【アンケートQ&A】 ※ アンケートの中に幾つかご質問がありましたので、この場をお借りしてお答えさせて頂きます ※ 質問 1. US 種鶏の性成熟の速さは、ブロイラーの発育に UK と比較して影響してくることはありますか。 回答 1. ブロイラーの日齢では、性成熟の差異は見られないと考えますが、引き続き調査していきます。 質問 2. オスの胸肉スコアのように、メスの過肥を評価する方法はありますか。 回答 2. 方法はあります。種鶏ハンドブック(2013 年版)P95-97 を参照してください。 質問 3. 隙間をビニール等で塞いでも、体感温度が低く、鶏が寄ってしまうことがあるので、目標温度を 17℃ として良いのかと思いました。 回答 3. 目標はあくまでも目標であり、鶏を見て判断して下さい。 質問 4. US チャンキーの羽毛の生え方はどうですか。 回答 4. 過去には、オスの羽装が悪かったという事実はありますが、現在調査中です。 質問 5. US チャンキーの精巣 13g は本当に大きいのですか、22 週令で 5g で良いのでしょうか。 回答 5. ロステック『精巣の発達と受精率』を参照してください。 (弊社ホームページからダウンロードできます) 質問 6. 「チャンキー最新情報」について、2009-2010 年の US の飼料の栄養成分や、入雛時の室温設定等 具体的なことを教えてください。 回答 6. 基本的には、2009-2010 年当時も現在も、US 種鶏/ブロイラーの専用飼料は存在しません。 よって、現在の Ross308 ブロイラーと同一栄養成分と捉えてください。 但し、2009-2010 年当時の US 由来ブロイラーは、オスの換羽が UK と比較して遅い傾向があり ました。また羽装も良くない傾向もありました。 この様な羽根の課題に対して、羽根の構成要素のひとつである亜鉛を増量する試みも一部で行 われましたが、効果は明らかではありませんでした。 入雛時の室温設定に関しては、2009-2010 年当時のヒナは寒さに対し敏感、という声が多く聞 かれました。 UK 由来と比べて、入雛時から約 1-2℃高めの設定温度でヒナの動きが良い状況でした。 また体感温度を下げないためにも、湿度の確保は十分に行ってください。 そうすれば同じ設定温度であっても、相対湿度が適切(60-70%)に確保されていれば、ヒナは暖 かく感じ、動きが良くなります。 US に限りませんが、入雛前から育雛域の床面温度を均一に、28℃は確保してください。 餌付け時、床面で十分に確保されている農場での良好成績事例が多く見られました。よって、 入雛時では、床面温度が最重要と考えます。 質問 7. 原種鶏のワクチンプログラムにコクシジウムワクチンをヒナにスプレー投与を行っているとあったが、 原種鶏ではコクシの問題はないのですか。 回答 7. 以前、ネカトリックスとブルネッティが出たことがあります。 ネカトリックスは、ワクチンがうまく働かなかった、もしくは、適切な接種ができなかったた め、ブルネッティは、ワクチンが無いことが原因と考えております。 まだ鶏群数は少ないのですが、英国・米国の孵化場でコクシジウムのワクチン接種をするよう になってからは、問題になったことはありません。 質問 8. ワクチンを多く使う方々の意見を聞けたが、逆にワクチンを少なくしてストレスを減らしたいという考え 方は無いのでしょうか。 回答 8. ワクチンは、ストレスを減らすために必要最小限にとどめるべきです。 ワクチンプログラムは、地域や時期に応じて、リスクとの兼ね合いで決めるべきものであると 考えています。 【野外事例について】 質問9. 工場での格外廃棄はありますか?また、今回の内容は冬場のみの話ですか? 基本は同じですか? 回答 9. 工場での格外廃棄=年平均 1.0%です(内訳:0.4%が腹水症、0.3%が削痩等)。 今回の発表内容は、季節を問わず基本同じです。 質問 育成 4 週目、また 5~6 週目以降の換気量アップについて、その重要性は分かりますが、具体的に、 10. 週令毎で 室温の目安は何℃ぐらいなのか教えてください。 回答 10. 質問 11. 回答 11. 餌付 32℃スタート、その後、日々0.3~0.5℃下げます。 羽数に対する換気量(換気扇の台数)の目安はどのくらいですか? 目安はありません。外気温と室温の差に合わせ、調整しています。 2015 年 10 月 5 日*更新 日本チャンキー協会
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