2014 - ロイヤルバンク・オブ・スコットランド

2014年度業績と戦略の進捗アップデート
2015年2月26日
フィリップ・ハンプトン
会長
ロス・マキューワン
最高経営責任者
本日のプレゼンテーション
顧客サービス、信頼、アドボカシーそれぞれにおいて業界第一位の地位を目指す
戦略効果が具現化 ― 2014年度目標を見事に達成
2014年度は戦略推進と加速のための足掛かりを作った一年:
ƒ コーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門の改革を更に推進
ƒ コーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門リストラ期間中の中核的T1自己資
本比率目標値を13%に引き上げ
ƒ シチズンズ非連結化とRBSレゾリューション業務完了の目標時期を2015年度末迄に
ƒ コスト削減の目標値を引き上げ
ƒ 顧客と従業員双方のために銀行組織と業務を簡素化
戦略加速から多大な恩恵が自己資本上にもたらされ、中核的T1自己資本比率の
目標値を上回る分の資本配分を目指す(1)
低リスクの銀行事業基盤構築で高リターン実現
(1)
プルーデンス規制機構(PRA)の認可が必要
4
2014年度目標を見事に達成
(1)
戦略のゴール
2014年度目標
2014年度実績
疑問を挟む余地のない
強固な自己資本基盤構築
中核的T1自己資本比率11%超を
2015年度末迄に達成
中核的T1自己資本比率
260bps上昇し11.2%に
コストの総点検
2014年度中に10億ポンドの
コスト削減
11億ポンド削減 (1)
弾力性ある顧客システム構築
顧客システムの弾力性改善
作動時間の99.96%、重要なサー
ビスの提供に問題なし
顧客・従業員双方のために
銀行組織と業務を簡素化
組織デザインの簡素化
7部門から3部門へ組織集約、
バックオフィス業務機能強化
2015年度~2019年度の計画
戦略加速に向けて優先事項の確認
策定済み
リストラ費用、問題行為・訴訟関連費用、為替変動、無形資産償却費用を除く
5
2014年度に達成した重要な戦略項目
(1)
RBSキャピタル
レゾリューション
リスク加重資産を53%削減、ランダウンの目標値を当初予定から1年前倒しで達成
シチズンズ
IPOが成功を納め、2015年度末を目標に非連結化へ
米国証券化
プロダクツ事業
事業撤退、ランダウンは79%完了
アルスターバンク
見直し完了、新経営計画の下で事業保留
クーツ
見直し完了、国際プライベートバンキング事業 (1) から撤退予定
配当アクセス株
解決策で合意達成、初回支払いを実行
国際プライベートバンキング事業とは、顧客とのリレーションシップ管理を主にイギリス諸島の外において行うプライベートバンキング及びウェルスマネージメント業務。
6
2014年度業績
2013年度
2014年度
総収益
194億ポンド
182億ポンド
営業費用
140億ポンド
124億ポンド
45億ポンド
35億ポンド
減損費用(損失)/リカバリー
(84億ポンド)
12億ポンド
営業利益 (損失)
(75億ポンド)
35億ポンド
帰属利益 (損失)
(90億ポンド)
(35億ポンド)
リスク加重資産
4,290億ポンド
3,560億ポンド
中核的T1自己資本比率
8.6%
11.2%
レバレッジ比率
3.4%
4.2%
(リストラ費用及び問題行為・訴訟関連費用を除く)
リストラ費用及び問題行為・訴訟関連費用
7
株主のための事業改善
英国個人&個人事業向けバンキング
60億3700万
ポンド
収益 +4%
58億1300万
ポンド
34億600万
ポンド
調整後費用 -3%(1)
2013年度
32億1000万
ポンド
収益 +2%
+7%
31億5700万
ポンド
32億9900万
ポンド
16億7300万
ポンド
2014年度
株主資本利益率(RoE) 19.4%
費用対収益比率 55%(1)
(1)
コマーシャルバンキング
+4%
調整後費用 -2%(1)
2013年度
16億3900万
ポンド
2014年度
株主資本利益率(RoE) 12.6%
費用対収益比率 51%(1)
リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除き調整済み
8
顧客のための事業改善
2010年以来のモバイル使用頻度
の伸び率1000%超
アクティブなモバイルバンキング
顧客数は300万人に
2013年度末
支店転換のペースは毎週16支店
93%の支店が2016年度末迄に
支店ブランド転換の予定
6,106
447
3,973
0
バンで移動する
銀行支店が向かう
自治体の数
自動サービス
ポイントの数
郵便局で行える
バンキング
ポイントの数
RBSの銀行サー
ビスが受けられる
ポイント(場所)
の総数
639
5,544
11,500
18,971
拡大が続く
RBSの
存在感
2015年度末
9
英国での戦略的事業部門の成長に焦点
2014年度
の進捗
英国モーゲージ
英国コマーシャル
グレートブリテン諸島のモーゲージで第4位 (1)
残高1,030億ポンド (2) (4%増加)
英国商業銀行として第1位 (3)
残高860億ポンド (1%増加)
英国でのリテールとコマーシャルが持つ
大規模で堅固な事業基盤で成長を目指す
2019年度
に向けた目標
強固なリターンを維持しつつ
モーゲージ市場全体の増加ペースを
上回るネット残高増を達成
英国GDP成長率を上回る
融資残高の増加率を達成 (4)
成長促進のため自己資本投下とリスク・アペタイト設定
出典:GfKフィナンシャル・リサーチ・サーベイからRBSグループの2014年12月まで6か月間の市場シェア。 (2) プライベートバンキング部門及びアルスター(北アイルランド)経由で貸し出されたモーゲージ融
資100億ポンドを除く。 (3) 出典:チャーターハウス・リサーチ・ビジネス・バンキング・サーベイ2004年末による。最新の調査対象事業ベースは200万~2500万ポンドの事業規模2381件/200万~10億ポンドの
事業規模3227件。メインバンクとしてのリレーションシップを維持する先。グレートブリテン諸島での事業数値にするためデータは地域・売上で加重処理済。 (4) 英国の名目GDPの成長率。
(1)
10
業界内第一位の地位実現に向かって進行中
RBSの中核事業基盤におけるネットプロモータースコア
30
パーソナルバンキング (1)
ビジネスバンキング (2)
コマーシャルバンキング (3)
20
13
10
5
4
4
0
(10)
7
6
6
(16)
(16)
8
17
10
1
(4)
(10)
5
15
(5)
(13)
(11)
(13)
(15)
(20)
(13)
(26)
(11)
(10)
(23)
(30)
(30)
(38)
(37)
(40)
Q4-13 Q1-14 Q2-14 Q3-14 Q4-14
Q4-13 Q1-14 Q2-14 Q3-14 Q4-14
Q4-13 Q1-14 Q2-14 Q3-14 Q4-14
(1) パーソナルバンキング:出典はGfKフィナンシャル・リサーチ・サーベイ、6か月間調査。最新調査対象ベース:ナットウェスト(3511件)、RBS(547件)。質問は
「向こう12ヶ月間に当該銀行(ブランド)での当座預金バンキングを親類・友人・同僚らに勧める可能性はありますか?」。調査対象は当行を主たる銀行として利用
していると答えた顧客。目立った動きはなくパーソナルバンキングのスコアには前年比で改善なし。(2+3) ビジネス&コマーシャルバンキング:出典はチャーターハウ
ス・リサーチ・ビジネスバンキング・サーベイ、四半期調査。最新調査対象ベース:ビジネス(事業主)バンキングは規模0~2百万ポンド、ナットウェスト(1267件)、
RBS(399件)、コマーシャルバンキングは規模2百万~10億ポンド、ナットウェスト(630件)、RBS(95件)。質問は「あなたは当該銀行を推奨しますか?」。調査対
象は当行を主たる取引先と答えた顧客。グレートブリテン諸島における事業数値にするためデータは地域・売上で加重処理済み。2013年度第4四半期から2014
年度第4四半期の前年同期比改善度は、目だった動きが認められなかったナットウェスト(イングランド&ウェールズ)の0~2百ポンドの事業主以外では、統計的に
