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中国商務情報通信
02
VOL.
フロンティア・アイズ・チャイナ
FRONTIER±EYES CHINA
北 京で 走る
http://www.frontier-mgmt.com
中国事業部マネージング・ディレクター
中村 達
身体を動かすのが好きです。長じても、親、上司から「頭
が使えないから、身体を使え」と言われたせいかもしれま
せん。最近は有酸素運動が中心で、先日も温暖の地で走
る予定でしたが事情が有り、その日は北京に。
郊外にオリンピック森林公園があり、走れると聞いたも
のの、市内の歩道を走る人も見えないし、そもそも寒いし、
半信半疑で出かけてみました。
680ha の敷地に3㎞、10 ㎞コースがあり、最新のウエアやシューズで思い思いに走る人
の多さに驚きました。中には普段着で散歩していたのに、つられてか小走りしている人がい
るのには微笑んでしまいましたが。
郊外のせいか、空気もさほど気にならずラン終了。走っていなくても広い公園を散歩する
人たちに健康への意識を感じた次第。食へ安全安心を求める様に、運動する事で生活への
充足感と安心を求めているのかもしれません。
ですが、運動=「健康」とは言い切れません。なぜならストレッチなどアップをしてから運
動開始。終了後もクールダウン。疲労回復のシャワー、栄養補給、睡眠を怠っていると怪我
等故障に繋がりかねない。それでは運動=「不健康」になってしまいます。
日常の生活リズム、行う事の楽しみ、完了時の達成感。これらが って運動の継続が出来
る。そして心身の健康に繋がっていく。新たな運動への興味も広がっていく。
ビジネスも似ていませんか。それでは今月も宜しく御願いします。
©FRONTIER MANAGEMENT INC. 2015, AII rights reserved. Printed in Japan.
FEch1502A
フロンティア・マネジメントの
チャイナビジネス
第2回:FMI中国事業部のご紹介(その2)
B
事業縮小もしくは移転・撤退の理由(中国)
出所:日本貿易振興機構(JETRO)在アジア・オセアニア日系企業実態調査―中国編―(2014年度調査)
(%)
第2回
65.3
66.1
コストの増加(調達コストや人件費など)
FMI中国事業部のご紹介(その2)
61.1
58.9
売上の減少
31.9
32.1
成長性、潜在力の低さ
前回(第1回)では、中国への進出に関するFMIのサポートについてご紹介しました。今回は、中国での経済環境
等の変化を受けて増加傾向にある中国事業の再構築に関するFMIのサポートについてご紹介いたします。
19.4
労働力の確保の難しさ
16.7
14.3
13.9
高付加価値製品への低い受容性
規制の強化
事業縮小/撤退・移転の理由としては、コスト(人件
生産・販売ネットワーク見直し
12.5
その他
12.5
32.1
21.4
17.9
中国での経営環境変化に
いかに対応するか
費等)の増加や労働力の減少など労務面を挙げる声や、
前回もご紹介したとおり、中国での日系企業の経営
調する声も増えています(図 )
。
環境は、労働コストの上昇や現地企業・外資系企業と
中国事業については 現状維持 を考えている企業が
要な情報を収集・分析する実態調査(必要な場合、現
サポートを開始することで、お客様の課題・ニーズを的
の競争激化など様々な局面で変化の過程にあります。
多く、中国からの「撤退」を広言する企業は現状では
地調査を含む)を短期間で実施し、同調査に基づいて
確に把握し、その後の事業拡大や再構築に関して多くの
このような昨今の中国市場を巡る環境変化を受けて、
少ないと言えますが、個々の現法の経営は悪化している
具体的な実行スキームを立案し、実行することをご提案
選択肢を提示できるサービスのご提供を目指しています。
中国での事業は現状を維持、または縮小・撤退する動
ケースも多いもようです。また、合弁パートナーとの間で
しています。
ご相談いただく時期が比較的早期であれば、莫大なコス
きも増加しています。
トラブルが顕在化するケースも目立ちます。
また、中国に進出している日本企業の中には、進出当
トのかかる清算以外の方法(持分譲渡や他社とのアライ
具体的には、人件費や原材料の調達などのコスト面
このような状況下で、中国工場・子会社の清算に加え、
初の目的と現状に乖離が生じているケースも多く見受け
アンスの組成など)を検討することも可能となります。
での課題に加え、現地のパートナーとのコミュニケーショ
複数の現法を展開している企業におけるグループ内再編
られます。FMIでは、中国事業の見直しのために現状
FMIは、お客様と一緒に今後の中国事業の「あり方」
ン、現地でのオペレーションに課題を抱える企業も多い
ニーズも生じています。具体的なスキームとしては「
(不
を「診断」し、今後の方向性をお示しするサービスを提
について考え、常時相談できるパートナーになりたいと
と言われ、今後さらに再編・撤退に関するニーズが高ま
