150921_energygreen

エナジーグリーン株式会社
電力小売はじまりプラン
快適リゾートのような珠玉の電気を届けたい
エナジーグリーン株式会社
2015.9.21
「珠玉の電気」とは、なんだろう・・・
無農薬野菜、オーガニックコットン、ゼロエミッション住宅・・私たちは、いろいろ
な本物を求め、そして作り出してきた。それが電気でできないはずはない・・。
1.再生可能エネルギー
オーガニックな電気は、再生可能エネルギー100%。
そして、もちろんCO2排出もゼロ。
世界でいちばん、環境にやさしい電気。
2.市民・地域のエネルギー
大きなダムや、化石燃料の発電所ではない。
もちろん原子力でもない。
地域の資源を生かし、地域の人が開発した電気。
雇用を生み出し、環境を守る、地域を支える電気。
3.完全なる透明性
電源種別、コスト、お金の流れなど完全公開。
発電データの公開、可視化にもチャレンジ。
安心と信頼をよせられる電気。
しかし・・・
小売電気事業者に課せられた「30分同時同量」義務。
それに伴うインバランスコストの発生。
当面は、太陽光発電や風力発電は使えない。
FIT電源からの調達による、上乗せ価格の先払い負担。
負担分を交付されるのは3ヶ月後。
再エネを供給したくても、使える電源が極端に少ない。
バイオマスや小水力、地熱など、計画を出せる電源が必要。
そして、再エネ表示禁止、回避可能費用の変動制、託送料金の高止まり。
3つのハードルが、再エネ小売電気事業者の前に立ちはだかる。
再生可能エネルギー小売電気事業者
に立ちはだかる3つのハードル
1.電力の内訳:電源表示問題。
「再生可能エネルギー」の電気を、「グリーン」とは言わせない。
2.回避可能費用:発電所からの仕入価格。
これまでの回避可能費用は、そのエリアの電力会社の火力平均。
それが2016年から「市場価格」に変更になる(経過措置あり)。
「FIT電気」は、FIT価格と回避可能費用の差額を負荷金で補填される。
FIT価格と「交付金」の差額が「仕入れ価格」
「市場価格」が高くなると「交付金」が減り、仕入れ価格が高くなる。
2014年の「市場価格」は、回避可能費用の1.5倍だった。
3.託送料金:送電線使用料
再生可能エネルギーだけの問題ではないが、巨大送電線を必要とするの
は巨大発電所。そのコストを再生可能エネルギーに押し付けている。
「再生可能エネルギー電気」低圧供給の内訳?
会社利益
再エネ賦課金
1.5円
燃料調整費
2円
会社経費
2円
バックアップ会社依託費
2円
市場価格(
新回避可能費用)
託送料金
9円
仕入価格
(回避可能費用) 15円
31.5円/kWh
↓
会社利益を10%
確保するには
34.5円/kWh
の電気になる。
仮に3円/kWhの利益で、100ユーザーとすると
300,000kWh×3=90万円
会社経費60万円、依託費60万円。
これで回るかというと、回らない。
電力供給の複数パターン
1.低圧供給:珠玉の電気。100%再生可能エネルギーの電気を、通常の電気
料金よりも1〜2割程度高く(30円→35円)供給。特定の再生可能エネルギー
発電所(バイオマス、太陽光、小水力など)にひもつけ、その発電所の発電
量を下回らない形で供給。
ただしFIT電源を含むため、現在の制度では、CO2排出量ゼロにならない。電
力会社からの常時バックアップ契約も外せないので、緊急時に再生可能エ
ネルギー以外の電気が入り込む可能性はある。
2.高圧供給:再エネ50、再エネ30、再エネ10の3種類のメニュー。現状の制度
化では「再エネ100」は高圧供給では不可能。価格は再エネ50で現状維持、
再エネ30で95%、再エネ10で90%相当を目指す。
バランシンググループからのガス発電やゴミ発電が含まれる。市場調達、常
時バックアップも外せないため、再エネ比率は常時ではなく年平均となる。
バランシンググループ:相互融通を行う新電力のネットワーク。
常時バックアップ:契約発電所側のトラブル発生時にも停電や電圧低下を発生させないように、
送電線からいつでもバックアップ供給を受ける仕組み。
部分供給:昼夜を通じてベースとなる電気は電力会社、それ以上を別の電源から供給。
再エネ100%を供給するイメージ
インバランスコストを回避するためには、顧客の需要量を十分に上回る再生可能エネ
ルギー供給量を確保し、余剰になった電気を「電力取引所」に販売するしかない。
取引所の価格は「回避可能費用」(=仕入原価)になるので、ここでの取引はプラスマ
イナスゼロでしかない。(経費、外部委託費分だけマイナス。)
常時バッ
クアップ
電力取
引市場
市場価格
天然ガス等
発電所
相対契約
市場価格で調達
受給調整バックアップ会社
(P社)のバランシンググループ
エナジーグリーンの
契約発電所は
再生可能エネルギーだけ。
余剰になった電気を取引所へ。
市場より
安い契約
N社顧客
市場価格
バイオマス
発電所
小規模太陽光発電所
ブロック
小水力発電所
(レンタル)
FIT価格
契約
電力取
引市場
N社
市場より
高い契約
エナジーグリーン
風力発電所
契約発電所
EG
顧客
バックアップ会社は、エナジーグリーンに代わって、
顧客に供給する電力の需給バランスを調整する。
筆者作成
EG社電力小売開始の流れ(想定)
2015.9
2015.11
N社との連携
高圧ユーザー営業
発電所開発協議
新電力比較サイトなど条件比較
2016.1
2016.4
N社と正式業務提携
低圧小売営業開始
2016.6
低圧小売
供給開始
http://power-hikaku.info
http://kakaku.com/energy/
http://j-energy.info
http://hikaku-denryoku.com/list/pps
新電力CMなどで、
より詳しい情報
電話、メール、DMなどがいっ
ぱい来るようになるだろう。
新電力と契約協議・契約
1件1件は、すぐに終わる
ような作業だろう。
スマートメータは必要
東電内での切替え作業(スイッチ)
実際には、4月からすぐに始まら
ず、だんだんに切替えが増えて
行くと思われる。
新電力
供給開始