顕著な改善が認められた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
(スコットランド)
ナットウェスト
(イングランド&ウェールズ)
11
コーポレート&インスティテューショナル・
バンキング部門の事業再編成
変更を
要する事項
低すぎるリターン
高すぎるコスト
高すぎる自己資本負担
将来的なリスクアペタイトの水準を
超えている事業リスク
既存のプロダクツやサービスにおいて当社が持つ強みを生かしながら、
より焦点を絞ったサービスをコーポレートおよび金融機関に提供できる銀行を構築
CIBのリスク
加重資産
1,470億
ポンド
2013(1)
CIBのファン
デッド資産
4,310億
ポンド
1,070億
ポンド
2014
2,410億
ポンド
2009(2)
CIBが事業を
行う国の数
38
2014
ƒ
リスク加重資産を近年大幅に削減してきているが、この先も削減ペースを
落とすことなく、2019年度迄に更に3分の2を削減する予定
ƒ
2015年度中に250億ポンドを超す削減目標
ƒ
ファンデッド資産は2009年以降44%圧縮
2019年度迄に更に最高7割削減する予定
ƒ
売却あるいはランオフにより25か国から事業撤退
ポンド
2019 目標値
750~800億
ポンド
2019 目標値
51
2009(2)
(1)
2014
350~400億
13
2019 目標値
2014年1月1日付の資本要請規則IVに基づく。 (2) 2009年度はグローバルバンキング&マーケッツ部門(GBM)の数値。
12
コーポレート&インスティテューショナル・
バンキング部門の事業再編成
変更を
要する事項
低すぎるリターン
高すぎるコスト
将来的なリスクアペタイトの水準を
超えている事業リスク
高すぎる自己資本負担
既存のプロダクツやサービスにおいて当社が持つ強みを生かしながら、
より焦点を絞ったサービスをコーポレートおよび金融機関に提供できる銀行を構築
リスク管理:
デッドファイナンシング:
為替、金利
(米ドル、英ポンド 及び ユーロ)
デッドキャピタルマーケッツ
ストラクチャードファイナンス、融資
(米ドル、英ポンド 及び ユーロ)
トランザクションサービス:
英国中心に現金、支払い、トレード
国際事業の範囲
英国と西ヨーロッパの顧客及びカウンターパーティ向けにフルサービス (欧州オフィス9か所)
送金およびトレーディングの拠点を英国、米国及びシンガポールに設置
13
2015年度から2019年度にかけて:達成目標
ƒ
RBSキャピタルレゾリューションの
不稼働資産ランダウン目標を前倒しで達成
ƒ
中核的T1自己資本比率
13%
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
シチズンズの非連結化
リスク加重資産を3000億ポンド以下に圧縮
ƒ
ƒ
シチズンズ事業撤退
ウィリアムズ&グリンIPO
ƒ
中核的T1自己資本の追加発行20億ポンド
ウィリアムズ&
グリン事業撤退
ƒ
独立銀行委員会(ICB)
に準拠
ƒ
コーポレート&インスティ
テューショナル・バンキン
グ部門リストラ完了
ƒ
低リスクの銀行事業基
盤構築で高リターン実現
8億ポンドのコスト削減(1)
リスク削減の道程
配当アクセス株(DAS)最終支払い11億8千ポンド
2015
2016
2019年
2017
の
2019
2018
RBS
顧客体験の改良
ƒ
(1)
当座預金・ビジネス預金口座の
同翌日サービス
ƒ
ƒ
リテール向け商品数を半減
ƒ
モーゲージ事業変革
顧客向けプラットフォームの
単一デジタル化
ƒ
アプリケーション数の減少で
ITインフラ簡素化
リストラ費用、問題行為・訴訟関連肥料、無形資産償却費用、およびシチズンズ・フィナンシャル・グループとウィリアムズ&グリンの営業費用を除く
ƒ
ビジネスの低コスト化を図
り、効果的かつ効率的顧客
サービスを交付
14
RBSが目指す銀行の姿
2019年におけるRBSの姿
トップサービス
業界内での
上位ポジション
個人&個人事業向け
バンキング部門
コマーシャル&プライベート
バンキング部門
コーポレート&
インスティテューショナル・
バンキング部門
英国個人当座預金口座数第2位
中小企業向け融資第1位
金利・DCM・FX英国上位3行入り
アイルランド当座預金口座数第3位
英国商業銀行第1位
欧州ストラクチャード・ファイナンス
業務上位3行入り
英国事業主との主要銀行
リレーションシップ第2位
英国プライベートバンク第1位
英国王室属領で第1位
投資適格事業債キャピタルマー
ケッツ事業西欧上位3行入り
英国に主要拠点を構え、絞り込んだ国際業務能力を併せ持つ銀行に
魅力的なリターン
と事業ミックス
リスク加重資産の内訳は85%がリテール部門およびコマーシャル部門、
15%がコーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門
費用対収益比率は50%以下
低リスクの事業基盤を構築し、有形株主資本利益率12%超
注:「2019年におけるRBSの姿」として掲げられた目標群は将来予想に関する記述です。詳細は当プレゼンテーションの最終ページをご覧ください。
15
2015年度中に達成すべき目標
戦略の着地点
2015年度中に達成すべき目標
強靱かつ持続可能な事業
リスク加重資産を3000億ポンド以下に圧縮;RBSキャピタルレゾリューションによる資産
整理をほぼ完了させ、シチズンズ・フィナンシャル・グループの非連結化;20億ポンドの
追加的T1資本(AT1)発行
顧客体験
英国顧客基盤のあらゆる事業においてネットプロモータースコアを改善
銀行の簡素化
8億ポンドのコスト削減 (1)
事業を支える成長
戦略的事業セグメントにおいて英国のGDP成長率と同程度の融資伸び率を達成 (2)
従業員による事業への関与
従業員による事業関与指数をグローバル・フィナンシャル・サービス(GFS)の標準値か
ら8%以内まで引き上げ (3)
リストラ費用、問題行為・訴訟関連費用、無形資産償却費用、及びシチズンズ・フィナンシャル・グループとウィリアムズ&グリンの営業費用を除く。 (2) 英国の名目GDPの成長率。 (3) GFSの標準値は現在
83%。
(1)
16
サマリー
顧客満足度向上における現在位置の再確認および拡充
2014年度目標を見事に達成
戦略の実行加速が今や可能に
ƒ RBSの英国内フランチャイズの強みを更に強化
ƒ 容認不可な水準にあるコーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門のリターン改善に注力
2015年度目標に向け意欲を新たに
中核的T1 自己資本の目標比率13%を越える余剰資本を配分予定 (1)
英国での事業を中核に据える銀行となり低リスクの事業基盤を構築し、有形株主資本利益率
の目標値を12%超に
(1)
プルーデンス規制機構(PRA)の認可が必要
17
ユエン・スティーブンソン
チーフ・フィナンシャル・オフィサー
2014年度&2014年第4四半期の業績 – 損益計算書
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
2013年
第4四半期
対比 (%)
18,197
(6%)
3,860
(2%)
営業費用 (1)
(12,398)
(12%)
(3,131)
(18%)
リストラ費用
(1,257)
+92%
(563)
+213%
問題行為・訴訟関連費用
(2,194)
(43%)
(1,164)
(60%)
(減損損失) / リカバリー
1,155
(114%)
623
(112%)
営業利益 / (損失)
3,503
(147%)
(375)
(95%)
その他項目
(6,973)
+366%
(5,416)
+735%
帰属利益 / (損失)
(3,470)
(61%)
(5,791)
(33%)
通期 (百万ポンド)
総収益
重要指標
純金利マージン(NIM)
2.23%
+22bps
2.32%
+24bps
総貸出金に占める
減損損失の割合%
(30bps)
(233bps)
(68bps)
(557bps)
有形株主資本利益率
(8.0%)
+11ppts
nm
+27ppts
費用対収益比率
87%
(8ppts)
126%
