Vol.24 No.4 (No.287) 2015.1.27 東洋英和女学院大学図書館 六本木キャンパスより 2015 Winter 大学院の“三姉妹室” 六本木キャンパスにある大学院は、事務室、図書室、心理相談室の 3 つの部署で運営しています。 それぞれ個性的で、業務の性格が全く異なりながらも時には協力し合う、いわば大学院の“三姉妹室” 。 今回は、大学院図書室の姉妹をご紹介します。 ☆ ☆ ☆ 大学院のホット・ステーション 大学院のホット・ステーション ~ 事務室 ☆ ☆ ☆ 世間が午後一番の仕事に取りかかり集中している頃なのか、昼食後の睡魔と格闘している頃なのか。 そんな時刻に大学院事務室の業務が始まります。勤務時間は、平日が 14 時から 21 時、土曜日が 9 時か ら 17 時 30 分。世の中が動いている平日の午後と動きの少ない平日夜間や土曜日では仕事の内容が違っ てきます。 平日の始まりは、15 時の学内便から。大学や法人事務局、業者との連絡・打合せも夕方までの短い時 間が勝負。今は携帯電話やメールという手段がありますが、夜間と土曜日は連絡したいときに相手がい ないこともしばしばです。 (相手からもそう思われているかもしれませんが……) 平日は授業が始まる 18 時 30 分以降、交代で 15 分休憩し、休憩室で簡単な夕食をとっています。休日 は日曜日と平日の 1 日。平日の休日は交代でとりますので、水曜日に大学で会議があると、事務室員全 員が顔を揃えるのは土曜日だけ。チームワークと情報共有が大切です。 現在、正職員 3 名、派遣職員 1 名の 4 名体制。業務内容は、広報、入試説明会・入試の実施、入学式・ 修了式の運営、教務、施設管理、会計、調査、システム、教室貸し出し等々、多岐にわたっています。 一人何役もこなし、4 人で連携して大学院事務室を運営しています。 2014 年度後期に在籍している院生 75 名の平均年齢は 38 歳。仕事をしながら忙しい時間を割いて日々 研究活動に励んでいる院生の方々に、変則勤務と付き合いながら、教職員一体となって、できる限りの 支援をしていきたいと思います。 (大学院事務長:田澤 聡) 大学院事務室の皆さん 1 ☽ ☽ ☽ 心の安らぎを共に求める 心の安らぎを共に求める ~ 心理相談室 ☽ ☽ ☽ 心理相談室は大学院棟地下2階にあります。六本木という煌びやかな街 の一角に落ち着いた雰囲気の大学院があり、その中でひっそりとではあり ますが一般の皆さまにご利用いただける「こころの相談室」として活動を 行っています。 (麻布十番駅からも近く、個人的には十番商店街のじんわり 暖かみを感じる雰囲気も併せもっている様にも感じます。 ) 当相談室の主な活動は2つあります。1つは相談機関としての活動と、 もう1つは養成機関としての活動です。両者は密に関連していて、本学臨 床心理学領域の在学生が面接担当者となり、 実際に心理面接を担当します。 相談室スタッフは現在4人体制(講師2名、専門相談員1名、事務スタッフ1名)となっていますが、 そのような相談活動ならびに養成活動が円滑に行われるよう業務を分担して日々の勤務に臨んでいます。 特に在学生の学びがより深まるよう、在学生へのサポートにはスタッフ全員力を注いでいます。 相談室の活動は「相談室便り」にて紹介しています。もしご興味ありましたら以下の 相談室の活動は「相談室便り」にて紹介しています。もしご興味ありましたら以下の URL をご参照下 さい。 (http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/shisetsu/kokoro.html http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/shisetsu/kokoro.html http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/shisetsu/kokoro.html) 今後も日々の活動を通じて、より“地域に開かれた相談室”を目指していきます。 (心理相談室 専門相談員:山本 良) 博士論文をインターネット公開しました 昨年 3 月、本学の博士論文第 8 号が提出され、 号が提出され、10 月にインターネット公開しました。 