HDC-EDI Base Web/deTradeIIクライアントへのJava 7

2014 年 2 月 6 日
(改訂日:2015 年 8 月 19 日)
お客様各位
株式会社 セゾン情報システムズ
HULFT 事業部
HDC-EDI Base Web/deTradeII クライアントへの Java 7 Update 51 以降の適用について
HDC-EDI Base Web/deTradeⅡクライアントに Java7 Update51 以降を適用することにより、正常に動作
しなくなる事象が発生しておりますので、ご報告いたします。
- 記 -
1. 対象バージョン
対象
バージョン
Java実行環境
JRE 7
HDC-EDI Base E2X,B2B v3.9.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base
Web/deTradeⅡ
HDC-EDI Base E2X,B2B v3.9.1 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.0.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.1.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.2.0 同梱モジュール
※JRE7のサポートは、HDC-EDI Baseシリーズ バージョン3.9.0からです。
対象
バージョン
Java実行環境
JRE 8
HDC-EDI Base
Web/deTradeⅡ
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.2.0 同梱モジュール
※JRE8のサポートは、HDC-EDI Baseシリーズ バージョン4.2.0からです。
2. ご報告事項
JRE7, JRE8 の環境下で HDC-EDI Base Web/deTradeⅡの送受信機能を起動した際に表示される
「Java
セキュリティ警告」の発生条件、タイミング、そして、回避策(警告画面を非表示とする方法)を解
説しています。表示される警告内容にあわせ、回避策の適用をお願い致します。
3. 回避方法
発生事象と回避方法につきましては別紙を参照の上、ご対応をお願い致します。
上記内容にてご不明な点がありましたら、契約しているサポート窓口へお問い合わせください。
以上
【改訂履歴】
日付
版数
改版内容
2014/2/6
1版
1 版発行
2014/2/28
2版
回避方法を追加しました。
2014/8/8
3版
HDC-EDI Base Ver.4.1.0 の情報を追加しました。
2015/8/20
4版
HDC-EDI Base Ver.4.2.0 と Java8 の情報を追加しました。
免責事項


本資料は、2015年7月時点で弊社が保有している情報で作成されています。
本資料にある回避策は、今後のOracle社の改版などによっては恒久な対策にはならない場合がございますので予め
ご了承下さい。

本資料で使用している警告画面や警告文言は、Windows 7 Professional、IE 10の環境で、対象バージョンの
HDC-EDI Baseに同梱されているHDC-EDI Base Web/deTradeⅡを使用し、検証したものです。
Windows OSやIEのバージョンによって、警告画面、警告文言が若干異なりますのでご注意下さい。
目次
はじめに ....................................................................................................................................................... 2
Java 警告が表示されるクライアントの送受信機能操作............................................................................. 3
Java7 をご利用の場合 ................................................................................................................................. 5
Java セキュリティ警告のパターン .......................................................................................................... 5
Java セキュリティ警告の出力フロー ...................................................................................................... 6
Java セキュリティ警告別回避策 ............................................................................................................. 7
①アプリケーションブロック、又は送受信エラー発生 ....................................................................... 7
②Java Update 確認 ............................................................................................................................. 8
③アプリケーション実行確認 ............................................................................................................... 9