採算事業の)撤退+
(好調または有望な事業への)新
供して参ります。
考えております。
ると考えられます。
規投資」や「統合(合併、持分移動)
」等のニーズが
お客様の「中国事業の位置づけの再考」の段階から
例えば日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、
増えると考えられます。
今後の中国事業について現状維持または縮小、移転と
FMIでは、お客様から中国事業の再編・再構築のニー
回答する企業が増加傾向にあります(図 )
。
ズが寄せられた場合、まずは現状の中国事業に係る必
A
今後 1 ∼ 2 年の事業展開の方向性(中国)
拡大
現状維持
縮小
2013年度(n=931)
54.2
2014年度(n=970)
46.5
2013年度(n=56)
14.3
(文責:中国事業部)
中国事業の「見直し」のイメージ図
●進出当初の目的・意義と
現在の環境の対比
現状維持・縮小と回答する企業が増加
目的と現状の間に乖離を確認
52.3
2014年度(n=72)
出所:フロンティア・マネジメント作成
現在
将来
出所:日本貿易振興機構(JETRO)在アジア・オセアニア日系企業実態調査―中国編―(2014年度調査)
第三国(地域)へ移転・撤退
2012年度(n=853)
FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
C
進出当初
(%)
01
取引先との関係
売上の減少や潜在力の低さなど市場の魅力の減退を強
8.9
11.1
42.0
39.5
46.0
4.0
1.8
5.0
1.2
6.5
1.0
中国事業を
維持・拡大
●現在の中国事業のレビュー・
体制の見直し
業界環境の変化の有無
✓
パートナーとの関係
✓
現地社員のモラル
✓
出口戦略策定
✓
組織体制見直し
✓
●事業継続・改善
事業拡大
✓
事業改善
✓
事業計画の策定
経営改善計画策定
●事業再構築/撤退
中国事業を
縮小・清算
減資
✓
売却(持分譲渡)
✓
清算
✓
破産
✓
各種現状把握、手続きの実施
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
02
フロンティア・マネジメントの
チャイナビジネス
第2回:FMI中国事業部のご紹介(その2)
B
事業縮小もしくは移転・撤退の理由(中国)
出所:日本貿易振興機構(JETRO)在アジア・オセアニア日系企業実態調査―中国編―(2014年度調査)
(%)
第2回
65.3
66.1
コストの増加(調達コストや人件費など)
FMI中国事業部のご紹介(その2)
61.1
58.9
売上の減少
31.9
32.1
成長性、潜在力の低さ
前回(第1回)では、中国への進出に関するFMIのサポートについてご紹介しました。今回は、中国での経済環境
等の変化を受けて増加傾向にある中国事業の再構築に関するFMIのサポートについてご紹介いたします。
19.4
労働力の確保の難しさ
16.7
14.3
13.9
高付加価値製品への低い受容性
規制の強化
事業縮小/撤退・移転の理由としては、コスト(人件
生産・販売ネットワーク見直し
12.5
その他
12.5
32.1
21.4
17.9
中国での経営環境変化に
いかに対応するか
費等)の増加や労働力の減少など労務面を挙げる声や、
前回もご紹介したとおり、中国での日系企業の経営
調する声も増えています(図 )
。
環境は、労働コストの上昇や現地企業・外資系企業と
中国事業については 現状維持 を考えている企業が
要な情報を収集・分析する実態調査(必要な場合、現
サポートを開始することで、お客様の課題・ニーズを的
の競争激化など様々な局面で変化の過程にあります。
多く、中国からの「撤退」を広言する企業は現状では
地調査を含む)を短期間で実施し、同調査に基づいて
確に把握し、その後の事業拡大や再構築に関して多くの
このような昨今の中国市場を巡る環境変化を受けて、
少ないと言えますが、個々の現法の経営は悪化している
具体的な実行スキームを立案し、実行することをご提案
選択肢を提示できるサービスのご提供を目指しています。
中国での事業は現状を維持、または縮小・撤退する動
ケースも多いもようです。また、合弁パートナーとの間で
しています。
ご相談いただく時期が比較的早期であれば、莫大なコス
きも増加しています。
トラブルが顕在化するケースも目立ちます。
また、中国に進出している日本企業の中には、進出当
トのかかる清算以外の方法(持分譲渡や他社とのアライ
具体的には、人件費や原材料の調達などのコスト面
このような状況下で、中国工場・子会社の清算に加え、
初の目的と現状に乖離が生じているケースも多く見受け
アンスの組成など)を検討することも可能となります。
での課題に加え、現地のパートナーとのコミュニケーショ
複数の現法を展開している企業におけるグループ内再編
られます。FMIでは、中国事業の見直しのために現状
FMIは、お客様と一緒に今後の中国事業の「あり方」
ン、現地でのオペレーションに課題を抱える企業も多い