(49ppts)
調整費用対収益率 (1)
68%
(4ppts)
81%
(16ppts)
(1)
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
個人&個人事業向けバンキング部門およびコマーシャ
ル&プライベートバンキング部門で正味金利収入
(NII)が増加したが、コーポレート&インスティテュー
ショナル・バンキング部門の減収がそれを相殺
ƒ
純金利マージン(NIM)は、負債側のマージン改善を
主因に、22bps上昇して2.23%に
ƒ
2014年度中に目標値だった10億ポンドを上回る11億
ポンドのコスト削減を実現 (2)
ƒ
RBSキャピタルレゾリューション及びアルスターバンク
で発生したリカバリーにより、ネットで12億ポンドの減
損損失の戻りが発生
ƒ
35億ポンドの帰属損失の内訳:
– シチズンズの公正価額償却40億ポンド
– 繰延税金資産償却16億ポンド
– 配当アクセス株初回支払い3億2千万ポンド
リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く (2) リストラ費用、問題行為・訴訟関連費用、為替効果、無形資産償却費用を除く
19
2014年度&2014年第4四半期の業績 – バランスシート
通期
一株あたり正味有形資本 (ペンス)
有形自己資本 (10億ポンド)
2014年度末
2014年
第3四半期末
対比 (%)
2013年
第4四半期末
対比 (%)
387p
44
+0%
+0%
+7%
+8%
顧客向け残高 (10億ポンド)
ファンデッド資産
697
(5%)
(6%)
総貸出金 (1)
394
+0%
+1%
顧客からの預金 (1)
415
+2%
+0%
95%
(200bps)
+100bps
112%
+10ppts
+10ppts
151
+6%
+3%
940
(12%)
(13%)
4.2%
+30bps
+80bps
40
11.2%
356
390
(3%)
+40bps
(7%)
+8%
+260bps
(17%)
流動性および調達
預貸率(%)
流動性カバレッジ比率(%)
流動性ポートフォリオ(10億ポンド)
自己資本およびレバレッジ
レバレッジ・エクスポージャ(10億ポンド)
レバレッジ比率(%)
中核的T1自己資本(10億ポンド)
中核的T1自己資本比率(%)
リスク加重資産(2) (10億ポンド)
リスク加重資産相当額 (3) (10億ポンド)
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
一株あたり正味有形資本は387ペンス、第3四半期対
比で1ペンス減少、前年同期比では24ペンス上昇
ƒ
コーポレート&インスティテューショナル・バンキング部
門およびRBSキャピタルレゾリューションの資産圧縮を
主因として、リスク加重資産が比率にして17.1%にあた
る730億ポンド縮小
ƒ
総貸出金に占める不良債権 (4) の割合は9.4%から
6.8%に260bps減少
ƒ
デレバレッジが良好な進捗を続け、中核的T1自己資本
比率は260bps上昇して11.2%に
ƒ
ƒ
レバレッジ比率は80bps上昇して4.2%に
融資増加の初期サイン顕在
‒
‒
ƒ
モーゲージ融資残高は39億ポンド(+4%)増加。
新規モーゲージ融資はグロスで37%上昇の197億
ポンド発行
中小企業向け新規融資はグロスで103億ポンド発行
長期シニアベイルイン債(TLAC総損失吸収資本)発行
による調達増加を受け、最高100%としていた預貸率の
目標値を105~110%に改訂
(1) 売却対象資産グループに入っているシチズンズが含まれる。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値。 (3) リスク加重資産相当額
(RWAe)は部門毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク
加重資産と見なし算出し直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。 (4) 不良債権= RBSが公表している貸出におけ
るリスク要素(REiL)。
20
英国個人&個人事業向けバンキング部門
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
2013年
第4四半期
対比 (%)
6,037
+4%
1,532
+3%
営業費用 (1)
(3,299)
(3%)
(866)
(9%)
リストラ費用
(102)
(55%)
(18)
(74%)
問題行為・訴訟関連費用
(918)
+7%
(650)
+44%
(減損損失) / リカバリー
(268)
(47%)
(41)
営業利益 / (損失)
1,450
+77%
純金利マージン(NIM)
3.68%
総貸出金に占める
減損損失の割合%
通期 (百万ポンド)
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
収益・営業費用双方からもたらされたポジティブ効果
に減損損失の大幅減少が加わり、営業利益が前年
度対比77%改善
ƒ
純金利マージン(NIM)は、預金マージン改善を主因
に、12bps拡大の3.68%に
(62%)
ƒ
フルタイム従業員7%削減により営業費用が低減
(43)
(48%)
ƒ
新規デフォルト発生に伴う償却額の低下と引当金の
戻しが作用し、減損損失はネットで47%減少
3.74%
+12bps
ƒ
ƒ
モーゲージ融資のグロス発行額は37%増加
+12bps
21bps
(19bps)
13bps
(21bps)
株主資本利益率(RoE)
19.4%
+10ppts
(2.5%)
+2ppts
ƒ
リスク加重資産は、事業ミックスの変化と資産内容改
善を反映し、14%減少して430億ポンドに
費用対収益比率
71.5%
(6ppts)
100.1%
+2ppts
総収益
重要指標
バランスシート (10億ポンド) 2014年度末 2013年度末
リスク加重資産 (2)
43
リスク加重資産相当額 (3)
47
50
モーゲージ市場におけるシェアは10%;残高ベースで
のシェア8%も拡大継続
2013年度末対
比 (%)
(14%)
(1) リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値。 (3) リスク加重資産相当額(RWAe)は部門
毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている項目にマルティプライヤーを適用してリスク加重資産と見なし算出し
直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。
21
アルスターバンク
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
2013年
第4四半期
対比 (%)
830
(3%)
204
+1%
営業費用 (1)
(586)
+4%
(162)
+10%
リストラ費用
(22)
(44%)
4
(133%)
19
(121%)
19
(129%)
リカバリー
365
nm
104
nm
営業利益
606
nm
169
2.27%
+39bps
(148bps)
株主資本利益率(RoE)
費用対収益比率
通期 (百万ポンド)
総収益
問題行為・訴訟関連費用
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
2014年度の営業利益は6億6百万ドルとなり、2008
年以来初の黒字化。2013年度中には18億ポンドの
減損損失が発生したが、2014年度には減損損失の
戻しがネットで3億6500万ポンド発生
ƒ
純金利マージン(NIM)は、預金マージン改善を主因
に前年対比39bps拡大
nm
ƒ
フルタイム従業員と保有する不動産をともに縮小し
たが、規制課徴金その他費用の増加で相殺
2.14%
+10bps
ƒ
不動産価値の上昇と積極的な債務管理が減損損
失の改善に寄与
(713bps)
(168bps)
(1528bps)
16.1%
+49ppts
20.1%
+118ppts
71.0%
