Thermo TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアの インストール Thermo TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアをインストールする前に、システムが以下の Thermo Scientific ソフトウエア構成を実行していることを確認してください。 • Thermo Foundation 3.0 SP2 および Thermo Scientific™ Xcalibur™ 3.0 内容 • はじめに • システム要件 • 重要な情報 • Windows 7 の設定 • 新規 インストール • システムのアップ グレード • 商標 はじめに Thermo TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアには、Thermo Scientific™ TSQ 8000™ または TSQ 8000 Evo トリ プル四重極 GC 質量分析計用のドライバとソフトウエアが含まれています。 TSQ シリーズ 3.1 は、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo GC-MS システムを操作するために必要なソフト ウエアおよびドライバセットからなる単体のコンポーネントです。 工場から届けられた TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo GC-MS には、ソフトウエアが既にインストールさ れています。TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo 制御ソフトウエアを再インストールまたはアップグレー ドする必要がある場合は、本書に記載されている手順に従ってください。 このプログラムは、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo GC-MS で使用する以下のコンポーネントをインス トールします。 • TSQ シリーズ Instrument Method Editor • TSQ シリーズの Dashboard • TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo のユーザードキュメントとマニュアル 補足 ユーザーは、新しいソフトウエアがロードされているコンピュータ上の管理権限を持ってい る必要があります。 システム要件 TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアが正しく動作するためには、以下のソフトウエアがデータシステム (PC) にロードされている必要があります。 システム ソフトウエア 要件 • Microsoft™ Windows™ 7 Professional (32 ビット ) Service Pack 1、または • Microsoft Windows 7 Professional (64 ビット ) • Thermo Foundation 3.0 SP2 (Thermo Scientific ソフトウエア ) • Thermo Scientific Xcalibur 3.0 フルスキャンでの取り込みを日常的に実行する場合は、4 GBのRAMを推奨します。 2014 年 7 月 © 2014 Thermo Fisher Scientific Inc. All rights reserved. 重要な情報 TSQ シリーズ 3.1 を新しいデータシステム (PC) にインストールするには、イーサネットポートを設 定して適切な通信を確保し、ファイアウォールによる通信遮断を防ぐ必要があります。さらに、デー タシステムの電源設定を変更して、システムが休止状態またはスリープモードにならないようにする 必要があります。休止状態やスリープモードになると、PC が TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo GC-MS システムから切断されます。最後に、以下のフォルダをスキャンから除外するようにウイルススキャ ンソフトウエアを設定することが重要です。 C:¥Program Files¥Thermo¥ C:¥Thermo¥ C:¥Xcalibur¥ Windows 7 オペレーティングシステムについて、適切な変更をおこなうための手順を以下に示します。 Windows 7 の 設定 イーサネット ポートの設定と ファイアウォー ル設定の変更 補足 TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo 質量分析計は、システムに付属している通信ケーブルでデータ システム (PC) に接続されている必要があります。他のイーサネットケーブルはサポートされてい ません。付属のケーブルを使用しないと、操作に問題が生じる可能性があります。 1. コンピュータの電源を入れて、ブートプロセスを完了させます。 2. [ スタート ] | [ コントロール パネル ] | [ ネットワークとインターネット ] | [ ネットワークと共有セン ター ] を選択して、[ ネットワーク接続 ] ウィンドウを開きます。 3. TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo 質量分析計に接続されるネットワークカードを設定します。 a. カードを右クリックし、[ 名前の変更 ] を選択して、この接続の名前を TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo に変更します。 b. TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo 接続を右クリックし、[ プロパティ ] を選択して IP アドレスを 設定します。 c. ボックスのチェック解除によって [ インターネット プロトコル (TCP/IP) バージョン 4] 以外の プロトコルをすべて無効にします。 