2/18 15:00 私 は 、 平 成 27年 度 の 予 算 審 議 に 当 た り 、 自 由 民 主 党 横浜市会議員団を代表し、市政運営の重要課題につい て、林市長、今田教育委員会委員長、岡田教育長、 二見交通局長及び髙橋病院事業管理者に質問いたしま す。 1 地方創生 初めに、地方創生について伺います。 「 景 気 回 復 、こ の 道 し か な い 。」と 国 民 か ら の 圧 倒 的 な支持を受け、第3次安倍内閣が発足しました。 アベノミクスを継続し、強い経済の復活に向けた 取組が強力に進められています。全国津々浦々にその 効果を波及させていくためにも、 「 地 方 創 生 」の 取 組 は 、 アベノミクスのいわば「第四の矢」ともいうべき、 極めて重要な政策であると考えます。 地方の持つ強みや特徴をいかして、地方における 「 経 済 」「 ひ と 」「 ま ち づ く り 」 の 好 循 環 を 作 り 出 し 、 それぞれの価値を高めていくことが不可欠です。 地方の成長こそが日本の成長のカギを握るといって も過言ではありません。 - 1 – (残り 85 分) 2/18 15:00 本市においては、少子・高齢化が大都市特有のスピ ードで進んでおり、また、東京との関係で言えば、 かつての転入超過が、現在では転出超過へと変化し、 首都圏の中にあっても東京への一極集中が進んでいる など、人口問題をはじめとする様々な課題に直面して います。こうした課題をいち早く捉え、将来に向けた 一手を打つべく、我々議会としても議論を尽くし、 策定してきたのが、昨年末に議決した「中期4か年計 画 」 で あ り 、「 未 来 の ま ち づ く り 戦 略 」 で す 。 国 は 、「 地 方 創 生 」 の も と 、「 ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 総 合 戦 略 」を 打 ち 出 す と と も に 、 「地方版総合戦略」 の 策 定 に つ い て 、地 方 自 治 体 の 努 力 義 務 と し て い ま す 。 本市は、こうした国の動きに先駆けて、未来を見据え た戦略を既に取りまとめてきたと言えるのではないで しょうか。 そこで、 (1)本市は改めて地方版総合戦略を策定するのか、 また、地方創生の取組をどのように具体化していく のか、伺います。 先 日 、市 長 の 予 算 説 明 に お い て 、 「未来のまちづくり 戦 略 」を 積 極 的 に 推 進 し て い く 決 意 を 述 べ ら れ た こ と 、 大変心強く受け止めました。 - 2 – (残り 84 分) 2/18 15:00 横浜の地方創生に向けて、国の動きも追い風としな がら、この戦略をより一層力強く推進していくことを 期待しています。 なお、国における地方創生のスキームでは、本市は 東京圏と位置付けられ、企業移転の税優遇措置の対象 か ら 外 れ て い る な ど 、課 題 も あ り ま す の で 、 「東京圏の 位置付けの見直し」や「地方分権のより一層の推進」 など、国への働きかけも積極的に行っていただくこと を要望して次の質問に移ります。 2 指定都市都道府県調整会議と権限移譲 次に、指定都市都道府県調整会議と権限移譲につい て伺います。 本市では、長年に渡り、横浜にふさわしい大都市制 度「 特 別 自 治 市 」の 実 現 を 求 め て き ま し た 。今 後 、様 々 な施策を力強く推進するには、大都市にふさわしい 権限と税財源を備えた特別自治市制度の実現が不可欠 です。しかし、制度実現までの間は、県との二重行政 の解消をスピード感を持って進める必要があります。 - 3 – (残り 83 分) 2/18 15:00 来年4月には、地方自治法の改正によって、県との 二重行政の解消を目的とした「指定都市都道府県調整 会議」が設置されると聞いております。この会議を 最大限に活用し、市民サービスの向上や安全・安心の 向上に資する成果を示していくべきと考えます。 また、会議の構成員については、衆参両院の附帯 決議において示されているように、協議の実効性を 高めるため、市長と知事に加えて、議会の議員が 参画すべきと考えています。 そこで、 (1)二重行政解消に向けた協議の実効性を高める ため、指定都市都道府県調整会議の構成員及び運営 についてどのように考えるのか、市長の見解を伺い ます。 一方、指定都市への権限移譲については、昨年6月 に「地方分権 第4次一括法」が公布されました。 具体的には、本市が強く求めてきた県費負担教職員 の給与負担や定数の決定、都市計画区域の整備、開発 及び保全の方針に関する都市計画決定などの権限が 移譲されることとなりました。 - 4 – (残り 82 分) 2/18 15:00 また、国では、今年度から新たに「地方分権に関す る提案募集方式」を導入し、先月末には地方分権に 関する閣議決定がなされました。 閣議決定の大きな目玉として、地方が長年、国に 対して求めてきた「農地転用の許可権限」が国から 都 道 府 県 に 移 譲 さ れ る と と も に 、「 要 件 を 満 た し て いる」と農林水産大臣が指定する市町村には、都道府 県と同様の権限が移譲されることとなりました。 この点は、地方分権が前進したところであり、本市 も積極的に権限移譲を進めていただきたいと思います。 しかし、他にもこれまで本市が求めてきた権限で、 移譲されていないものがあります。 そこで、 (2)本市は、国や県に対して、引き続き、市民サー ビスの向上につながる様々な権限の移譲を強く求 めていくべきと考えますが、市長の見解を伺います。 安倍内閣は、 「 地 方 分 権 改 革 の 推 進 は 、地 域 が 自 ら の 発想により課題解決を図るための基盤であり、地方創 生 に お け る 極 め て 重 要 な テ ー マ 」と 位 置 付 け て い ま す 。 内閣の最重要課題の1つである地方創生を進めてい く上においても、地方分権改革を速やかに展開する必 要があります。 - 5 – (残り 81 分) 2/18 15:00 本市としても、今後も積極的に国や県からの権限移 譲を強力に進めてほしいと思います。 3 平 成 27年 度 予 算 案 次 に 、 平 成 27年 度 予 算 案 に つ い て 伺 い ま す 。 いま本市は、大きな転換期に直面しており、今後を 見据えた都市機能の強化や、市内経済の活性化、日々 の生活に根差した市民ニーズへのきめ細かい対応など、 様々な場面において、投資が求められています。 そ う し た 中 で 、 市 長 は 、 27年 度 を “ 未 来 を 見 据 え て 力強く前進する年”と位置付けられ、中期4か年計画 を加速させるために、必要な施策・事業を予算案に 盛り込まれました。 一方、将来世代に過度な負担を先送りしないという かりいれきん 観点から、 借入金 残高の縮減をはじめとする財政の 健全性維持にもしっかりと取り組まれました。 - 6 – (残り 80 分) 2/18 15:00 昨 年 、 我 が 党 を は じ め と す る 提 案 に よ り 、「 横 浜 市 将来にわたる責任ある財政運営の推進に関する条例」 が 制 定 さ れ ま し た が 、 27年 度 予 算 案 は 、 こ の 条 例 の 趣旨である、 「 施 策 の 推 進 」と「 財 政 の 健 全 性 維 持 」を 着実に両立させた予算案でもあり、我が党としては 評価するところです。 そこで、まず、 ( 1 ) 27年 度 予 算 案 の 基 本 的 な 考 え 方 に つ い て 伺 い ま す。 防災・減災対策や、都市インフラの強化、公共 インフラの老朽化対策など、いわゆる公共投資は、 本市の未来を見据える上で、大変重要なものです。 こうした観点から予算案を見てみると、施設等整備費 は 、都 市 基 盤 の 強 化 か ら 市 民 生 活 に 密 着 し た 事 業 ま で 、 バランスよく盛り込まれており、大変評価できる内容 となっています。 国においても、現在、国土強靭化を進めている ところであり、これとしっかりと連携することなどに よ っ て 様 々 な 財 源 を 確 保 し な が ら 、 27年 度 予 算 案 に 引 き 続 き 、 28年 度 以 降 も 、 必 要 な 施 設 等 整 備 費 を 確 保 していただきたいと考えますが、 そこで、 - 7 – (残り 79 分) 2/18 15:00 (2)中期4か年計画期間における施設等整備費につ いて考えを伺います。 厳しい財政状況の中、 「 施 策 の 推 進 」と「 財 政 の 健 全 性 維 持 」 を 両 立 さ せ る 、 27年 度 予 算 案 の 編 成 は 、 ご苦労があったことと思います。しかし、市内経済の 活性化と市民生活の安心を実現し、将来世代に輝く 横浜をつないでいくために、引き続き、大局的な視点 か ら 、本 市 の 財 政 運 営 を 進 め ら れ る こ と を 要 望 し ま す 。 4 横浜経済の活性化 次に、横浜経済の活性化について伺います。 アベノミクスの成果により、我が国の経済情勢は 安倍政権発足からの2年間あまりで、株価が1万8千 円台まで回復するなど大幅な上昇を続けているほか、 平 成 26年 の 有 効 求 人 倍 率 が 1.09倍 と 、 平 成 3 年 以 来 23 年ぶりの高水準となるなど、前向きな動きが続いてい ます。 - 8 – (残り 78 分) 2/18 15:00 私は、経済状況が好転し始めている今こそ、この 動きを的確に捉え、本格的な成長軌道に乗せていく ための対策を、国も地方も力強く進めていくことが 何より重要であり、多くの国民や企業が求めているこ とであると考えます。経済の好循環を実現し、強い 経済を取り戻さなければなりません。 中 期 4 か 年 計 画 に お い て も 、「 人 も 企 業 も 輝 く 横 浜 」 を目指し、様々な経済施策が盛り込まれています。 私は、これらの施策と国の成長戦略との歩調を合わせ ることで、市内企業の成長を促し、横浜経済の活性化 につながるものと考えます。 そこで、まず、 (1)横浜経済の活性化は、国の成長戦略を生かして 進めていくべきと考えますが、市長の考え方を伺い ます。 27年 度 予 算 案 で は 「 、成長分野の育成と産業拠点の強 化」が取り上げられています。生産年齢人口の減少や 経済活動のグローバル化等、本市を取り巻く状況が大 きく変化している中で、横浜経済を着実に活性化させ ていくには、今後の成長が期待できる分野に対する施 策を強化することが重要になると思います。 そこで、 - 9 – (残り 77 分) 2/18 15:00 ( 2 ) 27年 度 予 算 案 に お け る 、 経 済 成 長 分 野 の 育 成 ・ 強化に向けた取組について伺います。 多くの市内企業の業績が上向くことが、市民生活を 豊かにすることにつながります。また、本市の財政 基盤も強化され、市民サービスを充実させる財源を 確保できるようになります。そのためには、市内企業 の成長・発展に向けた取組を全力で支援することが 重要です。引き続き、施策の強化を通して市内企業が 大きく成長していくことを期待します。 5 入札制度 次に、入札制度について伺います。 本市の委託契約の入札における最低制限価格につい ては、昨年1月に、設定率を予定価格の3分の2から 75% に 引 き 上 げ 、 ま た 、 昨 年 4 月 に は 、 対 象 業 務 に 設 計 業 務 を 追 加 し 、 11業 務 に 拡 大 し ま し た 。 