要領 - 医学教育振興財団

英国大学医学部における
臨床実習のための
短期留学要領
平成 27 年度(2016 年実施)
公益財団法人 医学教育振興財団
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留学について
趣旨
日本の大学の医学部学生を、英国の大学の医学部において4週間臨床実習に参加させ、充実
した臨床実習の機会を与える。
資格
・平成 28 年度に医学部の最終学年に進学する学生(現在医学部5年生)であって、IELTS
(International English Language Testing System) Academic Module を受験していること。
・原則として約1年間の臨床実習期間を終了していること。
留学先
次のとおり6大学に派遣する予定。
・ニューキャッスル大学医学部に4名
・ロンドン大学セントジョージ校医学部に4名
・プリマス大学ペニンシュラ医学部に2名
・オックスフォード大学医学部に2名
・グラスゴー大学医学部に4名〔新規〕
・リーズ大学医学部に3名〔新規〕
留学期間
次のとおり約4週間の予定(3 月 25 日(金)は英国の祝日)。
・ニューキャッスル
2016 年 2 月 29 日(月)~3 月 24 日(木)
開始前の金曜日(2 月 26 日)にオリエンテーションがある。
実習内容
・セントジョージ
2016 年 2 月 29 日(月)~3 月 24 日(木)
・プリマス
2016 年 2 月 22 日(月)~3 月 18 日(金)
・オックスフォード
2016 年 2 月 29 日(月)~3 月 24 日(木)
・グラスゴー
2016 年 2 月 29 日(月)~3 月 24 日(木)
・リーズ
2016 年 6 月 6 日(月)~7 月 1 日(金)
面接試験合格後、留学先から提示される科目から希望を提出し、それに基づき留学
先が配属科を決定する。
宿泊施設
留学先又は民間が提供する予定。宿泊費は各自で負担。本年度は調整中。
決まり次第、面接試験合格者に財団又は留学先から連絡する。
費用
・旅費については自己負担。
・滞在費については必要経費を考慮の上、補助金としておよそ 10 万円を支給する。
・ビザ取得を必要とする留学先については、ビザ申請料金を支給する。
・留学先により登録料等が必要な場合がある。
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応募について
募集人数
19名(募集人数は変更されることがある)。1大学2名までを精選の上、推薦すること。
応募書類
下記1~6の書類を必要とする。
1 応募用紙
・用紙は、財団ウェブサイト(http://www.jmef.or.jp)からダウンロードして使用すること。
・手書き不可。
・記入欄は漏れなく正確に記入すること。特に英語表記は注意すること。
・財団ウェブサイト掲載の「記入例」を必ず参照した上で、記入すること。
・IELTS の結果が自宅に未着の場合、スコア欄は未記入でよいが、別紙に受験日及び受験会
場、公益財団法人日本英語検定協会から当財団へ IELTS 成績証明書を直接送付してもらう
手配をした旨記入し、添付すること。
・財団からの連絡には主として E メールを使用する。E メールアドレスは正確かつ明確に
記入すること。記入した E メールアドレスの変更は原則として受け付けない。携帯用アド
レスは不可。
・留学先の記入については、指定の短縮形を用いること(記入例参照)。
・封入不要。折り曲げ厳禁。
2 日本文推薦書:財団理事長宛〔1通〕
・学長又は医学部長からの推薦書で、学業成績、潜在能力、学習態度など、推薦する理由を
明確に記したもの。
・A4 用紙1枚に収めること。
・大学の公印を押印のこと。
・封入不要。折り曲げ厳禁。
3 成績証明書:日本文及び英文〔各1通〕
・応募時点までの全学業成績。
・封入の要・不要は問わない。
4 履歴書:日本文及び英文〔各1通〕
・日本文の用紙は、財団ウェブサイト(http://www.jmef.or.jp)からダウンロードして使用する
こと。市販の用紙や各自で作成したものは認めない。
・日本文は用紙1枚に収めること。証明写真貼付。
・英文は各自で作成のこと。形式自由。但し、用紙サイズは A4 タテ。用紙枚数制限なし。
証明写真貼付任意。
・日本文・英文とも、手書き不可。
・日本文・英文とも、封入不要。折り曲げ厳禁。
5 IELTS 成績証明書
・コピー不可。
・財団へ提出する IELTS 成績証明書については、日本英語検定協会にインターネット又は
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郵送等にて追加成績証明書発行依頼をし、応募締切日(8 月 14 日)までに、財団宛に直接