2 d. [ インターネット プロトコル (TCP/IP)] の行をクリックして選択された状態にし、[ プロパティ] を選択します。 e. [ 次の IP アドレスを使う ] ラジオボタンを選択して、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo MS の IP ア ドレスを設定します。 補足 IP アドレスには、192.168.1.1 から 192.168.1.254 までの任意のアドレスを使用できます (TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo で使用される既定アドレスの 192.168.1.234 を除く )。 f. [OK] をクリックして確定します。次に、[OK] をクリックして変更を保存し、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo の接続プロパティのウィンドウを閉じます。 ファイアウォー ル設定の変更 1. Windows ファイアウォール設定を変更するには、[ スタート ] | [ コントロール パネル ] | [ システムと セキュリティ ] | [Windows ファイアウォール ] を選択します。 2. [Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する ] を選択します。 3. ユーザーアカウント制御設定によっては、[ 設定の変更 ] を選択してファイアウォール設定を編集す る必要があります。 3 4. リストをスクロールして [Xcalibur] を選択します。ドメイン選択の下で、以下のようにチェックボッ クスをクリックします。 5. [OK] をクリックして、ファイアウォールの変更を確定します。 6. コントロールパネルを閉じます。 4 システムメモリ 設定の変更 1. [ スタート ] | [ コントロール パネル ] | [ システムとセキュリティ] | [ システム ] に移動して、[ システム の詳細設定 ] を選択します。 2. 新しいウィンドウが開きます。[ 詳細設定 ] タブを選択し、[ パフォーマンス ] セクションの [ 設定 ] ボタンをクリックします。[ パフォーマンス オプション ] ウィンドウが開きます。 3. [ パフォーマンス オプション ] ウィンドウで [ 詳細設定 ] タブを選択します。 4. [ 仮想メモリ ] の下で [ 変更 ] をクリックします。仮想メモリ設定を変更できるポップアップウィン ドウが表示されます。 5. チェックボックスのチェック解除によって[すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自 動的に管理する ] の選択を解除します。 5 6. [ システム管理サイズ ] が選択されていることを確認し、[OK] をクリックして閉じます。次に、 [OK] をもう一度クリックして、[ パフォーマンス オプション ] ウィンドウを閉じます。 補足 この変更を有効にするには、データシステムを再起動する必要があります。 システム電源設 定の変更 1. [ スタート ] | [ コントロール パネル ] | [ ハードウェアとサウンド ] | [ 電源オプション ] で [ 省電力の設 定の変更 ] を選択します。 2. [ バランス ] ラジオボタンを選択して、[ プラン設定の変更 ] をクリックします。 3. [ ディスプレイの電源を切る ] を [ なし ]、 [ コンピューターをスリープ状態にする ] を [ なし ] に変更 してから、[ 変更の保存 ] を選択して、これらの電源プラン設定を適用します。 6 補足 これらの電源設定は、システムに追加されるすべての新規ユーザーについて変更する必要が あります。管理者だけがこれらの設定を変更できます。 新規 インストール TSQ シリーズ 3.1 を初めてインストールするには: 1. データシステム (PC) が上記のシステム要件を満たしていることを確認します。階層化ソフトウエ アアプリケーションには異なる要件がある場合があります。詳細は、該当するドキュメントをご覧 ください。 2. Foundation、Xcalibur、および Xcalibur に必要なサービスパックまたはクイックフィックスがインス トールされていることを確認します。GC やオートサンプラの操作用に GC Devices 2.2 がインストー ルされていることを確認します。 3. TSQ シリーズ 3.1 CD をコンピュータの CD/DVD-ROM ドライブに挿入します。自動再生が有効に なっている場合は、Xinstall メニューが開きます。自動再生が有効になっていない場合や、CD の挿 入後に Xinstall メニューが自動的に表示されない場合は、CD ドライブのアイコンをダブルクリッ クして Xinstall プログラムを開始します。 4. [TSQ Series 3.1] ボタンをクリックして、TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアをインストールします。手 順に従ってソフトウエアをインストールしてください。 補足 このリリースに関する重要な情報については、[Read Me] ボタンを選択して TSQ シリーズ 3.1 のリリースノートを参照してください。 5. TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo のユーザーマニュアルは、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo のソフト ウエアコンポーネントと共に PDF ファイルとして自動的にインストールされます。これらのマニュ アルは、[ スタート ] | [ すべてのプログラム ] | [Thermo Instruments] | [Manuals] | [TSQ 8000] または [TSQ 8000 Evo] にあります。