講義名:「ベンチャー起業応用研究」

講義名:「ベンチャー起業応用研究」
講義実施日:
2016 年 3 月 5 日(土)、12 日(土)、19 日(土)
いずれも 1 限~5 限
担当教員:
尾崎弘之
[email protected]
授業のテーマと目標
本講義は「ベンチャー企業の経営」をテーマとする。2015 年は約 90 社の企
業が国内市場で IPO を達成すると予測されているが、この社数は直近の最低水
準だった 2009 年の 4 倍以上の水準となる。このように IPO を達成するベンチ
ャー企業が増えているのは、金融緩和、株式市場の好調以外に、アントレプレ
ナーの輩出が進んでいることが要因である。ベンチャー公開市場である東証マ
ザーズが開設されて 15 年になるが、ベンチャーの成功要因について学ぶ環境が
日本でも整ってきた。
本講義では、アントレプレナーシップ、ベンチャー企業経営に関する理論と
最新情報を理解し、起業・新規事業部門立ち上げに必要なマインドセットを身
に付けることを目標とする。
授業の概要と計画
本講義は、1 日あたり 5 コマ x 3 日間(計 15 コマ)のスケジュールで実施さ
れる短期集中講義である。基本理論の講義、グループに分かれたケースディス
カッション、グループごとのプレゼン、ゲスト講師による講義、ゲストとのデ
ィスカッションで構成される多面的、実践的な講義である。具体的には下記の
スケジュールで実施される。
第 1 日(3/5)
① ベンチャー企業とは。ベンチャー企業の成功と失敗
② ベンチャーの経営資源について考える
③ ケースディスカッション(金融と IT)
④ ケースディスカッションとプレゼン(金融と IT)
⑤ ゲスト講義とラップアップ(ゲスト:株式会社パワーソリューションズ高橋
忠郎取締役)
第 2 日(3/12)
① バイオビジネスにおけるベンチャー企業の役割
② ケース対象企業を理解する
③ ケースディスカッション(バイオ・メディカルベンチャー)
④ ケースディスカッションとプレゼン(バイオ・メディカルベンチャー)
⑤ ゲスト講義とラップアップ(ゲスト:バイオサイト・キャピタル株式会社谷
正之社長)
第 3 日(3/19)
① エネルギービジネスにおけるベンチャーの役割
② ケース対象企業を理解する
③ ケースディスカッション(エネルギー・ベンチャー)
④ ケースディスカッションとプレゼン(エネルギー・ベンチャー)
⑤ ゲスト講義と全体ラップアップ(ゲスト:大阪ガス株式会社松本毅オープン
イノベーション室長)
成績評価と基準
ディスカッション・プレゼンへの貢献(40%)、小レポート・2 回(20%)、最
終レポート(40%)
学生へのメッセージ
各回の受講前にケース資料をよく読み、対象企業について下調べをして出席
すること。限られた時間でのディスカッションを効率化するために、事前準備
を重視し、基本的に講義時間内で疑問を解決することが望ましい。ただ、理解
を深めるために、2 日目・3 日目講義開始時、前週の講義内容を踏まえた小レポ
ート提出を求める。講義終了後、指定期限までに最終レポートを提出すること。
小レポートと最終レポートの内容については、1 日目に指定する。
テキスト
指定なし。ケース資料、その他資料、講義スライドは講義期間中に適宜配布す
る。
参考書
松田修一(2014)「ベンチャー企業(第 4 版)」日経文庫
尾崎弘之・菊池武晴・竹ヶ原啓介(2015)「再生可能エネルギーと新成長戦略」エ
ネルギーフォーラム
オフィスアワー
設定なし。講義時間中に質問を随時受け付ける。
以上