このように段階的にではありますが、拡充されてきて いることについては一定の評価をしております。 - 10 – (残り 76 分) 2/18 15:00 しかし、一方、最低制限価格が導入されていない 業務の中には、依然として受注のために低価格で入札 せざるを得ず、厳しい競争が続いているものもありま す。 水質の検査や大気汚染物質の測定をする業務、公共 施設の飲料水の貯水槽などを清掃する業務は、ここ 数 年 の 入 札 に お け る 平 均 落 札 率 が 50% 台 か ら 60% 台 と 聞いております。 このように、横浜市民の生活環境に重要なかかわり のある業務の入札において、厳しい低価格競争が 行われており、かねてから低入札への対策を求めてき たところです。 受注した市内中小企業は履行の質を確保するよう 懸命に努力しておりますが、人件費が上昇傾向にある 中で、事業者はより厳しい経営環境に置かれている ため、このままでは業務の質が低下し、安全な市民 生活に影響が及ぶおそれも懸念されます。 そこで、 (1) 「 検 査・測 定 」業 務 な ど 厳 し い 低 価 格 競 争 が 行 わ れている業務にも、最低制限価格を導入するべきと 考えますが、市長の見解を伺います。 - 11 – (残り 75 分) 2/18 15:00 6 女性の活躍支援 次に、女性の活躍支援について伺います。 少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少が予測され る中、国は、女性の活躍推進を成長戦略の柱として 位 置 付 け 、 昨 年 10月 に は 、 内 閣 に 「 す べ て の 女 性 が 輝く社会づくり本部」を設置し、国が早急に実施すべ き取組をまとめた「すべての女性が輝く政策パッケー ジ」を発表するなど、具体的な取組の実施に向けて 加速しています。 本市でも、林市長のもと、国に先立ち女性の活躍 支援に力を注ぎ、待機児童対策を始め成果を挙げて きています。 国の動きの加速化や、 「女性の活躍は経済成長におい て 喫 緊 の 課 題 」で あ る と い う 社 会 の 認 識 の 広 が り な ど 、 強い追い風の中、このチャンスを最大限に活かした 施策展開を期待しているところです。 そこで、 (1)施策実施においては、知識・課題の共有や議論 の段階ではなく、具体的なアクションに踏み出す時 だと考えますが、市長の見解を伺います。 - 12 – (残り 74 分) 2/18 15:00 27年 度 か ら は 男 女 共 同 参 画 部 門 が 政 策 局 に 移 管 さ れ ます。これまで以上に統括・調整機能を発揮し、女性 の感性・視点を十分発揮できる社会の実現に向けて、 取組を強力に進めていただきたいと思います。 そこで、 (2)今後、新たに実施する、女性の活躍推進の具体 的な取組内容を伺います。 さらに、地域経済の活性化という視点からも、女性 の 活 躍 が 大 き な 鍵 を 握 っ て い ま す 。 市 内 企 業 の 約 99% を占める中小企業では、優秀な人材の確保や社員育成 が引き続き大きな課題となっており、多くの女性が、 潜在能力を最大限発揮することは、雇用の確保をはじ めとした地域経済の基盤である、中小企業の成長・ 発展にとっても不可欠なことです。 そこで、 (3)企業における女性の活躍をどのように促進して いくのか伺います。 - 13 – (残り 73 分) 2/18 15:00 市内企業をはじめ、国、団体等と連携した取組を 進め、 「 女 性 が 働 き や す い 、活 躍 で き る 」横 浜 の 実 現 に 向けて、我が国の女性の活躍推進の第一線を走り続け ていただきたいと思います。 (我が党においても、次の市議会議員選挙において、 新人候補に女性を擁立する予定で、女性の活躍に大い に 期 待 し 、 実 践 し て い き た い と 思 い ま す 。) 7 商店街振興 次に、商店街振興について伺います。 商店街は、地域に根差した店舗が、人とのふれあい を大事にしながら商売に取り組み、地域と共に発展し てきました。 一方で、消費者ニーズの多様化や、ネット販売等の 販売方法の多様化、大型店の進出など、商店街を取り 巻く環境は大きく変化しています。 そ の よ う な 中 で 、市 内 商 店 街 で は 、 「 ガ チ ! 」シ リ ー ズのような取組や、昨年4月の消費税率改定への対策 として実施した、イベント「GOGO商店街」など、 販売促進などの活性化に積極的に取り組んでいます。 - 14 – (残り 72 分) 2/18 15:00 我が党をはじめとする提案により先ほど議決されま し た 、「 横 浜 市 商 店 街 の 活 性 化 に 関 す る 条 例 」 に は 、 市役所、事業者、商店会、商店街で営業する大型店 などの責務や市民の協力、市の施策の基本方針などが 盛り込まれています。この条例の理念が普及し、 商店街活性化を促進するものと期待しています。 そこで、 (1)商店街の現状とその役割の認識について、伺い ます。 条 例 案 の 策 定 に 際 し て 、商 店 街 に ヒ ア リ ン グ を 行 い 、 直面している課題や要望をお聞きしましたが、状況や 課題はそれぞれ異なり、その対応への難しさも痛感し ました。 そこで、 (2)商店街の活性化に向けた今後の取組について、 伺います。 商店街の実態を把握し、活性化に必要な支援や対策 について、今後も充実していただきたいと思います。 - 15 – (残り 71 分) 2/18 15:00 また、先の予算案等の説明において、市長自ら、 こ の た び 国 の 26年 度 補 正 予 算 で 計 上 さ れ た 、 「地域住民 生活等緊急支援のための交付金」を活用し、商店街 振興にも寄与する、横浜ならではの消費喚起策を展開 しますとの力強い言葉がありました。国からは、地域 における消費喚起に直接効果がある事業として、 プレミアム付商品券の発行ということも例示されてい ますので、ぜひ市長には事業を実施し、商店街の 活性化を図っていただくことを期待します。 8 国際観光MICE都市の推進 次に、国際観光MICE都市の推進について伺いま す。 日本政府観光局が発表した、昨年の訪日外客数の 推 計 値 は 、 前 年 比 29.4% 増 の 1,341万 4 千 人 と な り 、 こ れ ま で 過 去 最 高 で あ っ た 平 成 25年 の 1,036万 4 千 人 を 300万 人 余 り 上 回 り ま し た 。 ビザの大幅緩和や消費税免税制度拡充のほか、アジ ア地域の経済成長に伴う海外旅行需要の拡大、円安 進行による訪日旅行の割安感の浸透などが、昨年の 訪日外客数の拡大に寄与していると聞いております。 - 16 – (残り 70 分) 2/18 15:00 そこで、 (1)横浜を訪れる訪日外国人宿泊者の現状について 伺います。 国 で は 、 25年 3 月 に 「 観 光 立 国 推 進 閣 僚 会 議 」 が 設置され、政府一丸となって観光立国を進める体制が 整っています。その閣僚会議の中でも安倍首相より、 「 2020年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東 京 大 会 の 開 催 を 追 い 風 と し て 、2020年 2000万 人 の 高 み を 目 指 す 」 との発言がありましたが、東京から至近距離にある 本市においても、ぜひオリンピック・パラリンピック 東京大会を契機として、多くの海外からのお客様を お迎えして、横浜の更なる成長へ結び付けていくべき と考えます。 そこで、 ( 2 ) 2020年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東 京 大 会 開催に向けた海外誘客の展望について、伺います。 さて、本市では、オリンピック・パラリンピック東 京大会の開催に合わせて、パシフィコ横浜の隣接地に て、新たなMICE施設整備を進めています。 - 17 – (残り 69 分) 2/18 15:00 「観光・MICE」は中期4か年計画で、横浜版 成長戦略にも位置付けられており、本市の成長エンジ ンとして、都市の活力とにぎわいを生み出す重要な 施策であると考えます。 言うまでもなく、MICEの開催の効果は、宿泊、 飲 食 、観 光 等 の 経 済・消 費 活 動 の 裾 野 が 広 く 、 「経済的 波及効果」が大きいことや、ビジネス機会の創出や、 文化、産業、人材育成等への影響も大きく「社会的 波及効果」も生み出すなど、本市の発展には欠かすこ との出来ないものであります。 そこで、 ( 3 ) 2020年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東 京 大 会 にMICE施設整備を間に合わせることの効果に ついて、市長の見解を伺います。 一方、新たなホテルや多目的ホールなどの整備によ り、MICE機能の更なる強化を図り、多くの方を 迎える国際的な観光・MICE拠点都市を目指すため には、都心臨海部の回遊性をより一層高め、利便性を 高めることが必要不可欠だと考えます。 中期4か年計画の中でも、都心臨海部における新た な 交 通 の 導 入 検 討 を 位 置 付 け て お り 、 26年 度 か ら 検 討 に 着 手 し 、27年 度 も 引 き 続 き 検 討 す る と の こ と で す が 、 - 18 – (残り 68 分) 2/18 15:00 そこで、 (4)都心臨海部における新たな交通の導入に向けた 今後の進め方について伺います。 新たな交通の導入には多くの課題があると思います が、一つ一つ課題を解決しながら、取組を進めていた だきたいと思います。 9 横浜駅周辺のまちづくり 次に、横浜駅周辺のまちづくりについて伺います。 横浜駅周辺では、国際化への対応、災害時の安全性 確保などの課題を解決するため、 「エキサイトよこはま 22」計画を策定し、国際都市の玄関口としてふさわ しいまちづくりを進めています。 民間開発や投資を誘発していくためには、誰もが 安心して訪れることができる街づくりを推進すること が必要です。 横 浜 駅 周 辺 を 流 れ る 帷 子 川 で は 、 昨 年 10月 の 台 風 18 号の際、最大水位が避難判断水位の2.1mに達し、 危機的な状況でした。 - 19 – (残り 67 分) 2/18 15:00 横浜駅周辺では、昨年度、大規模な津波が発生した 際に円滑な避難ができるよう安全確保計画を策定しま したが、浸水対策を含めた防災対策は先送りの許され ない課題となっています。 そこで、 (1)横浜駅周辺の今後の浸水対策を含めた防災対策 について、伺います。 今年は、横浜駅の新しい顔となる「横浜駅西口駅 ビル」が、オリンピック・パラリンピック東京大会が 開 催 さ れ る 平 成 32年 の 開 業 を 目 指 し て 、 い よ い よ 着 工 します。 ま た 、き た 西 口 鶴 屋 地 区 で は 、 「 国 家 戦 略 特 区 」へ の 指 定 を 活 か し て 、最 大 300% 程 度 を 目 安 に 容 積 率 を 緩 和 し、グローバル企業の居住ニーズの受け皿となる 高規格な住宅を整備します。 