④ブロック要否確認............................................................................................................................ 11
⑤アプリケーションへのアクセス許可 .............................................................................................. 12
サーバ側セキュリティ警告対応策 ......................................................................................................... 13
クライアント側セキュリティ警告対応策 .............................................................................................. 15
既知の問題について ............................................................................................................................... 17
Java8 をご利用の場合 ............................................................................................................................... 19
Java セキュリティ警告のパターン ........................................................................................................ 19
Java セキュリティ警告の出力フロー .................................................................................................... 20
Java セキュリティ警告別回避策 ........................................................................................................... 21
①Java Update 確認 ........................................................................................................................... 21
②アプリケーション実行確認 ............................................................................................................. 22
③アプリケーションへのアクセス許可 .............................................................................................. 23
付録:セキュリティ・ベースラインと有効期間 ....................................................................................... 24
はじめに
HDC-EDI Base Web/deTradeⅡは、Webベースのファイル転送システムで、EDIパッケージ「HDC-EDI
Baseシリーズ」のオプション製品です。HDC-EDI Base Web/deTradeⅡにあるクライアントの送受信
機能は、Javaアプレットを使って実行しています。
本資料は、JRE7以上の環境下でHDC-EDI Base Web/deTradeⅡの送受信機能を起動した際に表示され
る「Javaセキュリティ警告」の発生条件、タイミング、そして、回避策(警告画面を非表示とする方法)
を解説しています。表示される警告内容にあわせ、回避策の適用をお願い致します。
尚、対象となるJREとHDC-EDI Base Web/deTradeⅡのバージョンは以下のとおりです。
対象
バージョン
Java実行環境
JRE 7
HDC-EDI Base E2X,B2B v3.9.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base
Web/deTradeⅡ
HDC-EDI Base E2X,B2B v3.9.1 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.0.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.1.0 同梱モジュール
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.2.0 同梱モジュール
※JRE7のサポートは、HDC-EDI Baseシリーズ バージョン3.9.0からです。
対象
バージョン
Java実行環境
JRE 8
HDC-EDI Base
Web/deTradeⅡ
HDC-EDI Base E2X,B2B v4.2.0 同梱モジュール
※JRE8のサポートは、HDC-EDI Baseシリーズ バージョン4.2.0からです。
Java 警告が表示されるクライアントの送受信機能操作
Java 警告が表示される HDC-EDI Base Web/deTradeII クライアントの送受信操作には、以下の操作画
面で表しているとおりケース1からケース6まであります。
 ケース1
 ケース 2
 ケース 3
 ケース 4
 ケース 5
 ケース 6
Java7 をご利用の場合
Java セキュリティ警告のパターン
HDC-EDI Base Web/deTradeIIクライアントの送受信機能で表示される警告プロンプトは、Javaのバ
