安全上のご注意 ( ご使用前に必ずお読みください ) 本製品のご使用に際しては,本マニュアルおよび本マニュアルで紹介している関連マニュアルをよくお 読みいただくと共に,安全に対して十分に注意を払って,正しい取扱いをしていただくようお願いいたし ます。 本マニュアルで示す注意事項は,本製品に関するもののみについて記載したものです。シーケンサシス テムとしての安全上のご注意に関しては,使用する CPU ユニットのユーザーズマニュアルを参照してくだ さい。 この「安全上のご注意」では,安全注意事項のランクを「 なお, 警告」, 「 注意」として区分してあります。 警告 取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,死亡または重傷を受ける 可能性が想定される場合。 注意 取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,中程度の傷害や軽傷を受 ける可能性が想定される場合および物的損害だけの発生が想定される場合。 注意に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。 いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。 本マニュアルは必要なときに読めるよう大切に保管すると共に,必ず最終ユーザまでお届けいただくよ うお願いいたします。 【設計上の注意事項】 警告 ● 外部電源の異常やシーケンサ本体の故障時でも,システム全体が安全側に働くようにシーケンサの 外部で安全回路を設けてください。誤出力,誤動作により,事故の恐れがあります。 (1) 非常停止回路,保護回路,正転/逆転などの相反する動作のインタロック回路,位置決めの上 限/下限など機械の破損防止のインタロック回路は,シーケンサの外部で構成してください。 (2) シーケンサは次の異常状態を検出すると,演算を停止し,出力は下記の状態になります。 ・電源ユニットの過電流保護装置または過電圧保護装置が働いたときは全出力を OFF する。 ・CPU ユニットでウォッチドッグタイマエラーなどの自己診断機能で異常を検出したとき は,パラメータ設定により,全出力を保持,または OFF する。 また,CPU ユニットで検出できない入出力制御部分などの異常時は,全出力が ON することが あります。このとき,機械の動作が安全側に働くよう,シーケンサの外部でフェールセーフ回 路を構成したり,安全機構を設けたりしてください。フェールセーフ回路例については,CPU ユニットまたはヘッドユニットに同梱のマニュアル「安全にお使いいただくために」の「フェー ルセーフ回路の考え方」を参照してください。 (3) 出力回路のリレーやトランジスタなどの故障によっては,出力が ON の状態を保持したり,OFF の状態を保持することがあります。重大な事故につながるような出力信号については,外部で 監視する回路を設けてください。 1 【設計上の注意事項】 警告 ● 出力回路において,定格以上の負荷電流または負荷短絡などによる過電流が長時間継続して流れた 場合,発煙や発火の恐れがありますので,外部にヒューズなどの安全回路を設けてください。 ● シーケンサ本体の電源立上げ後に,外部供給電源を投入するように回路を構成してください。外部 供給電源を先に立ち上げると,誤出力,誤動作により事故の恐れがあります。 ● ネットワークが交信異常になったときの各局の動作状態については,各ネットワークのマニュアル を参照してください。誤出力,誤動作により事故の恐れがあります。 ● CPU ユニットに周辺機器を接続して運転中のデータ変更を行うときは,常にシステム全体が安全側 に働くように,プログラム上でインタロック回路を構成してください。また,運転中のシーケンサ に対するその他の制御(プログラム変更,運転状態変更(状態制御) )を行うときは,マニュアルを 熟読し,十分に安全を確認してから行ってください。特に外部機器から遠隔地のシーケンサに対す る上記制御では,データ交信異常によりシーケンサ側のトラブルに即対応できない場合があります。 プログラム上でインタロック回路を構成すると共に,データ交信異常が発生したときのシステムと しての処置方法を外部機器と CPU ユニット間で取り決めてください。 【設計上の注意事項】 注意 ● 制御線や通信ケーブルは,主回路や動力線と束線したり,近接したりしないでください。100mm 以 上を目安として離してください。ノイズにより,誤動作の原因となります。 ● ランプ負荷やヒータ, ソレノイドバルブなどの誘導性負荷を制御するときは,出力の OFF → ON 時に 大きな電流(通常の 10 倍程度)が流れる場合がありますので,定格電流に余裕のあるユニットをお 使いください。 【取付け上の注意事項】 警告 ● ユニットの取付けや取りはずしは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから 行ってください。全相遮断しないと,感電またはユニットの故障や誤動作の原因になります。 【取付け上の注意事項】 注意 ● シーケンサは,CPU ユニットまたはヘッドユニットに同梱のマニュアル「安全にお使いいただくた めに」の「一般仕様」に記載している環境で使用してください。範囲外の環境で使用すると,感電, 火災,誤動作,製品の損傷,あるいは劣化の原因になります。 ● ユニット同士の装着は,それぞれのコネクタをかみ合わせ,ユニット連結用フックを確実にロック してください。ユニットが正しく装着されていないと,誤動作,故障,落下の原因になります。 ● ユニットの導電部分や電子部品には直接触らないでください。ユニットの誤動作,故障の原因にな ります。 2 【配線上の注意事項】 警告 ● 配線作業は,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから行ってください。全相 遮断しないと,感電またはユニットの故障や誤動作の原因になります。 ● 取付け,配線作業後,通電,運転を行う場合は,必ず製品に付属の端子カバーを取り付けてくださ い。端子カバーを取り付けないと,感電の恐れがあります。 【配線上の注意事項】 注意 ● FG 端子および LG 端子は,シーケンサ専用の D 種接地(第三種接地)以上で必ず接地してください。 感電,誤動作の恐れがあります。 ● 圧着端子は,適合圧着端子を使用し,規定のトルクで締め付けてください。 先開形圧着端子を使用すると,端子台上のネジがゆるんだ場合に脱落し,故障の原因になります。 ● ユニットへの配線は,製品の定格電圧や端子配列を確認した上で正しく行ってください。定格と異 なった電源を接続したり,誤配線をすると,火災,故障の原因になります。 ● 外部機器接続用コネクタは,メーカ指定の工具で圧着,圧接,または正しくハンダ付けしてくださ い。接続が不完全になっていると,短絡,火災,誤動作の原因になります。 ● 端子台上のネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。ネジの締付けがゆるいと,短絡, 火災,誤動作の原因になります。ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡, 誤動作の原因になります。 ● ユニットに接続されたケーブルを取りはずすときは,ケーブル部分を手に持って引っ張らないでく ださい。コネクタ付きのケーブルは,ユニットの接続部分のコネクタを手で持って取りはずしてく ださい。 端子台接続のケーブルは,端子台端子ネジを緩めてから取りはずしてください。 ユニットに接続された状態でケーブルを引っ張ると,誤動作またはユニットやケーブルの破損の原 因となります。 ● ユニット内に切粉や配線クズなどの異物が入らないように注意してください。火災,故障,誤動作 の原因になります。 ● 配線時にユニット内へ配線クズなどの異物が混入するのを防止するため,ユニット上部に混入防止 ラベルを貼り付けています。配線作業中は本ラベルをはがさないでください。システム運転時は, 放熱のために本ラベルを必ずはがしてください。 ● 当社のシーケンサは,制御盤内に設置して使用してください。制御盤内に設置されたシーケンサ電 源ユニットへの主電源配線に関しては,中継端子台を介して行ってください。 また,電源ユニットの交換と配線作業は,感電保護に対して,十分に教育を受けたメンテナンス作 業者が行ってください。 配線方法については,MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守 点検編)を参照してください。 3 【立上げ・保守時の注意事項】 警告 ● 通電中に端子に触れないでください。感電または誤動作の原因になります。 ● バッテリコネクタは正しく接続してください。バッテリに充電,分解,加熱,火中投入,ショート, ハンダ付け,液体を付着させる,強い衝撃を与えることは絶対に行わないでください。 バッテリの取扱いを誤ると,発熱,破裂,発火,液漏れにより,ケガ,火災の恐れがあります。 ● 清掃,端子台上のネジの増し締めは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してか ら行ってください。全相遮断しないと,感電の恐れがあります。 【立上げ・保守時の注意事項】 注意 ● 運転中の CPU ユニットに周辺機器を接続して行うオンライン操作 (特にプログラム変更,強制出力, 運転状態の変更)は,マニュアルを熟読し,十分に安全を確認してから行ってください。操作ミス により機械の破損や事故の原因になります。 ● 各ユニットの分解,改造はしないでください。故障,誤動作,ケガ,火災の原因になります。 ● 携帯電話やPHSなどの無線通信機器を使用する場合は, シーケンサ本体の全方向から25cm以上離し て使用してください。誤動作の原因になります。 ● ユニットの取付け・取りはずしは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから 行ってください。全相遮断しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。 ● 端子台上のネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。 ネジの締付けがゆるいと,部品や配線の落下,短絡,誤動作の原因になります。ネジを締め過ぎる と,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の原因になります。 ● ユニット(表示ユニット含む)および端子台の取付け・取りはずしは,製品使用後,50 回以内とし てください。(JIS B 3502 による)50 回を超えた場合は,誤動作の原因となる恐れがあります。 ● ユニットに触れる前には,必ず接地された金属などの導電物に触れて,人体などに帯電している静 電気を放電してください。静電気を放電しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。 【廃棄時の注意事項】 注意 ● 製品を廃棄するときは,産業廃棄物として扱ってください。 4 製品の適用について (1) 当社シーケンサをご使用いただくにあたりましては,万一シーケンサに故障・不具合などが発生し た場合でも重大な事故にいたらない用途であること,および故障・不具合発生時にはバックアップ やフェールセーフ機能が機器外部でシステム的に実施されていることをご使用の条件とさせてい ただきます。 (2) 当社シーケンサは,一般工業などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作されています。