送付してもらうよう各自手配すること。
送 付 先 名:公益財団法人医学教育振興財団(英語 Japan Medical Education Foundation)
送付先部署:事務局(Jimukyoku)
送付先住所:〒113-0034 東京都文京区湯島1-9-15 御茶ノ水 HY ビル(茶州ビル)7階
(Ochanomizu HY (Chasu) Building 7th Floor, 1-9-15 Yushima, Bunkyo-ku,
Tokyo 113-0034 JAPAN)
・2015 年は 7 月 25 日実施分までに受験のこと。添付の IELTS テスト日程参照。
・応募締切日までに IELTS 成績証明書が財団に届いていない場合には、選考対象としない。
・手続きに関する質問は、各自直接日本英語検定協会 IELTS テストセンターへ問い合わせる
こと。
【IELTS の受験申し込みについて】
・応募者は英検 IELTS のウェブサイト(http://www.eiken.or.jp/ielts)にアクセスして、
Academic Module の受験を申し込むこと(受験料 25,380 円)。
・申し込みの締め切りは受験日の5週間前の午後5時。締め切り日前でも、申し込み者数
が定員に達すると締め切られることがある。早目に受験又は受験申し込みをすること。
【重要】
・本留学生の選考において、応募者の英語の能力については、日本英語検定協会が実施す
る IELTS Academic Module の成績を使用する。
・IELTS 成績証明書の有効期間は受験日から2年間。
・近年、受け入れ大学により英語の能力が厳しく問われている。
オックスフォード大学の応募に関しては、各分野(Listening, Reading, Writing, Speaking)
及び総合評価(Overall Band Score)7.0 を基準とする。留学を希望する学生で、基準に
達していない場合には、応募するまでに IELTS を再受験して基準に到達しておくこと。
6 健康証明書:日本文〔1通〕
・用紙は、財団ウェブサイト(http://www.jmef.or.jp)からダウンロードして使用することがで
きる。受診先機関が異なり用紙が複数になる場合には、なるべく本用紙1枚にまとめるこ
とが望ましい。本用紙を使用しない場合も、各項目漏れなく記入のこと。
・医療機関の印及び医師の個人印が押印してあること。
・健康診断検査項目については、応募時点で半年以内に受診したものであること。
・B型肝炎免疫については、大学入学以降に検査した結果であること。
・B型肝炎のウイルス抗原が陽性の者は応募不可。
・封入不要。折り曲げ厳禁。
応募締切日
2015年8月14日(金)必着。*当日消印は無効。当日持参は可。
応募方法
・応募先: 公益財団法人医学教育振興財団事務局
〒113-0034 東京都文京区湯島1-9-15 御茶ノ水 HY ビル(茶州ビル)7階
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・大学の封筒を使用し、
「英国短期留学応募書類 在中」と明記の上、大学から財団に送付す
ること。
・発送方法(普通・書留等)は問わない。
・問い合わせ方法
E メール:財団ウェブサイト(http://www.jmef.or.jp)から「問い合わせフォーム」を利用。
電
話: 03-3815-3895(平日のみ受付:09:30-12:00/13:30-17:30)
ファックス: 03-3815-3896
応募に関する注意事項
・留学を希望する学生は、大学の担当部署等に相談の上、手続きを進めること。
・留学生全員の報告書(平成 23 年度分まで)を各大学担当部署宛てに送付している(図書館
保管用含)。留学を希望する学生は、応募する前に本要領及び報告書をよく読み、内容を
十分理解したうえで応募すること。
・留学を希望する学生は、経費負担(IELTS 受験料、面接交通費、ビザ申請にかかる費用、
渡航費、滞在費等)を考慮の上、応募すること。
・大学のカリキュラム等を確認し、留学不可能な日程の留学先があれば、応募用紙の指定欄
に記入すること。
・志望する留学先があれば、指定欄に記入してもよい。
・志望する留学先欄に記入されていない留学先に留学することがある。
・面接試験は平日に行う。大学の授業等がある学生は、面接試験を受けることができるよう
学内の手続きを済ませておくこと。
書類選考及び面接試験の合否について
合否
・選考委員会において書類選考(8月下旬)を行い、合格した者を対象に面接試験(9月中
旬~下旬)を実施し、審査の上、理事長が合格者を決定する。なお、面接試験のための
交通費等は自己負担とする。
・書類選考及び面接試験の合否は、応募用紙に記載されている担当課宛に通知する。但し、