ージョンとHDC-EDI Baseシリーズのバージョンによってパターンがあります。以下の表をご覧下さい。
警
告
表示される警告プロンプト
警告が表示される
HDC-EDI Base
JRE のバージョン
のバージョン
①
アプリケーションブロック、又は送受信エラー発生
JRE 7u51~7u80
3.9.0~4.0.0
②
Java Update 確認
JRE 7u10~7u80
3.9.0~4.2.0
③
アプリケーション実行確認
JRE 7 全て
3.9.0~4.2.0
④
ブロック要否確認
JRE 7u21
3.9.0~4.0.0
⑤
アプリケーションへのアクセス許可
JRE 7u55~7u80
3.9.0~4.2.0
Java セキュリティ警告の出力フロー
JRE 7u79~80
JRE 7u55~76
JRE 7u51
JRE 7u25~45
JRE 7u21
~JRE 7u10
送受信一覧画面にて「送信」または「受信」ボタンをクリック
操作ケース 1,2 および 3,4 を参照(3 ページ参照)
①セキュリティ警告
②Java Update 確認
(7 ページ参照)
(8 ページ参照)
Java コントロール・パネル設定にて
「後で」を選択
「後で」を選択
例外サイト・リストへ登録
(8 ページ参
(8 ページ参照)
(15 ページ参照)
照)
③アプリケーション実行確認
(9 ページ参照)
送受信ダイアログにて「送信開始」または「受信開始」ボタンをクリック
操作ケース 5,6 を参照(4 ページ参照)
⑤アクセス許可
④ブロック要否確認
(12 ページ参照)
(11 ページ参照)
既知の問題
(17 ページ参照)
送受信が正常に行われる
送受信が正常に行われる
Java セキュリティ警告別回避策
①アプリケーションブロック、又は送受信エラー発生
バージョン
JRE 7U51~7U80
タイミング
操作ケース1~4の送受信機能のいずれかを行った時
クライアント
側の回避策
サーバ側の
回避策
P15のクライアント側セキュリティ警告対応策を実施
P13のサーバ側セキュリティ警告対応策を実施。又は、HDC-EDI Baseのバージ
ョンが4.0以下の場合は、バージョン4.1.0以上にアップグレードする
(注意)HDC-EDI Baseシリーズ バージョン4.1.0以上では、この警告は表示されません。
 表示されるダイアログ
信頼できる認証局の証明書で署名されていないJavaアプリケーションの場合
公的(信頼できる認証局)の証明書で署名したJavaアプリケーションの場合
②Java Update 確認
バージョン
発生条件
タイミング
回避策
JRE 7U10~7U80
・稼働しているJREのセキュリティ・ベースラインが最新バージョンより低い
・JRE 7U10以降設けられたJREバージョンの有効期限切れ
操作ケース1~4の送受信機能のいずれかを行った時
最新のJREにアップグレードする
(補足)この警告の詳細は、http://www.java.com/ja/download/faq/expire_date.xml をご確認下さい。また、
「セキュリティ・ベースライン」と「有効期限」の考え方は、本資料にあるP24の「付録:セキュリティ・
ベースラインと有効期間」をご覧下さい。
 表示されるダイアログ
【注意】
本警告にて「後で」を選択すると、「処理をブロックする警告」や、
「ブラウザ画面がフリーズする」といった既知の問題があります。
詳細は、P17 の「既知の問題について」を参照して下さい。
③アプリケーション実行確認
バージョン
JRE 7全バージョン
タイミング
操作ケース1~4の送受信機能のいずれかを行った時
警告が下図①※1の場合は、「リスクを受け入れて、このアプリケーションを実行
します。※2」に毎回☑し実行します。
クライアント
側の回避策
警告が下図②の場合は、「この発行者および前述の場所からのアプリケーション
では、次回から表示しない※2」に☑し実行します。
警告が下図③※3の場合は、「上記の発行者と場所からのアプリケーションについ
ては、次回から表示しない※2」に☑し実行します。
サーバ側の
回避策
警告が下図①または②の場合は、P13のサーバ側セキュリティ警告対応策※4を実
施。又は、HDC-EDI Baseのバージョンが4.0以下の場合は、バージョン4.1.0以
上にアップグレードする
 表示されるダイアログ
①
信頼できる認証局の証明書で署名されていない Java アプリケーションの場合
②
公的(信頼できる認証局)の証明書で署名した Java アプリケーションで、
かつ Ver4.0.0 以前の場合
③
公的(信頼できる認証局)の証明書で署名した Java アプリケーションで、
かつ Ver4.1.0 以上の場合
※1
Oracle 社によると、警告が表示される条件は Applet がロードされる際に表示されますが、Applet がロードされる
条件については、情報が公開されておりません。
※2
メッセージの内容は、使用する Java のバージョンによって異なる場合があります。
※3
HDC-EDI Base シリーズ バージョン 4.1.0 以上では、上図③の警告が表示されます。回避策は赤枠部分に☑をいれ
※4
この回避策により、上図③の警告が表示されるようになります。
て実行します。
④ブロック要否確認
バージョン
JRE 7U21
タイミング
操作ケース5・6の送受信機能のいずれかを行った時
クライアント
Javaコントロール・パネルで、混合コードプログラムの処理設定を変更する
側の回避策
変更手順は以下を参照
サーバ側の
P13のサーバ側セキュリティ警告対応策を実施。又は、HDC-EDI Baseのバージ
回避策
ョンが4.0以下の場合は、バージョン4.1.0以上にアップグレードする
(注意)HDC-EDI Baseシリーズ バージョン4.1.0以上では、この警告は表示されません。
【Javaコントロール・パネルでの変更手順】
・左図にある「Javaコントロール・
パネル」を開き、
「詳細」タブをク
リック。
・
「混合コード(サンドボックス内
実行vs信頼済)セキュリティを検
証する」の項目で、
「有効―警告を
表示せずに、保護をかけて実行す
る」に☑する。