し たがいまして,以下のような機器・システムなどの特殊用途へのご使用については,当社シーケン サの適用を除外させていただきます。万一使用された場合は当社として当社シーケンサの品質,性 能,安全に関る一切の責任(債務不履行責任,瑕疵担保責任,品質保証責任,不法行為責任,製造 物責任を含むがそれらに限定されない)を負わないものとさせていただきます。 ・ 各電力会社殿の原子力発電所およびその他発電所向けなどの公共への影響が大きい用途 ・ 鉄道各社殿および官公庁殿など,特別な品質保証体制の構築を当社にご要求になる用途 ・ 航空宇宙,医療,鉄道,燃焼・燃料装置,乗用移動体,有人搬送装置,娯楽機械,安全機械など 生命,身体,財産に大きな影響が予測される用途 ただし,上記の用途であっても,具体的に使途を限定すること,特別な品質(一般仕様を超えた品 質等)をご要求されないこと等を条件に,当社の判断にて当社シーケンサの適用可とする場合もご ざいますので,詳細につきましては当社窓口へご相談ください。 5 はじめに このたびは,三菱シーケンサ MELSEC-L シリーズをお買い上げいただきまことにありがとうございました。 本マニュアルは,入出力ユニットをご使用いただくときに必要な注意事項,仕様,機能などについてご理解いただ くためのマニュアルです。 ご使用前に本マニュアルや関連マニュアルをよくお読みいただき,MELSEC-L シリーズのシーケンサの機能・性能 を十分ご理解の上,正しくご使用くださるようお願いいたします。 備 考 本マニュアルは,GX Works2 を使用し,操作説明を行っています。 GX Developer を使用する場合の操作方法は下記を参照してください。 54 ページ 付 4 EMC 指令・低電圧指令への対応 (1) シーケンサシステムについて お客様の製品に EMC 指令・低電圧指令対応の弊社シーケンサを組み込んで EMC 指令・低電圧指令に適合させ るときは,CPU ユニットまたはヘッドユニットに同梱のマニュアル「安全にお使いいただくために」を参照し てください。 シーケンサの EMC 指令・低電圧指令対応品は,本体の定格銘板に CE のマークが印刷されています。 (2) 本製品について 本製品を EMC 指令・低電圧指令に適合させるための独自の対策は必要ありません。 6 関連マニュアル (1) CPU ユニットのユーザーズマニュアル マニュアル名称 < マニュアル番号,形名コード > MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル (ハードウェア設計・保守点検編) <SH-080874,13J232> 内容 CPU ユニット,電源ユニット,表示ユニット,SD メモリカー ド,バッテリなどの仕様やシステム構築に必要な知識,保守点 検,トラブルシューティングについて記載しています。 価格 3,000 円 (2) ヘッドユニットのユーザーズマニュアル マニュアル名称 < マニュアル番号,形名コード > 内容 価格 MELSEC-L CC-Link IE フィールドネットワークヘッドユニットユーザー ズマニュアル <SH-080918,13J245> ヘッドユニットの仕様,運転までの手順,システム構成,設置と 配線,設定,トラブルシューティングについて記載しています。 3,000 円 マニュアル名称 < マニュアル番号,形名コード > 内容 価格 GX Works2 Version1 オペレーティングマニュアル (共通編) <SH-080730,13JV90> GX Works2 のシステム構成,パラメータ設定,オンライン機能 の操作方法など,シンプルプロジェクトと構造化プロジェクトに 共通な機能について記載しています。 4,000 円 GX Developer Version8 オペレーティングマニュアル <SH-080356,13JV69> GX Developer でのプログラム作成方法,プリントアウト方法, モニタ方法,デバッグ方法について記載しています。 4,000 円 (3) オペレーティングマニュアル (4) オプション品のユーザーズマニュアル マニュアル名称 < マニュアル番号,形名コード > A6TE2-16SRN 形リレーターミナルユニットユーザーズマニュアル <IB-68932,13JM71> 内容 A6TE2-16SRN 形リレーターミナルユニットの仕様,各部の名 称について記載しています。 価格 300 円 7 目 次 目次 安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . 製品の適用について . . . . . . . . . . はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . EMC 指令・低電圧指令への対応 . 関連マニュアル . . . . . . . . . . . . . . マニュアルの読み方 . . . . . . . . . . 用語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 製品構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 . 5 . 6 . 6 . 7 10 12 12 第 1 章 製品ラインナップ 13 第 2 章 各部の名称 15 第 3 章 入出力ユニットをお使いいただく前に 17 3.1 入力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .17 3.2 出力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .17 第 4 章 仕様 4.1 4.2 4.3 22 一般仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .22 入力ユニット仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .23 4.2.1 LX40C6 形 DC 入力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23 4.2.2 LX41C4 形 DC 入力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 4.2.3 LX42C4 形 DC 入力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 出力ユニット仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26 4.3.1 LY10R2 形接点出力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 4.3.2 LY41NT1P 形トランジスタ出力ユニット(シンクタイプ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 4.3.3 LY42NT1P 形トランジスタ出力ユニット(シンクタイプ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29 第 5 章 システム構成 30 第 6 章 設置と配線 34 6.1 ユニットの設置環境と取付け位置. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .34 6.2 配線. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .34 6.3 6.2.1 18 点ネジ端子台タイプユニットの場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34 6.2.2 40 ピンコネクタタイプユニットの場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36 入力配線例 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .38 第 7 章 各種設定 40 7.1 入力応答時間の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .40 7.2 エラー時出力モードの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .42 第 8 章 トラブルシューティング 8 . . . . . . . . 43 8.1 入力回路のトラブル事例とその対策 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .43 8.2 出力回路のトラブル事例とその対策 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .45 付録 47 付 1 オプション品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .47 付 1.1 コネクタ/端子台変換ユニット. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 付 1.2 リレーターミナルユニット (A6TE2-16SRN) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 付 1.3 コネクタ付き専用ケーブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 付 1.4 変換ユニットやインタフェースユニット(FA グッズ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 付 2 シリアル No. の確認方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .54 付 3 L シリーズ入出力ユニットと Q シリーズ入出力ユニットの互換性に関して . . . . . . . . . . . . .54 付 4 GX Developer を使用する場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .54 付 5 外形寸法図 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .55 付 5.1 入出力ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 付 5.2 コネクタ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57 付 5.3 コネクタ/端子台変換ユニット. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58 付 5.4 コネクタ/端子台変換ユニット用ケーブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59 改訂履歴 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60 保証について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61 サービスネットワーク(三菱電機システムサービス ( 株 )). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62 9 マニュアルの読み方 本マニュアルのページ構成と記号について説明します。 