平成27年度第4回実行委員会議事録

平成 27 年度
第4回神守中学校支援地域本部実行委員会議事録
平成27年11月10日・火
19:00~20:15
於:校長室
< 出席者>
本部長、副本部長、相談役、チーフコーディネーター、サブコーディネーター(学習代表)、
会計、広報(チラシ担当)、広報(HP 担当)、図書代表、環境代表、
PTA 母代、校長
<次第>
1
開会の言葉
2
本部長あいさつ
進行:教頭
*11 月 9 日(月)放課後 60 分間、神守中学校職員を対象に、本部長が講師として、
豆ボラの設立から経緯、これまでの支援などを説明した。設立から 10 月で6年目
に入り、設立当時を知る先生も 5 名となった。ここで、新たな先生にも豆ボラの存
在価値や目的を確認し、共に支援・連携をしていきたいとの話であった。
時間があった時には、若い先生方にも気軽に豆ボラの活動を見に来てほしい。そ
の先生方から豆ボラへのニーズが肩を張らずに出てきたら、最高の関係であるし、
地域も校内に自由に出入りし、気になることがあれば、ボランティア仲間を連れだ
って、環境支援やその他の支援が気軽にできるようになることが、最終の目的であ
る。
3
校長あいさつ
*先週末に蛭間コミュニティ主催の「誰でも体力測定」に中学生ボランティア 13 名
が参加した。これで今年度のボランティア活動も終了となる。支援に感謝したい。
4
協議事項
(1)チラシの発行・配付時期について
チラシはいつも正月発行だが、年末配付の津島市広報やその他のチラシに紛れ
て、なかなか読んでもらえないので、発行時期を検討しては?!
3 月、4 月など、1 年の活動の報告を兼ねて発行してもいいのでは。(12 月の文
科省表彰の内容も入れて報告しては。)
・現在、市内 12 小中学校でも学校支援地域本部の設立を進めているので、市P連
にも配付すれば、地域のボランティア募集にも活用してもらえるのではない
か。4/22 に市P連の評議員会があるので、市からもアクションを!
結論:4 月の入学式には配付できるように、編集計画を立てて、進めることが確認さ
れた。
(2)新たな学校ニーズについて
*「地域連携仲間づくり事業」で本部長を講師に職員対象に豆ボラについて話をい
ただいた。
*現在、生徒会で懸案事項になっているのは、外トイレが老朽化して汚いこと。他
校の生徒が部活動の試合等で来校したとき使用するのに、不快で嫌な印象を与える
-1-
との意見が生徒からあった。昨日、生徒会中心にトイレ掃除を行った。今年度は、
生徒会で対応していくが、予算の必要なことなので、市教委とも相談しながら、豆
ボラの力もお願いするかもしれない。
5
連絡依頼事項
(1)ボランティア保険の加入状況(延べ56名:H27.11.10 現在)←学生ボラ以外
(2)現在の各事業の進捗状況について
-2-
学
習
支
援
図
書
支
援
環
境
支
援
生
活
安
全
支
援
不
登
校
・
外
国
人
学
校
行
事
部
活
動
活動・事業
ドテラ(土曜9:30~)中3対象
9月26日~3月12日
経
過
報
告
第4回終了
★現在17名の参加。真面目な生徒が多く、初回
に、生徒アンケートを実施し、希望の学習内容
や悩みを記入してもらった。講師が情報共有し
、生徒のニーズに合った支援がすぐできるよう
に配慮している。
月テラ(月曜15:00~ )全学年対象 第3回終了
10月19日~2月8日
★現在1年3名、2年9名、3年5名参加。
5名の元教師と大学生ボランティアで、毎回1
対2の指導ができ、スタッフも現保護者が快く
引き受けて、支援してもらっている。
新刊本のバーコード化
・後期の担当者割振りと蔵書分類プレート作成。
本の貸出・管理 (火・木)
10/22に分類プレートつくりをして、配置した。
季節の飾り付け、展示、イベン 本の区分プレートも本棚の側面に貼りつけた。ま
トの工夫
た、新規購入図書も図書室前に掲示し、短い時間
第2図書室の管理支援