(10ppts)
68.1%
(43ppts)
重要指標
純金利マージン(NIM)
総貸出金に占める
減損損失の割合%
バランスシート (10億ポンド) 2014年度末 2013年度末
リスク加重資産 (2)
24
リスク加重資産相当額 (3)
22
28
2014年度末対
比 (%)
(16%)
リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値。 (3) リスク加重資産相当額(RWAe)は部
門毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク加重資産と見なし算
出し直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。
(1)
注:2014年1月に実行された44億ポンドのグロス資産(貸倒引当金を除く)のRBSキャピタルレゾリューションへの移管が、前年対比数値に大きく影響している点に留意。
22
コマーシャルバンキング
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
2013年
第4四半期
対比 (%)
3,210
+2%
831
+2%
営業費用 (1)
(1,639)
(2%)
(475)
(1%)
リストラ費用
(93)
+69%
(13)
(13%)
問題行為・訴訟関連費用
(112)
(55%)
(62)
(72%)
(減損損失) / リカバリー
(76)
(88%)
(33)
(88%)
1,290
+143%
248
(239%)
通期 (百万ポンド)
総収益
営業利益 / (損失)
重要指標
2.74%
+10bps
2.77%
+1bps
9bps
(68bps)
15bps
(115bps)
株主資本利益率(RoE)
12.6%
+8ppts
9.6%
+16ppts
費用対収益比率
57.4%
(5ppts)
66.2%
(22ppts)
純金利マージン(NIM)
総貸出金に占める
減損損失の割合%
バランスシート(10億ポンド)
2014年度末 2013年度末
リスク加重資産(2)
64
リスク加重資産相当額(3)
70
62
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
減損損失額がネットで減少したのに加え費用低下
と収益増加が功を奏し、営業利益は143%上昇
ƒ
純金利マージン(NIM)は、預金マージン改善を主
因に10bps拡大の2.74%に
ƒ
ƒ
費用減と収益増の両面合わせて4%改善
ƒ
商業用不動産向け貸出金の増加分30億ポンド
(5%)を除いても、貸出金はグロスで11億ポンド
(1%)増加
2014年度中に減損対象となった事業体がほとんど
なく、過去の償却分の戻りが発生する可能性を含
む先もあり、減損環境は良好
2013年度末
対比 (%)
+4%
リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値。 (3) リスク加重資産相当額(RWAe)は部門毎
に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク加重資産と見なし算出し直
した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。
(1)
23
プライベートバンキング
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
国際プライベート
バンキング (5)
2014年度
総収益
1,082
+0%
267
230
営業費用 (1)
(828)
(5%)
(228)
(257)(4)
リストラ費用
(18)
(33%)
(8)
問題行為・訴訟関連費用
(90)
(56%)
(90)
(減損損失) / リカバリー
4
(114%)
0
-
150
(346%)
(59)
(27)
通期 (百万ポンド)
営業利益 / (損失)
重要指標
純金利マージン(NIM)
3.71%
+24bps
3.74%
総貸出金に占める
減損損失の割合%
(2bps)
(20bps)
0bps
-
7.8%
+11ppts
(12.5%)
nm
86.5%
(16ppts)
122.1%
111.7%
2013年度末
対比 (%)
国際プライベート
バンキング (5)
2014年度末
(4%)
3
株主資本利益率(RoE)
費用対収益比率
バランスシート(10億ポンド)
2014年度末 2013年度末
リスク加重資産 (2)
12
リスク加重資産相当額 (3)
12
12
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
経費の低減と減損損失がネットで戻りに転じたため、
営業利益が前年比2億1100万ポンド増
ƒ
預金のリプライシング戦略で純金利マージンは
24bps拡大し3.71%に
ƒ
非金利収入は国外顧客との投資取引全般が低調
だったため7%減
ƒ
テクノロジー関連費用の減少と高維持費のオフィス
等から撤退したことにより営業費用を5%低減
ƒ
国際プライベートバンキング業務売却が予定に沿っ
て進捗 (6)
ƒ
継続させるプライベートバンキング業務(国外除く)
の2014年度調整株主資本利益率(RoE)は19%
(1)リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値。 (3) リスク加重資産相当額(RWAe)は部門毎に配分
された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク加重資産と見なし算出し直した分を加える
ことにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。 (4) 国外プライベートバンキング業務の営業費用総額(リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用含む)
(5) イギリス諸島の外でのプライベートバンキングおよびウェルスマネージメント事業を指し、ほとんどの事業が現在撤退中。 (6) 顧客との主たるリレーションシップがイギリス諸島の外にあるプライベート
バンキングおよびウェルスマネージメント業務。
24
コーポレート&インスティテューショナル・バンキング
2014年度
2013年度
対比 (%)
2014年
第4四半期
2013年
第4四半期
対比 (%)
3,949
(21%)
691
(34%)
営業費用 (1)
(3,561)
(22%)
(822)
(40%)
リストラ費用
(295)
+46%
(88)
(980%)
問題行為・訴訟関連費用
(994)
(59%)
(382)
(80%)
(減損損失) / リカバリー
9
(101%)
(42)
(90%)
(892)
(69%)
(643)
(76%)
純金利マージン(NIM)
0.99%
+19bps
1.11%
+14bps
総貸出金に占める
減損損失の割合%
(1bps)
(100bps)
23bps
(225bps)
株主資本利益率(RoE)
(4.2%)
+9ppts
(13.6%)
+40ppts
費用対収益比率
122.8%
(21ppts)
187.0%
(127ppts)
2014年度末
2013年度末
2013年度末
対比 (%)
リスク加重資産 (2)
107
147
(27%)
リスク加重資産相当額 (3)
109
通期 (百万ポンド)
総収益
営業利益 / (損失)
2013年度対比でみた2014年度の業績
ƒ
リスク加重資産の大幅圧縮(27%)とリスク量
削減に見合った幅で収益が21%減少
ƒ
事業フロントとサポート両部署でのコスト節減
に引き続き注力した結果、調整後費用は10
億ポンド(22%)減少
ƒ
2013年度はRBSキャピタルレゾリューション
設立に伴う多額の損失含む6億8千万ポンド
の減損損失が計上されたのに対し、2014年
度は貸倒引当金の繰入必要額の減少と新規
の減損損失発生低減を受け、9百万ポンドの
損失の戻し(リカバリー)が発生
ƒ
事業再編が良好に進捗 - 2014年度は米国
での証券化プロダクツの解消が顕著に進み、
リスク量を全般に減少させたことも作用し、リ
