助成金事務手続きの手引き活動区分別留意事項

平成２７年度
芸術文化振興基金
助成金事務手続きの手引き
活動区分別留意事項
（地域文化施設公演・展示活動
＜文化会館公演活動＞）
必ず、別冊「助成金事務手続きの手引き」とあわせてご確認ください。
助成金交付申請書・助成対象活動実績報告書・変更理由書等の書式・記入例は以下
のＵＲＬよりダウンロードできます。
（http://www.ntj.jac.go.jp/kikin/grant.html ）
＊助成対象活動実績報告書の記入例は、後日振興会ホームページに掲載します。
提出及び問合せ先
【
【
【
【
【
住
所
】〒１０２－８６５６　東京都千代田区隼町４－１
独立行政法人　日本芸術文化振興会　地域文化助成課
電
話
番
号
】０３－３２６５－６３０１
ｅ－ｍａｉｌ】ｃｈｉｉｋｉ-ｎｔ@ｎｔｊ．ｊａｃ．ｇｏ．ｊｐ（各活動区分共通）
Ｆ
Ａ
Ｘ
】０３－３２６５－７４７４
問合せ時間】午前１０時～午後６時（土・日・祝日、７／１、年末年始を除く。）
－1－
目
次
助成対象経費について
Ｐ. ３
記入例
Ｐ. ６
－2－
助成対象経費について
１．助成対象活動における経費の考え方
助成対象活動における経費は、大きく３つに分けられます。助成金交付申請書（以下、「申
請書」という。）・助成対象活動実績報告書（以下「報告書」という。）に記入する経費とし
て、① 「助成対象経費」、② 「助成対象外経費」があり、このほかに ③ 「申請書・報告書に記
入できない経費」があります。それぞれの経費の基本的な考え方は以下のとおりとし、具体的
な例を次ページの経費区分表に記載しています。
① 「助成対象経費」は、申請書・報告書に記入した活動を実施するにあたり、直接的にかか
る経費で、助成を行うことが適当であると認められる経費です。
② 「助成対象外経費」は、次ページの経費区分表に挙げられている５つの経費です。
③ 「申請書・報告書に記入できない経費」は、
（ア）事務運営管理に関する経費
（イ）団体の財産になり得る物の購入や製作経費
（ウ）行政機関や銀行等に支払う手数料
（エ）社会通念上、公金で賄うことがふさわしくない経費
（オ）（ア）～（エ）のほか、団体の自主財源により賄うべき経費です。
－3－
２．経費区分表
収支予算書・収支決算書に記入する経費（団体が支払った証拠書類があるもの）
項
目
出演・音楽・
文芸費
細目
内
訳
出演費
指揮料、演奏料、ソリスト料、合唱料、
俳優・舞踊家・後見・司会者等出演料
音楽費
作曲料、編曲料、作詞料、副指揮料、楽器借料、楽譜借料、写譜料、
楽譜製作料、調律料、コレペティ料、音楽制作料
文芸費
演出料、監修料、振付料、舞台監督料、演出等助手料、
音響プラン料、照明プラン料、舞台美術・衣装デザイン料、
台本料、翻訳料、著作権使用料、企画制作料（注）
舞台費
大道具費、小道具費、衣裳借料、床山・かつら費、履物費、メイク費、
舞台スタッフ費、照明費、音響費、字幕費、映像費、舞台美術費、
器材借料
（搬入（仕込み）から搬出（ばらし）までの期間で必要な場合のみ）
運搬費
道具運搬費、楽器運搬費
（搬入（仕込み）から搬出（ばらし）までの期間で必要な場合のみ）
謝
金
編集謝金、原稿執筆謝金、会場整理謝金、託児謝金、駐車場整理謝金、
医師・看護師謝金
旅
費
交通費、宿泊費
（搬入（仕込み）から搬出（ばらし）までの期間で必要な場合のみ）
①
助
成
舞台・設営費
対
象
経
費
謝金・旅費・
宣伝費等
②助成対象外経費
通信費
案内状送付料
※出演者の募集に係る経費を含む
宣伝費
広告宣伝費（新聞、雑誌、駅貼り）、入場券等販売手数料、立看板費、
当該活動の告知用ウェブページ作成料
印刷費
プログラム印刷費、台本印刷費、入場券印刷費、
チラシ印刷費、ポスター印刷費、アンケート用紙印刷費
※出演者の募集に係る経費を含む
記録費
録画費、録音費、写真費
※当該活動の成果として記録するものに限る
○ コンクールに係る審査経費（謝金・旅費等）及び賞金・賞品代
○ 航空・列車運賃の特別料金（ファーストクラス・ビジネス料金、グリーン料金等）
○ 自らの収入にならない場合の会場使用料
○催事（イベント）保険料
○ 公演当日分の稽古場借料
－4－
（注）○企画制作料は、事務職員の給与や事務所維持費のような管理経費ではなく、助成の対象となる