一方で、幸栄、五番街など、本市が連鎖的な開発 計画である街区形成計画を作成する中で、継続的に まちづくりを検討している地区があるなど、様々な 課題があります。 そこで、 - 20 – (残り 66 分) 2/18 15:00 (2)横浜駅西口駅ビル開発に続く横浜駅西口のまち づくりについて、伺います。 一方、横浜駅の東口では、横浜中央郵便局周辺の 開発計画を早期に策定し、日本郵政、JR東日本、 京 浜 急 行 と 緊 密 に 連 携 し て 、 28年 度 に 都 市 計 画 決 定 で きるよう取り組んでいます。 横浜駅東口は、横浜を訪れる皆様をお迎えする重要 な玄関口であり、今後は、羽田空港のさらなる国際化 により、来街者が増加することが期待されます。 また、横浜駅の東西を結ぶデッキ計画については、 鉄 道 事 業 者 と 連 携 し て 検 討 し て お り 、 28年 度 に は 計 画 を取りまとめると聞いています。デッキ計画に合わせ て、将来増加する来街者に対応できるよう、駅機能を 強化するなど、しっかりと取り組んでいく必要があり ます。 そこで、 (3)羽田空港の更なる国際化に対応した、鉄道の 空港アクセスの強化について伺います。 - 21 – (残り 65 分) 2/18 15:00 オリンピック・パラリンピック東京大会や、羽田の 国際化、国家戦略特区の指定など、様々な追い風が 吹いています。この機を逃さず、課題解決にしっかり と取り組み、都心臨海部の成長エンジンである横浜駅 の開発を更に促進することを期待します。 10 横浜文化体育館再整備と関内駅周辺地区のまち づくり 次に、横浜文化体育館再整備と関内駅周辺地区のま ちづくりについて伺います。 横 浜 文 化 体 育 館 は 、横 浜 開 港 100年 祭 記 念 事 業 の 一 環 と し て 、 昭 和 37年 、 1962年 に 開 館 し ま し た 。 2 年 後 の 1964年 の 東 京 オ リ ン ピ ッ ク で は 、 バ レ ー ボ ー ル の 予 選 会場となり、また、著名なアーティストのコンサート やサーカスなどの興行も行われ、横浜における、スポ ーツ・文化の発展に大きく寄与してきました。現在で も 、年 間 40万 人 も の 利 用 者 が あ り 、100% に 近 い 稼 働 率 を誇っており、横浜市民のスポーツ・文化の拠点的 施 設 と し て 、市 民 の 皆 様 か ら は「 ぶ ん た い 」と 呼 ば れ 、 親しまれてきました。 - 22 – (残り 64 分) 2/18 15:00 こ の 文 体 も 、 開 館 か ら 50年 以 上 が 経 過 し 、 再 整 備 に 当たっては機能の強化や武道の場の確保などの課題を 解決していくことに加え、市庁舎の移転と連動した、 関内駅周辺地区の活性化を進めていくための重要な 事 業 に 位 置 付 け ら れ 、 26年 度 か ら 、 再 整 備 に 向 け た 本 格 的 な 検 討 が 始 ま り ま し た 。 そ し て 、 27年 度 予 算 案 では、民間活力の導入に向けた事業者公募に関する 予算が計上されているところです。 そこで改めて、 (1)横浜文化体育館再整備を進めていくねらいに ついて伺います。 市 庁 舎 移 転 が 32年 6 月 に 予 定 さ れ る 中 、 関 内 駅 周 辺 地区のまちづくりを進めていく上では、横浜文化体育 館の再整備に当たり、これまでの考えや規制に とらわれない民間による土地利用を促進させ、 に ぎ わ い を 創 出 し て い く な ど 、こ の 事 業 に よ る 効 果 が 、 まち全体にできるだけ早期に波及・拡大していくこと が求められます。 そこで、 (2)横浜文化体育館再整備の事業手法及び整備スケ ジュールについての市長の考えを伺います。 - 23 – (残り 63 分) 2/18 15:00 横浜文化体育館のある関内・関外地区は開港以来、 横浜経済をけん引してきた地区であり、これまでも 活性化に向けたまちづくりに取り組んできましたが、 来たるべき新市庁舎整備を大きな契機として、関内駅 周辺地区のまちづくりを進めるべきと考えます。 そうした視点で横浜文化体育館が、更に魅力的に 生まれ変わるとともに、まちづくりにも寄与していく ような再整備を行う必要があると認識しています。 そこで、 (3)横浜文化体育館再整備が関内駅周辺地区のまち づくりにもたらす効果について伺います。 関内駅周辺地区のまちづくりを公民連携によって 進めるということで、これまでの地元協議会の方々と の話合いに加え、地元や企業、大学等とのまちづくり の議論を「横濱まちづくりラボ」で行ってきました。 今後は、多くの人が集まる魅力的な機能を導入する 必要がありますので、本市としても、プロジェクトの 具体化に向けた取組を強力に進める必要があると考え ます。 そこで、 - 24 – (残り 62 分) 2/18 15:00 (4)横浜文化体育館再整備に続く関内駅周辺地区ま ちづくりの進め方について伺います。 関内駅周辺地区の活性化は大変重要な課題です。 是非とも、横浜文化体育館再整備を皮切りに地区 全体のまちづくりにはずみをつけていっていただきた いと思います。 11 市内米軍施設の返還 次に、市内米軍施設の返還について伺います。 平 成 16年 10月 の 日 米 合 同 委 員 会 に お い て 、 市 内 の 6つの米軍施設について返還方針が合意されて以降、 17年 12月 に 小 柴 貯 油 施 設 が 返 還 さ れ 、 21年 5 月 に 富 岡 倉 庫 地 区 、昨 年 の 6 月 に 深 谷 通 信 所 が 返 還 さ れ ま し た 。 また、上瀬谷通信施設についても具体的な返還時期 が今年の6月末までと示されています。 今 年 は 、 戦 後 70年 の 節 目 の 年 で 、 戦 後 70年 と 聞 く たびに、本当に長い間接収されていたという事を つくづく感じさせられます。 - 25 – (残り 61 分) 2/18 15:00 我々横浜市会では、毎年、国に対し米軍施設の早期 全面返還を要請してまいりました。 また、我が党といたしましても最重要施策として取 り組んでまいりました。 今 回 の 返 還 時 期 の 具 体 化 は 、こ れ ま で の 市 民 と 行 政 、 そして議会が一体となって取り組んできた賜物であり、 長年の市民の願いが実を結んだものと考えます。 そこで、改めて、 (1)深谷通信所及び上瀬谷通信施設の返還に対する 市長の思いについて伺います。 旧深谷通信所の跡地利用については、現在、泉区 及び戸塚区の返還対策協議会と話し合いを進めていま すが、近隣の周辺住民の一番の関心事は暫定利用や 管理などです。 これまで米軍の許可により利用が認められてきた 野球利用者や菜園利用者は、今年度末で利用が停止さ れると聞いています。野球利用者はこれまでどおり 利用したいとの要望も強く、市に対しても継続利用の 要望を出しているとも聞いています。 来年度の防衛省が行う管理や調査の方法が明らかに なった今、市として当面の深谷をどうするのか、その 方向性を示していかなければならないと考えますが、 - 26 – (残り 60 分) 2/18 15:00 そこで、 (2)旧深谷通信所の暫定利用の考え方について伺い ます。 一方、跡地利用については、昨年9月に「旧深谷 通信所跡地利用基本計画の考え方」が示され、公園を 中心的な施設とし、 「 緑 あ ふ れ る 魅 力 的 な 円 形 空 間 」を テーマとして「スポーツ・健康」の象徴的な拠点に していくこととしています。 その具体的な施設として、地元からは、野球、 サッカーなどのほか、お年寄りの方々も楽しめる施設 の要望が出されておりますが、私としては市の南西部 に陸上競技場も必要でないかと考えています。 地域住民はもとより市民は、跡地利用がどのように なるのか期待を寄せています。 そこで、 (3)旧深谷通信所の跡地利用における「スポーツ・ 健康」の考え方について伺います。 - 27 – (残り 59 分) 2/18 15:00 ま た 、「 跡 地 利 用 基 本 計 画 の 考 え 方 」 で は 、 円 形 の 外周における道路の整備イメージも示されました。 外周道路は、周辺住民にとって生活と直接関わる非常 に大切な施設であるとともに、跡地利用全体のテーマ に沿った効果的な整備を進めることにより、跡地の 魅力を高めていくことにもつながると思います。 そこで、 (4)旧深谷通信所の外周道路の整備の考え方につい て伺います。 旧深谷通信所の跡地利用をよりよいものとし、市民 にとって価値のあるものとしていくためには、利用 計画をしっかりと定めるのはもちろんのこと、跡地 利用を契機として周辺の道路整備を進めるなど、跡地 へ の ア ク セ ス 性 を 高 め て い く こ と が 不 可 欠 で す 。特 に 、 環状3号線については、基地周辺にとどまらず、 国道1号から権太坂和泉線までの整備を早期に進める べきだと考えます。 そこで、 (5)旧深谷通信所へのアクセス道路の整備の考え方 について伺います。 - 28 – (残り 58 分) 2/18 15:00 さて、今年の6月末までには、いよいよ上瀬谷通信 施設が返還されますが、この上瀬谷通信施設は、全体 で 約 242ヘ ク タ ー ル と い う 、み な と み ら い 21地 区 を 大 き く上回る広大な面積があります。 これは、今までに返還された市内米軍施設と比べて も一番大きな施設で、また、一度に返還される面積と しては過去最大だと聞いております。このように広大 な面積を持つ上瀬谷通信施設の跡地が、今後どのよう に利用されるのか、非常に関心を持っているところで す。 そこで、 (6)上瀬谷通信施設の跡地利用計画の方向性につい て伺います。 12 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針等の見 直し及び第7回線引き全市見直し 次に、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針等 の見直し及び第7回線引き全市見直しについて、伺っ てまいります。 - 29 – (残り 57 分) 2/18 15:00 「 都 市 計 画 区 域 の 整 備 、 開 発 及 び 保 全 の 方 針 」、 いわゆる「整開保」は、都市計画法に基づく都市計画 の最上位に位置する都市づくりの基本的な考え方を 示すものです。 これまで神奈川県が決定権限を有していましたが、 今後は本市に移ることになっております。 本市では、権限移譲の動向も見ながら、見直しに 向けた基本的考え方について、都市計画審議会に諮問 し検討を進めており、昨年末には、市民意見募集も 行いながら、とりまとめているとのことです。 これまでも、本市の実情にもっと合うような見直し を行うべきと主張してきたところであり、昨年の予算 代表質疑においても、本件について伺っていますが、 重 要 な 方 針 で す の で 、改 め て 質 問 さ せ て い た だ き ま す 。 今後、具体的な見直し案の作成に向けた作業が本格 化していくわけですが、権限移譲による効果が発揮 できるような方針を期待しているところです。 そこで、 (1)権限移譲を踏まえ、整開保等の見直しに向け、 どのような考えで進めるのか伺います。 - 30 – (残り 56 分) 2/18 15:00 権限移譲を受け、整開保等の見直しと併せて、 市街化区域と市街化調整区域を区分する、いわゆる 線引きの見直しも進めていくことになります。 