ニーズも生じています。具体的なスキームとしては「
(不
を「診断」し、今後の方向性をお示しするサービスを提
について考え、常時相談できるパートナーになりたいと
と言われ、今後さらに再編・撤退に関するニーズが高ま
採算事業の)撤退+
(好調または有望な事業への)新
供して参ります。
考えております。
ると考えられます。
規投資」や「統合(合併、持分移動)
」等のニーズが
お客様の「中国事業の位置づけの再考」の段階から
例えば日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、
増えると考えられます。
今後の中国事業について現状維持または縮小、移転と
FMIでは、お客様から中国事業の再編・再構築のニー
回答する企業が増加傾向にあります(図 )
。
ズが寄せられた場合、まずは現状の中国事業に係る必
A
今後 1 ∼ 2 年の事業展開の方向性(中国)
拡大
現状維持
縮小
2013年度(n=931)
54.2
2014年度(n=970)
46.5
2013年度(n=56)
14.3
(文責:中国事業部)
中国事業の「見直し」のイメージ図
●進出当初の目的・意義と
現在の環境の対比
現状維持・縮小と回答する企業が増加
目的と現状の間に乖離を確認
52.3
2014年度(n=72)
出所:フロンティア・マネジメント作成
現在
将来
出所:日本貿易振興機構(JETRO)在アジア・オセアニア日系企業実態調査―中国編―(2014年度調査)
第三国(地域)へ移転・撤退
2012年度(n=853)
FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
C
進出当初
(%)
01
取引先との関係
売上の減少や潜在力の低さなど市場の魅力の減退を強
8.9
11.1
42.0
39.5
46.0
4.0
1.8
5.0
1.2
6.5
1.0
中国事業を
維持・拡大
●現在の中国事業のレビュー・
体制の見直し
業界環境の変化の有無
✓
パートナーとの関係
✓
現地社員のモラル
✓
出口戦略策定
✓
組織体制見直し
✓
●事業継続・改善
事業拡大
✓
事業改善
✓
事業計画の策定
経営改善計画策定
●事業再構築/撤退
中国事業を
縮小・清算
減資
✓
売却(持分譲渡)
✓
清算
✓
破産
✓
各種現状把握、手続きの実施
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
02
Monthly Topics
∼フロンティア・マネジメントならではの視点で注目されるトピックスをお伝えします∼
着実に拡大する中国の海外直接投資(その2)∼最近の事例から∼
着実に拡大する
中国の海外直接投資(その2)∼最近の事例から∼
ア・スペインといった南欧が目立つ。
事例に見る
海外投資への「意気込み」
❷対象業種は、製造業案件よりサービス業・不動産案件
前号(2014 年1月)では、中国企業による海外直接投
❸投資主体は一般の事業会社よりも、中国国内で著名、
資の状況について全体として「着実に拡大している」と
かつ投資経験も豊富なコングロマリットが目立つ。特に、
報告した。本号では、参考までに一定の期間を区切り具
復星国際、中信集団(CITIC)
、また事業会社系だが
体例を表にまとめた。
活発にM&Aを行っている上海の光明集団等が挙げられ
本表は、2014 年11月から2015 年1月までの3 か月弱の
る。また、保険会社は米英でのオフィスビル・複合ビル
期間において、中国国内で報道された中国企業の海外直
投資に活発な印象が見受けられる。
が多い。
接投資の事例をまとめたものである。なお、対象業種が
❹事業会社による投資は、食品・環境・特定技術といっ
資源・エネルギー・金融(銀行・保険・証券)のケース
た分野で、買収先現地での展開よりも、中国国内への
は入れていない。
導入、展開を志向している印象が見受けられる。
もとより全ての報道を網羅しているわけではなく、期間
も限定されている。にもかかわらず、表に示された中国企
も対象地域も多様であり、投資主体となる中国企業、更
対日投資は
ファンド経由に注目
にはその背後で投資を奨励している中国政府の「意気込
日本企業に対する投資も散見されるが、不動産投資か
み」を感じることができる。
ファンド(中信集団)による事業投資であり、中国の事
業の事例は40 件近くに及び(一部重複あり)
、対象業種
業会社による日本の事業会社への投資(買収)は、少な
くともこの期間中は見られなかった。ただ、ファンドによる
投資主体は依然として
コングロマリットが主流
投資は、売却案件からの類推も含めて、堅実な技術を持っ
た事業会社がターゲットになっているようであり、日系事
この限定された事例集から、敢えて特徴を読み取れば、
業会社の再編に当っては、スポンサー候補として中国企
以下の点が挙げられよう。
業/ファンドは十分考慮に値すると思われる。
❶対象国・地域は先進国(欧米)中心に広く分散している。
(文責:シニア・アドバイザー 須田 成人/アソシエイト 丁 晶瑩)