スク加重資産が400億ポンド(27%) 縮小
重要指標
バランスシート (10億ポンド)
(1)リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) 2013年リスク加重資産は2014年1月1日時点のバーゼル3完全適用ベースを用いた数値 (3) 見なし計算によるリスク加重資産相当額
(RWAe)は部門毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法。RWAeは、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク加
重資産と見なし算出し直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。
25
RBSキャピタルレゾリューション
2014年度
2014年
第4四半期
2014年
第3四半期
対比 (%)
45
(185)
(252%)
営業費用 (1)
(356)
(95)
+12%
リストラ費用
(7)
(3)
(25%)
0
0
-
(減損損失) / リカバリー
1,306
681
+13%
営業利益 / (損失)
988
398
(38%)
2014年度末
2014年1月1日
時点対比 (%)
ファンデッド資産
14.9
(48%)
貸出におけるリスク要素
15.4
(36%)
71.0%
+2.4%
リスク加重資産
22
(53%)
リスク加重資産相当額 (2)
27
(58%)
通期 (百万ポンド)
総収益
問題行為・訴訟関連費用
バランスシート (10億ポンド)
貸倒引当率
コメント
ƒ
資産売却と返済を進めたことで、ファンデッド資
産は140億ポンド(48%)、リスク加重資産相当
額(2)は380億ポンド(58%)、それぞれ縮小
ƒ
営業利益10億ポンドは主に減損損失の戻り(リ
カバリー)と、特にアイルランドでの市況好転に
より売却価格が上昇したことが背景
ƒ
目標時期の一年前倒しにあたる2015年度末
迄に、ランダウン完了が視野に
(1)リストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を除く。 (2) リスク加重資産相当額(RWAe)は部門毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク
加重資産に、規制で控除されている資産にマルティプライヤーを適用してリスク加重資産と見なし算出し直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方
を一貫した方法で算出した額。
26
2014年度対比でみた2015年度の見通し
(1)
ƒ
中核となる英国及びアイルランドでの事業は引き続き順調ながら、逆風は残る
ƒ
事業再編中のコーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門は、現段階ではコスト削減
効果を上回るペースで収益が大幅低下する見込み
ƒ
コスト削減目標値8億ポンド (1)
ƒ
アルスターおよびRBSキャピタルレゾリューションから発生した多額の減損損失の戻り(リカバ
リー)は再発しない見込み
ƒ
問題行為・訴訟関連費用は大幅増の可能性あり
ƒ
中核となる銀行事業の改編に伴う費用、ウィリアムズ&グリンの事業撤退、コーポレート&インス
ティテューショナル・バンキング部門の事業再編、および独立銀行委員会(ICB)関連費用等が一
斉に発生するため、リストラ費用は大幅増となる見込み
ƒ
RBSキャピタルレゾリューションのランダウン、コーポレート&インスティテューショナル・バンキング
部門縮小、およびシチズンズのリスク加重資産の一部非連結化が作用して、リスク加重資産の目
標総額は3,000億ポンド以下に
リストラ費用、問題行為・訴訟関連費用、無形資産償却費用、およびシチズンズ・フィナンシャル・グループとウィリアムズ&グリンの営業費用を除く。 (2) 3,000億ポンドはシチズンズの一部連結を想定した数値
27
継続対象となる事業内容
継続対象事業の内容
(2014年度プロフォーマ)
事業撤退グループの状況
(2014年度プロフォーマ)
個人&個人
事業向け
バンキング
部門 (1)
コマーシャ
ル&
プライベート
バンキング
部門 (2)
コーポレート&
インスティ
テューショナ
ル・バンキン
グ部門
(継続事業)
その他
継続事業 (3)
継続事業
合計
6.0
4.1
2.0
-
12.1
1.9
0.2
(3.5)
(2.2)
(1.8)
(0.1)
(7.6)
(1.8)
減損損失
0.2
(0.1)
-
0.1
0.2
調整後
営業利益 (5)
2.7
1.8
0.3
(0.2)
サードパーティ
資産
142
104
169
リスク加重資産
56
74
調整株主資本
利益率 (%) (6)
28%
15%
(10億ポンド)
総収益
調整後費用
コーポレート
&インスティ
国際
テューショナ プライベート ウィリアムズ
&グリン (4)
ル・バンキン バンキング
グ部門(非継
業務
続事業)
RBS
全体
シチズンズ
RBS
キャピタル
レゾリュー
ション
その他
投資
事業撤退
グループ
合計
0.9
3.1
-
-
6.1
18.2
(0.2)
(0.4)
(2.0)
(0.4)
-
(4.8)
(12.4)
-
-
(0.1)
(0.2)
1.3
-
1.0
1.2
4.6
0.1
-
0.4
0.9
1.0
-
2.4
7.0
87
502
72
6
20
81
15
1
195
697
46
10
186
61
2
11
68
22
6
170
356
nm
Nm
13%
nm
(5%)
nm
8%
nm
nm
8%
10%
個人&個人事業向けバンキング部門合計にはウィリアムズ&グリンは含まれていない。 (2) コマーシャル&プライベートバンキング部門合計には国際プライベートバンキングは含まれていない。
その他継続事業は流動性ポートフォリオを手掛けるセンター管理部門が主として含まれる。 (4) 銀行単体としての費用ベース、調達および自己資本の状況は反映されていない。 (5) リストラ費
用および問題行為関連費用を除く。 (6) セグメントごとの調整株主資本利益率はリストラ費用および問題行為・訴訟関連費用を含まず、名目税率は25%、当該セグメントのリスク加重資産の12%
相当が資本金と想定して算出。RBS全体の調整株主資本利益率はリストラ費用および問題行為・訴訟関連、自社債公正価額調整、自社債売却利益、のれん代償却、戦略的売却、非継続事業
およびRFS(ジョイントベンチャー)少数株主持ち分を除き、優先株式配当を含み、名目税率25%を想定して算出。同レシオはRBSの有形自己資本を用いて算出。
(1)
(3)
28
コーポレート&インスティテューショナル・
バンキング部門の将来図
2014年度
現 状
地 域
継続事業
非戦略的事業
リスク加重資産
収 益
リスク加重資産
収 益
リスク加重資産
収 益
(10億ポンド)
(百万ポンド)
(10億ポンド)
(百万ポンド)
(10億ポンド)
(百万ポンド)
英国 / 欧州(1)
71
2,488
34
1,630
37
858
米国 (2)
24
974
11
274
14
700
アジアパシフィック
12
487
2
111
10
376
107
3,949
46
2,015
61
1,934
合計
38
国の数
ƒ
13
25
税前リストラ費用および資産売却に伴う費用25億~35億ポンドが将来追加的に発生
(1)
ヨーロッパ・中東・アフリカ地域
(2)
北米地域
(3)
2014年度数値の概数
29
負の遺産整理縮小の軌跡
米国証券化プロダクツのランダウン
リスク加重資産、10億ポンド
RBSキャピタルレゾリューションのランダウン
リスク加重資産相当額、10億ポンド
-79%
-58%
65
19
38
15
27
4
2013年度末
米国証券化
プロダクツ圧縮
2014年度末
2014年
1月1日時点
RBSキャピタル
レゾリューション
のランダウン
2014年度末
30
その他問題資産プールの資産価値管理
ポートフォリオ /
投資資産
2014年度末 2014年度末
リスク加重 ファンデッド
資産
資産
(10億ポンド)
継続事業