線 引 き は 、整 開 保 等 に 基 づ き 定 め ら れ る も の で す が 、 より具体的な土地利用を示す、土地利用計画の根幹で す。 線引きを見直すことにより、様々な面で土地利用の 活性化につながります。 将来に向けては、インフラを活かした、都市づくり を展開し、ひいては税収を増やしていく必要があると 考えます。 ま た 、線 引 き は 、農 業 施 策 や 緑 施 策 と の 関 係 が 深 く 、 これらと連携しつつ、市が大胆に見直すという姿勢を 示すことが非常に重要であると考えています。 6年ぶりの見直しに向けて当局が取り組んでいる わ け で す が 、是 非 積 極 的 な 対 応 を 求 め た い と 思 い ま す 。 そこで、 (2)今後の線引き見直しに向けどのように対応して いくのか、市長の考えを伺います。 - 31 – (残り 55 分) 2/18 15:00 13 横浜環状道路 次に、横浜環状道路について伺います。 本市が将来にわたって活力ある地域社会を維持し、 個性豊かで魅力ある都市として常に成長し、日本を リードしていくためには、市民生活と経済活動を支え る都市基盤を計画的かつ継続的に整備していく必要が あります。 27年 度 予 算 案 に お い て 、 イ ン フ ラ 関 連 の 施 設 等 整 備 費 が 大 幅 に 増 加 し 、約 3 割 増 の 2,360億 円 と な っ て い る ことは、横浜の未来のために、重要な投資が行われる ものとして評価しています。 中でも重点的に取り組まれるのが横浜環状道路等の 整 備 で 339億 8,500万 円 が 計 上 さ れ て い ま す 。 横浜環状道路は、横浜経済の活性化や横浜港の国際 競争力の強化、更には、大規模災害への備えという 観点からも早期整備が必要と考えます。 そこで改めて、 (1)横浜環状道路に集中して投資する必要性と意義 について伺います。 - 32 – (残り 54 分) 2/18 15:00 続いて、横浜環状道路の個々の路線について伺いま す。 まず北西線については、これまで用地取得を精力的 に 進 め 、 事 業 化 し て か ら わ ず か 2 年 ほ ど の 昨 年 11月 に 着工式が開催されました。 今 回 の 予 算 案 で は 、北 西 線 に 158億 円 の 事 業 費 が 計 上 されており、今後本格的に工事が進んでいくものと 思います。 我が党はこれまで、北西線の整備に当たっては、 早期完成を目指してスピード感を持って取り組んでほ しいということを、強く要望してきましたが、まさに そのとおりとなっていることを実感しています。 さらに、中期4か年計画においては、北西線の事業 期間の短縮を検討していくとありますので、今後、 早期完成に向けてより一層の検討がなされるものと思 います。 そこで、 (2ア)事業期間を短縮するための課題と取組につい て伺います。 - 33 – (残り 53 分) 2/18 15:00 また、北西線は首都高速道路株式会社とともに、 本市が事業者となって行われる大規模な事業ですので、 工 事 の 発 注 に お い て は 、横 浜 経 済 や 市 民 生 活 の 活 性 化 、 さらに市内企業の育成のために、ぜひとも市内企業の 受注機会を確保するよう取り組んでもらいたいと考え ます。このことについても、我が党はこれまでも強く 要望してきたところです。 そこで、 (2イ)北西線事業における市内企業の受注機会確保 の状況と今後の取組について伺います。 次に南線についてですが、本年3月8日には 「さがみ縦貫道路」が全線開通し、来年度末には、 圏 央 道 全 線 約 300キ ロ メ ー ト ル の 約 9 割 が 完 成 す る 予定と聞いています。圏央道西側の区間で唯一の 未整備区間となる南線等について、市長は昨年の 予 算 代 表 質 疑 に お い て 、「 早 期 完 成 に 向 け 一 刻 も 早 く 用 地 を 取 得 す る た め の 推 進 策 を 事 業 者 と 調 整 す る 。」と 答 弁 さ れ ま し た 。 そ の 後 、 事 業 者 は 昨 年 4 月 に 「 32年 度開通」という新たな目標を公表しました。 - 34 – (残り 52 分) 2/18 15:00 用地取得については、土地収用法に基づく手続を 着実に進めていると聞いており、工事においても、 建設中の橋脚が根岸線からも見えるようになり、整備 が進んでいることを実感しています。 そこで、 ( 3 ) 南 線 の 32年 度 完 成 に 向 け た 本 市 の 取 組 姿 勢 に ついて伺います。 高速道路は、その整備効果をまちづくりの起爆剤と して活用し、今後の横浜のさらなる成長へつなげるこ とも非常に重要だと思います。 横浜環状道路が整備されると、横浜市域と東名高速 が、また、圏央道を介して中央道等と直接結ばれる こととなり、インターチェンジ周辺では様々な土地 活用の可能性が期待できます。 そこで、北線や北西線と第三京浜道路が接続する 港北インターチェンジ周辺では、地域の地権者が中心 となって、市の支援も受けながらまちづくりの検討を 進めていると伺っていますが、 ( 4 )港 北 イ ン タ ー チ ェ ン ジ 周 辺 の 土 地 利 用 に つ い て 、 現在の進捗状況と今後の進め方について伺います。 - 35 – (残り 51 分) 2/18 15:00 横浜環状道路の整備は、まちづくりの基盤として 市内経済や地域連携、防災など市民生活を支える上で も重要ですので、早期完成に向けた事業推進を図って いただくことを強く要望します。 14 国際コンテナ戦略港湾の推進 次に、国際コンテナ戦略港湾の推進について伺いま す。 横 浜 港 は 、物 流 を は じ め 、産 業 活 動 を 営 む 場 と し て 、 市内経済はもとより日本の発展を支えてきましたが、 近年、国内製造業の海外移転の加速や、中国をはじめ としたアジア諸国の飛躍的な経済成長などにより、 日本港湾の国際的な地位も相対的に低下し、危機的な 状況にあると認識しています。 こうした状況を打開するため、アベノミクスの成果 もあり日本経済は回復しつつある中で、本市としても 我が国港湾の復権に向け、横浜港が先導的な役割を 果たしていくことが不可欠であると考えています。 そこで改めて、 - 36 – (残り 50 分) 2/18 15:00 (1)国際コンテナ戦略港湾である横浜港の目指すべ き方向について伺います。 26年 5 月 に は 、 国 内 で は 横 浜 港 の 南 本 牧 ふ 頭 の み 接岸が可能な、世界最大級の1万8千TEU型の 超大型コンテナ船が寄港し、話題となりました。 世界最大の船会社であるマースク社では、こうした 超大型船を順次就航させており、現在、日本に寄港し ているコンテナ船では最大級となる1万3千TEU型 の 船 が 、 昨 年 12月 か ら 、 横 浜 港 の 定 期 航 路 に 投 入 さ れ ました。 本市としては、今後ともこのような大型船の寄港 促進を見据え、しっかりとした対応を図っていくこと が求められます。 そこで、 (2)コンテナ船の更なる大型化に対応し、重点的に 取り組む事業について伺います。 また、国においても、港湾施設整備における国費 負担率引上げや、港湾運営会社への国出資制度や集貨 支援制度の創設など、支援策を強化してきたと認識し ています。 - 37 – (残り 49 分) 2/18 15:00 最 近 で は 、神 戸 港 、大 阪 港 の 港 湾 運 営 会 社 が 統 合 し 、 かつ国の出資も受けた阪神国際港湾株式会社が、国の 支援を最大限受けながら、強力な貨物集荷策などを 展開していると聞いています。 今後、横浜港が、国からの強力な支援を得て、 京浜港の中でリーダーシップを発揮しながら、戦略 港湾の実現を図るためには、京浜港の港湾運営会社の 早期設立はもとより、利用者ニーズに対応した施策を これまで以上に展開していくことが不可欠です。 そこで、 (3)港湾運営体制の強化も含め、国際コンテナ戦略 港湾の実現に向けた市長の決意について、伺います。 日本再興戦略の中にも盛り込まれた国際コンテナ 戦略港湾を推進し実現することは、上向きつつある 日 本 経 済 を 、一 層 活 性 化 さ せ 、更 な る 成 長 を も た ら し 、 我が国産業の競争力強化につながる重要な施策と考え ていますので、本市の力強い取組を期待します。 - 38 – (残り 48 分) 2/18 15:00 15 鉄道ネットワークの充実に向けた取組 次に、鉄道ネットワークの充実に向けた取組につい て伺います。 本市は、鉄道整備とともに市街地が拡大し、大きく 発展してきた都市といえます。近年では、みなとみら い線や東京メトロ副都心線など5社による相互直通運 転により、元町や中華街、みなとみらい地区を訪れる 方々が大きく増加しました。 3月には、横浜線の根岸線乗り入れ本数がさらに 増 え る な ど 、よ り 一 層 便 利 で 、快 適 な 移 動 手 段 と し て 、 鉄道の重要性は増していくと考えられます。 こうした中で、今後は、運輸政策審議会答申で 位置付けられた、高速鉄道3号線の延伸や横浜環状鉄 道などによる鉄道ネットワークの充実が期待されます。 特に、3号線の延伸については、優先度の高い路線 と し て 、26年 度 か ら 調 査 を 行 っ て い る と 聞 い て い ま す 。 引き続き、事業化に向けて検討を進めるとともに、 川崎市へも強く働きかけ、地元市民の思いが実現する ようしっかりと取り組んでもらいたいと思います。 そこでまず、 - 39 – (残り 47 分) 2/18 15:00 ( 1 ) 高 速 鉄 道 3 号 線 の 延 伸 に 関 す る 27年 度 の 取 組 に ついて伺います。 横浜環状鉄道については、地元から早期実現の要望 がたびたび寄せられており、期待している市民の思い に応えられるよう、着実に計画を進めていただきたい と思います。 運 輸 政 策 審 議 会 答 申 の 目 標 年 次 で あ る 27年 を 迎 え 、 国の交通政策審議会では、今後、整備すべき新線、 新駅等の具体的あり方や方策について審議され、 27年 度 中 に 答 申 が 出 さ れ る 予 定 と 聞 い て い ま す 。 そこで、 (2)横浜環状鉄道など本市の鉄道計画に係る国の 交通政策審議会への対応について伺います。 本市の今後の発展を見据えて、充実した鉄道ネット ワークの構築に一層積極的に取り組んでいただきたい と思います。 - 40 – (残り 46 分) 2/18 15:00 16 ブルーラインの快速運転実施 次に、市営地下鉄ブルーラインの快速運転実施につ いて伺います。 ブ ル ー ラ イ ン は 、 昭 和 47年 12月 に 開 業 し 、 現 在 で は 湘 南 台 ・ あ ざ み 野 間 の 40キ ロ メ ー ト ル 、 32駅 の 路 線 と なり、戸塚や港北ニュータウンなどの郊外部と横浜 都心部を結ぶ基幹鉄道として、市域の発展とともに 成長してきました。今では、グリーンラインと合わせ て 一 日 62万 人 が 利 用 す る 市 民 の 足 と し て 定 着 し て います。 一方で、数度の延伸により路線が長くなり、速達性 の向上に対する期待が高まっています。 このような中で、先般、本年7月からの快速運転 実 施 に つ い て 、交 通 局 か ら 停 車 駅 な ど の 概 要 が 示 さ れ 、 計画が具体化してきたと実感しています。 