中では、日本人から見るとやや意外感があるが、イタリ
出所:2014年11月から2015年1月にかけて掲載された21世紀経済導報、中国経済網、毎日経済新聞等の中国現地報道からフロンティア・マネジメント作成
03
FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
04
Monthly Topics
∼フロンティア・マネジメントならではの視点で注目されるトピックスをお伝えします∼
着実に拡大する中国の海外直接投資(その2)∼最近の事例から∼
着実に拡大する
中国の海外直接投資(その2)∼最近の事例から∼
ア・スペインといった南欧が目立つ。
事例に見る
海外投資への「意気込み」
❷対象業種は、製造業案件よりサービス業・不動産案件
前号(2014 年1月)では、中国企業による海外直接投
❸投資主体は一般の事業会社よりも、中国国内で著名、
資の状況について全体として「着実に拡大している」と
かつ投資経験も豊富なコングロマリットが目立つ。特に、
報告した。本号では、参考までに一定の期間を区切り具
復星国際、中信集団(CITIC)
、また事業会社系だが
体例を表にまとめた。
活発にM&Aを行っている上海の光明集団等が挙げられ
本表は、2014 年11月から2015 年1月までの3 か月弱の
る。また、保険会社は米英でのオフィスビル・複合ビル
期間において、中国国内で報道された中国企業の海外直
投資に活発な印象が見受けられる。
が多い。
接投資の事例をまとめたものである。なお、対象業種が
❹事業会社による投資は、食品・環境・特定技術といっ
資源・エネルギー・金融(銀行・保険・証券)のケース
た分野で、買収先現地での展開よりも、中国国内への
は入れていない。
導入、展開を志向している印象が見受けられる。
もとより全ての報道を網羅しているわけではなく、期間
も限定されている。にもかかわらず、表に示された中国企
も対象地域も多様であり、投資主体となる中国企業、更
対日投資は
ファンド経由に注目
にはその背後で投資を奨励している中国政府の「意気込
日本企業に対する投資も散見されるが、不動産投資か
み」を感じることができる。
ファンド(中信集団)による事業投資であり、中国の事
業の事例は40 件近くに及び(一部重複あり)
、対象業種
業会社による日本の事業会社への投資(買収)は、少な
くともこの期間中は見られなかった。ただ、ファンドによる
投資主体は依然として
コングロマリットが主流
投資は、売却案件からの類推も含めて、堅実な技術を持っ
た事業会社がターゲットになっているようであり、日系事
この限定された事例集から、敢えて特徴を読み取れば、
業会社の再編に当っては、スポンサー候補として中国企
以下の点が挙げられよう。
業/ファンドは十分考慮に値すると思われる。
❶対象国・地域は先進国(欧米)中心に広く分散している。
(文責:シニア・アドバイザー 須田 成人/アソシエイト 丁 晶瑩)
中では、日本人から見るとやや意外感があるが、イタリ
出所:2014年11月から2015年1月にかけて掲載された21世紀経済導報、中国経済網、毎日経済新聞等の中国現地報道からフロンティア・マネジメント作成
03
FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
04
中国の気になるデータ
FMIの中国ビジネスチーム
∼フロンティアマネジメント独自の視点でデータを紹介します∼
FMIの
中国ビジネス
チーム
訪日中国人観光客の
購買力に注目
中国事業部
マネージング・ディレクター
中村 達
Nakamura Toru
須田 成人
Suda Shigeto
西本 英浩
Nishimoto Hidehiro
中江 明皓
Nakae Akihiro
羅 恵
Luo Hui
横塚 仁士
Yokozuka Hitoshi
伊藤 美優
Ito Miyu
榮 智亮
Rong Zhiliang
繆 軼君
Miao Yijun
季 欽欽
Ji Qinqin
丁 晶瑩
Ding Jingying
[email protected]
シニア・アドバイザー
[email protected]
中国人訪日旅客の年度別推移
シニア・ディレクター
[email protected]
(1,000人)
3,000
シニア・ディレクター
2,500
[email protected]
240万人に達し、
過去最高を更新
2,000
ディレクター
[email protected]
1,500
アソシエイト・ディレクター
[email protected]
1,000
アソシエイト
500
[email protected]
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014(年)
事業開発第二部
ディレクター
[email protected]
出所:日本政府観光局(JNTO)公表資料よりフロンティア・マネジメント作成
日本観光局の統計によると、2014 年の訪日外