下記は,マニュアルの読み方に関する説明のため,実際の記載内容とは異なります。 “”は画面名称や 画面項目を示します。 開いているページの 章を示します。 の書式は操作の 手順を示します。 はマウス操作を 示します。*1 [ ]はメニューや ウィンドウに表示される 項目を示します。 開いているページの 節および項を示します。 は設定例や操作例を 示します。 は参照マニュアルを 示します。 は特に 注意する内容を示します。 は参照ページを 示します。 は知っておくと 便利な内容を示します。 *1 マウス操作説明を下記に示します。 (GX Works2 の場合) メニューバー 例 [オンライン] [PC書込] メニューバーの[オンライン]から [PC書込]を選択します。 ビュー選択エリアで選択したウィンドウが表示されます。 例 プロジェクトウィンドウ [PCパラメータ] [パラメータ] ビュー選択エリアから[プロジェクト]を 選択し,プロジェクトウィンドウを開きます。 そして,プロジェクトウィンドウにある [パラメータ]を開き,[PCパラメータ]を 選択します。 ビュー選択エリア 10 ユニット仕様のページ構成について説明します。 下記は,マニュアルの読み方に関する説明のため,実際の記載内容とは異なります。 ユニットの形名および 名称を示します。 ユニットの仕様を示します。 ユニットの表面形状を 示します。 ユニットのディレーティング 図を示します。 (入力ユニットのみ) ユニットの端子接続図を 示します。 ユニットの回路構成を 示します。 11 用語 本マニュアルでは,特に明記する場合を除き,下記の用語を使用して説明します。 用語 内容 CPU ユニット MELSEC-L シリーズ CPU ユニットの略称 電源ユニット MELSEC-L シリーズ 電源ユニットの略称 表示ユニット CPU ユニットに装着して使用する液晶ディスプレイです。 LCPU MELSEC-L シリーズ CPU ユニットの別称 GX Works2 MELSEC シーケンサソフトウェアパッケージの製品名です。 GX Developer L シリーズ入出力ユニット MELSEC-L シリーズ入出力ユニットの略称 Q シリーズ入出力ユニット MELSEC-Q シリーズ入出力ユニットの略称 入出力ユニット MELSEC-L シリーズ入出力ユニットの別称 AC □□ TB AC05TB,AC10TB,AC20TB,AC30TB,AC50TB,AC80TB,AC100TB の略称 AC □□ TE AC06TE,AC10TE,AC30TE,AC50TE,AC100TE の略称 製品構成 本製品の梱包物には,次のものが含まれています。本製品を使用する前にすべて揃っているか確認してください。 入出力ユニット ユニット本体 12 ご使用の前にお読みください 第 1 章 製品ラインナップ 第1章 製品ラインナップ 1 (1) 入力ユニット ユニット名称 DC 入力ユニット 入力仕様 入出力 占有点数 消費電流 質量 形名 参照先 端子台 DC24V,16 点 16 点 90mA 0.15kg LX40C6 23 ページ 4.2.1 項 40 ピンコネクタ DC24V,32 点 32 点 100mA 0.11kg LX41C4 24 ページ 4.2.2 項 40 ピンコネクタ ( × 2) DC24V,64 点 64 点 120mA 0.12kg LX42C4 24 ページ 4.2.2 項 消費電流 質量 (2) 出力ユニット ユニット名称 接点出力ユニット トランジスタ 出力ユニット シンクタイプ 出力仕様 入出力 占有点数 形名 参照先 端子台 AC240V/DC24V,2A/1 点,16 点 16 点 460mA 0.21kg LY10R2 27 ページ 4.3.1 項 40 ピンコネクタ DC12 ∼ 24V,0.1A/1 点,32 点 32 点 140mA 0.11kg LY41NT1P 28 ページ 4.3.2 項 40 ピンコネクタ ( × 2) DC12 ∼ 24V,0.1A/1 点,64 点 64 点 190mA 0.12kg LY42NT1P 29 ページ 4.3.3 項 13 Memo 14 第 2 章 各部の名称 第2章 各部の名称 18点ネジ端子台タイプ 2 40ピンコネクタタイプ 1) 2) 1) 2) 1) 2) 1) 7) 3) 4) 6) 6) 5) 8) 番号 8) 名称 1) ユニット連結用フック 2) 入出力表示 LED 1) 8) 内容 ユニット連結を固定するためのフックです。 入出力状態を示します。 緑点灯:入出力信号 ON 時 消灯:入出力信号 OFF 時 3) 端子台 端子カバー 5) DIN レール取付け用フック 6) 外部機器接続用コネクタ(40 ピ ン) 4) 18 点ネジ端子台です。外部機器などの入出力信号線を接続します。 通電時の感電を防止するカバーです。 端子に割り付けられたデバイスの信号名称を記録する用紙が取り付けてあります。 DIN レールに取り付けるためのフックです。 外部機器などの入出力信号線を接続するためのコネクタです。 7) 表示切換えスイッチ* 1 64 点ユニットの前半 32 点および後半 32 点の LED 表示切換え用スイッチです。 8) シリアル No. 表示部 定格銘板のシリアル No. を表示します。 * 1 表示切換えスイッチの操作は,指先で行ってください。ドライバなどの工具は,スイッチ部を破損する恐れがあるの で使用しないでください。 15 Memo 16 第 3 章 入出力ユニットをお使いいただく前に 第3章 3.1 入出力ユニットをお使いいただく前に 入力ユニット 3 (1) 同時 ON 点数について 入力電圧および周囲温度により,同時に ON できる入力点数が変わります。各入力ユニット仕様のディレー ティング図を参照してください。( 3.2 22 ページ 第 4 章) 出力ユニット (1) 全出力ユニットに共通する注意事項 (a) L 負荷を駆動する場合の最大開閉頻度 最大開閉頻度は,1 秒以上 ON および 1 秒以上 OFF で使用してください。 (b) 接続する負荷 DC/DC コンバータを使用したカウンタやタイマなどを出力ユニットの負荷として接続する場合,最大負荷 電流が接続する負荷の突入電流より大きい出力ユニットを選定してください。 接続する負荷の平均電流で選定すると,出力ユニットの ON 時あるいは動作中に,接続する負荷により一定 周期で突入電流が流れるため,ユニットが故障する原因になります。 接続する負荷の平均電流でユニットを選定する必要がある場合は,突入電流の影響を軽減させるために,下 記のいずれかの処置を行ってください。 抵抗 3.1 入力ユニット • 負荷に対して直列に抵抗を接続 負荷 出力 ユニット • 負荷に対して直列にインダクタを接続 インダクタ 負荷 出力 ユニット (2) トランジスタ出力ユニットを使用する場合の注意事項 トランジスタ出力ユニットを並列接続すると,出力素子の故障の原因となります。 並列接続が必要な場合,下図のようにダイオードを設けてください。 ダイオード 負荷 ダイオード 負荷 OUT1 OUT2 COM ダイオード OUT1 OUT2 ダイオード COM シンクタイプ 17 (3) 接点出力ユニットを使用する場合の注意事項 接点出力ユニットを使用する場合,下記のことを考慮してください。 • リレー寿命(接点開閉寿命) • 接続する負荷によるリレー寿命への影響 • 逆起電力への対策 (a) リレー寿命(接点開閉寿命) 適用ユニット‥‥‥LY10R2 ユニットの使用環境により,リレー寿命が変化します。ユニットの使用環境を考慮して,ユニットを使用し てください。 下記のリレー寿命曲線は実力値であり,保証値ではありません。実際の開閉寿命が寿命曲線より短くなるこ とがあるため,十分な余裕を持ってユニットを交換するようにしてください。 200 100 70 50 30 20 開閉寿命 (万回) 10 7 DC30V 5 DC100V τ=7ms τ=0ms AC100V cosφ=0.7 AC200V cosφ=0.7 AC100V cosφ=0.35 3 τ(L/R):時定数 cosφ :力率 AC200V cosφ=0.35 DC24V τ=7ms 2 AC120V cosφ=0.2 1 0.1 AC240V cosφ=0.2 0.2 0.3 0.5 0.7 1 2 3 5 開閉電流 (A) 使用環境 18 開閉寿命 定格開閉電圧・電流負荷 10 万回 AC200V 1.5A,AC240V 1A(COSφ=0.7) 10 万回 AC200V 0.4A,AC240V 0.3A(COSφ=0.7) 30 万回 AC200V 1A,AC240V 0.5A(COSφ=0.35) 10 万回 AC200V 0.3A,AC240V 0.15A(COSφ=0.35) 30 万回 DC24V 1A,DC100V 0.1A(L/R=7ms) 10 万回 DC24V 0.3A,DC100V 0.03A(L/R=7ms) 30 万回 第 3 章 入出力ユニットをお使いいただく前に (b) 接続する負荷によるリレー寿命への影響 リレーの寿命は,接続する負荷の種類と,その突入電流の特性により,リレー寿命曲線より大幅に短くなる ことがあります。( 18 ページ 3.2 節 (3)(a))また,接続する負荷によって発生する突入電流が,ユ ニット接点の溶着を引き起こすことがあります。 リレー寿命の短縮,接点の溶着を防ぐため,下記の対策を行ってください。 • 突入電流が大きくなることを考慮し,接続負荷の突入電流が,ユニットの定格電流値内になるように負 3 荷を選定する。 • ユニットの外部に,突入電流に耐えられるリレーを接続する。 下表に,代表的な負荷と突入電流との関係を示します。 突入電流 i および定格電流 io が使用するユニット仕様の定格開閉電流に記載する値に納まるよう,負荷を選 定してください。 負荷によっては,突入電流が流れる時間が長いことがあります。 負荷の種類 突入電流 i / 波形図 ソレノイド負荷の場合 io i 誘導性負荷 波形図 定格電流 io 定格電流 io 電磁接触器負荷の場合 約 10 ∼ 20 倍 i i: 突入電流 io: 定格電流 i: 突入電流 io: 定格電流 io 約 3 ∼ 10 倍 0.017∼0.033秒 (1∼2サイクル) 0.07∼0.1秒 水銀灯負荷の場合 白熱電球負荷の場合 io i 約 3 倍* 1 i:突入電流 io:定格電流 180∼300秒(3∼5分) i: 突入電流 io: 定格電流 約0.33秒 ランプ負荷 蛍光灯負荷の場合 i io 約 5 ∼ 10 倍 ― ― 約 20 ∼ 40 倍 ― ― i: 突入電流 io: 定格電流 10秒以内 容量性負荷の場合*2 容量性負荷 i io i: 突入電流 io: 定格電流 0.008∼0.33秒 (0.5∼2サイクル) * 1 一般的な放電灯回路の場合,放電管,変圧器,チョークコイル,およびコンデンサなどが組み合わされて,回路が構 成されています。そのため,特に高力率形で電源インピーダンスが低い場合,出力ユニットに流れる突入電流が定格 電流の 20 ∼ 40 倍になることがあるため,注意してください。 * 2 配線が長い場合,電線容量にも注意してください。 19 3.2 出力ユニット 約 3 ∼ 10 倍 io i 突入電流 i / (c) 逆起電力への対策 接点寿命を延ばしたり,接点遮断時の雑音を防止したり,アーク放電による炭化物や硝酸の生成を抑えたり するために,接点保護回路を設けてください。 正しく回路を設けないと,接点が溶着しやすくなります。 接点保護回路を設けた場合,復帰時間に遅れが生じる場合があります。 下記に接点保護回路の代表的な例を示します。 