活動における企画・制作等に直接関わるスタッフ人件費が対象となります。
○練習に係る経費は計上できません。ただし、通し総稽古（ゲネプロ：原則として１回）に係る
経費は、助成対象経費に計上できます。
○ワークショップ等に係る経費は、通し総稽古若しくは公演前日又は公演期間中に当該文化施設
で行うものであって助成対象活動に関連がある場合に限り、助成対象経費に計上することがで
きます。
○上記に記載のない経費についてはお問い合わせください。
③申請書・報告書に記入できない経費
(ｱ) ○事務所維持費
○予備費等
○電話代
○消耗品費
○ホームページ作成運用費
○職員給与
○振込手数料
(ｲ) ○楽器・楽譜・衣裳購入費
○事務機器・什器・その他（活動終了後、団体又は個人の所有物となるもの）の購入費
(ｳ) ○印紙代
○ビザ取得経費
等
等
(ｴ) ○交際費・接待費 ○レセプション・パーティーに係る経費 ○打ち上げ費 ○飲食に係る経費
等
(ｵ) ○練習場（稽古場）の借料等経費 ○稽古のための楽器演奏謝金 ○指導料やトレーナー料等経費
○礼状送付通信費 ○記念品代 ○個人への支給品代 ○出演者への花束代
○ガソリン代（レンタカーに係る場合は除く。） ○マネジメント料 ○クリーニング代
○取材・企画・制作等の会議（打合せ）に関する経費等
（注）これらの経費は、外部に委託した場合についても記入できません。
－5－
記入例（交付申請書【総表】については「助成金事務手続きの手引き」Ｐ．６を参照してください。）
活
動
区
分
地域文化施設公演・展示活動（文化会館公演活動）
だい○○かいこうえん
（ふりがな）
助成対象活動名
①
「○○○○○」
第○○回公演「○○○○○」
（本活動の企画意図）
②
（本活動の社会に対する波及効果）
③
助
成
対
④
（実施時期）
仕込み **月**日、ゲネプロ **月**日、ばらし **月**日
公演日：平成**年**月**日～**月**日
開演時刻○○：○○～終演時刻○○：○○（両日）
（演目、曲目、あらすじ、主な出演者、主なスタッフ等）
象
演目：オペラ「○○」（全*幕）
活
［創作初演、新演出、新振付、翻訳初演、再演、その他（
↑該当する作品内容を○で囲んでください。
動
の
目
的
及
び
内
（実施場所：文化施設名）
（実施回数・日数）
○○文化会館（○○県○○市）＊回
＊日
）］作品
あらすじ：○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
⑤
指揮：○○○○
演出：○○○○
副指揮：○○○○、○○○○
*月*日
*月*日
出演： ○○○○○役 ○○○○、 ○○○○
○○○○○役 ○○○○、 ○○○○
○○○○○役 ○○○○、 ○○○○
○○○○○役 ○○○○、 ○○○○
○○○○○役 ○○○○、 ○○○○
合唱：○○合唱団
管弦楽：○○交響楽団（東京）
美術：○○○○
衣装：○○○○
照明：○○○○（株式会社○○、東京）
舞台監督：○○○○（○○株式会社、東京）
◆関連行事 ※公演期間中、当該施設内で実施されるもの
容
（特記事項）
（関連行事※活動の期間外もしくは当該施設以外の場所で実施されるもの・PR 事項等）
⑥
共催者名・後援者名
協賛者名とその役割
⑦
共催：○○市（共催金負担）後援：○○県（名義使用申請中）
協賛：○○株式会社（協賛金提供）、○○新聞社（広報協力）
（１）制作者自主制作（制作担当者名
）
：主催者が内容を企画・制作する公演
業者委託（委託業者名○○○○）
：主催者が内容を企画し、制作は業者が行う公演
⑧
買い公演（買入業者名
）
：業者が企画・制作等したものを主催者が購入する公演
（２）出演者
プロ（地元在住者＊＊人その他＊＊人）
（３）出演者の選定方法
アマ（地元在住者＊＊人その他＊＊人）
オーディション
・
指名
（４）当該施設が担当する内容
原案作成、脚本作成、演出、舞台監督、振付、作曲、音響操作、照明操作、舞台操作、大道具製作、衣装製作、その他（
1
3
※記入に当たっては、記入例を参照してください。
整理番号
※Ａ４判 1 枚に収まるように作成してください。
-6-
記入不要
）
番号
項目
記入要領
①
助成対象活動名
助成金交付要望書記載内容から変更不可（変更があった場合は変更理由書提出）