日本のサービス・製品をアピールする絶好の機会
国人は1,340 万になりました。中でも中国人観光
となるのではないでしょうか。
客は前年比 83.3% 増となる240万 9,200人に達し
Frontier Management (Shanghai) Inc.
アソシエイト・ディレクター
[email protected]
(文責:アソシエイト・ディレクター 横塚 仁士)
アソシエイト
(図表 )
、それまでの過去最高であった2012 年
の142 万人を大きく上回りました。このような増加
の背景には円安効果や日本政府によるビザの発給
要件の緩和、消費税面制度の拡充などが挙げら
[email protected]
訪日旅行者の消費額の国別内訳(2014年)
アソシエイト
[email protected]
中国
その他
れます。さらに、最近の日中関係の緩和の兆しを
27.5%
5,583億円
受け、2015 年も中国人観光客の訪日数は増加が
見込めると考えられています。
37%
6,998億円
特に中国人観光客の訪日で注目されるのはその
訪日旅行消費額
2兆305億円
購買力です。2014 年の訪日中国人観光客の消費
額は5,583 億円となり(図表 )
、一人当たりでは
7.3%
1,475億円 10.3%
2,090億円
約 23万円相当でした。これらの額は他国からの観
光客の購買力を大きく上回るものとなっています。
2020 年の東京オリンピックの開催も控えるな
ど、今後も訪日観光客数は安定的に増加すると見
込まれています。訪日観光客の増加は、中国人に
ご注意事項
17.5%
3,544億円
米国
韓国
台湾
出所:日本政府観光局(JNTO)公表資料よりフロンティア・マネジメント作成
1
法律上、
会計上の助言
2
秘密保持
3
著作権
4
免 責
本誌記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務
上の助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談ください。
本誌記載の情報の貴社への開示は貴社の守秘義務を前提とするものです。当該情報については貴社内
部の利用に限定され、その内容の第三者への開示は禁止されています。
本誌記載の情報の著作権は原則として当社に帰属します。いかなる目的であれ本資料の一部または全部
について無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、貸与等を行うことを禁止します。
本誌記載の情報は、弊社が信頼できると考える各方面から取得しておりますが、その内容の正確性、信
頼性、完全性を保証するものではありません。弊社は当該情報に起因して発生した損害については、そ
の内容如何にかかわらずいっさい責任を負いません。
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FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
06
中国の気になるデータ
FMIの中国ビジネスチーム
∼フロンティアマネジメント独自の視点でデータを紹介します∼
FMIの
中国ビジネス
チーム
訪日中国人観光客の
購買力に注目
中国事業部
マネージング・ディレクター
中村 達
Nakamura Toru
須田 成人
Suda Shigeto
西本 英浩
Nishimoto Hidehiro
中江 明皓
Nakae Akihiro
羅 恵
Luo Hui
横塚 仁士
Yokozuka Hitoshi
伊藤 美優
Ito Miyu
榮 智亮
Rong Zhiliang
繆 軼君
Miao Yijun
季 欽欽
Ji Qinqin
丁 晶瑩
Ding Jingying
[email protected]
シニア・アドバイザー
[email protected]
中国人訪日旅客の年度別推移
シニア・ディレクター
[email protected]
(1,000人)
3,000
シニア・ディレクター
2,500
[email protected]
240万人に達し、
過去最高を更新
2,000
ディレクター
[email protected]
1,500
アソシエイト・ディレクター
[email protected]
1,000
アソシエイト
500
[email protected]
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014(年)
事業開発第二部
ディレクター
[email protected]
出所:日本政府観光局(JNTO)公表資料よりフロンティア・マネジメント作成
日本観光局の統計によると、2014 年の訪日外
日本のサービス・製品をアピールする絶好の機会
国人は1,340 万になりました。中でも中国人観光
となるのではないでしょうか。
客は前年比 83.3% 増となる240万 9,200人に達し
Frontier Management (Shanghai) Inc.
