平成27年度実施

平成26年度地域少子化対策強化交付金事業実施計画 一覧表(平成27年度実施)
実施主体
泉
泉
大
大
津
津
事業の名称
市
市
泉大津市妊娠・出産・子育て
シームレスケア事業
(妊娠期の効果的な
支援体制づくり)
地域でつながりあい子育て
体験型事業
事業の概要
1 母子健康手帳の発行窓口の1本化。
母子健康手帳の発行を保健センターのみに変更(10月より段階的に実施し、平成28年4月より本格実施)。すべての妊婦に面接を開始。届出から出産までの間、「支援
レター(仮)」を送
付し、安心して出産、子育てできる体制づくりを構築する。
○ 面接相談室の新設。(保健センターエントランス内)
○ 妊娠届出書、面接記録票の改訂の作成。
○ 「母子健康手帳発行からはじまる相談支援」のマニュアル作成。(利用者支援事業施設及び保健センター職員)
○ 支援レターは、基本妊娠前期・中期・後期の時期に合わせての「健康管理などの情報提供」や妊娠中から「赤ちゃんがイメージできる内容」及び「気軽に相談カー
ド(仮称)(ハガキ及びFaxで相談)」を盛り込んだものを全妊婦に郵送する。支援が必要な妊婦には医療機関等との連携により、個別支援(家庭訪問など)を行う。支援
レターでは,いつでも気軽に相談できる専門家がいること(信頼関係の確立)がわかり、出産後の育児も安心して取り組めるようになり、また産後の支援がタイムリーにか
つスムーズに行えるようにすることを役割とする。
○ 妊娠届出時の面接の状況や届出時アンケート、支援レター時の状況により、妊娠時の効果的なかかわりが、産後の子どもへの愛着形成や育児不安の軽減につながる
ことを大学の有識者をアドバイザーとし、検証する(10月:2回11月~3月1回/月及びケース検討会3回実施)。また、検証方法は具体的には、妊娠届出時のアンケート項
目の「不安の有無」「相談者の有無」「妊娠がわかった時の気持ち(出産後は妊娠に対する気持ち)」などを産後のこんにちは赤ちゃん訪問でもアンケート調査を実施
し、前後評価する。また、こんにちは赤ちゃん訪問では、「赤ちゃんへの気持ち質問票」や「育児支援チェックリスト」を実施し、その結果もあわせ、検証する。検証に
際しては、アンケート結果を蓄積し、帳票の作成などを行うため、既存のデータ管理システムである健康カルテの改修を行い実施する。
○ 妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援のため、地域の利用者支援事業施設(基本型、特定型の3か所)と連携。
1 パパ(父親)の子育て応援事業(新規)
泉大津市における子育て支援施策に寄与させるめ、人材育成の一環として、専門職(保健師、保育士、助産師)に対し、親子の絆づくりプログラム「赤ちゃんが来た
(BP)」を実施する
ことができる「BP認定ファシリテーター」の資格取得を支援し、泉大津市での子育て環境の充実を図る。
これら、BP認定ファシリテーターの資格取得者が、パパ(父親)の子育て応援事業での指導をはじめとして、子育て現場に適した参加中心型のプログラムによる支援
や指導を行う。これ
らにより、的確なアドバイスやサポートを行うことができるだけでなく、当該「BP認定ファシリテーター」を活用し、各教育・保育施設や地域の人々が集まる子育て広
場において、子育て
世代全般にわたるサポートや相談事業等を行うことができ、今後においても、継続的に、泉大津市での安心・安全な子育て環境の整備に寄与できる。
同プログラムでは、父親の育児参加を支援するため、保健センターが実施している「両親教室」で実施していない新たな事業として、パパ(父親)の体験を中心にし
た妊娠スーツや赤
ちゃん人形を使った沐浴やおむつ替え、着替えなど子育てを模擬的に体験する「パパ(父親)の子育て応援事業」を年間6回、定員15名で実施し、ママ(母親)の負担
感を実感し、共に子
育てする環境を共有できる施策を講ずるもの。同プログラムを受講したパパ(父親)については、地域におけるパパ(父親)の子育てを応援するボランティアとして登
録し、今後、各地域
で開始する同プログラムにおいて、先輩パパ(父親)として、新たに参加するパパ(父親)たちに、BP認定ファシリテーターとともに、支援を行う。
同事業を実施することにより、参加している同じ地域のパパ(父親)同士・ママ(母親)同士が子育ての楽しさを共感し、地域で安心して子育てできる環境を整える
効果もある。
本事業の実施に当たり、市立病院や保健センターで行っている健診事業からの紹介やパパ(父親)が参加しやすいように、土曜日の午後からの時間設定や男性保育
士、男性幼稚園教諭が
サポートなど、可能な限り事業効果が図れる事業運営に努める予定である。
事業の先駆性
事業の効果指標
妊娠期の効果的な支援体制を構築する
ことにより、産後の児への愛着形成の醸成
や育児不安の軽減が図られ、地域で安心して出
産、子育てできる環境づくりができる。
また、妊娠期初期からの効果的な支援に
より、妊婦と支援者と信頼関係が結べ、
その後の出産・子育ての切れ目ない支援
につながり、シームレス体制の構築となる。
当事業は支援のスタートである妊娠届出時からの効果的な支援方法
を検証し、体系化することで安心して妊娠・出産・子育てが行える、 <アウトカム指標>
切れ目ない支援(シームレス体制)を構築するものであり、先駆的な取 ○ 「赤ちゃんへの気持ち質問票」や「育児
り組みであると考えられる。
支援チェックリスト」を用い、こんにちは
赤ちゃん訪問でのアンケートや聞き取りを
実施する予定。また、支援の必要な妊婦は医
療機関等と連携により出産後の早期訪問を行っ
ている。
なお、指標については、健やか親子21
などを活用し設定する。
妊娠・出産・育児に不安をもっている
保護者の割合 22% → 10%
市民が安心して結婚、妊娠、出産、子育てが出来る環境だと認識し
てもらえるように、主にパパ(父親)の育児参画への意識の醸成が母
親の子育てへの不安感・孤立感の軽減の効果をが期待される。
BP認定ファシリテーターの資格取得者による、地域における子育て
世代全般にわたるサポートや相談事業等及び子育て支援プログラムの
参加者(主に父親)によるボランティアでの育児支援の連携体制の構
築は先駆的取り組みである。
父親同士・母親同士が一緒に子育てを学ぶ中
での地域での人間関係づくりが期待されるとと
もに、年間を通じて子育てパパ向けの講座を計
画的に実施することにより、母親の子育ての負
担感・孤立感の軽減を図ることが出来る。子育
てを楽しめることにより、夫婦のきずなも深ま
り子どもへの愛着関係の形成の効果も期待でき
虐待防止つながる。また、関係機関が連携して
子育て関わる多様な情報提供を行い、また、情
報共有が可能になりニーズにきめ細かく対応で
きるようになる。
<アウトカム指標>
○ 体験型事業に参加することで、育児に
関する意識が向上した保護者の割合 80%