[TSQ 8000 Manuals] または [TSQ 8000 Evo Manuals] を選択して、 TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエア CD 上の PDF ファイルを参照することもできます。 6. インストール後には、据付時適格性評価 (IQ) レポートが自動的に生成されます。 7. [ スタート ] | [ すべてのプログラム ] | [Thermo Foundation 2.0] | [Instrument Configuration] で TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo GC-MS を設定します。詳細は、ユーザーマニュアルをご覧ください。 システムの アップ グレード TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアを再インストールしたり、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo システムを TSQ シリーズ 3.1 にアップグレードするには: 1. データシステム (PC) が上記のシステム要件を満たしていることを確認します。階層化ソフトウエ アアプリケーションには異なる要件がある場合があります。詳細は、該当するドキュメントをご覧 ください。 2. [Instrument Configuration] を開きます。 3. [Configured Devices] で TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo をクリックし、[Remove] をクリックしま す。[Done] を選択して、[Instrument Configuration] を閉じます。 4. [ スタート ] | [ コントロール パネル ] | [ プログラムのアンインストール ] を選択して、前の TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo インストールをアンインストールします。 5. 現在インストールされているプログラムのリストで、Thermo TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo プロ グラムを探してクリックします。[ アンインストール ] をクリックします。 6. TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo ドライバが自動的にアンインストールされ、IQ レポートが生成され ます。IQ レポートを参照して、アンインストールプロセスが成功したことを確認します。 7. タスクマネージャを開いて [ プロセス ] タブを選択し、[ イメージ名 ] をクリックしてプロセスをア ルファベット順に並べ替えます。以下のプロセスがリストに含まれていないことを確認します。 8. 装置に付属の Xcalibur 2.2 SP1 and Foundation 2.0 GC-MS Core Components CD に収録されているイン ストール手順に従って、Foundation と Xcalibur のインストールを完了します。すべてのサービス 7 パックとクイックフィックスがインストールされていることを確認します。GC やオートサンプラ の操作用に GC Devices 2.2 がインストールされていることを確認します。 9. Thermo TSQ シリーズ 3.1 CD をコンピュータの CD/DVD-ROM ドライブに挿入します。自動再生が 有効になっている場合は、Xinstall メニューが開きます。自動再生が有効になっていない場合や、 CD の挿入後に Xinstall メニューが自動的に表示されない場合は、CD ドライブのアイコンをダブル クリックして Xinstall プログラムを開始します。 10. [TSQ Series 3.1] ボタンをクリックして、TSQ シリーズ 3.1 ソフトウエアをインストールします。手 順に従ってソフトウエアをインストールしてください。 補足 このリリースに関する重要な情報については、[Read Me] ボタンを選択して TSQ シリーズ 3.1 のリリースノートを参照してください。 11. TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo のユーザーマニュアルおよび GC とオートサンプラのマニュアルは、 [Manuals] というデスクトップフォルダに含まれています。 12. インストール後には、据付時適格性評価 (IQ) レポートが自動的に生成されます。必要に応じてレ ビューと確認をおこないます。 13. [ スタート ] | [ すべてのプログラム ] | [Thermo Foundation 3.0] | [Instrument Configuration] で、TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo システムを設定します。 14. [Available Devices] 列で TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo のアイコンを選択し、[Add] をクリックし てそれを [Configured Devices] 列に移動します。[Done] をクリックして、[Instrument Configuration] を閉じます。TSQ 8000 または TSQ 8000 Evo 装置の設定の詳細は、ユーザーマニュアルをご覧くだ さい。 商標 Xcalibur は、米国における Thermo Fisher Scientific Inc. の登録商標です。Windows、Office、Windows 7、 および Microsoft は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標です。 その他の商標は、Thermo Fisher Scientific Inc. およびその系列会社の所有物です。 8
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