②
本活動の企画意図
本活動を行う企画意図を簡潔に記入してください。
※作品のあらすじ等については⑤に記入してください。
③
本活動の社会に対す
る波及効果
本活動により当該分野や周辺分野に対してどのような影響を及ぼそうとしているのか公
的助成の意義の面から簡潔に記入してください。
④
実施時期
文化施設名
実施回数・日数
仕込み・ゲネプロ・公演日・開演時間・ばらしが明確になるように記入してください。
施設名の後に、所在地を括弧書きで必ず記入してください。
活動を実施する上演回数と、日数を記入してください。
演目
曲目
あらすじ
主な出演者
主なスタッフ等
複数の演目・曲目がある場合は作品ごとに幕構成、主な出演者・ｽﾀｯﾌ等を記入してください。
客演、外部ｽﾀｯﾌの場合は氏名の後に所属団体及び所在地（都市名）を記入してください。
⑤
関連行事
⑥
特記事項
⑦
共催者名・後援者名・
協賛者名とその役割
(1)制作者
必ず活動内容を具体的に記入してください。
創作初演作品については必ず「あらすじ」を記入してください。
経費を計上している出演者及びスタッフについては、できるだけ記入してください。
当該施設内で、本活動に関連する「講演会」、「シンポジウム」、「ワークショップ」等を行う場
合は、その内容を記入してください。
当該施設外又は公演期間外に、本活動に関連する「講演会」、「シンポジウム」、「ワークショ
ップ」等を行う場合は、その内容を記入してください。
本活動の特色や当該施設の取組、特にＰＲしたい事項を記入してください。
本活動に対する共催者や後援者等の具体的な役割を記入してください。
企業からの協賛金等や民間の助成団体・地方公共団体からの助成金・補助金等について
は、申請中であっても必ず記入してください。
(2)出演者
(1)制作者：該当するものを○で囲み、担当者名(業者委託、買い公演の場合は業者名)を記
入してください。
(2)出演者：プロ、アマいずれの場合も、「地元在住者」、「その他」の内訳人数を記入して
(3)出演者の選定方法
(4) 当該施設が担当す
る内容
ください。
(3)出演者の選定方法：「オーディション」か「指名」か該当するものを○で囲んでください。
(4)当該施設が担当する内容：該当する項目を○で囲んでください。
⑧
- 7 -
助成対象活動の収支予算 ★「内訳」に記入する費目の金額は1円単位、「予算額」の金額は千円単位として、千円未満は切捨て
①内訳（円）
②予算額（千円）
（収入）
区分
席数：○○席
*,***
千円
③
入
場
料
収
入
（前売）
*,***円×***人
（当日）
*,***円×**人
（△△）
*,***円×**人
0
千円
[出演料]
***,***
*,***
千円
［共催者以外の補助金・助成金］
○○県補助金　***,***
○○財団助成金　***,***
*,***
千円
［寄付金・協賛金］
寄付金　○○社
協賛金　○○社
*,***
千円
④
***,***
***,***
［プログラム・図録等売上収入］
プログラム売上収入
***円×***部
***,***
［参加費］
**,***円×*人
***,***
［広告料・その他収入］
プログラム広告料
*,***円×**社
②
出演料　(○○○○）
***,***
***,***
[音楽費]
作曲料(○○○○）
***,***
[文芸費]
演出料
舞台監督料（○○○○）
舞台監督助手料 **,***円×*人×*日
著作権使用料
***,***
***,***
***,***
***,***
大道具費（株式会社○○）
小道具費
衣裳借料
音響費
照明費
***,***
***,***
***,***
***,***
***,***
[謝金]
会場整理員謝金
[旅費]
**,***円×*人×*回
***,***
出演者交通費(○○～○○）*,***円×**人
***,***
***,***
出演料　(○○○○） **,***円×*人×*回
***,***
⑤
①
作
品
借
料
***,***
有料入場率見込：　％
そ
の
他
の
収
入
⑨
（公財）○○市文化振興財団
内訳（円）
予算額（千円）
（※地域文化施設展示活動のみ記入可）
団体名
***,***
（有料入場率＝有料総チケット販売数／総席数）
［共催者負担金］
○○○市負担金