でも借りられるように配慮している。12月の冬休
み前の貸し出し後に、本の整理をしたい。
図書支援員の浜本さんから、生徒のリクエストが
少ないので、新規購入図書リストを作成するため
に、学校側で生徒アンケートを実施して、希望図
書の洗い出しの依頼があった。
PTA主催で実施。
10/20にPTA主催の秋の花植えがあり、支援をし
植樹、花の植え込み等
た。
自転車置き場の水溜りは、工事以後、非常に快
管理指導の要請があれば支援
適な状態であるとの学校側の説明があった。
環境整備
生徒会主催あいさつ運動参加
校外指導交通マナー
校内巡回(津島補導委員と)
風と土の会
地域防災
相談事業
親の会(be~ heart)
校内巡回を10月に実施。津島警察署からも数名
参加され、補導員と一緒に校内巡回を実施。真
面目な清掃の姿に感心した。12月の2,3週目
にもまた実施する予定。
★一部で自転車通学マナーの悪さが指摘され、
学校側も指導を徹底したいとの意向が示され
た。
★役員より「不登校生徒が増えてきているのでは
?」との意見が出された。学校側の説明があり、
担任等で積極的に家庭訪問をしているとのこと。
日本語指導、教科指導
外部講師による講演等
・キャリア教育・・・
月
日(
曜)未定
・職場体験学習 (11/10~12日) 現在体験中
・講話
外部コーチ依頼
学校側
で対応
27年度も学校側で担当!( 現在活動中)
*大学生ボランティア2名がサッカー部に支援中。
子どもたちが
地域へボランティアに!
各地区コミュニティ等との (別記)
CC,SC
連携
学校担
-3-
当者
6
コーディネーターから
(1)愛される学校づくり研究会で長谷川コーディネーターがパネリスト 10/24・・・ブログ参照
*地域連携職員を学校側に設ける計画が現在検討されているとのこと。ますます、
地域の学校づくりを推進する方向が色濃くなる模様。
*10 月 25 日に文科省より you tube にアップされた「次期学習指導要領の骨子」
についての中で、以下のような内容(社会に開かれた教育課程)にも明確に示さ
れていることがコーディネーターより紹介された。<抜粋資料>
(2)11/25(水)13:30~16:20「愛知県地域活動コーディネーター研修会」刈谷市総合文化センタ
ーで、ドテラ・月テラ・地域未来塾のプレゼン。(椙村、石村指導主事)以下に資料提示
平成 27 年度
地域活動コーディネーター研修会資料
2015.11.25
1
津島市
「神守中学校支援地域本部(豆ボラ神守)」
2
テーマ
学校支援活動を通した人と人との地域連携と次代につなぐ地域づくり
3
目的
①学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子どもを育てることを目的とする。
②学校の求めと地域の力をマッチングして、より効果的な学校支援を行う。
4
組織
-4-
5
実践内容(「地域未来塾」の取組)
「豆ボラ神守」は、2010 年 10 月に神守中学校内に創設した「学校支援地域本部」である。2015 年
度に「津島市学校支援地域本部」ができ、ボランティアの中でもとりわけ大学生ボランティアの募集
・派遣を一括しているので、豆ボラにも派遣されている。豆ボラは組織図にあるように9つの分野の
支援活動を行っている。ここでは、これまでの学習支援に今年度より「地域未来塾」の趣旨も加えた
取組を報告する。
(1)「ナナメの関係」の重要性
この言葉は、東京都発の民間人校長であった「藤原和博氏」の言葉である。端的に言えば、「利害
関係のない第三者の関係」の意味である。学校には、上下の関係が2つある。一つは教師と児童生徒
の関係である。もう一つは親と子どもの関係である。評価する教師と評価される生徒、躾ける親とし
つけられる子ども。生徒は常にストレスフルな学校生活を送っている。そんな中で、年齢的にも近い
大学生のお兄さんお姉さんと接することで、ストレスの多い時代、このナナメの関係が生徒にとって、