回路例 素子選定方法 *1 備考 コンデンサおよび抵抗の定数は,下 記を目安にしてください。ただし, コンデンサ 抵抗 コンデンサ 誘導性 負荷 負荷の性質や特性のばらつきにより 異なる場合があります。 • コンデンサ:接点電流 1A に対して + 0.5 ∼ 1(μF) • 抵抗:接点電圧 1V に対して 0.5 ∼ 抵抗方式 (CR 方式) 1(Ω) コンデンサの耐圧は,一般に 200V コンデンサ 抵抗 誘導性 負荷 負荷がリレーやソレノイドの場合, 復帰時間が遅れます。 コンデンサは,接点 OFF 時の放電を 抑制する効果があり,抵抗は,接点 ON 時の電流を制限する効果があり ます。 ∼ 300V のものを使用してください。 AC 回路では,極性なしのコンデン サを使用してください。 ダイオードは,下記のいずれの条件 ダイオード方式 にも合うものを使用してください。 ダイオード 誘導性 負荷 • 逆耐電圧が回路電圧の 10 倍以上 CR 方式よりも復帰時間が遅れます。 • 順方向電流が負荷電流以上 ダイオード + ダイオード ツェナー ダイオード方式 ツェナーダイオード 誘導性 負荷 ツェナーダイオードのツェナー電圧 ダイオード方式では,復帰時間が大 は,電源電圧以上のものを使用して 幅に遅れる場合に使用すると効果が ください。 あります。 バリスタのカット電圧 (Vc) は,下 記の条件に合うように選定してくだ さい。 バリスタ方式 バリスタ 誘導性 負荷 • Vc >電源電圧× 1.5(V) • Vc >電源電圧× 1.5(V) ×√ 2(AC 復帰時間が多少遅れます。 電源使用時) ただし,Vc が高過ぎる素子を選定す ると,効果が弱くなります。 * 1 AC 電源で使用する場合,CR のインピーダンスは,負荷のインピーダンスより十分大きくする必要があります。(CR のもれ電流による誤動作防止) 20 第 3 章 入出力ユニットをお使いいただく前に ● 次のような接点保護回路の使い方はしないでください。 遮断時のアークを取り除くには非常に効果がありますが,接点の ON または OFF 時にコンデンサへの充電電流が流れ るため,接点が溶着しやすくなります。 通常,直流誘導負荷は抵抗負荷に比べ,開閉が困難とされていますが,適切に保護回路を構成すると,抵抗負荷と同程 度まで性能を上げることができます。 3 コンデンサ 誘導性 負荷 コンデンサ 誘導性 負荷 ● 保護回路は,負荷または接点(ユニット)の近辺に取り付けてください。距離が離れていると,保護回路の効果が十分 に発揮できないことがあります。目安として 50cm 以内に取り付けてください。 3.2 出力ユニット 21 第4章 4.1 仕様 一般仕様 入出力ユニットの一般仕様は,下記を参照してください。 CPU ユニットまたはヘッドユニットに同梱のマニュアル「安全にお使いいただくために」 最新のマニュアル PDF は,MELFANSweb からダウンロードできます。 http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfansweb 22 第 4 章 仕様 4.2 入力ユニット仕様 4.2.1 LX40C6 形 DC 入力ユニット 項目 仕様 表面形状 入力点数 16 点 定格入力電圧 DC20.4V ∼ 28.8V(リップル率 5%以内) 定格入力電流 6.0mA TYP.(DC24V 時) ON 電圧 /ON 電流 15V 以上 /4mA 以上 OFF 電圧 /OFF 電流 8V 以下 /2mA 以下 入力抵抗 3.8kΩ OFF → ON 応答時間 ON → OFF 絶縁耐圧 4 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms AC560Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる IP2X コモン方式 16 点 1 コモン(コモン端子:TB17) 入出力占有点数 16 点(I/O 割付:入力 16 点) 外線接続方式 18 点ネジ端子台(M3 × 6 ネジ) ( DC5V 内部消費電流 90mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.15kg ディレーティング図 端子接続図 16点,50℃ 16点,55℃ 16 同時 12 ON 点数 8 (点) 16点,45℃ 入力電圧 DC24V DC26.4V DC28.8V 4 12点,55℃ 8点,55℃ 0 0 20 40 周囲温度(℃) 34 ページ 6.2.1 項) 4.2 入力ユニット仕様 4.2.1 LX40C6 形 DC 入力ユニット 保護等級 60 回路構成 信号名 端子 信号名 番号 X00 1 X01 2 X02 3 X03 4 X04 5 X05 6 X06 7 X07 8 X08 9 X09 10 X0A 11 X0B 12 X0C 13 X0D 14 X0E 15 X0F 16 COM 17 アキ 18 LED DC24V DC24V TB1 フォトカプラ絶縁 内部回路 LED ユニット正面から見た配置図 TB16 TB17 フォトカプラ絶縁 DC24V DC24V 23 4.2.2 LX41C4 形 DC 入力ユニット 項目 仕様 入力点数 32 点 定格入力電圧 DC20.4V ∼ 28.8V(リップル率 5%以内) 定格入力電流 4.0mA TYP.(DC24V 時) ON 電圧 /ON 電流 19V 以上 /3mA 以上 OFF 電圧 /OFF 電流 9V 以下 /1.7mA 以下 入力抵抗 5.7kΩ OFF → ON 応答時間 ON → OFF 絶縁耐圧 表面形状 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms AC560Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる 保護等級 IP2X コモン方式 32 点 1 コモン(コモン端子:B01,B02) 入出力占有点数 32 点(I/O 割付:入力 32 点) 外線接続方式 40 ピンコネクタ( DC5V 内部消費電流 100mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.11kg 36 ページ 6.2.2 項) ディレーティング図 32点,40℃ 端子接続図 32点,50℃ 32点,55℃ 30 信号名 ピン番号 信号名 X00 24点,55℃ 同時 ON 20 点数 (点) 20点,55℃ 10 20 A19 B18 A18 B17 A17 B16 A16 B15 A15 B14 A14 B13 A13 B12 A12 B11 A11 B10 A10 B09 A09 B08 A08 B07 A07 B06 A06 B05 A05 アキ B04 A04 アキ アキ COM COM B03 A03 アキ B02 A02 アキ B01 A01 アキ X03 X04 X05 X06 0 0 A20 B19 X02 入力電圧 DC24V DC26.4V DC28.8V 40 X07 60 X08 周囲温度(℃) X09 X0A 回路構成 X0B X0C X0D X0E X0F LED B20 フォトカプラ絶縁 内部回路 DC24V DC24V 24 X11 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 X1A X1B X1C X1D X1E X1F DC24V DC24V A05 B01,B02 LED X10 B20 X01 フォトカプラ絶縁 ユニット正面から見た配置図 第 4 章 仕様 4.2.3 LX42C4 形 DC 入力ユニット 項目 仕様 入力点数 表面形状 64 点 定格入力電圧 DC20.4V ∼ 28.8V(リップル率 5%以内) 定格入力電流 4.0mA TYP.(DC24V 時) ON 電圧 /ON 電流 19V 以上 /3mA 以上 OFF 電圧 /OFF 電流 9V 以下 /1.7mA 以下 入力抵抗 5.7kΩ 4 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 OFF → ON (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms 応答時間 1ms,5ms,10ms,20ms,または 70ms 以下 ON → OFF (CPU ユニットの PC パラメータで設定)初期設定は 10ms 絶縁耐圧 AC560Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる 保護等級 IP2X コモン方式 32 点 1 コモン(コモン端子:1B01,1B02,2B01,2B02) 入出力占有点数 64 点(I/O 割付:入力 64 点) 外線接続方式 40 ピンコネクタ( DC5V 内部消費電流 120mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.12kg 36 ページ 6.2.2 項) ディレーティング図 64点,35℃ 64点,24℃ 左側のコネクタ 信号名 ピン番号 信号名 16点/コモン(合計32点),55℃ 60 11点/コモン (合計22点),55℃ 同時 ON 40 点数 (点) 入力電圧 DC24V DC26.4V DC28.8V 20 X00 X01 X02 9点/コモン (合計18点),55℃ X03 X04 X05 X06 0 0 20 4.2 入力ユニット仕様 4.2.3 LX42C4 形 DC 入力ユニット 64点,10℃ 端子接続図 40 X07 60 X08 周囲温度(℃) X09 X0A 回路構成 X0B X0C X0D X0E X0F 1B20 フォトカプラ絶縁 内部回路 LED 1B20 1A20 1B19 1A19 1B18 1A18 1B17 1A17 1B16 1A16 1B15 1A15 1B14 1A14 1B13 1A13 1B12 1A12 1B11 1A11 1B10 1A10 1B09 1A09 1B08 1A08 1B07 1A07 1B06 1A06 右側のコネクタ 信号名 ピン番号 信号名 X10 X20 X11 X21 X12 X22 X13 X23 X14 X24 X15 X25 X16 X26 X17 X27 X18 X28 X19 X29 X1A X2A X1B X2B X1C X2C X1D X2D X1E X2E X1F X2F 2B20 2A20 2B19 2A19 2B18 2A18 2B17 2A17 2B16 2A16 2B15 2A15 2B14 2A14 2B13 2A13 2B12 2A12 2B11 2A11 2B10 2A10 2B09 2A09 2B08 2A08 2B07 2A07 2B06 2A06 X30 X31 X32 X33 X34 X35 X36 X37 X38 X39 X3A X3B X3C X3D X3E X3F 1B05 1A05 2B05 2A05 アキ 1B04 1A04 アキ アキ 2B04 2A04 アキ アキ COM1 COM1 1B03 1A03 アキ 2A03 アキ 1A02 アキ アキ COM2 2B03 1B02 2B02 2A02 アキ 1B01 1A01 アキ 2B01 2A01 アキ DC24V COM2 DC24V 1A05 フォトカプラ絶縁 左側(前半) 1B01,1B02 右側(後半) sw *1 DC24V 表示切換 回路 DC24V ユニット正面から見た配置図 ユニット正面から見た配置図 DC24V 上図は前半32点(F)を示します。 後半32点(L)も同様です。 