先に本人宛に E メールにて通知する場合がある。
・合格決定後の辞退や留学期間変更は認めない。
・応募書類は返却しない。
留学の決定について
決定
財団は、留学先に面接試験合格者を通知する。留学先は、面接試験合格者が提出する申請書
(Application form)及び指定する書類を受理後、書類審査を行い、配属科を決定した後、正式
な受け入れの文書(CAS 又は Confirmation letter)を面接試験合格者宛てに送付する(この段
階で留学が決定:昨年度 12 月中旬以降)。
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留学までの手続きについて
留学先により、必要書類*、健康検査項目、書類提出日、実習内容、実習方法、宿舎及び設備な
どはすべて異なり、財団から書類を送付する日程もそれぞれ違う。各自書類を受け取り次第、
それぞれの指示に従い、遅延のないよう対処すること。
*必要書類
1 英文推薦状: 留学先により必要となる。内容及び必要部数は面接試験合格者に別途連絡する。
主として、推薦する学生の学業成績、潜在能力、学習態度など、推薦する理由を明確に記す
こと。応募学生が現在当該大学の5学年在籍であること、入学と卒業予定の年月日が明記さ
れていること。
留学先に必要な部数。下記は昨年度。
・オックスフォード大学〔2通〕
学長、医学部長、担当教授、又は指導教員などのうち2名が作成した推薦状計2
通。1通ずつそれぞれ封入・封印のうえ「Confidential」と明記すること。それぞ
れの封筒には、推薦状作成者がわかるようにしておくこと。
・ロンドン大学セントジョージ校、ペニンシュラ医科歯科大学〔1通〕
学長、医学部長又は指導教員等、学生の評価を行う立場の者1名が作成した推薦
状1通。封入不要。
【推薦状の様式】
・大学のレターヘッド付きの用紙(用紙に大学名・シンボルマーク・住所等が印刷された
もの)(A4 サイズ)を使用し、1~2枚程度に納めること。
・推薦状の宛名には留学先の大学名等は記入せず、
「To whom it may concern(担当者殿), ...」
などで始める。
・推薦者の署名及び日付が手書きでなされていること。大学(又は学長、医学部長の印や
医学部の印)の公印を押印のこと。
2 健康に関する証明書(英文)
・留学先の医学部や教育病院は、指定の Health Form に加え、B 型肝炎、風疹、結核、麻疹、
水疱瘡、MRSA、HIV 等の検査結果(数値含む)提出を義務付けている。詳細は留学先か
らの要請に従い合格者にそれぞれ通知するが、検査結果を得るまでに時間を要するものも
あるので、早めに準備することが望ましい。
・英国で医療に携わる場合には、たとえ短期の留学生でも現地の Occupational Health の承認
を得なければならない。そのため、健康(主として感染症の予防接種や抗体検査)に関す
る必要書類や証明書を事前に提出しておくことが必要である。留学先又は証明書によって
は初日に持参するよう求められることがある。
・感染症の予防接種については、母子手帳の記録を必要とする場合がある。
・日本ではなじみのない検査を必要とする場合がある。
・提出する英文の証明書の雛形はないが、留学先によっては、証明書の発行元を重要視する
場合がある。よって証明書を作成する場合には、受診した医療機関のレターヘッド付きの
用紙を使用し、医療機関の印を押印すること。
・提出した証明書の検査結果(数値含む)により、又は留学先の指示により、渡英後に現地
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の病院で血液検査又はワクチン接種をする場合がある。
3 その他の書類:留学先により、次のような文書(証明書)が必要となる。下記は昨年度。
・英文の医療過誤保険の証明書。
(ニューキャッスル大学、ペニンシュラ医科歯科大学)
・英文の健康保険証明書(海外旅行保険で医療に関する(病気やけが等に対する)補償が
無制限のもの)
。
(オックスフォード大学)
・本人名義の公共料金明細書など現住所を証明する書類の原本及び翻訳文書。
(ロンドン大学
セントジョージ校(以下セントジョージ校))
・生年月日及び出生地を証明する戸籍抄本の原本及び翻訳文書。
(セントジョージ校)
・日本国内における犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)。申請先は住民票のある各道府県の警察
本部及び警視庁。指紋を採取するため、本人が出向かなければならない。
(ニューキャッス
ル大学、セントジョージ校、オックスフォード大学)
Tier 4 (General) Student Visa 取得
英国入国に際してビザ取得を必要とする留学先(ニューキャッスル大学、ロンドン大学セン