よき相談者、よきアドバイザーになり、とげとげしている心やストレスフルな気持ちを和らげる働き
をしている。また、親には聞けない、言えないことも本音でコミュニケーションできるというメリッ
トがある。一方、近所のおじさんおばさんもナナメの関係である。家庭のことをよく知っていて、親
とは違った視点で温かく包み込んで、いい意味で力になってくれる人である。ナナメの関係は、現代
の学校には非常に重要な存在である。豆ボラでも、生徒の大きな支えや力となっている。
(2)ドテラ、月テラの相乗効果
ドテラ(土曜寺子屋)は、2011 年1月より開始した中学3年生対象
の学習支援である。毎週土曜日の9時 30 分より2時間、高校受験を控
えた生徒が教えてほしい教科の問題を中心に、学生ボランティアや退
職教員が1人に対し、1~3名の生徒を指導するものである。学校の
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図書室を使って、カギの管理をはじめ、生徒の出欠席の把握から連絡・相談など運営すべてを学習支
援担当ボランティアが行う。そこには学校の教師はいない。教師の負担がこれ以上多くならないのが
地域本部の目的だからだ。本来なら個別の学習指導は学校側が実施すべきだが、平日も、土日も部活
動の指導や残務整理等で、教師も動きがとれない。参加者の中には通塾している生徒もいるが、塾へ
行けない生徒や高校入試を控えた3年生の困り感に寄り添い、5年間継続しているが、やめた生徒も
おらず、生徒保護者に大変好評である。
毎年8月の下旬(部活動を引退した時期)からスタートし3月中旬までの約 25 回の土曜日に実施
している。生徒は例年 20 名から 30 名ほどである。分かるようになる喜びは、生徒の目を見ればよく
分かる。そのため、大学生ボランティアも毎回 15 名前後参加して、共に入試問題に取り組んでいる。
大学生の中には、遠くは三重県、岐阜県、滋賀県(土日に帰省)などからも参加し、県内でも岡崎市、
半田市、尾張旭市などから早朝より神守中学校へ駆けつけてくれる。
運営費は、生徒から1回 600 円の参加費を集め、ボランティアへの交通費に充てているが、全額支
給できないのが現状である。謝金は一切なく、ドテラ終了後の情報交換会の茶菓の提供程度である。
教師を目指す大学生が多く、教員採用試験の情報交換をはじめ、生徒への学習指導の方、地域のボラ
ンティアである保護者とも、教員に寄せる期待や教員としてのマナーのアドバイスなど、大学だけで
は得られないことが学べる場として、大学を越えた交流の場となっている。その魅力が、遠方からで
も来るだけの価値があると、ほとんどの学生が目を輝かす学びの場となっている。
月テラは、月曜寺子屋のことである。月曜日は、大抵どの学校も職員会議や現職教育や学年会等の
会議のため、生徒は部活動をせずに 15 時頃に下校するのがほとんどである。しかし、早く下校して
も、テレビやゲーム、ネットなどで時間を費やすのがほとんどである。そこで、部活動がない日なら
ば、1年生から3年生までを対象にできるうえ、豆ボラの学習支援スタッフだけでの運営も可能なの
で、月曜日の 15 時から 17 時までの2時間を、学校の教室で大学生に学習支援をする。小中学校を退
職した元教員も5名ほどボランティア登録しているので、大学生ボランティアと一緒に、指導に当た
っている。月テラの目的は、勉強のやり方や学習習慣の確立を目指している。参加している中学生に
尋ねると、小学校での学習の積み残し分も、分かるまで丁寧に個別指導してもらえるので、分かりや
すいと評判である。毎年 20 名ほどの生徒が参加している。
【地域未来塾の運営を進める上で】
①生徒の募集・・・学校側から募集要項の配付、豆ボラで電話受付、見学自由、活動内容の発信(豆
ボラHP・ブログ、隔月でのPTAとの情報交換、保護者会等の学校行事で募集チラシ配付)、参
加生徒の誓約書記入(ボランティア活動の主旨を徹底)。