(補足)JRE 7U21より送受信Appletが混合コードとして扱われます。詳細は、Oracle社のURLをご覧下さい。
http://www.java.com/ja/download/help/error_mixedcode.xml
 表示されるダイアログ
⑤アプリケーションへのアクセス許可
バージョン
JRE 7U55~7U80
発生条件
P13のサーバ側セキュリティ警告対応策が既に実施済
タイミング
操作ケース5・6の送受信機能のいずれかを行った時
回避策
「このアプリケーションおよびWebサイトでは次回から表示しない」に☑を入れ
許可する
 表示されるダイアログ
【注意】
本警告にて「許可しない」を選択すると、「送受
信中にブラウザ画面がフリーズする」問題が発生
します。
サーバ側セキュリティ警告対応策
~送受信アプレットの再署名~
 事前準備
(1)「信頼された第三者認証局発行の証明書の入手」と「キーストアの作成」
既に購入済みで、送受信 Applet への署名変更が済んでいる場合は不要です。署名時に使ったキース
トアをご用意下さい。
未購入の場合は新規に購入していただき、キーストアを作成する必要があります。作成方法は
HDC-EDI Base Web/deTradeⅡの同梱マニュアル、「DetradeCustomizeGuid.pdf」の”第 7
章 送受信 Applet の署名変更”から”7-6.キーストアファイルへ CA 証明書をインポート”までをご
覧下さい。
(2)セキュリティ警告対応モジュールの入手
入手元)http://www.dal.co.jp/download/detrade/security_manifest.zip
security_manifest.zip を解凍し、格納されている wsraplt と manifest の存在をご確認下さい。
 アプレットモジュールの再署名
【実施条件】外部 N/W 接続可能で、かつ JDK インストール済み環境で実施すること
【作業手順】
手順① 作業フォルダを作成し、以下の 4 つのファイルを配置する
事前準備(1)のキーストア(コピーまたは移動でも可)
事前準備(2)の wsraplt および manifest(コピーまたは移動でも可)
現在使用している wsraplt.jar(送受信 Applet モジュール)
([DETRADE2_CLIENT_HOME]/直下からコピーして下さい
コピー元例:[CATALINA_HOME]/webapps/detrade/wsraplt.jar)
手順② 作業フォルダに移動し送受信 Applet のマニフェスト更新
> jar uvmf manifest wsraplt.jar
手順③ 送受信 Applet に対して DAL 社の自己証明書で再署名
> jarsigner -keystore [事前準備(2)の wsraplt] -storepass wsraplt wsraplt.jar wsraplt
(注意)JDK7 の場合、以下の警告が出力されることがありますが無視して下さい。
-tsa または-tsacert が指定されていないため、この jar にはタイムスタンプが付加されていません。
タイムスタンプがないと、署名者証明書の有効期限(2056-11-28)後または将来の失効日後に、ユーザーは
この jar を検証できない可能性があります。
手順④ 送受信 Applet に対して第三者認証局の証明書で再署名
※改行は無視し 1 行のコマンドで実行
> jarsigner -keystore [事前準備(1)のキーストア] -storepass [事前準備(1)のキーストアのパ
スワード] -tsa [発行元認証局のタイムスタンプ局 URL※1] wsraplt.jar [エイリアス名※2]
※1 URL は発行元認証局にご確認下さい。プロキシ経由で外部接続する場合は下記のパラメータを指定して下さい。
-J-Dhttp.proxyHost=[プロキシサーバ] -J-Dhttp.proxyPort=[ポート番号]
※2 事前準備(1)キーストア作成時に指定したエイリアス名です。
 再署名したアプレットモジュールの適用
WAS(Tomcat 等)を停止後、再署名した wsraplt.jar を現在使用している wsraplt.jar と差し替え、
WAS を再起動して下さい。
※本対応により「①アプリケーションブロック、又は送受信エラー発生」と「④ブロック要否確認」警告におけるク
ライアント側回避策は不要になります。また、「③アプリケーション実行確認」の警告は「警告タイプ(③のキャプ
チャ)」が初回のみ出力されるようになります。
クライアント側セキュリティ警告対応策
~例外サイト・リストへの登録~
 手順
(注意)本手順は Ver.4.1.0 以上をお使いの場合、または、サーバ側セキュリティ警告対応策が実施済みの場合は不要で
す。サーバ側対応策実施までの緊急対応策という位置づけです。
(1)Java コントロール・パネルを開き「セキュリティタブ」クリック
(2)「サイト・リストの編集」ボタンクリック
(3)例外サイト・リストダイアログの「追加」ボタンクリック
※以下の画面キャプチャは、JRE7U51 のデザインです。
(4)「場所」に deTrade2 クライアント画面 URL を入力し「追加」ボタンクリック
手動で入力
(5)警告ダイアログが出力されるので「続行」ボタンクリック
URL がセットされたことを確認
(6)URL が設定されていることを確認し「OK」ボタンクリック
(7)例外サイト・リストに URL が追加されていることを確認し、Java コントロール・パネルを閉じる
既知の問題について
「Java Update が必要」の警告画面で、「後で」を選択して送受信を進めると、2つの違うメッセージ
のダイアログが表示されます。この2つのダイアログは、さまざまな条件の組み合わせによって、表示
がかわります。条件の組み合わせについて、以下の表を参考にして下さい。
 表示される2種のダイアログ
本来表示される「送受信ファイル選択画面」
「送受信ファイル選択画面」は表示されるが、
が出ずに、
「アプリケーションがブロックされ
送受信処理を開始するブラウザ画面がフリー
ました」という警告が表示
ズする
※HDC-EDI Base シリーズ バージョン
4.1.0 以上は、この現象のみ発生