そこで、 (1)市営地下鉄ブルーラインの快速運転実施につい ての市長の所感を伺います。 - 41 – (残り 45 分) 2/18 15:00 快速運転により新幹線利用客をはじめ、本市郊外部 や市外からも横浜、関内、みなとみらいなどを訪れ、 ショッピングや観光などを楽しむ機会が増えると思い ます。 今 回 は 、 10時 か ら 16時 の 時 間 帯 に 1 時 間 当 た り 2 本 の運行ですが、今後、市民の要望も取り入れ、更に 利便性を高めてもらいたいと考えます。 そこで、 (2)今後の市営地下鉄の利便性向上に向けた考え方 について、交通局長に伺います。 快速運転の実施は市営地下鉄にとって大きな前進で あると評価します。 引き続き、沿線地域を活性化し、横浜市全体の魅力 が高まるよう、更なる利便性の向上に取り組んでいた だくことを要望します。 - 42 – (残り 44 分) 2/18 15:00 17 神奈川東部方面線整備事業及び関連する鉄道駅周 辺の拠点整備 次に、神奈川東部方面線整備事業、及び関連する 鉄道駅周辺の拠点整備について伺います。 神奈川東部方面線の整備は、事業着手から既に5年 が経過し、西谷駅の前後などでは、相鉄線の車窓から もかなり工事が進捗している状況が見えてきました。 27年 度 予 算 案 で は 、 全 線 で 工 事 の 本 格 化 に 伴 い 、 前年度比で大幅な増額予算が計上されており、工事が 一層進捗するものと期待しております。 早期完成を望んでいる市民の皆様の思いに応えられ るよう、予定通りの完成に向けて着実に整備を進めて いただきたいと考えています。 そこで、 (1)神奈川東部方面線整備の現在の状況と今後の 見通しについて伺います。 この神奈川東部方面線が完成すれば、沿線から新横 浜や東京都心方面に直接乗り入れることができるよう になるため、沿線の価値も飛躍的に高まってきます。 - 43 – (残り 43 分) 2/18 15:00 こうした機会を捉え、特に相鉄線沿線では、駅前の 拠点整備が活発に動き出しています。ターミナル駅で もある二俣川駅では、南口の再開発がいよいよ既存 建物の解体工事に着手するなど、鉄道の開業に合わせ た新たな街の形成に向け、様々な地区で精力的にまち づくりが進められています。 そこで、 (2ア)相鉄線沿線における拠点整備の今後の見通し について伺います。 また、いずみ野線沿線では、郊外部の再生・活性化 を目指し、持続可能な住宅地モデルプロジェクトの 4つのモデル地区の一つに位置付けて、取組が進めら れています。 これから超高齢化・人口減少社会を迎える本市に とって、郊外部を誰もが住みたい、住み続けたいと 思えるような住宅地へと再生していくことができるか どうかは、今後の横浜の都市の将来像を、大きく左右 すると考えられます。 いずみ野駅前では、駅前広場の再整備や商業施設の リニューアルなども着実に進んでおり、今後、沿線で 更に具体的な動きを期待しているところですが、 そこで、 - 44 – (残り 42 分) 2/18 15:00 (2イ)相鉄いずみ野線沿線における持続可能な 住宅地モデルプロジェクトの取組状況と、今後の 見通しについて伺います。 相鉄本線、いずみ野線沿線共に、駅周辺では地区の 特性に合わせ、様々な整備手法によってまちづくりが 進んでいますが、このほかでも、西谷駅や羽沢駅など の周辺でもまちづくりの検討が進められています。 この両駅は乗換駅となるため、鉄道開通後の地区の ポ テ ン シ ャ ル を 生 か し た ま ち づ く り に 向 け 、引 き 続 き 、 精力的に検討を進めていただきたいと思います。 また、この路線のうち、相鉄・東急直通線では、 新 た に 新 横 浜 駅 と 新 綱 島 駅 が 整 備 さ れ ま す が 、 27年 度 の予算では、新綱島駅周辺の拠点整備が新規事業とし て挙げられています。 こ の 地 区 は 、東 急 東 横 線 綱 島 駅 の 東 口 の 地 域 で あ り 、 長い間、まちづくりの検討が進められてきましたが、 相鉄・東急直通線の新駅整備に伴って、地元の機運が 高まり、本格的な取組が開始されたと聞いています。 このたび、当地区の事業化に当たっては、市施行に よる土地区画整理事業と、組合施行による再開発事業 を一体的に施行する事業手法を、本市では初めて活用 することとしていますが、 - 45 – (残り 41 分) 2/18 15:00 そこで、 (3ア)区画整理事業と再開発事業の一体的施行で 事業を行うこととなった経緯について伺います。 郊外部の拠点整備は、現在、主に本市の南部や西部 地域で行っている事業が多い中、当地区の新たなまち づくりは、北部地域や東急東横線沿線の活性化にも つながり、大いに期待しているところです。 また、こうした駅前の拠点整備に当たっては、沿線 ごとに特徴も異なるため、それぞれの地区の特性を 生かしながら、将来を見据えた土地利用を促進して いくことが重要です。 そこで、 (3イ)都市基盤施設の整備などの土地利用計画や、 再開発ビル計画の基本的な方向性について伺いま す。 相鉄・東急直通線は、新横浜駅に続き、新綱島駅の 工事にも既に着手するなど、本格的に工事が行われる ことになります。この機会を捉え、この新綱島駅周辺 地区のまちづくりをしっかりと進めてもらいたいと考 えていますが、 - 46 – (残り 40 分) 2/18 15:00 そこで、 (3ウ)当地区の事業実施に向け、今後、本市として どのように取り組んでいくのか、伺います。 都市の骨格となる鉄道の整備は、本市の都市づくり において重要な施策であり、また、併せて沿線のまち づくりを連携して進めていくことが、都市の発展に おいて極めて重要と考えています。 神奈川東部方面線の整備が目標どおりに進捗し、 沿線のまちづくりも鉄道開業に併せて一体的に進むよ う期待します。 18 踏切整備計画 次に、踏切整備計画について伺います。 本 市 で は 、 こ れ ま で 踏 切 の 安 全 対 策 と し て 、 18年 度 から「横浜市踏切5箇年整備計画」などにより、踏切 拡幅やバリアフリー化などを進めてきました。また、 そ の 後 も 安 全 対 策 に 取 り 組 ん で い ま す が 、 26年 度 に は 今後の安全対策を計画的に実施するための新たな踏切 整備計画の策定を進めていると聞いています。 - 47 – (残り 39 分) 2/18 15:00 踏切整備計画の策定により、安全対策が計画的に進 められることは、踏切を利用している市民にとって、 非常に望ましいことと思います。 そこで、 ( 1 )新 た な 踏 切 整 備 計 画 の 策 定 の 考 え 方 を 伺 い ま す 。 踏切の安全対策の中でも、複数の踏切が廃止できる 連続立体交差事業は、非常に効果の高い事業であると 思います。本市では現在、相鉄線の星川~天王町駅間 で 連 続 立 体 交 差 事 業 が 進 め ら れ て お り 、 28年 度 に 下 り 線 、30年 度 に 上 り 線 が 高 架 化 す る と 聞 い て い ま す 。 私は、この連続立体交差事業が周辺地域にもたらす 様々な効果に期待しており、このような事業は、今後 も引き続き進めていく必要があると思っています。 そこで、 (2)今後の連続立体交差事業をどのように検討して いくのか伺います。 相 鉄 線 は 東 部 方 面 線 が 31年 に 運 行 開 始 さ れ る 予 定 の た め 、特 に 西 谷 ~ 二 俣 川 駅 間 の 踏 切 遮 断 時 間 の 増 大 や 、 周辺交通の渋滞悪化などにより、市民生活への影響も 考えられるのではないでしょうか。 - 48 – (残り 38 分) 2/18 15:00 そこで、私は、鶴ヶ峰駅周辺の連続立体交差化が 必要と考えています。 当該区間はこれまでも地域要望が強く出されている ところです。今後の連続立体交差事業候補区間の選定 に当たっては、地域要望なども考慮して選定するよう 要望します。 19 道路の無電柱化の促進 次に、道路の無電柱化の促進について伺います。 全 国 に は 依 然 と し て 、約 3,500万 本 の 電 信 柱 や 電 力 柱 があり、現在も増え続けています。 し か し 、 東 京 都 は 、 2020年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピック東京大会の開催に向けて、首都機能や競技会場 等が集中しているエリアの整備済みの都道について、 25年 度 末 で 85% の 地 中 化 率 を 、31年 度 ま で に 100% に す るとしています。 一方、本市においては、緊急輸送路の無電柱化率が ま だ 約 15% と 遅 れ て お り 、 加 速 的 に 無 電 柱 化 を 推 進 す る必要があると考えています。 そこで、 - 49 – (残り 37 分) 2/18 15:00 (1)無電柱化に向けた市長の考えを伺います。 少子高齢社会の到来を迎え、道路のバリアフリー化 や無電柱化はますます重要だと思います。 24年 度 に 策 定 さ れ た い ず み 中 央 駅 ・ 立 場 駅 周 辺 地 区 バリアフリー基本構想においては、都市計画道路の 整備に伴い、いずみ中央駅付近の電線共同溝の整備が 進められる一方で、整備が完了していた立場駅側の 無電柱化は位置付けられず、特に通勤通学や買物など でにぎわう駅周辺のまちづくりを考える上でも、 十分な対応となっていない部分があると感じています。 そこで、 (2)バリアフリー化やまちづくりに合わせ、駅周辺 の無電柱化をより一層進めていくべきと考えます が、市長の見解を伺います。 特に多くの方が利用する駅の周辺は、歩行者の安全 確保や、景観形成などのまちの魅力向上の観点におい ても非常に有効だと思います。駅周辺の一体的なまち づくりの中で道路の無電柱化を積極的に進めるよう 要望します。 - 50 – (残り 36 分) 2/18 15:00 20 空家対策の取組 次に、空家対策の取組について伺います。 これまで空家の問題は、特に地方の都市において、 適切な管理が行われていない空家の課題がクローズア ップされていましたが、今後は都市部においても、 少子高齢化による人口減少が想定される中で、空家が 増えていく傾向にあると思います。 そのような中、空家の抱える様々な課題に対応する ために、国において、我が党が中心となって検討して きた「空家等対策の推進に関する特別措置法」が、 昨 年 11月 に よ う や く 成 立 し ま し た 。 いよいよ今月末には法の一部が施行されることと なっており、本格的な空家対策に向けた取組が始まる ことに市民の関心も高まっていると思います。 そこでまず、 (1)特措法が施行されることにより、本市の空家 対策の取組で何ができるようになるのか伺います。 - 51 – (残り 35 分) 2/18 15:00 地域で問題になっている管理不全の空家に対して、 行政には法に基づく実効性のある取組を進めることを 期待する一方で、所有者や管理者の皆さんは、ご自身 の資産をどのようにするべきかという悩みを抱えてい るとも聞いています。 このような悩みを解決するためには、行政だけで対 応することは限界があると考えており、民間事業者や 専門家などと連携し、空家対策を講じていく必要が あると思います。 そこで、 (2)外部の関係団体との連携に向けた取組について 伺います。 