とまりん開業20周年記念 ~船でつながる島々の輪~ 日 時:9月13日(日) 午後2時~ 場 所:とまりん地下 1 階会議室 入場料:無料 定 員:約50人(先着順) ・製 作 (約1時間30分) グループネシア 大井且朗、長田甚、佐伯勝 比嘉徹、松岡豊明、吉川功 ・題字挿入画 儀間比呂志 ・挿 入 川満信一 詩 1 おのころ島正伝 ・宮古諸島の大神島は、神が住む島・宿る 島と呼ばれている。島内には聖域が多く、 そこは島外の人の立ち入りが禁じられて いるという。その島の1970年頃の生 活や神事・神歌が映写されている。 (注)「おのころ島」とは、イザナギ・イ ザナミが最初に造り出した島のこと。 古事記や日本書紀などに登場する。 主催:とまりんフェスタ2015実行委員会 【泊ふ頭開発㈱、㈱エーシーオー沖縄、㈱かりゆし、㈱沖縄ダイケン、㈱沖縄タイムス、 ㈱かりゆしエンターテイメント】 共催:那覇港管理組合、㈱沖縄タイムス 2 現 代 祖 神 考 ・宮古の祖神(ウヤガン)の祭事を中心に、神についての考え方を問うている。 あわせて海洋博工事等の時代状況が写されている。 ①宮古島狩俣部落の御獄(ウタキ)での神事に向けた御願(ウガン) ②狩俣のウヤガンの祭事で山から下りて来るウヤガンたちと集落広場での神歌の歌舞 ③宮古の国造りの挿入画(国生み→戦乱と統一→沖縄への服属) ④ウヤガンの祭事を終った女たちの座の屋敷での祝宴 ⑤下地島空港建設工事 ⑥天皇制と神社神道(女宮司の主張) ⑦とまりん前でのホテル工事陥没事故 ⑧海洋博工事と北部の老婆及び朝鮮出身の老婆の神と祖先についての話 (注)祖神(ウヤガン)祭り 宮古島の大神島、狩俣、島尻で旧暦 6月から10月の間に行われる豊年 祈願の祭り。50歳以上の女たちが、 山の御嶽に5日間こもり、神に祈りを ささげ続ける秘祭。 季刊雑誌「辺境」第二号 七〇年九月刊 谷川健一「辺境の神話学」より転載 3 生 霊 騒 擾 記 ・ 「沖縄」とバカにされ犯した殺人事件の青年の話を軸に、1970年代の沖縄の諸問題を 描いている。 ①離島の貧しい農家・農民の暮らし ②キビ代値上げ要請東京行動団 ③下地島空港建設問題 ④沖縄返還・反戦斗争 ⑤韓国人キビ刈り援農隊・朝鮮出身老婆 ⑥ウヤガンの祭事を終っての祝宴 ⑦南大東島のキビ作りと製糖工場 ⑧マリファナパーティーもどき ⑨集団就職風景(那覇港の別れ、東京晴海港での下船・出迎え) (注)集団就職 日本の高度成長期、都会の中小企業 や商店の人手不足を埋めるため、地方 の中卒、高卒の若者を学校や地域の単 位で送り出した。最盛期は1964年 で、沖縄は76年まで続いた。 沖縄出身者は、言葉や生活習慣の違 いから就職先になじめず、離職・転職 が多かったといわれている。
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