近畿旧友会 ハイキングクラブ 燦 歩会 5月例会「阪神大震災を忘れない

さん ぽ か い
近畿旧友会
ハイキングクラブ
燦歩会
5月例会「阪神大震災を忘れない」
その巨大な石柱は、道の傍らに、佇んでいました。
車ばかりが走り去り、歩く人はまばらな神戸市の浜手バイパスです。
阪神大震災で破断した高架道路の支柱です。
今年は「阪神淡路大震災」から20年。関西に住み放送に携わってきた私たちは、
軽重の差はあれ、大震災と何がしかの関わりを持ってきました。
実際に被災した人も、震災報道の最前線で闘った人も、後方で支援に当った人も。
何よりも神戸放送局自体が被災し、再建に10年を要したのでした。
南海トラフ巨大地震の恐れも言われる中、5月24日(日)に神戸市内を歩いて、
震災の跡を辿り学びました。
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燦歩会としては、まことに異例な事ですが、5月の例会は、教室から始まりました。
JR神戸駅前のHDCビル6階、NHK文化センターの一室です。
震災後まもなく制作されたビデオ、「阪神大震災~NHKはどう伝えたか~」を視聴。
全壊した神戸局で放送に携わった山村恵一さん(技術)の痛切な体験談を聴きました。
(実は震災後、神戸放送局は、この教室の1階下のフロアーに、平成7年5月から
およそ10年入居していたのです)
続いて訪ねたのは、メリケンパーク。震災で崩れた波止場がそのまま残されています。
たまたま訪れた観光客も、その凄まじさに息を呑んでいました。
日曜日の公園、イベントも行われる賑やかな中で、ここだけが空気が凍り付いて
いました。
さて神戸放送局は、大きく破損して放送を続けることが難しいため、
近くの山手小学校の一隅に突貫作業で仮のスタジオを設けて、10日後に移転しました。
この写真の中央のあたりです。
「山手小学校」は、今は「こうべ小学校」と名を変えていました。
こちらが再建成った神戸放送会館です。
平成17年1月17日に、元の場所にこのようによみがえりました。
涼しいロビーで一休み。
東遊園地公園の「慰霊と復興のモニュメント」の壁面には、震災で亡くなった方々の
氏名が記されています。会員の小林夫妻も震災でおばさんを亡くされました。
この日、びっしりと並ぶ銘板の中に、探し求めた名前を見つけて対面され、
私たちも安堵した瞬間です。
最後に訪れたのは、「人と防災未来センター」。
「大震災の経験と教訓を未来に伝え、学ぶ」ために作られた施設です。
震災の「体感映像」の衝撃は、驚愕そのものでしたが、現実はそれを上回るものだったに
違い有りません。3階フロアーから吹き抜けに下げられた懸垂幕には、南海トラフ巨大
地震で想定される津波の高さが示されていました。全国的な最大の想定では、地面から
見てこの高さまで、津波が来るだろうというのです。
一日震災の跡を辿って、最後に見たその「高さ」。それもまた衝撃的でした。
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燦歩会では、入念な下見を行い、中途離脱も可能なルートを設定して、
毎月第4日曜日に歩いています。
メンバーはおよそ50名、その日の都合と体調に合わせて自由参加です。
(切符や食事の予約が必要な例会も時々あります)
今後の予定です。
多くの方の参加をお待ちしています。
6月 北摂・長谷の棚田(大阪)
(7月 暑さのため休会)
8月 忠太郎の番場宿~醒ヶ井の梅花藻(滋賀
青春18切符を使用)
9月 河内飯盛山城跡(大阪)
10月 秋の
白山白川郷ホワイトロード(白山スーパー林道)(1泊2日)
11月 紅葉の根来寺(和歌山)
(12月 納会)
1月 近江神宮(滋賀
初詣)
2月 北野天神から御土居を歩く(京都)
3月 高安山から信貴山へ(大阪~奈良)
入会大歓迎です。
参加ご希望の方は、山村恵一さんにご連絡下さい。(0743-20-4159)
おじま
ご一緒に気軽に歩きましょう。
(近畿旧友会
生島)