空家の適正な維持管理や、流通・活用の促進など、 様々な角度から取り組んでいただきたいと思います。 21 自然災害への対応 次に、自然災害への対応について伺います。 - 52 – (残り 34 分) 2/18 15:00 昨年は全国的にも台風などによる被害が発生し、 横 浜 で も 昨 年 10月 の 台 風 18・19号 で は 、250棟 以 上 の 浸 水 被 害 や 100か 所 以 上 の が け 崩 れ 、 ま た そ れ に 伴 い お二人の方が亡くなるという、大きな被害が発生しま した。 昨今は、このような自然災害による様々な問題が 表面化しています。本市は、それらに対してこれまで の発想を変え、きちんと対応すべきです。 例えば私の地元、泉区では、落雷による被害が問題 になっていたところ、市内の企業が、新たに開発した 落雷抑制装置を小学校に寄附するといったことがあり ました。これは、民間企業の新たな技術を自然災害へ の対策に導入した、良い事例だと思います。 そこで、 (1)本市は最新の技術を研究し、率先して対策に 反映させるべきと考えますが、市長の見解を伺いま す。 市 民 の 皆 さ ん に は 、 25年 度 に 制 定 し た 「 横 浜 市 災 害 時における自助及び共助の推進に関する条例」の趣旨 を踏まえ、自然災害に対して自助・共助により、自ら 命を守っていただかなければなりません。 - 53 – (残り 33 分) 2/18 15:00 そのためには特に、地域の身近な区役所・土木事務所 の役割は極めて重要です。 そこで、 ( 2 )様 々 な 自 然 災 害 に 対 し 、区 役 所 と 土 木 事 務 所 が 、 率先して自助・共助の取組を推進すべきと考えます が、市長の見解を伺います。 あらゆる自然災害の脅威に対し、 「 自 助・共 助・公 助 」 の取組を進め、強靭なまちづくりを早期に実現してい ただくことを要望します。 22 計画を超える大雨に対する浸水対策 次に、計画を超える大雨に対する浸水対策について 伺います。 昨 年 10月 の 台 風 で は 、 私 の 地 元 の 和 泉 川 な ど で も 道路や畑が水につかり、和泉遊水池から上流の新幹線 と の 交 差 部 付 近 ま で の 、 約 1.8キ ロ メ ー ト ル の 範 囲 で 広範囲に被害が発生しました。 - 54 – (残り 32 分) 2/18 15:00 この区間の河川では未改修箇所もある中、暫定的な 貯留対策などを実施すると聞いておりますが、浸水 被害に対する周辺住民の不安もまだあります。住民の 不安を取り除くためにも、スピード感を持って取り組 むべきと考えます。 そこで、 (1)和泉川での早期治水対策に向けた具体的な取組 について伺います。 次に大雨に対して浸水被害の軽減を図るためには、 下水道の役割が大変重要です。下水道事業ではこれま で雨水幹線やポンプ場などを、莫大な資金と長い年月 をかけて整備してきました。水害から都市を守るため の基幹施設が、今回の大型台風では、浸水被害の軽減 に役に立ったのかが気になるところです。 そこで、 (2)下水道事業におけるこれまでの浸水対策施設の 評価について伺います。 - 55 – (残り 31 分) 2/18 15:00 近 年 の 大 雨 は 、 例 え ば 昨 年 10月 の 台 風 18号 で は 、 泉 区 で 時 間 降 雨 量 74.5ミ リ を 観 測 す る な ど 、 下 水 道 の 整備水準を超えることが多いのが特徴です。今後の気 候変動による大雨の増加を考えますと、更に高いレベ ルの浸水対策を目指す必要があると考えます。 そこで、 (3)計画を超える大雨に対応するための取組につい て伺います。 近年増加している「計画を超える大雨」に対応する ためには、まず皆さんの日頃の備えが重要であり、 内水ハザードマップなどを活用したソフト対策による 自助・共助の促進を進める必要があります。しかし、 一方で、抜本的には下水道や河川の基幹施設の整備が 重要であり、予算や時間がかかりますが、早期供用に 結び付くような様々な工夫を凝らして、着実に進めて いただきたいと思います。 - 56 – (残り 30 分) 2/18 15:00 23 消防団の充実強化 次に、消防団の充実強化について伺います。 平 成 25年 12月 に 、 「消防団を中核とした地域防災力の 充実強化に関する法律」が成立しました。本法律の 施行を受けて、本市においても、昨年の第3回定例会 での、防塵メガネなどの個人装備を配付するための 補正予算など、消防団の充実強化に向けた取組が 進められているところです。 こ う し た 中 、 昨 年 12月 の 政 府 の 地 震 調 査 委 員 会 の 発 表 で 、 全 国 の 県 庁 所 在 地 の う ち 、 今 後 30年 以 内 に 震度6以上の揺れに見舞われる可能性が最も高い都市 が 本 市 で 、 そ の 確 率 が 78パ ー セ ン ト で あ る と さ れ ま し お お じ し ん た 。こ の よ う に 、い つ こ こ 横 浜 が 大 地 震 に 襲 わ れ る か 分からないという状況を踏まえると、地域防災の要で ある消防団の充実強化は喫緊の課題です。 そこで、 (1)本市の責務として、一層の消防団の充実強化を 図るべきと考えますが、市長の見解を伺います。 - 57 – (残り 29 分) 2/18 15:00 本市の消防団は、これまで郷土愛護の精神のもと、 活動の基本となる積載車及び器具置場については、 地域と一体となって消防団の充実を図ってきましたが、 20年 度 か ら 、 本 市 に よ り 整 備 が 進 め ら れ る こ と と な り ました。 現 在 の 消 防 団 全 体 の 体 制 を 見 る と 、 積 載 車 が 約 400 台 、器 具 置 場 が 450棟 あ り ま す が 、老 朽 化 が 進 ん だ 車 両 や建替が必要な器具置場が多くあると聞いています。 27年 度 予 算 案 で は 、 器 具 置 場 や 積 載 車 の 整 備 数 が 拡充され、一定の評価をするところですが、それでも 本来必要な整備が追い付いていないのではないかと 危惧するところです。 そこで、 (2) 「 消 防 団 積 載 車 」や「 消 防 団 器 具 置 場 」の 整 備 を 加速化するべきと考えますが、市長の見解を伺いま す。 消防団は、地域に密着した活動を実施しており、 地域防災力の向上に大きな役割を果たしています。 こうした消防団の皆さんが、より活動しやすい環境を 整え、力を発揮していただくことは大変重要であり、 そのため新たに消防団活動充実強化費を創設したとの ことですが、 - 58 – (残り 28 分) 2/18 15:00 (3)消防団活動充実強化費の創設により、期待され る効果について伺います。 「横浜市災害時における自助及び共助の推進に関す る 条 例 」、そ し て「 よ こ は ま 地 震 防 災 市 民 憲 章 」の 本 旨 を実現していくためにも、地域で活動する消防団の声 を受け止め、さらなる消防団の充実強化を推進してい くことを強く要望します。 24 全国都市緑化よこはまフェア 次に、全国都市緑化よこはまフェアについて伺いま す。 第 33回 全 国 都 市 緑 化 フ ェ ア の 横 浜 開 催 が 、 昨 年 暮 れ の 12月 26日 に 国 の 開 催 同 意 を 取 得 し 、 正 式 に 決 定 し ま した。 我が党としては、横浜でこの都市緑化フェアが開催 さ れ る よ う 、 こ れ ま で も 数 多 く の 視 察 を 行 い 、 29年 春 のよこはまフェアの開催に向け応援を続けてきました。 こ の た び の 正 式 決 定 を 受 け 、 27年 度 予 算 案 で は 、 開催準備として1億4千万円が計上され、いよいよ 本格的な準備に入ります。 - 59 – (残り 27 分) 2/18 15:00 開催までの短い期間の中で、さらに積極的に取り組 んでいただきたいと思っております。そこで、 (1)全国都市緑化よこはまフェアの意義と今後の進 め方について伺います。 昨年の全国都市緑化しずおかフェアでは、多くの 花々で飾られた素晴らしい庭園の数々を目のあたりに ふうこう め い び しました。浜名湖ガーデンパークでは、 風光 明媚 な 浜名湖のほとりで、自治体や地元の企業、地域の方々 から出展された花壇や花や緑の演出、来場者が直接 参加できるイベントや草花の購入など、花と緑を 大いに楽しむことができました。 そこで、 (2)全国都市緑化よこはまフェアで目指している 内容について伺います。 よこはまフェアでは、都心部や郊外部の会場だけで なく、市内の様々な場所で、機運を盛り上げていくこ とが重要だと思います。さらに、花や緑に直接関わる 関 係 者 だ け で は な く 、様 々 な 分 野 の 人 や 企 業 の 方 々 に 、 広く普及、啓発できるよう進めていくことも重要だと 思います。 - 60 – (残り 26 分) 2/18 15:00 そこで、 (3)全市的な盛り上げの取り組み方について伺いま す。 よこはまフェアの開催によって、市内の花や緑に 対する普及啓発にとどまらず、さらに全国の市町村か ら多くの方々が訪れ交流が生まれるとともに、本市の 地域経済の活性化など、幅広い分野で様々な効果が もたらされることも大いに期待しています。 是非とも、横浜らしい全国都市緑化フェアの実現に 向け、横浜の未来のまちづくりも見据えながら、 ふさわしい規模と内容をもって、着実に準備を進めて いただきたいと思います。 - 61 – (残り 25 分) 2/18 15:00 25 水素エネルギーの活用 次に、水素エネルギーの活用について伺います。 国 は 、エ ネ ル ギ ー 基 本 計 画 に お い て 、 “ 水 素 社 会 ”の 実現を目指すとしております。現状、日本では、 ほとんどのエネルギー源を海外からの輸入に頼ってお り、将来のエネルギーとして、水素の利活用が期待さ れています。 中 期 4 か 年 計 画 で も 、「 水 素 」 の 活 用 検 討 ・ 導 入 が 盛り込まれました。水素エネルギーは国の成長戦略の 一つで、我が党としても、その普及を推進しており、 中期4か年計画に記載されたことに関しては評価しま す。今後は、それを具体的に進めていく段階であり、 本市の積極的な取組に期待します。 そこで、 (1)本市の水素エネルギー活用の基本的な考え方に ついて伺います。 - 62 – (残り 24 分) 2/18 15:00 昨 年 12月 に は 、 燃 料 電 池 自 動 車 が 一 般 販 売 さ れ ま し た。燃料電池自動車は、走行時に二酸化炭素を排出せ ず、温暖化対策に寄与するとともに、発電した電力を 外部に供給する能力を持っているため、災害時に家庭 での電力として使用できるなど、分散電源としての 機能も期待されています。 一方で、車両価格が高いことや、燃料である水素を 供給するステーションの整備が課題ともいわれており、 普及促進を図るためには、行政の関わりも重要と考え ます。 そこで、 (2)燃料電池自動車の普及促進のため、具体的な 施策を進めるべきと考えますが、市長の見解を伺い ます。 水素エネルギーは自動車のみならず、様々な分野へ の展開も考えられます。