DC24V * 1 左 (F) 側切換えで前半 (X00 ∼ X1F) の LED 表示,右 (L) 側切換えで後半 (X20 ∼ X3F) の LED 表示となります。 25 4.3 出力ユニット仕様 下記の出力ユニットは,過負荷保護機能および過熱保護機能を備えています。 適用ユニット形名‥‥‥LY41NT1P,LY42NT1P 機能 内容 • 出力ユニットが過電流を検出すると電流リミッタ動作* 2 になり,出力電流を制限します。 過負荷保護機能* 1 • 過電流検出値および制限電流は,各ユニット仕様の「過負荷保護機能」欄を確認してくださ い。 • 負荷電流が過電流検出値以下になると,正常動作に復帰します。 • 出力ユニットが過負荷による過電流を出力し続けると,ユニット内部に熱が発生します。ユ ニット内部で高温の熱を検出すると,出力が OFF になります。 過熱保護機能* 1 • ユニットにより,過熱保護機能が同時に働く出力点数が異なります。各ユニット仕様の「過 熱保護機能」欄を確認してください。 • 熱が下がると,正常動作に自動復帰します。 * 1 ユニットの内部素子を保護する機能であり,外部機器を保護する機能ではありません。 * 2 過電流を一定の電流値に制限し,出力し続ける動作です。 26 第 4 章 仕様 4.3.1 LY10R2 形接点出力ユニット 項目 仕様 出力点数 表面形状 16 点 DC24V 2A(抵抗負荷)/1 点,8A/1 コモン 定格開閉電圧・電流 AC240V 2A (COSφ=1)/1 点,8A/1 コモン 最小開閉負荷 DC5V 1mA 最大開閉負荷 応答時間 寿命 AC264V DC125V OFF → ON 10ms 以下 ON → OFF 12ms 以下 機械的 2000 万回以上 電気的 4 18 ページ 3.2 節 (3)(a) 最大開閉頻度 3600 回 / 時 サージキラー なし ヒューズ なし 絶縁耐圧 AC2830Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 1500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる 保護等級 IP1X コモン方式 16 点 1 コモン(コモン端子:TB17) 入出力占有点数 16 点(I/O 割付:出力 16 点) 外線接続方式 18 点ネジ端子台(M3 × 6 ネジ) ( DC5V 内部消費電流 460mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.21kg 34 ページ 6.2.1 項) 端子接続図 信号名 LED TB1 負荷 負荷 負荷 内部回路 リレー絶縁 LED 負荷 TB16 負荷 負荷 負荷 TB17 リレー絶縁 4.3 出力ユニット仕様 4.3.1 LY10R2 形接点出力ユニット 回路構成 負荷 AC100/200V または DC24V 負荷 負荷 Y01 Y03 Y05 Y07 Y09 Y0B Y0D Y0F アキ 端子 番号 2 4 6 8 10 12 14 16 18 信号名 Y00 Y02 Y04 Y06 Y08 Y0A Y0C Y0E COM 1 3 5 7 9 11 13 15 17 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 外部負荷電源 ユニット正面から見た配置図 外部負荷電源を下図に示します。 AC100/200V またはDC24V 27 4.3.2 LY41NT1P 形トランジスタ出力ユニット(シンクタイプ) 項目 仕様 出力点数 32 点 定格負荷電圧 DC10.2V ∼ 28.8V 最大負荷電流 0.1A/1 点,2A/1 コモン 最大突入電流 0.7A,10ms 以下 OFF 時漏洩電流 0.1mA 以下 ON 時最大電圧降下 DC0.1V(TYP.) 0.1A,DC0.2V(MAX.)0.1A 応答時間 OFF → ON 0.5ms 以下 ON → OFF 1ms 以下(定格負荷,抵抗負荷) サージキラー 表面形状 ツェナーダイオード ヒューズ なし 外部供給電源 電圧 DC10.2V ∼ 28.8V(リップル率 5%以内) 電流 13mA(DC24V 時)/1 コモン 絶縁耐圧 AC560Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる 保護等級 IP2X コモン方式 32 点 1 コモン(コモン端子:A01,A02) 入出力占有点数 32 点(I/O 割付:出力 32 点) 過負荷保護機能 保護機能 過熱保護機能 過電流検出,過負荷保護時制限電流:1 ∼ 3A/1 点 1 点単位で動作( 26 ページ 4.3 節) 1 点単位で動作( 26 ページ 4.3 節) 外線接続方式 40 ピンコネクタ ( DC5V 内部消費電流 140mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.11kg 36 ページ 6.2.2 項 ) 回路構成 端子接続図 信号名 ピン番号 信号名 LED B20 負荷 フォトカプラ絶縁 内部回路 LED A05 負荷 フォトカプラ絶縁 定電圧回路 B01,B02 Y10 負荷 Y11 負荷 A18 Y12 負荷 B17 A17 Y13 負荷 Y04 A16 Y14 負荷 負荷 B16 Y05 A15 Y15 負荷 負荷 B15 Y06 A14 Y16 負荷 負荷 B14 Y07 A13 Y17 負荷 負荷 B13 Y08 A12 Y18 負荷 負荷 B12 Y09 A11 Y19 負荷 負荷 B11 Y0A A10 Y1A 負荷 負荷 B10 Y0B A09 Y1B 負荷 負荷 B09 Y0C A08 Y1C 負荷 負荷 B08 Y0D A07 Y1D 負荷 負荷 B07 Y0E A06 Y1E 負荷 B06 A05 Y1F 負荷 B05 B04 A04 アキ B03 A03 B02 A02 アキ COM B01 A01 負荷 Y00 負荷 B20 A20 Y01 負荷 B19 A19 Y02 負荷 B18 Y03 負荷 負荷 A01,A02 DC12/24V Y0F アキ アキ DC12/24V DC12/24V COM DC12/24V ユニット正面から見た配置図 28 第 4 章 仕様 4.3.3 LY42NT1P 形トランジスタ出力ユニット(シンクタイプ) 項目 仕様 表面形状 出力点数 64 点 定格負荷電圧 DC10.2V ∼ 28.8V 最大負荷電流 0.1A/1 点,2A/1 コモン 最大突入電流 0.7A,10ms 以下 OFF 時漏洩電流 0.1mA 以下 ON 時最大電圧降下 DC0.1V(TYP.) 0.1A,DC0.2V(MAX.)0.1A 応答時間 OFF → ON 0.5ms 以下 ON → OFF 1ms 以下(定格負荷,抵抗負荷) サージキラー 4 ツェナーダイオード ヒューズ なし 外部供給電源 電圧 DC10.2V ∼ 28.8V(リップル率 5%以内) 電流 9mA(DC24V 時)/1 コモン 絶縁耐圧 AC560Vrms/3 サイクル(標高 2000m) 絶縁抵抗 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上 シミュレータノイズ 500Vp-p,ノイズ幅 1μs ノイズ耐量 ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシミュレータによる 保護等級 IP2X コモン方式 32 点 1 コモン(コモン端子:1A01,1A02,2A01,2A02) 入出力占有点数 64 点(I/O 割付:出力 64 点) 過負荷保護機能 保護機能 1 点単位で動作( 26 ページ 4.3 節) 1 点単位で動作( 26 ページ 4.3 節) 外線接続方式 40 ピンコネクタ ( DC5V 内部消費電流 190mA(TYP. 全点 ON) 質量 0.12kg 36 ページ 6.2.2 項 ) 回路構成 端子接続図 左側のコネクタ 1B20 負荷 LED フォトカプラ絶縁 内部回路 1A05 右側(後半) *1 Y22 1B17 1A17 Y13 負荷 負荷 Y23 Y04 1B16 1A16 Y14 負荷 Y05 1B15 1A15 Y15 負荷 1B14 1A14 Y16 負荷 1B13 1A13 Y17 負荷 1B12 1A12 Y18 負荷 1B11 1A11 Y19 負荷 1B10 1A10 Y1A 負荷 1B09 1A09 Y1B 負荷 1B08 1A08 Y1C 負荷 1B07 1A07 Y1D 負荷 1A06 Y1E 負荷 1B06 1A05 Y1F 負荷 1B05 Y03 負荷 負荷 DC12/24V 負荷 負荷 負荷 上図は前半32点(F)を示します。 後半32点(L)も同様です。 負荷 1B18 負荷 1A01,1A02 Y12 Y02 負荷 1B01,1B02 1A18 負荷 負荷 定電圧回路 Y21 1A19 負荷 sw Y20 負荷 1A20 1B19 負荷 左側 (前半) 負荷 負荷 1B20 Y01 負荷 フォトカプラ絶縁 負荷 Y11 Y00 負荷 負荷 信号名 ピン番号 信号名 Y10 負荷 負荷 負荷 右側のコネクタ 信号名 ピン番号 信号名 負荷 表示切換 回路 4.3 出力ユニット仕様 4.3.3 LY42NT1P 形トランジスタ出力ユニット(シンクタイプ) 過熱保護機能 過電流検出,過負荷保護時制限電流:1 ∼ 3A/1 点 Y06 Y07 Y08 Y09 Y0A Y0B Y0C Y0D Y0E Y0F アキ 1B04 アキ 1B03 DC12/24V 1B02 DC12/24V 1B01 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 負荷 Y24 Y25 Y26 Y27 Y28 Y29 Y2A Y2B Y2C Y2D Y2E Y2F 2A20 2B19 2A19 2B18 2A18 2B17 2A17 2B16 2A16 2B15 2A15 2B14 2A14 2B13 2A13 2B12 2A12 2B11 2A11 2B10 2A10 2B09 2A09 2B08 2A08 2B07 2A07 2B06 2A06 2B05 2A05 アキ 2B04 アキ 2B03 DC12/24V 2B02 DC12/24V 2B01 1A04 アキ 1A03 アキ COM1 1A02 COM1 1A01 DC12/24V ユニット正面から見た配置図 負荷 2B20 Y30 負荷 Y31 負荷 Y32 負荷 Y33 負荷 Y34 負荷 Y35 負荷 Y36 負荷 Y37 負荷 Y38 負荷 Y39 負荷 Y3A 負荷 Y3B 負荷 Y3C 負荷 Y3D 負荷 Y3E 負荷 Y3F 負荷 2A04 アキ 2A03 アキ COM2 2A02 COM2 2A01 DC12/24V ユニット正面から見た配置図 * 1 左 (F) 側切換えで前半 (Y00 ∼ Y1F) の LED 表示,右 (L) 側切換えで後半 (Y20 ∼ Y3F) の LED 表示となります。 29 第5章 システム構成 (1) 入出力ユニット使用時のシステム構成 MELSEC-L シリーズ入出力ユニットを使用した,システム構成例を下記に示します。 (a) CPU ユニットに装着時 表示ユニット (オプション品) 電源ユニット CPUユニット 入出力ユニット コネクタ付き専用ケーブル コネクタ付き専用ケーブル (リレーターミナルユニット用) (コネクタ/端子台変換ユニット用) (オプション品) (オプション品) リレーターミナルユニット (オプション品) 30 ENDカバー コネクタ コネクタ/端子台変換ユニット (オプション品) 第 5 章 システム構成 (b) ヘッドユニットに装着時 電源ユニット ヘッドユニット 入出力ユニット ENDカバー 5 コネクタ付き専用ケーブル コネクタ付き専用ケーブル (リレーターミナルユニット用) (コネクタ/端子台変換ユニット用) (オプション品) (オプション品) コネクタ リレーターミナルユニット (オプション品) コネクタ/端子台変換ユニット (オプション品) 31 (2) オプション品の紹介 ユニットの配線をより簡単に行うため,オプション品として下記の製品を用意しています。 (a) 表示ユニット CPU ユニットに装着可能な液晶ディスプレイです。CPU ユニットに装着することで,GX Works2 や GX Developer を使用しなくても,システム状態の確認やシステム設定値の変更が可能です。 詳細については下記を参照してください。 MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編) (b) コネクタ/端子台変換ユニットとコネクタ付き専用ケーブル コネクタタイプの入出力ユニットから,外部配線用端子台への配線を簡単に行うために使用します。 ( 47 ページ 付 1) (c) リレーターミナルユニットとコネクタ付き専用ケーブル 制御盤内の中継端子台と盤内リレーの代わりとして使用し,シーケンサ,中継端子台,および盤内リレー間 の配線工数を軽減します。 リレーターミナルユニットとコネクタ付き専用ケーブルの詳細は,下記を参照してください。 A6TE2-16SRN 形リレーターミナルユニットユーザーズマニュアル 32 第 5 章 システム構成 (3) コネクタおよびコネクタ/端子台変換ユニットの接続形態 コネクタ付き専用 ケーブル 5 コネクタ/端子台 変換ユニット (4) リレーターミナルユニットの接続形態 コネクタ付き専用ケーブル リレーターミナル ユニット リレーターミナル ユニット 33 第6章 6.1 設置と配線 ユニットの設置環境と取付け位置 ユニットの設置環境と取付け位置は,下記を参照してください。 MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編) MELSEC-L CC-Link IE フィールドネットワークヘッドユニットユーザーズマニュアル 6.2 6.2.1 配線 18 点ネジ端子台タイプユニットの場合 (1) 注意事項 • 端子台の配線には必ず厚さが 0.8mm 以下の圧着端子を使用してください。また,1 つの端子部に対して, 接続する圧着端子は 2 本までとしてください。 • 端子台には,絶縁スリーブ付圧着端子は使用できません。圧着端子はネジのゆるみ時の短絡を防止するた めに,圧着端子の電線接続部にはマークチューブ,または絶縁チューブをかぶせることを推奨します。 • 端子台に接続する電線は,下記のものを使用してください。 適合電線サイズ 0.3 ∼ 0.75mm2(AWG22 ∼ 18)(より線) 外径:2.8mm 以下 材質 温度定格 銅線 75 ℃以上 • 圧着端子は UL 認定品の R1.25-3 を使用してください。 • 端子台ネジの締付けは,下記の締付けトルク範囲内で行ってください。 ネジの箇所 締付けトルク範囲 端子台ネジ(M3 ネジ) 0.42 ∼ 0.58N ・ m 端子台取付けネジ(M3.5 ネジ) 0.66 ∼ 0.89N ・ m (2) 端子台の配線方法 配線方法は,下記のマニュアルを参照してください。 MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編) 34 第 6 章 設置と配線 (3) 端子台の取りはずし手順 1. 端子カバーを開き,端子台取付けネジをゆるめます。 2. 端子台固定穴を支点として,端子台を取りはずします。 端子台取付けネジ 6 (4) 端子台の取付け手順 1. 端子台上部の突起をユニットの端子台固定穴に確実に 挿入し,端子台固定穴を支点として,端子台を取り付 けます。 2. 端子カバーを開き,端子台取付けネジを締め付けます。 端子台取付けネジ 35 6.2 配線 6.2.1 18 点ネジ端子台タイプユニットの場合 端子台固定穴 6.2.2 40 ピンコネクタタイプユニットの場合 (1) 注意事項 • コネクタに接続する電線は,温度定格 75 ℃以上の銅線を使用してください。 • コネクタ取付けネジの締付けは,下記の締付けトルク範囲内で行ってください。 ネジの箇所 締付けトルク範囲 コネクタ取付けネジ(M2.6 ネジ) 0.20 ∼ 0.29N・m (2) 使用可能コネクタ 入力ユニットまたは出力ユニットに使用する 40 ピンコネクタは,ユーザ手配となります。 コネクタ種類と適用機種および圧着工具と圧接工具の紹介品を下記に示します。 (a) 40 ピンコネクタ 種類 形名 ハンダ付けタイプコネクタ (ストレート出しタイプ) 圧着タイプコネクタ (ストレート出しタイプ) 適合電線サイズ 0.3mm2(AWG22)(より線) A6CON1 A6CON2 適用機種 LX41C4 LX42C4 LY41NT1P LY42NT1P 0.088 ∼ 0.24mm2(AWG24 ∼ 28) (より線) AWG28(より線) 圧接タイプコネクタ (ストレート出しタイプ) ハンダ付けタイプコネクタ (ストレート/斜め出し兼用タイプ) A6CON3 AWG30(単線) フラットケーブル 1.27mm ピッチ A6CON4 0.3mm2 (AWG22)(より線) (b) 40 ピンコネクタ圧着工具および圧接工具 種類 圧着工具 圧接工具 形名 問い合わせ先 FCN-363T-T005/H FCN-367T-T012/H(ロケータプレート) 富士通コンポーネント株式会社 FCN-707T-T001/H(ケーブルカッタ) http://www.fcl.fujitsu.com/ FCN-707T-T101/H(ハンドプレス) コネクタの配線方法および圧着工具と圧接工具の使用方法は,富士通コンポーネント株式会社にお問い合わ せください。 36 第 6 章 設置と配線 (3) コネクタの配線方法 配線方法は,下記を参照してください。 MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編) (4) コネクタの取付け手順 1. コネクタの接続 配線したコネクタを,入出力ユニットに接続します。 コネクタ取付けネジ 6 2. コネクタ取付けネジの締付け 2 本のコネクタ取付けネジ(M2.6 ネジ)を締め付けま す。 1. コネクタの取りはずし 2 本のコネクタ取付けネジをゆるめ,コネクタを,ユ ニットと水平に引き抜きます。 37 6.2 配線 6.2.2 40 ピンコネクタタイプユニットの場合 (5) コネクタの取りはずし手順 6.3 入力配線例 下記に,DC 入力ユニットと接続可能な DC 入力機器(DC 出力タイプ)との配線例を示します。 (1) 有接点出力タイプとの配線例 DC入力ユニット 有接点出力タイプ X0 COM (2) 直流 2 線式との配線例 DC入力ユニット 直流2線式 X0 COM センサ用 電源 (3) トランジスタ出力タイプとの配線例 NPNオープンコレクタ 出力タイプ DC入力ユニット DC入力ユニット NPN電流出力タイプ センサ用 電源 出力 X0 COM COM 0V DC入力ユニット PNP電流出力タイプ センサ用 電源 出力 X0 COM 0V (4) 電圧出力タイプとの配線例 DC入力ユニット 電圧出力タイプ COM 出力 X0 センサ用 電源 38 0V 出力 X0 センサ用 電源 0V 定電圧回路 第 6 章 設置と配線 電圧出力タイプのセンサと接続する場合,下図のような配線は行わないでください。 下図のような配線を行うと,センサのプルアップ抵抗を介して DC 入力ユニットに電流が流れます。そのため,入力電流 が DC 入力ユニットの ON 電流に満たず,入力信号が ON しない場合があります。 DC入力ユニット 電圧出力タイプ センサ用 電源 X0 COM 出力 プルアップ抵抗 0V 6 6.3 入力配線例 39 第7章 各種設定 エラー時出力モード設定の設定は,下記の手順で行います。 • 入力応答時間の設定 • エラー時出力モードの設定 7.1 入力応答時間の設定 入力応答時間の設定は,下記の手順で行います。 (GX Developer で設定する場合 54 ページ 付 4(1)) 1. “PC パラメータ”の“I/O 割付設定”を開きます。 プロジェクトウィンドウ [ パラメータ ] [PC パラメータ ] [I/O 割付設定 ] 2. 3. 4. 5. “種別”で,“入力”を選択します。 ボタンをクリックします。 “I/O 応答時間”で,入力応答時間を選択します。 ボタンで,エラー時出力モード設定の設定を 完了します。 40 第 7 章 各種設定 入力ユニットは,入力応答時間の設定により,ノイズなどを入力として取り込む可能性があります。 入力として取り込むパルス幅は,パラメータで設定する応答時間により異なります。 入力応答時間の設定は,使用環境を十分に考慮して行ってください。 入力応答時間 入力として取り込む可能性のあるパルス幅の最小値 1ms 0.3ms 5ms 3ms 10ms 6ms 20ms 12ms 70ms 45ms 7 7.1 入力応答時間の設定 41 7.2 エラー時出力モードの設定 エラー時出力モードの設定は,下記の手順で行います。 (GX Developer で設定する場合 54 ページ 付 4(2)) 1. “PC パラメータ”の“I/O 割付設定”を開きます。 プロジェクトウィンドウ [ パラメータ ] [PC パラメータ ] [I/O 割付設定 ] 2. 3. 4. “種別”で,“出力”を選択します。 ボタンをクリックします。 “エラー時出力モード”で,“クリア” ,または“保持” を選択します。 5. ボタンで,エラー時出力モード設定の設定を 完了します。 42 第 8 章 トラブルシューティング 第8章 8.1 トラブルシューティング 入力回路のトラブル事例とその対策 (1) 入力信号が OFF しない (a) 事例 1 原因 LED 表示付スイッチを OFF しても,入力ユニットの OFF 電流を上回るもれ電流が発生しています。 入力ユニットに流れる電流が OFF 電流を下回るように,適切な抵抗を接続してください。 LX40C6 Iz=2.0mA 入力インピーダンス 3.8kΩ 対策 2.82mA R IR=0.82mA DC24V 接続する抵抗値の計算例を下記に示します。 例 DC24V 電源を入れると,もれ電流が 2.82mA 流れる LED 表示付スイッチを LX40C6 に接続した場合 ユニットの仕様から,下記の項目を調べます。 • OFF 電流:2.0mA • 入力抵抗:3.8kΩ 8 I(もれ電流)=IZ (LX40C6 の OFF 電流)+IR(接続抵抗に流れる電流) IR=I−IZ =2.82−2.0=0.82[mA] IR: IZ=Z(入力インピーダンス): R IZ 2.0 R≦ × Z(入力インピーダンス) = ×3.8 = 9.27[kΩ] IR 0.82 計算例 →抵抗値 R < 9.27kΩ となります。 <電力容量の算出による接続抵抗の確認> 抵抗 R を 8.2kΩ とすると,抵抗 R の電力容量 W は,下記のように算出します。 W = (入力電圧)2 R = 28.82 8200 = 0.101[W] 抵抗の電力容量は,実際の消費電力に対して 3 ∼ 5 倍で選定するため,8.2kΩ 1/3 ∼ 1/2W の抵抗を,問題となる端子に接続すれば よいことになります。 また,抵抗 R を挿入したときの OFF 電圧は,下記のように算出します。 1 ×2.82[mA]=7.32[V] 1 1 + 8.2[kΩ] 3.8[kΩ] よって,LX40C6 の OFF 電圧 8V 以下を満足します。 