②大学生の募集・・・津島市学校支援地域本部から派遣。退職教員は豆ボラで募集。
③学習支援運営スタッフの募集・・・豆ボラ学習支援担当ボラが運営。参加生徒の保護者が運営に参
加。我が子(中学卒業)と大学生との比較ができ、若者事情を掴んだり、元気やアイディアをもら
ったり。
④参加生徒の状況、生徒の反応・成果・・・学力は様々。個別指導で成績アップ。志望校合格。希望
大学生を指名。思春期の悩み相談。受験勉強の方法指導、面接・作文指導。外国人生徒への日本語
及び受験勉強も指導。
⑤参加保護者の反応・・・目標を持ち始める。我が子が学習に意欲的になり、喜んでくれている。生
徒は大学生に会えるのを楽しみに、勉強を頑張る。個人ファイルで学習状況の報告や保護者との情
報交換に活用。
⑥参加大学生の状況・・・教員志望の大学生がほとんどで社会人も参加。大学間交流が刺激になり、
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情報共有の場や励みにもなっている。
⑦補助金の活用・・・謝礼として大学生の参加回数により図書カードを前後期2回支給(交通費は生
徒の参加費から一部支給)
⑧問題点・課題・・・大学生が他校でも引っ張りだこ。大学生の教採学習にボランティアで教師塾開
催。月テラスタッフの確保。
⑨その他・・・参加費ゼロの場合、生徒募集の方法や許容人数制限の基準が難しい。市町が所得制限
(貧困家庭)を設ければ可能かも?
7
PTA会長から<副会長母代より>
*神守中学校のゆるきゃ
らである「かも神さん」を、
クリアファイル化に向け、
生徒からデザイン募集し、
その中の優秀作品を、PTA
が2種類のクリアファイル
(右写真)にしたものの紹
介があった。購入していただくことで、その収益金を図書室のエアコン設置など学習環
境整備に充てるとのことで、豆ボラにも販売された。
★現在、「ゆるキャラグランプリ 2015」にも応募し、皆さんへの投票依頼もあった。
8
その他
(1) 津島市学校支援地域本部から
12 月 10 日(木)15:30~臨時津島市地域教育協議会を開催予定
*市内全小中学校の学校支援地域本部設立に向けての進捗状況をもとに、今後の設立
に向けて協議。(本部長、長谷川出席)
(2) 豆ボラ主催の研修講座は、今年度は開催しない。
※豆ボラ5周年記念日帰り旅行を12月26日(土)知多方面
9
実行委員会の今後の予定
月
第2火
5
19火
実行委員会(豆ボラ神守主催)
地域教育協議会(津島市主催)
第1回実行委員会19:00~
済
29金
第1回地域教育協議会15:30~済
春ボランティアミーティング
開催せず
7
14火
第2回実行委員会19:00~
済
9
8火
第3回実行委員会19:00~
済
秋ボランティアミーティング(開催予定)
11
10火
第4回実行委員会19:00~
1
12火
第5回実行委員会19:00~
3
8火
第6回実行委員会17:00~
済
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12/10臨時地域教育協議会15:30~
第2回地域教育協議会15:30~
10
中学生ボランティア依頼状況(11/10 現在)今年度のボラは終了
月
日
曜
行事名
主催団体
参加者数
8
1
土
蛭間地区コミュニティ
蛭間地区コミ
13名
盆踊り
ュニティ
神守校区コミュニティ
神守校区コミ
防災フェスティバル
ュニティ連絡
訓練と合同で
協議会、
神守自
中学校HP参照
10
17
土
活動状況
子とともに10月号で記事掲
載(校長室前に掲示)
50名
*これまでの防災会の防災
主防災会共催
8
1
土
高台寺校区夏祭り
高台寺校区コ
30名
ミュニティ連
子とともに10月号で記事掲
載(校長室前に掲示)
絡協議会
10
24
土
神守保育園秋祭り
神守保育園
28名
中学校HP参照
8
22
土
宇治町自主防災訓練
宇治町内会
5名
中学校HP参照
誰でも体力測定
蛭間コミ
13名
11
8 日
-8-