（支出）
項目
***
***
***
助
成
対
象
経
費
出
演
・
音
楽
・
文
芸
費
舞
台
・
設
営
費
謝
金
・
旅
費
・
宣
伝
費
等
千円
千円
千円
***,***
小　計（イ）
資金調達方法等：
自
（己
財団事業予算から支出
ロ負
）担
金
*,***
千円
***
千円
交付を受けようとする助成金の額（ハ）
⑦
***
千円
総額（イ）＋（ロ）＋（ハ）
⑧
**,***
千円
★収入の総額と支出の総額とは同額であること。
※Ａ４判１枚に収まるように作成してください。
入場券販売手数料 *,***円×**枚×*％
[印刷費]
チラシ印刷費
[記録費]
録画費
**円×*,***枚
*,***
千円
*,***
千円
**,***
千円
*,***
千円
**,***
千円
***,***
***,***
***,***
***,***
○○○○○
経 ○○○○○
費
（
B
）
***,***
***,***
⑩
総額（Ａ）＋（Ｂ）
整理番号
- 8 -
千円
***,***
小　計（Ａ）
助
成
対
象
外
⑥
出演者宿泊費 *,***円×**人×**日
[通信費]
案内状送付料　***円×***通
[宣伝費]
新聞広告（○○○○）
*,***
⑪
記入不要
番号
項目
記
入要領
金額は円単位で記入してください。
①
内訳
記入に当たっては細目毎に適正な金額で積算してください。
単価や日数など、可能な限り具体的に記入してください。
金額は千円単位で記入してください。千円未満の額については切捨てとします。
②
予算額
（例：内訳小計 324,957 円 ⇒ 予算額 324 千円
収入は区分、支出は項目ごとの合計を記入してください。
小計（イ）と小計（Ａ）には各項目の予算額の合計を記入してください。
席数を記入してください。
入場見込み（等級がある場合は、等級別の有料入場者数(入場券枚数)）、有料入場率見込(％)を
③
入場料収入
記入してください。
有料入場率見込は有料総チケット販売数／総席数で算出してください。
入場料無料の場合は、必ずその理由を明記してください。
④
共催者負担金
共催者以外の補助
金・助成金
寄付金・協賛金
⑤
プログラム・図録等
売上収入
助成対象活動以外の台本・DVD 等の売上は計上不要です。
⑥
自己負担金（ロ）
資金調達方法等を必ず記入してください（例：他の事業収入から支出等）。
⑦
交付を受けようとす
る助成金の額（ハ）
内定通知書記載の内定額を記入してください。
⑧
総額（イ）＋（ロ）＋（ハ）
支出の総額（⑪総額（Ａ）＋（Ｂ））と一致させてください。
申請中の場合は（申請中）とし、見込額を計上してください。
団体グッズの売上も計上不要です。
Ｐ．３「助成対象活動における経費の考え方」とＰ．４「経費区分表」の①「助成対象経費」を参照の
上、該当する経費を計上してください。
記入に当たっては細目毎に適正な金額で積算してください。
内訳に記入する費目は「○○他」「その他」「雑費」等とはせず具体的な費目及び積算内容を記入し
てください。
作品借料：この欄は使用しないでください。
⑨
助成対象経費
出演・音楽・文芸費：「業者委託」「買い公演」の場合、『委託費一式 *,***,***円』とせず出演料、
舞台費、旅費、宿泊費などの内訳を詳細に記入してください。
謝金・旅費・宣伝費等：旅費・宿泊費についても出演費・音楽費・文芸費と同様に詳細に記入してく
ださい。
謝金・旅費・宿泊費等で練習（事前準備）期間に該当する経費、打合せに
係る経費は計上できません。
印刷費(チラシ、ポスター、プログラム等)は、印刷部数を記入してください。
Ｐ．３「助成対象活動における経費の考え方」とＰ．４「経費区分表」の②「助成対象外経費」を参照の
⑩
助成対象外経費
上、該当する経費を計上してください（例：催事(イベント)保険等）。
※団体運営のための経常的経費や活動に関連して開催するパーティー経費、その他③「申請書・
報告書に記入できない経費」は、この助成の対象とはしておりませんので、記入しないでください。
⑪
総額（Ａ）＋（Ｂ）
収入の総額（⑧総額（イ）＋（ロ）＋（ハ））と一致させてください。
-9-

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