43 8.1 入力回路のトラブル事例とその対策 LX40C6 の OFF 電流 2.0mA 以下を満足させるために,接続抵抗に流れる電流が,0.82mA 以上になるよう,抵抗 R を接続してくださ い。接続する抵抗の抵抗値 R は,下記のように算出します。 (b) 事例 2 電源を 2 つ使用しているため,電流の回り込みが発生しています。 入力 ユニット 原因 ランプ E2 E1 E1>E2 • 2 つの電源を 1 つにしてください。 • 回り込みを防止するために,ダイオードを下記のように接続してください。 DC入力 ダイオード 対策 入力 ユニット ランプ E2 E1 (2) 信号が誤入力する 原因 ノイズを入力として取り込んでいます。 入力応答時間を長く設定してください。( 例 対策 40 ページ 7.1 節) 1ms → 5ms 入力応答時間の設定を変更しても効果がない場合,下記の 2 つの対策を行ってください。 • 過大ノイズが入らないように,動力線と I/O 線の束線を避けてください。 • 同一電源で使用するリレーやコンダクタなどのノイズ発生源には,サージアブソーバを付加してノイズを抑制するなどのノイズ対策 を行ってください。 周期性のある過大ノイズの場合,入力応答時間を短く設定した方が効果がある場合があります。 例 44 70ms → 20ms 第 8 章 トラブルシューティング 8.2 出力回路のトラブル事例とその対策 (1) 外部供給電源を立ち上げたときに負荷が一瞬 ON する フォトカプラのコレクタ−エミッタ間の浮遊容量 (C) による誤出力です。 通常の負荷では問題はありませんが,高感度負荷(ソリッドステートリレーなど)の場合,誤出力する可能性があります。 出力ユニット フォトカプラ Y0の出力 C Tr1 Ic Y0 100μs程度 負荷 原因 DC12/24V 定電圧回路 SW COM SW:ONによる 外部供給電源 (24V) 24V 10ms以下 外部供給電源立上げ時の電圧立上がり時間が 10ms 以下の場合,フォトカプラのコレクタ−エミッタ間の浮遊容量 (C) により,電流 Ic が次段のトランジスタ Tr1 のゲートに流れます。すると,Y0 の出力が 100μs 程度 ON します。 外部供給電源を ON,または OFF する場合,外部供給電源自体の立上がりが 10ms 以上あることを確認の上,スイッチ SW1 を外部供 給電源の 1 次側に入れてください。 1次側 SW1 2次側 外部供給電源 シーケンサ 出力ユニット Y0 負荷 R1:数十Ω *1 2 *2 電力容量≧(外部供給電源電流 ) ×抵抗値×(3∼5) C1:数百μF 50V R1=40Ω,C1=300μFの場合 -6 時定数=C1×R1=300×10 ×40 -3 =12×10 [s] =12[ms] R1 DC12/24V SW C1 *1 使用するユニットの外部供給電源の消費電流を確認してください。 *2 抵抗の電力容量は,実際の消費電力に対して3∼5倍で選択してください。 COM 24V 45 8.2 出力回路のトラブル事例とその対策 外部供給電源の 2 次側にスイッチを入れる必要がある場合,コンデンサと抵抗を接続し,外部供給電源の立上がりを緩やか(10ms 以 上)にしてください。 対策 8 (2) 電源遮断時に,OFF していた負荷が一瞬 ON する(トランジスタ出力) 誘導性負荷を使用している場合,①電源遮断時の逆起電力の回り込みによって,OFF していた②負荷が ON する場合があります。 トランジスタ 出力ユニット シンク出力 逆起電力 ON ③ 負荷 Y0 ② 原因 Y1 OFF 負荷 ① 遮断 COM DC12/24V 下記の 2 つのうち,どちらか 1 つの対策を行ってください。 • ③に逆起電力が発生している負荷と並列にダイオードを接続して,逆起電力の発生を抑えてください。 逆起電力 負荷 • 外部供給電源の (+)(-) 間にダイオードを接続して,回り込み経路を設けてください。外部供給電源を立ち上げたときに負荷が一瞬 ON する場合の対策( 45 ページ 8.2 節 (1))を同時に実施する場合,ダイオードを C1 と R1 に対して並列に接続してください。 トランジスタ 出力ユニット 対策 Y0 ON ③ 逆起電力 シンクタイプ出力 D1は下記を示します。 ・逆電圧 VR(VRM)…仕様の定格電圧の10倍程度 負荷 DC24Vの場合→200V程度 ・順電流 IF(IFM)…仕様の最大負荷電流(コモン)の2倍以上 ② OFF 2A/1コモンの場合→4A以上 負荷 Y1 ① 遮断 COM D1 C1 DC12/24V R1 ( 45 ページ 8.2 節 (1)) (3) 外部供給電源の ON のみで負荷が動作する(トランジスタ出力) • 外部供給電源の極性が逆に接続されています。 トランジスタ 出力ユニット 負荷 Y0 原因 誤 正 外部供給 電源 COM 出力素子保護 ダイオード • 外部供給電源の極性を逆に接続した場合,電流が出力素子保護ダイオードを通り,負荷に流れる恐れがあります。 対策 外部供給電源の極性を正しく接続してください。 (4) チャタリングにより負荷が誤入力する 46 原因 接点出力ユニットに,入力応答速度の速い機器を接続しています。 対策 トランジスタ出力ユニットを使用してください。 付録 付録 付1 付 オプション品 付 1.1 コネクタ/端子台変換ユニット 形名 内容 質量 適合電線サイズ プラスコモンタイプ入力ユニット A6TBXY36 シンクタイプ出力ユニット用 1.25-3.5(JIS) 0.4kg 1.25-YS3A(日本圧着端子製造株式会社) (標準タイプ) V1.25-M3(日本圧着端子製造株式会社) プラスコモンタイプ入力ユニット A6TBXY54 シンクタイプ出力ユニット用 0.5kg 0.75 ∼ 2mm2 V1.25-YS3A(日本圧着端子製造株式会社) 2-3.5(JIS) 2-YS3A(日本圧着端子製造株式会社) (2 線式タイプ) プラスコモンタイプ入力ユニット用 A6TBX70 適合圧着端子 (3 線式タイプ) V2-S3(日本圧着端子製造株式会社) 0.6kg V2-YS3A(日本圧着端子製造株式会社) (1) 同梱品 品名 内容 M4 × 25 ネジ 個数 盤にコネクタ/端子台変換ユニットを取り付けるために使用するネジです。 2 (2) コネクタ/端子台変換ユニットの使用可否 形名 形名 出力ユニット A6TBXY54 A6TBX70 LX41C4 ○ ○ ○ LX42C4 ○ ○ ○ LY41NT1P ○ ○ × LY42NT1P ○ ○ × * 1 プラスコモン使用時のみ使用できます。 ● コネクタ / 端子台変換ユニットの接続 I/O 点数は,すべて 32 点です。 64 点の入出力ユニットは,コネクタ / 端子台変換ユニット,コネクタ/端子台変換ユニット用ケーブル,ともに 2 台 必要です。 ● ユニットの端子ネジの締付けトルクは,下記のとおりです。 端子ネジ(M3.5 ネジ)・・・・・・締付けトルク 0.78N ・ m 47 付 1 オプション品 付 1.1 コネクタ/端子台変換ユニット 入力ユニット* 1 A6TBXY36 (3) 各部の名称 A6TBXY36 A6TBXY54 1) 2) 1) 0 2 3) 4 6 8 A 24V E C 3 5 7 9 B D F 0V 13 15 17 19 1B 1D 1F 0V 12 14 16 18 1A 1C 1E COM 2 0 1 11 10 2) 4) 24V 2) 3) 10 4 COM 6 8 COM A C COM E COM COM 3 5 COM 7 9 COM B D COM F 24V COM 13 15 COM 17 19 COM 1B 1D COM 1F 24V COM 12 14 COM 16 18 COM 1A 1C COM 1E COM 2) 1) 0V 1 11 4) 0V 1) A6TBX70 1) 2) +C 3) -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C 0V 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F 24V 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 1A 1B 1C 1D 1E 1F 24V +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C +C -C 2) 番号 +C -C +C 0V 4) 1) 名称 内容 1) 盤取付け穴 盤にネジ(M4 ネジ,同梱品)で取り付けるための穴です。 2) 端子台 電源および入出力信号線を接続するための端子台です。 3) 40 ピンコネクタ 4) ユニット固定用フック 48 AC □□ TB を接続するためのコネクタです。( 1.3(1)) DIN レールに取り付けるためのフックです。 53 ページ 付 付録 付 (4) 接続図 • A6TBXY36 DC24V 入力ユニット接続時 入力 ユニット B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 シンクタイプ 付 1 オプション品 付 1.1 コネクタ/端子台変換ユニット DC24V 出力ユニット接続時 負荷 出力 ユニット B20 B19 B18 B20 B19 B18 49 • A6TBXY54 DC24V 2線式センサ 入力ユニット接続時 入力 ユニット B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 DC24V 出力ユニット接続時 シンクタイプ 50 負荷 出力 ユニット B20 B19 B18 B20 B19 B18 B17 付録 • A6TBX70 付 DC24V 3線式センサ 入力 ユニット B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B20 B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A20 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 2線式センサ 付 1 オプション品 付 1.1 コネクタ/端子台変換ユニット 51 付 1.2 リレーターミナルユニット (A6TE2-16SRN) A6TE2-16SRN は,制御盤内の中継端子台と盤内リレーの代わりとして使用し,シーケンサ,中継端子台,および 盤内リレー間の配線工数を軽減します。 リレーターミナルユニットとコネクタ付き専用ケーブルの詳細は,下記を参照してください。 A6TE2-16SRN 形リレーターミナルユニットユーザーズマニュアル A6TE2-16SRN 項目 仕様 出力点数 16 点 絶縁方式 リレー絶縁 DC24V 2A(抵抗負荷)/1 点,8A/1 コモン 定格開閉電圧・電流 応答時間 AC240V 2A(COSφ = 1)/1 点 OFF → ON 10ms 以下 ON → OFF 12ms 以下 サージキラー なし ヒューズ なし コモン方式 8 点 1 コモン 52 付録 付 1.3 コネクタ付き専用ケーブル 付 (1) コネクタ/端子台変換ユニット用 形名 内容 質量 適用機種 AC05TB 0.5m シンクユニット用 0.17kg AC10TB 1m シンクユニット用 0.23kg AC20TB 2m シンクユニット用 0.37kg AC30TB 3m シンクユニット用 0.51kg A6TBXY54 AC50TB 5m シンクユニット用 0.76kg A6TBX70 8m シンクユニット用 1.2kg 10m シンクユニット用 1.5kg AC80TB *1 AC100TB *1 A6TBXY36 * 1 ケーブル長が長いため電圧降下が大きくなります。