アソシエイト・ディレクター
[email protected]
(文責:アソシエイト・ディレクター 横塚 仁士)
アソシエイト
(図表 )
、それまでの過去最高であった2012 年
の142 万人を大きく上回りました。このような増加
の背景には円安効果や日本政府によるビザの発給
要件の緩和、消費税面制度の拡充などが挙げら
[email protected]
訪日旅行者の消費額の国別内訳(2014年)
アソシエイト
[email protected]
中国
その他
れます。さらに、最近の日中関係の緩和の兆しを
27.5%
5,583億円
受け、2015 年も中国人観光客の訪日数は増加が
見込めると考えられています。
37%
6,998億円
特に中国人観光客の訪日で注目されるのはその
訪日旅行消費額
2兆305億円
購買力です。2014 年の訪日中国人観光客の消費
額は5,583 億円となり(図表 )
、一人当たりでは
7.3%
1,475億円 10.3%
2,090億円
約 23万円相当でした。これらの額は他国からの観
光客の購買力を大きく上回るものとなっています。
2020 年の東京オリンピックの開催も控えるな
ど、今後も訪日観光客数は安定的に増加すると見
込まれています。訪日観光客の増加は、中国人に
ご注意事項
17.5%
3,544億円
米国
韓国
台湾
出所:日本政府観光局(JNTO)公表資料よりフロンティア・マネジメント作成
1
法律上、
会計上の助言
2
秘密保持
3
著作権
4
免 責
本誌記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務
上の助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談ください。
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FRONTIER±EYES CHINA VOL.02
VOL.02 FRONTIER±EYES CHINA
06
中国商務情報通信
02
VOL.
フロンティア・アイズ・チャイナ
FRONTIER±EYES CHINA
北 京で 走る
http://www.frontier-mgmt.com
中国事業部マネージング・ディレクター
中村 達
身体を動かすのが好きです。長じても、親、上司から「頭
が使えないから、身体を使え」と言われたせいかもしれま
せん。最近は有酸素運動が中心で、先日も温暖の地で走
る予定でしたが事情が有り、その日は北京に。
郊外にオリンピック森林公園があり、走れると聞いたも
のの、市内の歩道を走る人も見えないし、そもそも寒いし、
半信半疑で出かけてみました。
680ha の敷地に3㎞、10 ㎞コースがあり、最新のウエアやシューズで思い思いに走る人
の多さに驚きました。中には普段着で散歩していたのに、つられてか小走りしている人がい
るのには微笑んでしまいましたが。
郊外のせいか、空気もさほど気にならずラン終了。走っていなくても広い公園を散歩する
人たちに健康への意識を感じた次第。食へ安全安心を求める様に、運動する事で生活への
充足感と安心を求めているのかもしれません。
ですが、運動=「健康」とは言い切れません。なぜならストレッチなどアップをしてから運
動開始。終了後もクールダウン。疲労回復のシャワー、栄養補給、睡眠を怠っていると怪我
等故障に繋がりかねない。それでは運動=「不健康」になってしまいます。
日常の生活リズム、行う事の楽しみ、完了時の達成感。これらが って運動の継続が出来
る。そして心身の健康に繋がっていく。新たな運動への興味も広がっていく。
ビジネスも似ていませんか。それでは今月も宜しく御願いします。
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