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Vol.001
ブカツ生がケアすべき、
日々の練習で
ダメージを受けるカラダの部位とは?
ブカツ生がケアすべき、日々の練習でダメージを受ける
カラダの部位とは?
日々ブカツを頑張る皆さん、練習前のウォーミ
ングアップ、練習後のクールダウンやストレッ
チなどカラダのケアをしっかりしていますか?
トレーニングの話を始める前に、まずはブカツ
生に重要なカラダのケアに関する話をします。
どんなに良いトレーニングができていてもケガ
をすると台無しです。
きちんとケアをして、コンディショニングを整
えた上でより良いトレーニングをしていきまし
ょう。
カラダを動かすために大事な役割をもっている筋膜とは?
筋膜は水分を多く含んだ組織で、運動時にカラダを動かすための力を伝える大事な役割をして
いるとされていますが、練習などで繰り返し激しい運動をすると、その筋膜がねじれ筋膜の間
が擦れてダメージを受け脱水状態になりがちです。そのため、筋膜を普段から理想的な状態に
保つことが、皆さんが持っている力を発揮するために重要です。また筋膜のケアは、ケガの予
防にも有効なのです。
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Vol.001
ブカツ生がケアすべき、
日々の練習で
ダメージを受けるカラダの部位とは?
筋膜を理想的な状態に保つために重要な3つポイント
1.筋膜の粘性(張り)を保つこと
2.筋膜をスライドさせる(円滑に滑らす)こと
3.筋膜の水分状態を保つこと
筋膜は、50代のお肌の張りと20代の張りが異なるように、年齢と共に張り(粘性)が低下して
きます。若い皆さんでも、日々の激しい運動によって筋膜の粘性(張り)を低下させてしまい
ます。粘性(張り)が低下した筋膜はなめらかに滑らず、カラダを上手に伸ばすことができず
に突っ張っている状態です。また筋膜は非常に水分を含んだ組織細胞ですが、ダメージが加わ
ると筋膜内が脱水状態になってしまいます。
激しい練習後はカラダの筋細胞が破壊された状態になってしまうのです。その修復を促すのが、
上で紹介した3つのポイントになります。
自分で簡単にケアできる方法として、フォームローラーやストレッチポールなどの半円状のも
の、または円状である程度硬い筒、ラップの芯、野球の軟球、テニスボールなどがあります。
ものは何でもよく、ケアする道具は自作でも構いません。
ゆっくり持続しながら、じわ∼とやさしく圧迫することにより、筋膜の粘性(張り)をつくり、
筋膜をなめらかに滑らすことが可能です。それと共にしっかりと水分、栄養補給をしましょう。
ケアの方法に関しては次回から詳しくお伝えしますね。
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Vol.001
ブカツ生がケアすべき、
日々の練習で
ダメージを受けるカラダの部位とは?
河合 智則さん
アメリカ合衆国認定 ドクターオブカイロプラクティック
スポーツ科学、リハビリテーション修士
カリフォルニア州認定 ドクターオブカイロプラクティック
国際スポーツカイロプラクティックフィジシアン
米国スポーツカイロプラクティックフィジシアン
大学卒業後、スポーツトレーナー・施術家として活動し、スポーツ医科学を追及
するべく渡米。
パーマーウエストカイロプラクティック大学卒業後、カリフォルニア州のプロ格
闘家、NFLプレーヤー 、MLBプ レーヤー、トライアスリート、オリンピック選
手などが通うカイロプラクティッククリニックに勤務。その傍らで、現地の大学
柔道チームの医療サポ ート、PGAツア ー、格闘技 大会等スポーツイベン トサポ
ートなどスポーツ現場活動に従事。また積極的に海外の講演に参加し、最新の知
識を取り入れている。
「はじめまして、 トレーニン グに関するコラムを担当させて いただく ことになり ました河合智則で す。学生 時代様々 な部
活、クラブ活動をしてきました。当時の部活のコンディショニング状況を振り返ると当時の自分に今の自分が一言でもア
ドバイスが できたら!とつ くづく感じます。 日米での 経験、 また昨今 のスポーツ医科学の観点から運動を 頑張る皆様の
今、未来を応援できたら幸いです。」