図書館ウェブサイト「東洋英和女学院大学学術リポジトリ」→「博士論文」からアクセスできます。 冊子体の 1 号から 7 号は、大学図書館・大学院図書室で閲覧できます。 大学図書館・大学院図書室で閲覧できます。 2 学院の歴史を守り、伝える 学 院 史 料 室 図書館にとって、 博物館や資料館は類縁機関と呼ばれています。 学院の中でそれに当たる組織が学院史料室。 学院の歴史の息遣いを伝える資料を大切に保存し、後世に伝える役割を担う場所です。 昨年は、学院創立 130 周年の記念の年。そして、NHK のドラマ「花子とアン」は大きな反響を呼び、取材 応対、資料提供、講演に大活躍でした。 地下 2 階の奥には史料室があり、学院の歴史史料の収集・整理・保管を行っています。 学院の初期の頃からの写真や行事プログラムなどの所蔵もあり、学院の歴史に関する問い合わせに応 えています。昨年評判だった「花子とアン」の番組作成や、各地で開催された「村岡花子展」にも協力 しました。 また、年 2 回「史料室だより」を発行しています。学院の歴史のトピックスに興味のある方は、HP の 「学院刊行物」からバックナンバーも読めますので、開いてみてください。 (http://www.toyoeiwa.ac.jp/kaihoushi/index.html) 1 階ロビーの「学院史料展示コーナー」も史料室の担当です。半年に 1 回、テーマを替えて一般の方 にも広く公開しています。4 月頃からはここに「村岡花子特設展示コーナー」 (仮称)がお目見えする予 定です。 史料室の悩みの一つは、目録の未整備もさることながら、狭くて外来者の閲覧スペースがないこと。 資料を調査に訪れた方に、場合によっては、大学院図書室にご協力いただき、そちらで閲覧していただ くこともしています。 学院 130 年の歴史の中には、数多くの同窓生、教職員、そしてカナダからの宣教師一人一人の物語が 隠れています。それらをできるだけ掘り起したどることで、将来に向けた学院の歩みを支援できるよう な史料室でありたいと願っています。 大学生ももちろん閲覧可能ですが、希望の方は少なくとも 1 週間前に連絡をしてください。 ([email protected]) (学院史料室:酒井 ふみよ) ヴォーリズ校舎落成記念ペーパーウェイト(表・裏面 5×8.5cm) 1933 年製作 3 1 月~3 月の予定 1月 5(月)~29(木) 9(金) 10(土) 14(水) 16(金) 30(金) 開館 8:50~20:00 冬期休暇長期貸出返却日 補講日開館 9:00~17:00 4 年生春期休暇長期貸出開始 1~3 年生春期休暇長期貸出開始 返却日:4 月 10 日(金) 閉館 振替休日 2月 2(月) 3(火)~13(金) 16(月)~27(金) 閉館 振替休日 開館 9:00~17:00 閉館 蔵書点検のため (26 日は後期一般入試のため) 3月 2(月)~30(月) 3(火) 10(火) 20(金) 31(火) 開館 9:00~17:00 4 年生最終返却日 閉館 卒業式 生涯学習センター受講生、卒業生・修了生最終返却日 閉館 新年度準備 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ *** ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今年は阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件が起きて 20 年になります。 戦後 50 年の節目といわれた 20 年前、未曽有の天災・事件が続けて発生しました。ちょうど大学生 の皆さんが生まれた頃です。 昨年も多くの犠牲者が出た自然災害が続けて起きました。また、世界の各地域や日本の周辺でも 社会情勢が緊迫化しつつあります。 今年の干支は、優しさや穏やかさのイメージのひつじ。 安心して毎日を過ごせる年になりますように。 (編集担当:大学院図書室 横田) 4
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