例えば、家庭用燃料電池、 いわゆる「エネファーム」は、都市ガスやプロパンガ スから取り出した水素から、電気とお湯を作ることが できる高効率なエネルギー機器であり、新築住宅のみ ならず既存住宅への普及も進めるべきと考えます。 - 63 – (残り 23 分) 2/18 15:00 更 に 、 2020年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東 京 大 会では、選手村を水素タウンにするなどの構想も あります。横浜市においても、家庭や産業など様々な 分野において水素が活用される「水素社会」の実現を 目指すべきと考えます。 そこで、 (3)水素社会の実現に向けた更なる展開について伺 います。 中期4か年計画に掲げた「水素」の取組を積極的に 進め、本市においても「水素社会」が実現されること を期待します。 26 新市庁舎整備 次に、新市庁舎整備について伺います。 新市庁舎は、整備の基本理念に「環境に最大限配慮 し た 低 炭 素 型 の 市 庁 舎 」 を 掲 げ て お り 、 2020年 の 完 成 時には、ぜひとも、先進的・革新的な取組を取り入れ た建物として、国内外にアピールできるような庁舎を 目指してもらいたいと思います。 そこでまず、 - 64 – (残り 22 分) 2/18 15:00 (1)新市庁舎整備における、環境に最大限配慮した 建物整備の考え方について、伺います。 新 市 庁 舎 の 整 備 で 採 用 す る 設 計・施 工 一 括 方 式 で は 、 構造性能や環境性能などに、民間の持つ最新の高度 技術や工法を設計段階から取り入れ、コストと工期と 品質を最適化していくことができると聞いています。 特 に 、 昨 年 12月 に 示 さ れ た 計 画 概 要 で は 、 環 境 技 術 に関して、高度技術提案型総合評価落札方式のメリッ トを生かした技術提案を求めるとしていましたが、 (2)この落札方式を用いて、環境性能に関する 先進的な技術をどのように具体化していくのか、 伺います。 新市庁舎のアトリウムには、みなとみらい線馬車道 駅の出入口が設けられ、市民の皆様はもとより東京や 埼玉からの観光客も、ここを起点として、関内地区や み な と み ら い 21地 区 な ど に 向 か う こ と が 予 想 さ れ ま す 。 新市庁舎建設敷地は、桜の名所として市民の皆様に 親しまれている大岡川に面しており、周辺には歴史的 建造物や土木遺産も数多く見られます。 - 65 – (残り 21 分) 2/18 15:00 アトリウムでは、イベントなどを行って、市民や来 街者の皆様が気軽に集い、親しみ、憩えるような空間 にするとのことですが、これら周辺の魅力的な 観光資源と連携することにより、新たな人の流れを 生み出すことができると思います。 そこで、 ( 3 ) み な と み ら い 21地 区 と 関 内 地 区 の 結 節 点 で あ る 北仲通地区に建設される新市庁舎には、周囲の 観光資源をつないで、まちの連続性、一体性を高め る役割も期待されていると思いますが、市長の考え を伺います。 新市庁舎の整備に当たっては、最新の環境技術の 導入や、まちづくりとの連携など、将来を見据えた 検 討 を 行 い 、 必 要 な も の は し っ か り と 整 備 し 、「 環 境 未 来 都 市 」 横 浜 に ふ さ わ し い 市 庁 舎 と し て 、 50年 あ る い は 100年 と 横 浜 市 を 支 え る 庁 舎 と な る よ う 取 り 組んでいただくことを要望します。 - 66 – (残り 20 分) 2/18 15:00 27 国際政策の推進 次に、国際政策の推進について伺います。 開港以来、世界とともに発展を続けてきた横浜に とって、国際的なつながりは未来を切り拓く上で 不 可 欠 な 視 点 で す 。 27年 度 は 本 市 の 国 際 施 策 を 統 括 的 に調整・推進する組織として国際局が新設されます。 「局」の名を持つ国際分野を担当する部署は政令市で も初めてであり、本市の国際政策への意気込みを 対外的に力強くアピールするものです。 27年 度 は こ の 「 局 」 と い う 名 に 恥 じ な い 積 極 的 な 自治体外交を、都市間連携、地域の国際化、グローバ ル人材育成、国際協力などあらゆる分野で進め、 これまで以上に本市の存在感を発揮していくべきと考 えます。 そこで、 (1)自治体外交を推進していく方向性について伺い ます。 - 67 – (残り 19 分) 2/18 15:00 私は自治体外交の主軸となる取組は海外都市等との 連携強化にあると思います。新設される国際局では 「国際政策部」内に地域別担当が再編成されるとあり ます。地域別担当により、都市間連携を一層強化して いくものと考えますが、 そこで、 ( 2 )都 市 間 連 携 を 展 開 す る 考 え 方 に つ い て 伺 い ま す 。 国際施策については、中期4か年計画の個別施策で も様々な課題を掲げています。その中には、今述べた ような都市間連携の強化とあわせて、多文化共生や グローバル人材育成の必要性がうたわれています。 本市にはビジネスや観光でも多くの外国人の方が訪れ ます。こうした短期滞在の外国人が活動しやすいまち づ く り も 含 め 、地 域 の 国 際 化 に 努 め て い く こ と も ま た 、 本市の重要な国際政策です。さらに横浜の将来を担う 若い世代を中心に今後、グローバル人材の育成に 積極的に取り組んでいくべきと考えます。 そこで、 (3)地域の国際化とグローバル人材の育成の今後の 進め方について伺います。 - 68 – (残り 18 分) 2/18 15:00 国 際 局 の 重 要 な 柱 と し て「 国 際 協 力 部 」が 設 置 さ れ 、 今までに増して国際協力の取組を進めていくことは、 国際都市横浜にとって非常に重要なことであると 考えます。私も3年前に、本市が公民連携による国際 技術協力「Y-PORT事業」で覚書を結んでいるフ ィリピンのセブ市を訪問し、水処理やごみ対策などの 現場で、現地の課題を目のあたりにしました。都市間 連携に基づき新興国諸都市の発展に貢献しながら、 ウ ィ ン ウ ィ ン 市 内 企 業 の 進 出 も 支 援 し 、 win - win の 関 係 を 構 築 す る Y-PORT事業は、国際局のリーディングプロジェ クトの一つとなると考えます。来年度はY-PORT センターを新たに設置し事業強化を図るとのことです が、 そこで、 (4)Y-PORTセンターを設置する目的とねらい について伺います。 Y-PORT事業は、地方自治体のインフラ海外 展開の促進を進める安倍政権の成長戦略にも合致する ものであり、Y-PORT事業を果敢に進めていただ くことを希望します。 - 69 – (残り 17 分) 2/18 15:00 国際都市・横浜が推進するあらゆる政策に国際的な 観点が必要です。国際局には、こうした本市の政策 全般に目配りし、本市の国際施策を強力にリードして いってもらいたい、大胆な取組で存在感を発揮してい ってもらいたいと思います。 28 健康寿命日本一への施策 次に、健康寿命日本一への施策について伺います。 本 市 は 、高 齢 化 率 が 22% を 超 え 、超 高 齢 社 会 に 入 り 、 今後、介護や医療費が必要な市民が増えることが予測 されています。これらの課題を解決するには、単に 寿命を延ばすだけでなく、その内の健康な期間、いわ ゆる「健康寿命」を延ばすことが重要です。 中期4か年計画の中でも、 「 健 康 寿 命 日 本 一 」を 目 指 し、全市民が健康づくりに取り組むまちづくりを推進 するとされています。 その実現のためには、子どもから高齢者まで、全て の市民がそれぞれの生活に応じて健康づくりを継続し ていくことが必要で、 「 健 康 」を キ ー ワ ー ド と し た 取 組 を進めていく必要があります。 - 70 – (残り 16 分) 2/18 15:00 26年 度 の 健 康 づ く り 施 策 の シ ン ボ ル と な る 、 横 浜 ウ ォ ーキングポントは順調に取組が進められています。 そこで、 (1)これまでの健康施策に対する市長の考えについ て伺います。 健康づくりは、個人の健康に関する意識を変えると ともに、企業等と連携した健康づくり施策のほか、 歩行空間や公園など身近な公共施設における施策も 重要であると思います。 そこで、 (2)市民の健康づくりに向けた道路、河川、公園・ 緑地における施策の進め方について伺います。 整備の際には、距離標の設置などにより、市民の方 がどこを歩いているのかが分かりやすくなるような 整備をしていただきたいと思います。 本 市 の 現 在 の 健 康 寿 命 は 、 男 性 70.93歳 、 女 性 74.14 歳で、1位の都市とはそれぞれ約2歳の差があり、 健康寿命日本一を目指すためには、戦略的な施策が必 要です。 - 71 – (残り 15 分) 2/18 15:00 健康施策の推進は、予防的な観点から、医療費や 介護などの給付費の増加を抑える効果も期待できます。 日本最大の基礎自治体である本市が、確実に健康施策 に取り組み、成功させることは社会への波及効果も 高いと思います。 そこで、 (3)健康寿命日本一に向けた今後の展開について伺 います。 様々な機関と連携し、あらゆる世代が健康づくりに 取り組むことができるまちづくりを推進し、 「健康寿命 日本一」の横浜を実現することを期待します。 29 産科・周産期医療の充実 次に、産科・周産期医療の充実について伺います。 市長は就任以来、子育て支援と共に産科・周産期 医療の充実にも積極的に施策を展開され、ここ数年で は横浜で働く産婦人科医師が増加し、横浜の産科医療 の状況は一定程度の改善が図られていると認識してい ます。 - 72 – (残り 14 分) 2/18 15:00 今後も子育て世代に「横浜に住みたい」と思ってい た だ け る よ う 、引 き 続 き 産 科・周 産 期 医 療 を 充 実 さ せ 、 安心して子どもを産める環境を整えていくことが望ま れます。 そこで、 (1)産科・周産期医療の充実に向けた取組の方向性 について伺います。 また、横浜市立大学医学部には、横浜の産科医療の 充実にも積極的な役割を果たしていただきたいと考え ます。我が党は、かねてから医学部の定員増を強く 要 望 し 、 21年 度 に は 90名 へ と 、 そ れ 以 前 の 60名 か ら 30 名の定員増が実現しました。 しかし、医師の養成には、入学から国家試験、臨床 研 修 と 少 な く と も 10年 程 度 は か か る た め 、 産 科 医 療 の 分野においても長期的な展望に立った一層の貢献を 望みたいところです。 そこで、 (2)横浜市立大学の産婦人科医師の養成についての 働きかけについて伺います。 - 73 – (残り 13 分) 2/18 15:00 神奈川県内でも、産婦人科医師が不足している市町 村があると聞いています。少子化に歯止めをかけるた めにも全国的に不足していると言われる産婦人科医師 を、安定して確保していくことは重要な課題であり、 本市としても横浜市立大学と認識を共有し、連携した 取組を継続していただくことを要望します。 30 国の医療制度改革と市立病院のあり方 次に、国の医療制度改革と市立病院のあり方につい て伺います。 我が国の高齢化は極めて早いスピードで進んでおり、 い わ ゆ る 「 2025年 問 題 」 も 差 し 迫 っ た 課 題 に な っ て き ました。 