コンピュータ演習3 担当:塚田真一 講義内容 • • • • • • • • • • • 数式処理ソフトウエアとは・基本操作 数値計算 数式の簡略化と展開・因数分解 方程式 微分法 積分法 行列処理 グラフィックス 集合 関数定義 プログラミング 成績評価 受講態度(演習点・課題点)及び最終課題 により評価する。 総合評価は、演習点50%、最終課題50% で行う。 学生の行動目標/到達目標 数式処理ソフトウエアの基本的な使い方を 取得し、それらを応用して数学の問題を解 いたり逆に作問できること、数学教材作成 などに応用できることを目標とする。基本 的な命令を覚え、難なく使えるようになるこ とを望む。また、WordやPowerpointなどと の連携使用もできるようにする。 数式処理ソフトウエアとは 数式をコンピュータを用い記号的に代数処理す るソフトウェアである。一般的なコンピュータの計 算が数値として処理し、場合によっては数値的な 近似値を求めるのに対して、数式処理システム では、代数的に処理が可能な範囲では、代数処 理を行う。 最近のシステムでは、数値的な演算が可能なも のも多く、統合計算システムと呼ぶに相応しいも のも存在する。 処理できること ●数値的な計算 ●代数的な計算 ●関数処理(微分、積分、グラフ) ●級数 ●リスト処理(行列、ベクトル) などなど 途中計算や答えまでの過程は出ません。 (うまく)処理できない ●一部の数学的証明 (三角形の合同、帰納法) など 代表的な数式処理ソフトウエア ● Maple (約10万円) ● Mathcad (約10万円) ● Mathematica(約20万円) ● MuPAD(約2万円) ●カルキング(5万円) ○Maxima(無料) ○REDUCE (無料) 操作画面 メニューバー 処理ウィンドウ [ファイル] [編集] [書式] [評価] [パレット] 実行中の計算や 処理を止めるに は「評価の中断」 「評価の放棄」を 選択します。 入力 処理ウィンドウに命令をタイプするか、パレ ットを用いて命令を入力します。パレットを 用いると、より数学記号に近い入力が可能 です。 実行 • 処理ウィンドウに 1+6 とタイプし「Shift+Enter」を押します。 • 次に Sin[Pi/3] Cos[Pi/3] とタイプし「Shift+Enter」を 押します (改行は「Enter」です)。 Mathematicaには数学の関数が多く準備さ れており、すぐ使用することができます。ま た、「Pi」で「π」を表すような特殊な定数も準 備されているので、注意して使用しましょう ! 出力形式 計算結果等を他のソフトウエアで使用した い場合にはその形式にあわせて出力する ことができます。 入力法:(**計算命令**)//***Form TeX形式: (*計算命令*)//TeXForm C言語形式: (*計算命令*)//CForm 入力形式: (*計算命令*)//InputForm 前回の計算結果はOut[*]や%*で 再び呼び出すことができます。 デモ • 万物の理論を計算する (スティーブン・ウルフラム) • コンピュータで子どもたちに教える本当の数学 (コンラッド・ウルフラム) • 円周角 • 2乗の展開式 • 二次関数
© Copyright 2024 ExpyDoc