 発生条件の組み合わせ
HDC-EDI Base シリーズ バージョン 3.9.0~4.0.0
条件 1
JRE 7u25
~ 7u45
を利用
条件 2
Java セキュリティ
レベル
非常に高に設定
Java セキュリティ
高に設定
レベル
条件 3
現象
送受信 Applet が私的な証明書で証明済みの場合
現象①
送受信 Applet が公的な証明書で証明済みの場合
現象②
送受信 Applet が私的な証明書で証明済みの場合
現象①
送受信 Applet が公的な証明書で証明済みの場合
現象②
HDC-EDI Base シリーズ バージョン 4.1.0 以上
条件 1
条件 2
Java セキュリティ
JRE 7u25
レベル
現象
非常に高に設定
~ 7u45
を利用
現象②
Java セキュリティ
レベル
高に設定
 回避策
Java 7 update 51 以上の JRE にアップグレードする
※第 3.0 版までは、Oracle 社の回答により JRE バージョンを最新にすることが有効な回避策としていました。しか
し、その後 Oracle 社より、本問題が Java 7 update 25 で追加された機能による影響で発生するようになり、Java
7 update 51 で発生しないように修正されたとの回答がありました。
以上のことから、
本問題を回避するには Java
7 update 51 以上の JRE を使用する必要があります。
Java8 をご利用の場合
Java セキュリティ警告のパターン
HDC-EDI Base Web/deTradeIIクライアントの送受信機能で表示される警告プロンプトは、Javaのバ
ージョンとHDC-EDI Baseシリーズのバージョンによってパターンがあります。以下の表をご覧下さい。
警
告
表示される警告プロンプト
警告が表示される
HDC-EDI Base
JRE のバージョン
のバージョン
①
Java Update 確認
JRE 8~8u45
4.2.0
②
アプリケーション実行確認
JRE 8 全て
4.2.0
③
アプリケーションへのアクセス許可
JRE 8u5~8u51
4.2.0
Java セキュリティ警告の出力フロー
JRE 8u51
JRE 8u5~45
~JRE 8
送受信一覧画面にて「送信」または「受信」ボタンをクリック
操作ケース 1,2 および 3,4 を参照(3 ページ参照)
①Java Update 確認
(21 ページ参照)
「後で」を選択
(21 ページ参照)
②アプリケーション実行確認
(22 ページ参照)
送受信ダイアログにて「送信開始」または「受信開始」ボタンをクリック
操作ケース 5,6 を参照(4 ページ参照)
③アクセス許可
(23 ページ参照)
送受信が正常に行われる
Java セキュリティ警告別回避策
① Java Update 確認
バージョン
発生条件
タイミング
回避策
JRE 8~8U45
・稼働しているJREのセキュリティ・ベースラインが最新バージョンより低い
・JREバージョンの有効期限切れ
操作ケース1~4の送受信機能のいずれかを行った時
最新のJREにアップグレードする
(補足)この警告の詳細は、http://www.java.com/ja/download/faq/expire_date.xml をご確認下さい。また、
「セキュリティ・ベースライン」と「有効期限」の考え方は、本資料にあるP24の「付録:セキュリティ・
ベースラインと有効期間」をご覧下さい。
 表示されるダイアログ
②アプリケーション実行確認
バージョン
JRE 8全バージョン
タイミング
操作ケース1~4の送受信機能のいずれかを行った時
回避策
「上記の発行者と場所からのアプリケーションについては、次回から表示しない」
に☑し実行します。
 表示されるダイアログ
③アプリケーションへのアクセス許可
バージョン
JRE 8U5~8U51
タイミング
操作ケース5・6の送受信機能のいずれかを行った時
回避策
「このアプリケーションおよびWebサイトでは次回から表示しない」に☑を入れ
許可する
 表示されるダイアログ
【注意】
本警告にて「許可しない」を選択すると、「送受
信中にブラウザ画面がフリーズする」問題が発生
します。
付録:セキュリティ・ベースラインと有効期間
 セキュリティ・ベースライン
セキュリティ・ベースラインとは、Java の最小推奨更新のラインを表します。
Java のアップデート・バージョンがリリースされると、ベースラインが更新されることがあります。
現時点の最新バージョンは JRE8u51 で、セキュリティ・ベースラインは Java8 では 1.8.0_51 となり
ます。
現時点でのセキュリティ・ベースラインは Java のリリースノートを参照して下さい。
<Java8 Update Release Notes>
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/documentation/8u-relnotes-2225394.html
例えば、JRE 8u45 を使用して送受信 Applet 機能を起動した場合、使用する JRE のバージョンとセキュ
リティ・ベースライン 1.8.0_51 を比較し、「下回っている」と判断します。
 有効期間
JRE 7u10 以降と JRE8 の JRE に、有効期限がハードコーディングされるようになりました。
http://docs.oracle.com/javase/7/docs/technotes/guides/jweb/client-security.html#jexpire
Java8 については、ハイライトを参照して下さい。
https://www.java.com/en/download/faq/release_changes.xml
 セキュリティ警告との関係
JRE 7u10 以降と JRE8 から「JRE のセキュリティ・ベースラインを下回っている」または「JRE の有効
期限が過ぎている」場合は、「Java Update」の警告プロンプトが表示されます。
尚、セキュリティ・ベースラインと有効期間のチェックの仕様は、Java に依存します。
当社では詳細な仕様を把握することはできませんので、予めご了承下さい。