大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5/17
札幌
(日)
倶楽部
7-12
●
大谷大
1 0 4 0 1 1 0 0 0 7
札倶楽 10 1 0 0 0 0 0 1 - 12
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
6/14
札幌
(日)
倶楽部
13-1
○
大谷大 3 2 2 1 0 2 0 3 0 13
札倶楽 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
【大谷】長谷川、川西、和川、高橋-伊藤、高井
三:岡田
【札倶楽】河田、前、竹内-今野
【大谷】和川、川西、長谷川、高橋-伊藤
二:鈴木、高井
三:酒井
【札倶楽】河田、渡部-今野
本:宮崎
6月20日(土)に札幌学生野球春季トーナメント戦が行われました。初
戦は北翔大学グラウンドで北海道教育大学札幌校との一戦でした。とにか
くこの試合は「つなぐ」ことを意識しました。守備では、リーグ戦後から
徹底的に練習してきた基本となるキャッチボールの成果がでる結果となり
ました。まだまだ正確性、精度を上げる必要がありますが、練習でやって
きたことが試合に出ると実感しました。途中、サインミスや走塁ミスなど、
もったいないプレーもありましたが、ピッチャーも野手も意図あるプレー
ができていたと思います。21日(日)は北大球場で北翔大学と2回戦を
行いました。打線のつながりがあり、良い攻撃ができる場面が多かっ
練習の成果が表れ 2 塁送球をしっかり決める高井勇輔選手
たのですが、投手陣のもうひと踏ん張りがほしい試合でした。試合に
はピンチの時とチャンスの時、9 回の中でも、1 イニングの中でも、1 打席の中でも「波」があります。その波を小さ
くしていくことが今後の課題となりそうです。
試合日
北
翔
大
球
場
対戦校
スコア
バッテリー・長打
勝敗
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
6/20
(土)
札教
13-7
○
大谷大 1 0 0 5 0 0 3 0 4 13
【札教】福島、船橋-芳谷
札教大 0 0 1 0 5 0 0 0 1 7
1 2 3 4 5 6 7 計
北
大
球
場
【大谷】和川、渡辺、長谷川-高井、藤田
6/21
(日)
北翔
4-11
●
大谷大 0 1 1 2 0 0 0 4
北翔大 7 2 0 0 1 0 1 11
【大谷】川西、吉川、小川、髙橋-高井
二:山本
【北翔】山形、大久保、藤本-本間
二:笹渕、犬伏
三:本間
春季リーグ戦、トーナメント戦が終わり、秋のリーグ戦が始まるのは8月中旬ということで、意外にもあっという間
に秋のリーグ戦が始まってしまうというのが毎年の印象です。練習時間も限られた中でいかに効率よく練習し、練習に
入り込めるかが、秋のリーグで優勝し1部へ行くための鍵だと思います。それと同時に、チーム全体の力、
「チーム力」
も今よりもさらにパワーアップしていかなければと思います。選手間ミーティングでも挙げられた、プレーの意図、練
習の意図を考える、選手間のコミュニケーションをたくさんとる(会話をする)、という点を練習で取り入れ、自分た
ちの手で作っていく野球部を目指していきたいと思います。意識次第で今よりももっと良い集団、野球部になると思い
ます。野球部一期生となる現在の4年生は引退まで3ヵ月となりました。最後
までチームのために何ができるのか考
え、行動していきたいと思います。チー
ム一丸となって2部優勝、1部昇格をめ
ざし再スタートした感じがあります。今
後も皆様のご声援、ご期待に応えられる
よう頑張っていきたいと思います。
自身 19 歳の誕生日に
公式戦初登板をした渡辺秀斗選手
(記:八木橋静)
春季トーナメントで公式戦初の
3ラン HR を打った佐々木悠斗選手