コマーシャル&プライ
ベートバンキング部門
の問題資産ブック
アルスター
– 問題絡みの
トラッカーモーゲージ
12
(リスク加重資
産相当額)
11
残存期間 /
満期
コメント
5年以上(1)
ƒ 問題資産、低マージン、あるいは所要キャピ
タルが多額にかかる資産(商業用不動産含
む)のプール
ƒ リターン改善を目指した戦略の迅速化、
あるいは撤退・売却処理を加速
約20年(2)
ƒ 現在は減損損失の戻しから益が出ているが
純金利マージン(NIM)は低水準 (1%)(4)
ƒ ローン売却を除き年間7億ポンドのペースで
ファンデッド資産縮小
(10億ポンド)
15
11
非戦略事業
RBSキャピタル
レゾリューション
22
15
その他投資資産
6
1
合計
39
43
2019年度末まで ƒ 2015年度末迄に、RBSキャピタルレゾリュー
ション設立時の残高の約15%(ファンデッド
に75%ランオフ
資産で60億ポンド程度)まで縮小を目指す
n/a(3)
ƒ 時間経過に沿って順次撤退予定
(1) ブック全体の35%は残存期間5年以下、65%が残存期間5年以上だが、長期資産には住宅協会融資および満期が長期のデリバティブなど超長期の残存期間を持つ資産も含まれている。 (2) 契
約ベース (3) 株式投資 – 満期日なし (4) 3か月Euriborを基準金利として1%のマージン
31
適正な資本バッファー:現時点における査定
中核的T1自己資本比率目標値とMDA(最大分配可能額)トリガー(%)
11.2
2014年第4四半期
におけるトリガーま
での限界分(最高分
配可能額)(5)
4.2
10.5
13.0
2.5
トリガーまでの
限界分(最高分
配可能額) (5)
1.5
7.5
0.4
0.6
2.0
な規
段階的
制適用
(1)
2.5
(2)
2.0
10.5
(4)
7.0
システム上重要なグローバル銀行(G-SIB)対応
4.5
資本保全バッファー
4.5
第2の柱A対応(最低年に一度改訂)
第1の柱対応最低自己資本所要水準
2014年
第4四半期
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
2016年順次適用開始
時のMDA推定値
2019年完全適用
時のMDA推定値
経営上の中核
的T1自己資本 (3)
比率目標値
RBSグループの第2の柱A対応中核的T1自己資本所要水準は2015年1月1日時点でリスク加重資産の2%。第2の柱Aガイダンスはプルーデンス規制機構(PRA)が適正ルール全体を満たす上
で各金融機関に必要と見なす自己資本の水準を適時査定するもので、その水準は最低年に一度の査定と監督当局による見直しの結果に基づき将来変更される可能性がある。
本図表に於いては、第2の柱A適応自己資本所要水準は一定値のまま推移すると想定しているが、実際の所要水準は最低年に一度の見直しの結果で今後変更される可能性がある。
コーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門のリストラ期間中の中核的T1自己資本比率は13%として算出。
2014年1月1日以降の中核的T1自己資本所要最低水準は、プルーデンス規制機構(PRA)の規制監督条項SS3/13の提示に基づき、資本要求規則(CRR)における定義を完全適用したベース
で7%。
限界分(最高分配可能額)は将来変更される可能性があり、本図表で示される数値より少額になり得る。
本プレゼンテーションは、金融安定理事会(FSB)がシステム上重要なグローバル銀行(G-SIB)向けに策定した総損失吸収可能資本(TLAC)所要額に関する提案事項のRBSによる現時点解
釈を前提としている。総損失吸収可能資本に関わる詳細は現在審議中。 2015年末迄に金融安定理事会(FSB)による最終決定が見込まれ、2019年1月1日迄に規制適用開始の予定。総損失
吸収可能資本の要求事項を満たせない場合、自己資本バッファーが減少し最高分配可能額に制限がかかる。発表済みの事業再編計画やバランスシート圧縮等のRBS事業変革プランには高
度の不確実性が伴うが、そこから生じる影響は本図表では考慮されていない。
32
余剰資本の配分予定
ƒ 中核的T1自己資本比率の目標値を13%かそれ以上に設定
ƒ プルーデンス規制機構(PRA)の認可が必要
ƒ 認可申請前に達成すべき点:
- 持続可能な収益性への確信
- ストレステスト結果の改善―リスクアペタイトを抑えたオペレーション
- 問題行為・訴訟関連費用が峠を越した状態
- 最低20億ポンドの中核的T1自己資本の追加発行
ƒ 配当アクセス株の最終支払い(11億8千万ポンド)実行
33
サマリー
2014年度目標を見事に達成
ひとつの節目を迎えたことで、2015年度から2019年度にかけての戦略実行を加
速邁進させる足場が固まる
不正行為・訴訟関連の未解決事案の対処に向けて、より確かな立ち位置
事業再編プラン実現に自信 ― より筋肉質で強靭な良質の銀行をめざしプラン実
行加速へ
中核的T1自己資本比率13%とその他の計画目標が達成されれば、余剰資本分
を株主に分配予定 (1)
(1)
プルーデンス規制機構(PRA)の認可を要する
34
質疑応答
補足資料
独立銀行委員会(ICB)ルールに則った将来組織図 (1)
RBS グループ ピーエルシー
リングフェンシングルール適用銀行
リングフェンシング
ルール適用外の
コーポレート&イン
スティテューショナ
ル・バンキング (2)
リングフェンシング
ルール適用外の
スコットランド
以外の英国
スコットランド
„
„
ロイヤルバンクオ
ブスコットランド
(スコットランド内の
顧客)
アダム&カンパニー
„
ナットウェスト
„
クーツ
„
ロンバード
„
アルスターバンク
エヌアイ
リスク加重資産の8割程度
(1)
RBS国際銀行 (2)
アイルランド
„
アルスターバンク
アール オー アイ
„
RBS インターナショナル
„
アイルオブマンバンク
リスク加重資産の5%程度
„
RBS ピーエルシー
法人組織 (3)
リスク加重資産の15%程度
独立銀行委員会(ICB)ルールに則った将来組織図は2015年1月6日にプルーデンス規制機構(PRA)に提出した予備的計画を一部含んでおり、以下の3点の状況その他の事項に従い当
該計画は変更される可能性がある。(i) プルーデンス規制機構(PRA)との協議やリングフェンシング法あるいはPRAによるルールの最終決定を受け、更に分析を進め変更される可能性、
(ii) すべての関連規制およびその他認可、 (iii) 従業員との協議手順 (2) リングフェンシングルール適用外の銀行 (3) リングフェンシングルール適用外の業務のほとんどはRBSピーエル
シーの管轄となるが、これら業務には主としてマーケッツ事業(金利・為替・DCM)とコーポレート業務の一部、および米国のブローカーディーラーであるRBS証券が含まれる。
37
損失吸収可能資本(TLAC)の将来の所要水準
RBSに課せられる可能性のある損失吸収可能資本(TLAC)の例 (1)
自己資本総所要
水準の推定値
20~24% (4)
損失吸収可
能資本
(TLAC)
16-20%
中核的T1自己資本(CET1)裁量バッファー
CET1 システム上重要なグローバル銀行(G-SIB)対応 1.5%
CET1 資本保全バッファー
2.5%
損失吸収可能資本(TLAC)適格債券
4-8%
„
シングル・ポイント・オブ・エントリー -2012年以降RBS
グループピーエルシーが発行体となりおよそ70億ポン
ドの資本証券発行
„
損失吸収可能資本(TLAC)の水準20%を満たすため、
2015~2019年度に年間およそ30~50億ポンドの資本
証券発行必要の可能性 (3)
„
追加的ティア1(AT1)資本所要額としておよそ
40~50億ポンドをターゲットに (3)
- そのうち20億ポンドの追加的ティア1(AT1)資本を
2015年度中に発行予定
ティア2資本 ~3.0%
追加的ティア1資本 ~2.0%
CET1 第2の柱A対応 2.0% (2)
中核的T1自己資本(CET1)第1の柱対応
4.5%
(1)
(2)
(3)
(4)
システム上重要なグローバル銀行(GSIB)向けの提案事項に対しRBSによる現時点解釈に基づく。本件は2015年末迄に金融安定理事会(FSB)による最終決定が見込まれ、2019年1月1
