豊高卒業の椿龍憧選手、伝説の柔道家「野村選手」に一本勝ち報告記

豊高卒業の椿龍憧選手、伝説の柔道家「野村選手」に一本勝ち報告記
平成27年10月26日(月)
柔道で男女を通じ、世界でただ一人オリンピック3連覇を果たしたのが、60kg級の「野
村忠宏」選手です。野村選手は、今年8月兵庫県にあった全日本実業個人選手権で、現
役引退を公言していました。その最後の相手となったのが、豊高卒業の椿龍憧(つばき
りゅうどう)選手(23才)です。野村選手と3回戦で対戦し、試合開始26秒、得意の「腰
車」で一本勝ちしました。『憧れの選手と試合できるだけで幸せでした。もう無我夢中
だった』そうです。さらにこの大会で、椿選手は60kg級準優勝を飾りました。
椿選手は、豊栄高校を経て国際武道大学に進み、卒業後は、「地方でも頑張れば勝て
ることを示したい」との思いで、地元企業(新潟綜合警備保障)に就職しました。会社
の仕事をしっかり果たし、週末は母校豊栄高校などで稽古をしています。豊栄高校柔道
関係者は「椿は大学時代より、社会人になってから強くなった」といいます。
165センチの小柄にもかかわらず、正面から組んで一本を取る「正当派柔道」を理想と
し、目標は、日の丸を背負ったオリンピック代表です。伝説の柔道家野村選手を倒した
自分が、その後を継ぎ、世界で活躍したいと燃えています。その関門は、2020年の東京
オリンピック出場に向け、日本代表強化選手になることです。具体的には、11月の「講
道館杯」で勝ち上がることです。豊高初のオリンピック選手誕生に期待したいです。
椿選手の豊栄高校柔道場での練習風景などです。
真っ正面から
の組み手
投げ技の練習
校長室を表敬訪問。
9月28日
得意の寝技