トジョージ校、プリマス大学、オックスフォード大学、グラスゴー大学)は、留学前に各自
で手続きを行うこと。なお、リーズ大学については、ビザは不要。
・ビザ申請には留学する大学が発行する Confirmation of Acceptance for Studies (CAS)が必要と
なる。CAS の発行には、パスポート番号のほか、CAS 申請のための書類を提出しなければ
ならない。
留学先の大学から CAS 申請のための書類又は CAS が届いたら、記載内容に間違いがないかどう
か、数字やつづりなど細部にわたってしっかりと確認し、誤りがある場合には、直ちに担当者に
連絡すること。事実と異なる記載があると、ビザの申請に支障をきたすので、細心の注意が必要。
CAS やその他の書類は E メールで本人宛てに届く。受信メールを見落とさないよう注意すること。
・CAS 番号は、英国ビザ及び移民局(UK Visas and Immigration: UKVI)が各大学に対して
発行する各学生の識別番号で、発行対象となる大学において学習(実習)する場合のみ有効。
【重要】
・ビザに関する内容はしばしば変更される。下記ウェブサイトで最新情報を入手すること。
UKVI:https://www.gov.uk/government/organisations/uk-visas-and-immigration
VFS GLOBAL:http://www.vfsglobal.co.uk/japan/Japanese/index.html
・ビザ取得には時間と手間がかかるので、余裕を持って準備に当たること。
・ビザ申請時期、審査期間、申請書類等、各自事前に必ず確認しておくこと。
・申請場所は東京・大阪のビザ申請センターのみ。事前の予約が必要。
・ビザ申請料金は財団が負担する。ビザ申請にかかる交通費等は自己負担。
・ビザ申請は申請者本人しかできない。
・ビザ申請に関する事柄には、財団は関与できない。各自責任を持って情報を入手し、
渡英までにビザを取得すること。
留学までの事務手続き
・書類準備は考えている以上に時間を要する。大学の授業や病院実習を行いながら短期間で
準備をしなければならない。特に渡英2か月前辺りは書類提出やビザ申請など立て込むの
で注意が必要(渡英前に他の海外実習が決定している場合は特に注意が必要)
。
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・提出書類は自分自身で作成すること(医師や大学関係者が記入や署名をするように指示さ
れている箇所以外)。
・提出書類はコピーを取り、手元に残しておくこと。
・指示を待つのではなく、積極的に問いかける心構えで臨むこと。
・留学先又は財団からの文書にきちんと目を通すこと。
【重要】
・財団からは、主として E メールにより連絡する。定期的にメールを確認すること。財団
からのメールを読んだら開封通知又は読んだ旨を必ず返信すること。
・留学先から、直接学生宛てにメールが届くことがある。財団のメールアドレス(tokyo-office
<ここにアットマーク>
jmef.or.jp)が CC 欄に入っていない場合には、届き次第、財団宛てに
転送すること。書類が郵送されてきた場合にも、その旨速やかに報告すること。
・留学先の担当者との E メールでのやりとりには、必ず財団のメールアドレスを CC 欄に
書き込むこと。留学先担当者からの返信に、財団メールアドレスがない場合には、それ
を財団宛てに転送すること。
・財団のプログラムによる留学生であることを自覚し、財団に対し最低限の連絡・報告を
怠らないこと。
その他
・新しい情報は、必要に応じて財団ウェブサイト(http://www.jmef.or.jp)に掲載する。
・航空券は各自で購入すること。財団は関与しない。
・留学期間中(往復の旅行期間を含む)に生じた傷害、疾病等の事故については、財団は責任
を負わない。各自必ず保険に加入すること。
・留学先の安全情報(治安、感染症等)を必ず確認すること。
・留学中の連絡先等は各自で家族に知らせておくこと。
・留学先や財団に迷惑をかけないこと。
留学後について
報告書の提出
平成27年度「英国大学医学部における臨床実習のための短期留学」報告書(A4 用紙8枚程
度)を実習終了日から1か月以内(帰国後1か月以内ではない)に財団に提出すること。
また、英文報告書(A4 用紙1枚)を添付すること。これは短期留学生の義務である。
財団機関紙への投稿
財団の機関誌『J.M.E.F.』に、留学中の印象深い出来事を自由な形式で綴る「留学生便り」を
掲載する。留学先ごとに投稿者1名を募るので、実習終了後2週間以内に原稿を財団に寄稿
すること。留学中でも可。
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