日迄に規制適用開始の予定。
RBSグループの第2の柱A対応中核的T1自己資本所要水準は2015年1月1日時点のリスク加重資産の2%。第2の柱Aガイダンスはプルーデンス規制機構(PRA)が適正ルール全体を満た
す上で各金融機関に必要と見なす自己資本水準を適時査定するもので、その水準は最低年に一度の査定と監督当局による見直しの結果に基づき将来変更される可能性がある。本図表
においては、第2の柱A対応自己資本所要水準は一定値のまま推移するとの想定で示しているが、実際の所要水準は最低年に一度の見直しの結果に従い今後変更される可能性がある。
事業再編計画やバランスシート圧縮等を含むRBS事業変革計画には高度の不確実性が伴うが、そこから生じる影響は本図表には考慮されていない。
事業再編計画やバランスシート圧縮プログラム等を含むRBS事業変革計画がつつがなく開始・実行されると想定
プルーデンス規制機構(PRA)対応自己資本バッファー(第2の柱B)は、システム上重要なグローバル銀行(G-SIB)対応分および資本保全バッファーを上回ることなく、またカウンターシクリ
カル資本バッファー所要水準は少額と想定。いずれの所要水準も今後変更される可能性がある。
38
リターンの透明性改善
部門別株主資本利益率のアップデート
個人&個人
事業向け
バンキング
部門
コマーシャ
ル&プライ
ベートバン
キング部門
コーポレー
ト&インス
ティテュー
ショナル・バ
ンキング
部門
シチズンズ
RBSキャ
ピタルレ
ゾリュー
ション
その他
RBS
全社合計
2014年度実績
リスク加重資産(10億ポンド)
66.6
75.5
107.1
68.4
22.0
16.3
355.9
有形分配株主資本(10億ポンド)(2)
8.0
9.1
12.9
8.2
2.6
2.0
44.4
17.5%
11.9%
(4.2%)
6.6%
nm
nm
(8.0%)
有形株主資本利益率:2014年度開示数値 (%)
[x]
中核的T1自己資本の新規目標値をベースに算出した2014年度数値
リスク加重資産相当額 (1)(10億ポンド)
68.9
81.4
108.9
68.6
27.3
有形分配株主資本(10億ポンド)(3)
9.0
10.6
14.2
8.9
3.5
15.7%
9.0%
(4.8%)
6.1%
nm
有形株主資本利益率:2014年度新数値 (4)
[x]
(1) リスク加重資産相当額(RWAe)は部門毎に配分された資本キャピタル量を計測する内部向け手法で、規制で定められたリスク加重資産に、規制で控除されている項目にマルティプライヤーを適用してリスク
加重資産と見なし算出し直した分を加えることにより、稼働資産および不稼働資産のエクスポージャ双方を一貫した方法で算出した額。 (2) リスク加重資産の12%を想定 (3) リスク加重資産相当額の13%を中核
的T1自己資本の目標値に想定 (4) 2015年第1四半期から事業部門別株主資本利益率(セグメントRoE)は優先株配当を調整し税引後営業利益を平均名目株主資本(月次平均リスク加重資産相当額の13%)
で割って算出する。
39
問題行為および訴訟関連
FY14 provision
引当金
百万ポンド
2,568
規制・法務関連 (1)
返済保障保険
2014年度
ネット繰入額
2014年
第4四半期
ネット繰入額
703
381
„ 現在の月次保障額のおよそ17か月分相当をカバーする
引当金残高。保険のクレームが減少・消滅する期間は
従来想定より長期を要する見込み。
金利ヘッジング
„ 経費増と補償件数の若干の増加を反映。すべての案件
の補填内容と対応について独立審査員と合意済み。
為替
799
返済保障保険
650
400
„ 金融行動監視機構(FCA)および米国商品先物取引委
員会(US CFTC)と4億ポンドの支払いで11月に合意
„ その他の政府関係および規制当局との協議続行
スワップ
424
185
85
„ 今後発生する支払いおよび損失補填については、タイミ
ング・額ともに不確実
米国住宅ローン担保証券(RMBS)
為替
320
720
320
„ RMBS関連訴訟への対処を続行、米連邦住宅金融局
(FHFA)およびその他該当する重要事案は未解決
その他
„ 英国プライベートバンキング事業における投資アドバイ
ス業務に関連した引当金を含める
2014年第4四半期末での
問題行為および訴訟関連引当金合計:41億ポンド
(1)
開示資料83ページ(注4)に詳述されたその他規制引当金、訴訟およびその他顧客向け損失補填を含む
40
損益計算書にインパクトを与える項目
百万ポンド
2014年度
2014年第4四半期
149
6
管理部門のリスク管理(国際財務報告基準IFRSによるボラティリティ含む)からの収益
(437)
(322)
英国銀行税 (1) (費用)
(250)
(250)
(1,257)
(563)
うち管理部門のソフトウェア処分費用
(247)
(247)
うちウィリアムズ&グリンのリストラ費用
(378)
(174)
(2,194)
(1,164)
うち返済保障保険の損失補填および関連費用 (1)
(650)
(400)
うち金利ヘッジ商品の損失補填および関連費用 (1)
(185)
(85)
うち為替業務での罰金および訴訟関連費用 (1)
(720)
(320)
(146)
(144)
20
-
(3,486)
(3,885)
(1,625)
(1,549)
調整済み事業パフォーマンスとして計上
管理部門の売却可能資産からの売却益
リストラ費用
リストラ費用
不正行為・訴訟関連費用
不正行為・訴訟関連費用総額 (1)
営業利益後に発生する費用
自社債公正価額調整
自社債償還益
シチズンズ非継続事業関連税引後損失
税金として計上
繰延税金資産償却
(1)
全額事業部門に配分
41
レバレッジ比率 – 重要ドライバー
バーゼル自己資本規制レバレッジ比率、%
+0.8%
4.2%
3.4%
3.7%
2013年度
2014年上半期
2014年度
バーゼル3完全適用ベースの中核的T1自己資本(10億ポンド)
36.8
39.7
40.0
総資産(10億ポンド)
1,028
1,011
1,051
(227)
(217)
(331)
証券ファイナンシング取引
60
77
25
規制上の控除項目及びその他調整項目
(7)
(1)
(1)
デリバティブスの潜在的な将来エクスポージャ
128
102
99
コミットメント未使用分
100
98
96
レバレッジ・エクスポージャ
1,082
1,070
940
デリバティブスのネッティング
42
正味有形資本の推移
2013年度
百万ポンド
2014年第3四半期
発行株式数 一株あたり正味
(百万)
有形資本 (1)
発行株式数 一株あたり正味
(百万)
有形資本 (1)
363ペンス
44,345
(3,470)
(30ペンス)
(5,791)
(51ペンス)
4,517
+40ペンス
4,305
+38ペンス
売却可能資産価値の上振れ
616
+5ペンス
127
+1ペンス
株式発行からのプロシード
548
為替リザーブ増減
191
+2ペンス
319
+3ペンス
キャッシュフロー・ヘッジ・リザーブ
1,079
+9ペンス
738
+6ペンス
その他 (2)
(195)
(2ペンス)
162
+2ペンス
正味有形資本 期初残高
帰属利益 開示数値
シチズンズ及び無形資産償却費用
41,082
百万ポンド
11,303
163
163
2014年度
正味有形資本 期末残高
(1)
44,368
11,466
11,303
388ペンス
45
2014年第4四半期
387ペンス
44,368
11,466
387ペンス
正味有形資本は普通株およびB株を含む (2) その他リザーブ増減には無形資産を含む
43
RBSキャピタルレゾリューションの資産内訳および
当該引当金の状況
2014年12月31日時点の資産内訳
マーケッツ部門
セクターごとの貸倒引当金の状況
アルスターバンク
証券化プロダクツ: 18億ポンド
商業用不動産投資: 12億ポンド
新興国市場: 5億ポンド
グロス貸出金 貸倒引当金
商業用不動産開発: 7億ポンド
合計: 23億ポンド
その他企業融資: 7億ポンド
合計: 26億ポンド
2014年12月31日時点
不良債権
グロス貸出金
(REIL)に対す
に対する貸倒