AC80TB および AC100TB を使用する場合,コモン電流を 0.5mA 以下にしてご使用ください。 (2) リレーターミナルユニット用 形名 内容 AC06TE 0.6m シンクユニット用 AC10TE 1m シンクユニット用 AC30TE 3m シンクユニット用 AC50TE 5m シンクユニット用 AC100TE 10m シンクユニット用 A6TE2-16SRN 変換ユニットやインタフェースユニット(FA グッズ) 付 1 オプション品 付 1.3 コネクタ付き専用ケーブル 付 1.4 適用機種 三菱電機エンジニアリング株式会社製の変換ユニットやインタフェースユニットを用意しています。 詳細は三菱電機エンジニアリング株式会社のホームページを参照してください。 http://www.mee.co.jp/ 53 付2 シリアル No. の確認方法 シリアル No. の確認方法は,下記を参照してください。 MELSEC-L CPU ユニットユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編) MELSEC-L CC-Link IE フィールドネットワークヘッドユニットユーザーズマニュアル 付3 L シリーズ入出力ユニットと Q シリーズ入出力ユニットの 互換性に関して L シリーズ入出力ユニットと Q シリーズの入出力ユニットの互換性に関して,下記に示します。 (1) 18 点ネジ端子台タイプユニット 項目 Q シリーズとの互換性 端子台 Q シリーズとの相違点 使用できません。 端子台の形状が Q シリーズと異なります。 (2) 40 ピンコネクタタイプユニット 項目 Q シリーズとの互換性 コネクタ 付4 Q シリーズとの相違点 使用できます。ピン配列は Q シリーズと同 様です。 相違点はありません。 GX Developer を使用する場合 GX Developer で,入出力ユニットの設定を行う方法を説明します。 (1) 入力応答時間の設定 入力応答時間の設定は,PC パラメータの I/O 割付設定で行います。 プロジェクトウィンドウ [ パラメータ ] 設定方法は,GX Works2 を使用した場合と同様です。 ( [PC パラメータ ] [I/O 割付設定 ] 40 ページ 7.1 節) (2) エラー時出力モードの設定 エラー時出力モードの設定は,PC パラメータの I/O 割付設定で行います。 プロジェクトウィンドウ [ パラメータ ] 設定方法は,GX Works2 を使用した場合と同様です。 ( 54 [PC パラメータ ] 42 ページ 7.2 節) [I/O 割付設定 ] 付録 付5 外形寸法図 付 5.1 付 入出力ユニット 90 45 4 (1) 18 点ネジ端子台 (45) DINレール中心 4 4 95 28.5 付 5 外形寸法図 付 5.1 入出力ユニット 117 (単位:mm) 55 (2) 40 ピンコネクタ 90 45 4 (a) 32 点ユニット (45) DINレール中心 4 4 28.5 95 (単位:mm) 90 45 4 (b) 64 点ユニット (45) DINレール中心 4 4 95 28.5 (単位:mm) 56 付録 付 5.2 コネクタ 付 14以下 ・A6CON1形ハンダ付けタイプ,A6CON2形圧着タイプ40ピンコネクタ 矢視A 矢視A 8 46 6.9 R4 6 14 72.72 (単位:mm) ・A6CON3形圧接タイプ40ピンコネクタ 10 付 5 外形寸法図 付 5.2 コネクタ 22.5 8.25 69.48 (単位:mm) 14以下 ・A6CON4形ハンダ付けタイプ 矢視A 矢視A 矢視A 8 6.9 47 50.8 R4 6 14 71.8 (単位:mm) ケーブル径がクランプ部より細い場合,ケーブルがクランプ部から抜ける可能性があります。 ケーブルにテープなどを巻き付けて,固定してからご使用ください。 また,ケーブルが滑りやすい材質の場合,ゴム系のテープなどを巻くなど,滑り止め対策を行ってください。 57 付 5.3 コネクタ/端子台変換ユニット A6TBXY36 44 17.3 78.5 M3.5ネジ 2-φ4.5取付穴 (M4×25) 89.6 5.5 48 120 52 (単位:mm) A6TBXY54 44 17.3 78.5 M3.5ネジ 2-φ4.5取付穴 (M4×25) 124.6 5.5 48 155 52 (単位:mm) A6TBX70 44 17.3 78.5 M3.5ネジ 2-φ4.5取付穴 (M4×25) 159.6 5.5 48 190 52 (単位:mm) 58 付録 コネクタ/端子台変換ユニット用ケーブル AC 付 32.5 32.5 TB 69.48 8.25 69.48 8.25 付 5.4 (単位:mm) 付 5 外形寸法図 付 5.4 コネクタ/端子台変換ユニット用ケーブル 59 改訂履歴 ※取扱説明書番号は,本説明書の裏表紙の左下に記載してあります。 印刷日付 ※取扱説明書番号 2009 年 12 月 SH( 名 )-080872-A 初版印刷 改訂内容 2010 年 1 月 SH( 名 )-080872-B LX41C4,LY41NT1P 追加による改訂 本書によって,工業所有権その他の権利の実施に対する保証,または実施権を許諾するものではありません。また 本書の掲載内容の使用により起因する工業所有権上の諸問題については,当社は一切その責任を負うことができません。 ・ 2009 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION 60 保証について ご使用に際しましては,以下の製品保証内容をご確認いただきますよう,よろしくお願いいたします。 1.無償保証期間と無償保証範囲 無償保証期間中に,製品に当社側の責任による故障や瑕疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した場合,当 社はお買い上げいただきました販売店または当社サービス会社を通じて,無償で製品を修理させていただきます。 ただし,国内および海外における出張修理が必要な場合は,技術者派遣に要する実費を申し受けます。 また,故障ユニットの取替えに伴う現地再調整・試運転は当社責務外とさせていただきます。 【無償保証期間】 製品の無償保証期間は,お客様にてご購入後またはご指定場所に納入後 36ヵ月とさせていただきます。 ただし,当社製品出荷後の流通期間を最長 6ヵ月として,製造から 42ヵ月を無償保証期間の上限とさせていただ きます。また,修理品の無償保証期間は,修理前の無償保証期間を超えて長くなることはありません。 【無償保証範囲】 (1) 一次故障診断は,原則として貴社にて実施をお願い致します。 ただし,貴社要請により当社,または当社サービス網がこの業務を有償にて代行することができます。この場 合,故障原因が当社側にある場合は無償と致します。 (2) 使用状態・使用方法,および使用環境などが,取扱説明書,ユーザーズマニュアル,製品本体注意ラベルなど に記載された条件・注意事項などにしたがった正常な状態で使用されている場合に限定させていただきます。 (3) 無償保証期間内であっても,以下の場合には有償修理とさせていただきます。 ①お客様における不適切な保管や取扱い,不注意,過失などにより生じた故障およびお客様のハードウェアま たはソフトウェア設計内容に起因した故障。 ②お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手を加えたことに起因する故障。 ③当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用された場合,お客様の機器が受けている法的規制による安全装 置または業界の通念上備えられているべきと判断される機能・構造などを備えていれば回避できたと認め られる故障。 ④取扱説明書などに指定された消耗部品が正常に保守・交換されていれば防げたと認められる故障。 ⑤消耗部品(バッテリ,リレー,ヒューズなど)の交換。 ⑥火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因および地震,雷,風水害などの天変地異による故障。 ⑦当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかった事由による故障。 ⑧その他,当社の責任外の場合またはお客様が当社責任外と認めた故障。 2.生産中止後の有償修理期間 (1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる期間は,その製品の生産中止後 7 年間です。 生産中止に関しましては,当社テクニカルニュースなどにて報じさせていただきます。 (2) 生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできません。 3.海外でのサービス 海外においては,当社の各地域 FA センターで修理受付をさせていただきます。ただし,各 FA センターでの修理 条件などが異なる場合がありますのでご了承ください。 4.機会損失,二次損失などへの保証責務の除外 無償保証期間の内外を問わず,当社の責に帰すことができない事由から生じた障害,当社製品の故障に起因するお 客様での機会損失,逸失利益,当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償,当社 製品以外への損傷,およびお客様による交換作業,現地機械設備の再調整,立上げ試運転その他の業務に対する補 償については,当社責務外とさせていただきます。 5.製品仕様の変更 カタログ,マニュアルもしくは技術資料などに記載の仕様は,お断りなしに変更させていただく場合がありますの で,あらかじめご承知おきください。 以 上 61 サービスネットワーク(三菱電機システムサービス ( 株 )) 北海道支店 (011)890−7515 新潟機器サービスステーション (025)241−7261 北陸支店 (076)252−9519 京滋機器サービスステーション (075)611−6211 関西機電支社 (06)6458−9728 姫路機器サービスステーション (079)281−1141 中四国支社 (082)285−2111 北日本支社 (022)238−1761 東京機電支社 (03)3454−5521 神奈川機器サービスステーション (045)938−5420 関越機器サービスステーション (048)859−7521 静岡機器サービスステーション (054)287−8866 中部支社 (052)722−7601 四国支店 (087)831−3186 岡山機器サービスステーション (086)242−1900 九州支社 (092)483−8208 長崎機器サービスステーション (095)818−0700 Microsoft,Windows,Windows NT,Windows Vista は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国にお ける登録商標です。 Pentium は,Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。 Ethernet は,米国 Xerox Corporation の商標です。 PC-9800,PC98-NX は,日本電気株式会社の登録商標です。 その他,本文中における会社名,商品名は,各社の商標または登録商標です。 SH(名)-080872-B 62
© Copyright 2024 ExpyDoc