こうした中、国会では、社会保障を充実・安定化さ せ、そのために必要な安定財源を確保するため、社会 保障・税一体改革に関連する法律が成立しています。 医療に関する分野においても、限られた医療資源を 効果的に活用するため、急性期医療への人的資源の 集中化、在宅医療の充実を含めた地域包括ケアシステ ムの構築などが打ち出されています。 - 74 – (残り 12 分) 2/18 15:00 こうした日本全体の大きな課題へ対応することはも ちろんですが、同時に本市は最大の人口を抱える基礎 自治体として、今後の人口動態や高齢化の状況なども 踏まえながら、市民に必要な医療、介護などのサービ スを適切に確保していくことが必要になります。 そこでまず、 (1)国の医療制度改革の方向性についてどのように 受け止めているのか、市長に伺います。 医療を取り巻く環境が厳しさを増す中で、総務省は 新たな「公立病院改革ガイドライン」を今年度中に 策定し、各公立病院に対してガイドラインに沿った 経営計画の策定を求めると聞いています。その中では 病院経営の効率化やネットワーク化に加えて、都道府 県単位で策定する地域医療構想を踏まえた病院の役割 の明確化なども求められるとのことです。 本 市 で も 、 27年 度 以 降 、 病 院 事 業 に 関 し て 、 公 営 企 業としての新たな経営プランを策定する予定ですが、 国の示すガイドラインはもとより、横浜市の実情を 踏まえ、良質な医療を確実に提供し、他自治体のモデ ルにもなる取組を期待するものです。 そこで、 - 75 – (残り 11 分) 2/18 15:00 (2)国の公立病院改革ガイドラインを踏まえつつ、 次期経営プランにおいて、市立病院としてのあり方 を明確にした上で、病院事業の方向性と目標を打ち 出すべきと考えますが、病院事業管理者の見解を伺 います。 27年 度 に は 、 機 構 再 編 に よ り 、 医 療 局 と 医 療 局 病 院 経営本部がスタートします。市立病院の経営とも連携 し、広い視野から市全体の医療政策が推進されること を期待します。 31 市長の教育に対する基本姿勢 次に、林市長の教育に対する基本姿勢について伺い ます。 少子高齢化やグローバル化が急速に進む中、国際社 会において、我が国が将来にわたって成長し発展を 続けていくために、今、改めて教育の重要性が高まっ て お り ま す 。 ま さ に 、「 人 づ く り 」 は 「 国 づ く り 」 で あり、開港以来、この横浜から多くの人材を輩出して きた歴史を踏まえ、教育についてはしっかりと議論し ていきたいと思います。 - 76 – (残り 10 分) 2/18 15:00 安倍政権でも、教育再生を経済再生と並ぶ、我が国 の最重要課題と位置付けており、地方教育行政制度に ついても、中央教育審議会や国会審議に十分な時間を 費やし、法改正として結実した結果、本年4月から 新しい制度に移行されることとなりました。 今後は、各地方自治体が、新制度をしっかりと機能 させて、効果の高い教育行政を進めなければなりませ ん。また、制度改革に当たっては、教育行政に対する 首長の権限が強化されました。今後は、各自治体の 長の教育に対する基本姿勢が、より一層重要となって まいります。 そこでまず、 ( 1 )市 長 の 教 育 に 対 す る 基 本 姿 勢 に つ い て 伺 い ま す 。 また、新たに首長が教育施策の大綱を定めることと されました。首長の教育に対する基本姿勢を、施策に 反映していく機会として、各自治体における大綱の 策定が注目されているところです。 27年 度 に は 、 林 市 長 も 大 綱 を 定 め る こ と と 思 い ま す が、 そこで、 ( 2 )市 長 の 大 綱 策 定 に 向 け た 考 え に つ い て 伺 い ま す 。 - 77 – (残り 9 分) 2/18 15:00 さ て 、 今 月 15日 に 、 林 市 長 は 「 第 8 期 中 央 教 育 審 議 会」の委員に就任されました。昨年度は、 今田教育委員長が中央教育審議会の臨時委員とし 審議に参画され、そして今回は、林市長が委員に就任 ということで、この間の、横浜の教育への取組が、 しっかりと評価された結果だと思います。 そこで、 (3)中央教育審議会の委員就任に当たっての市長の 所感を伺います。 32 県費負担教職員の移管 次に、教育制度の改正として、長年国に要望してお りました県費負担教職員制度の見直しについて伺いま す。 教職員の給与負担や教職員定数等の権限移譲につい て は 、 一 昨 年 の 11月 に 道 府 県 と 指 定 都 市 の 間 で 財政措置の合意がなされ、昨年6月の第4次一括法の 公布により法的にも整備されました。 - 78 – (残り 8 分) 2/18 15:00 これまで、人事権者と給与負担者が異なっていた ために、例えば、人員配置においてきめ細かな対応が できないといったことがありましたが、これからは、 学校現場の実態や地域の状況に応じた効果的な配置を 行うことが可能になります。 まさに長年の懸案であったこの市費移管の実現は、 横浜の子どもたちに、さらに良い教育を行っていく 大きなチャンスになると思います。 このチャンスを生かすため、様々な課題に取り組む 必要があると思います。 そこで、 (1)市費移管で取り組んでいる課題について教育長 に伺います。 今回、この市費移管に関して、システム開発の予算 が組まれています。システムの品質が悪いと、 学校現場がストレスを抱えることになります。 学校現場のことをよく考え、きちんとした品質が 確保されたシステムとなるよう、知恵を出して進めて もらいたいと思います。 システム開発を含め、教育委員会として、円滑な 移管に向けて様々な準備を進めていると思いますが、 移管まで2年、決して時間は多くありません。 - 79 – (残り 7 分) 2/18 15:00 課題を解決していきながら、スピード感を持って 進めていく必要がありますが、 そこで、 (2)現在の準備状況について教育長に伺います。 残された2年間でしっかりと準備してもらうととも に、ただ単に権限が神奈川県から横浜市に来ただけと いうことではなく、市費移管がもたらすメリットを 最大限に生かして、よりよい教育がなされるよう、 しっかりと取り組んでもらいたいと思います。 また、市費移管にあわせ、個人住民税所得割2%の 税源移譲も行われますが、所要額の全てを賄うことは で き て い な い 状 況 と 聞 い て い ま す の で 、ぜ ひ 引 き 続 き 、 財政措置について国に働きかけていくことを要望しま す。 33 文部科学省の小中一貫校の制度化 次に、文部科学省の小中一貫校の制度化について伺 います。 - 80 – (残り 6 分) 2/18 15:00 本市においては、市内の全小中学校で小中一貫教育 を 展 開 す る と と も に 、小 中 一 貫 校 の 設 置 拡 充 の 一 環 で 、 私の地元である泉区緑園地区を候補地とすることが 示されました。 また、本市は、西金沢小中学校の施設一体化など、 小中一貫教育の推進や小中一貫校の設置について、 全国をリードするような取組をしていると思っていま す。 一方、国においては、政府の教育再生実行会議や 文部科学省の中央教育審議会などで、小中一貫教育の 制度化について審議されたと聞いています。 そこで、 (1)小中一貫教育における国の動向について、 教育長に伺います。 国の方向性が出て間もないわけですが、小中一貫 教育の制度化は、本市においても、予算的措置や 人的措置など様々な支援について期待できると考えま す。 そこで、 (2)国の小中一貫教育の制度化の概要について、 教育長に伺います。 - 81 – (残り 5 分) 2/18 15:00 また、本市としても、現在ある西金沢小中学校と 霧が丘小中学校や、新たに緑園地区に設置する 小中一貫校について、積極的に国の制度を活用し、 特色ある学校づくりをしていく必要があると、私は 考えています。 そこで、 (3)国の小中一貫教育の制度化への教育委員会の 対応について、教育長に伺います。 小中一貫校の制度化は、6-3-3-4制の見直し など戦後の教育制度からの大きな学制改革の一環で あり、義務教育を取り巻く環境は変わっていくものと 考えます。新たな制度を十分に活用して、横浜の未来 を担う子どもたちのために、より充実した教育環境を 提供できるよう、今後とも必要な施策を講じて頂きた いと思います。 そして、私の地元の悲願である緑園地区に新たに 設置する小中一貫校を、一年でも早く開校できるよう 取り組んで頂きたいと思います。 - 82 – (残り 4 分) 2/18 15:00 34 高校教育の改善に向けた市立高校での取組 次に、高校教育の改善に向けた市立高校での取組に ついて伺います。 グローバル化や情報化の急速な進展の中で、子ども たち一人ひとりが、最大限能力を発揮しながら社会に 参画・貢献できるよう、自ら積極的に学び、必要とす る力や生涯にわたって持続的に学び続ける力を育む 必要があります。 しかしながら、小中学校で様々な活動により真の つちか 学 力 を 培 っ て き て い て も 、高 校 で は 、大 学 入 試 を 意 識 して、単なる知識の暗記に偏りがちな教育となってい るのではと危惧しているところです。 このように高校教育の質の向上については長年の 課題があったと思われますが、高校や大学の教育 そしてその接続である大学入学者選抜を一体的に改革 する答申が中央教育審議会でなされ、その具現化に 向けたプログラムが動こうとしています。 そこでまず、 (1)高校教育の改善に向けて市立高校ではどのよう に取り組んでいくのか、教育長に伺います。 - 83 – (残り 3 分) 2/18 15:00 また、大学入学者選抜では、知識に関する記憶を 1点刻みに問い、その結果の点数で選抜するこれまで の方法を改善するため、センター試験を廃止して、 新たなテストを導入することを計画していると聞いて います。 これを踏まえ、市立高校でも大学進学を目指す生徒 や指導する教員の意識も大きく変わる必要があると 感じます。 そこで、 (2)新たに導入される大学入学者選抜のための 新テストに対して、市立高校ではどのように対応し ていくのか、教育長に伺います。 国の教育改革とともに、次代を担い世界で活躍でき る人材の育成のため、市立高校の「魅力ある高校づく り」に期待しています。 35 教科書採択 最後に、教科書採択について伺います。 - 84 – (残り 2 分) 2/18 15:00 27年 度 は 中 学 校 の 教 科 書 採 択 の 年 を 迎 え ま す 。 そこで、教育委員、教育委員長として長年にわたり 本市の教育行政に関わり、近年では国の委員を務める など、様々な自治体にも影響を与えてこられた 今田教育委員会委員長に、 (1)これまでの経験を踏まえ、横浜の子どもたちが 使う教科書についての考えを伺います。 教科書は、日々の授業の中で使われる重要な教材で す。委員長におかれましては、今後も横浜の教育の ために御尽力をお願いします。 以 上 、 27年 度 の 予 算 案 審 議 に 当 た っ て の 自 由 民 主 党 横浜市会議員団を代表しての私の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。 - 85 – (残り 1 分)
© Copyright 2024 ExpyDoc