る貸倒引当金
引当金の割合
の割合
10億ポンド
10億ポンド
%
%
- 投資
6.2
2.8
57
45
- 開発
6.4
5.3
85
83
資産ファイナンス
2.3
0.4
44
17
その他企業融資
7.0
2.4
71
34
21.9
10.9
71
50
セクター:
15%
商業用不動産
18%
ファンデッド資産
149億ポンド(1)
39%
コーポレート部門
証券化ファイナンス: 17億ポンド
海運業: 18億ポンド
その他企業融資: 23億ポンド
合計: 58億ポンド
28%
RBSキャピタル
レゾリューション合計
不動産ファイナンス
英国: 25億ポンド
ドイツ: 4億ポンド
スペイン: 5億ポンド
その他: 8億ポンド
合計: 42億ポンド
商業用不動産合計(不動産ファイナンスおよびアルスターバンク) : 61億ポンド
(2)
(1)
ファンデッド資産は、デリバティブを除き、バランスシート上の貸倒引当金ネット後
(2)
投資プロパティ16億ポンドおよびその他資産を含む
44
将来予想に関する記述
本書の一部のセクションには、1995年米国私募証券訴訟改革法で定義されている「将来予想に関する記述」が含まれています。「将来予想に関する記述」は、例えば、「予想」、「推定」、
「予測」、「期待」、「~と思われる」、「~すべき」、「意図」、「計画」、「確率」、「リスク」、「バリューアットリスク(VaR)」、「ターゲット」、「目標」、「目的」、「~する可能性」、「努力」、「見通し」、
「楽観的」、「可能性」、及びこれと同様の表現又はそのバリエーションを含む記述を指します。
本書はとりわけ、RBSグループの変革プラン(新規部門および機能組織変更の実行に関する2013年/2014年の戦略計画、ウィリアムズ&グリンおよびシチズンズの売却案を含むバランス
シート削減プログラムの継続、RBS情報テクノロジーおよび事業投資計画、RBSのコーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門の事業再編案、およびリングフェンス規制導入
に伴う全社組織改編開始を含む)、再建計画、資本計画および戦略プラン、事業売却、資本構築、ポートフォリオ、純金利マージン、自己資本比率とレバレッジ比率、流動性、リスク加重
資産(RWA)、リスク加重資産相当額(RWAe)、第2の柱A、最高配分可能額(MDA)、総損失吸収資本、適格債務最低基準(MREL)、株主資本利益率、収益性、費用対収益比率、レバ
レッジ及び預貸率、資金調達及びリスクプロファイル、訴訟、政府機関や規制機関による調査(金利や為替トレーディング、および金利設定業務に関連する調査を含む)、米国でのモーゲ
ージ又はモーゲージ担保証券のオリジネーション又は販売から発生しRBSが負担する費用又はエクスポージャー、RBSの将来の財務パフォーマンス、今後の減損損失と評価損の水準
及び範囲、政治リスクへのエクスポージャ―、信用格付けリスク、あるいは様々な種類の市場リスク(金利リスク、為替リスク、商品及び株価リスク等)に対するRBSのエクスポージャーに
関連する「将来予想に関する記述」を含んでいますが、内容はこれらの項目だけに限定されません。こうした記述は現時点での計画、推定、予測に基づいており、また、実際の結果が「将
来予想に関する記述」で明示的或いは暗示的に示された将来の結果と大きく乖離してしまう原因を作る固有リスク、不確定要因、その他の要因によっても左右されます。例を挙げると、開
示される市場リスクの一部は、主要なモデルの特性及び前提条件に依存する選択に依存しているため様々な制約を受けます。開示される市場リスクの一部は、その本来の性質から単
なる推定値でしかなく、従って、実際に将来発生する利益及び損失は推定値と大きく異なる場合があります。
RBSの業績および本プレゼンテーションに示された将来予想に関する記述の推定の正確さを損なう原因を作るその他の要因には、開示情報の補足説明5に記述されたリスク要因および
その他の不確実性が含まれます。それら要因には、変革プラン実行に伴う多大なリスク、変革プランに提示された様々なイニシアチブ実行を成功させるRBSの能力、特にウィリアムズ&
グリンおよびシチズンズファイナンスグループに残存する投資の売却を含むバランスシート削減プログラム、コーポレート&インスティテューショナル・バンキング部門の事業再編案、およ
びリングフェンス規制導入に伴う全社組織の大幅改編、RBSが持続能力と競争力を有し顧客中心かつ収益性の高い事業体として改革プラン実行後に再出発可能か、事業サイズ縮小の
成功に左右される自己資本目標値をRBSが達成する能力、リングフェンス規制導入に際する費用と複雑性及び規制導入がもたらす可能性のある悪影響の度合い、情報テクノロジーと業
務インフラ及びシステムに対し行われた多額の投資からの利得が実現できないリスク、変革プラン実行に関わる大幅な変化や複雑性及び費用、競争激化に加え英国に事業を再集中さ
せる中で顧客層維持および収入確保能力が低下し収益が減少するリスクが含まれます。これらの他にも、資質ある従業員を引き付け維持するためのRBSの能力、RBSが現在直面する
法律上・規制上あるいは政府による措置および調査結果に関する不確実性および不利な結果に至った際に生じ得る多大な悪影響、RBSが事業する環境下での規制当局あるいは政府
機関による監視強化と規制強化、 2015年5月に行われる英国選挙の結果英国の欧州連合所属をめぐる国民投票の可能性を含む新政権の政策がRBSにもたらす影響の不確実性、
RBSの事業に内在し変革プラン実行に伴い増加する可能性のあるオペレーショナルリスク、グローバル経済や金融市場およびその他のグローバルリスクの実態あるいはパーセプション
がRBSの事業に悪影響をもたらす可能性、RBSが徐々に英国に事業の焦点を移管させるに伴い英国での事業展開から受ける影響がどう増幅するか、欧州連合内部の経済圏の弱体化
とユーロ圏内諸国の一部の国々で高まるデフォルト可能性に対するエクスポージャから発生する不確実性、国庫補助リストラ計画の一部として公表済みあるいは要求される一部資産お
よび事業売却を含む国庫補助再編計画の導入から生じるリスク、自己資本およびコスト削減の目標達成、自己資本の効果的管理の失敗あるいは規制上要求される自己資本および流
動性の適正水準への変化、必要時に十分な自己資本・流動性・調達源にアクセスできる能力、価格の落ち込んだ資産のバリュエーションから発生する将来の評価損と減損損失の程度、
RBSが購入するクレジットプロテクションの価値と有効性、金利・イールドカーブ・外国為替レート・信用スプレッド・債券価格・コモディティ価格・株価及びべーシス・ボラティリティ及び相関
性リスクの予期せぬ変動、RBSの信用格付の変更、公正価額で計上された金融商品の評価額の変化、銀行業界における競争及び統合、規制又は法律の改正(RBSの再編を義務付け
る内容を含む)、中央銀行及びその他政府機関・規制機関の金融政策及び金利政策の変更、英国及び外国の法律・規制・会計基準・税制の変更、のれん代の減損損失、RBSの業務が
高度に依存している情報テクノロジーシステムと増加するサイバーセキュリティ上の脅威に対するエクスポージャ、RBSの業務に内在するレピュテーションリスク、従業員の不正行為によ
りRBSに損失が発生するリスク、年金基金の不足、RBSグループの繰延税金資産回収能力、英国財務省がRBSの運営に対して行使する影響・制限又は追加要件、英国財務省がRBS
の株主となった結果当グループの活動に課される制限又は追加要件、RBSが前述のリスクをうまく管理できるかといった要因がリスクおよび不確実性に含まれます。
本書に含まれている「将来予想に関する記述」は、本書作成日現在においてのみの記述であり、RBSは当日付以降に発生した事象又は状況を反映させたり、不測の事象の発生を反映
させたりするために、「将来予想に関する記述」を更新することを保証いたしません。
本書で提示された情報・記述・意見は、いかなる管轄地域における公募、又は有価証券や金融商品の販売の申し出や、購入の申し出勧誘、又はかかる有価証券や金融商品に関する助
言や推奨を行うためのものではありません。
本資料は、英文資料である原文を日本語に翻訳したものです。本資料と原文とが異なる場合、常に原文が優先いたしますことをご了承ください。
45