紙椿 kamitsubaki 料理と認知症予防 vol.3 料理は身近な認知症予防! デイサロン椿 紙椿通信 2015/9 西 宮 市 甲 東 園 1-4-7 tel 0798-31-0315 http://daytsubaki.com 今月のワード / 廃用症候群 こんにちは、デイサロン椿です。 いやー、今年も暑かった!ガリガリガリガリ氷菓子を消費した日々。 知らず知らずの砂糖の取りすぎや冷えによる秋以降の体調不良、気をつけたいものです。 ところで皆様、毎日のお食事の支度はどうされていますか? 日々献立を考え、買い物に行き、予定していた材料が高ければ差し替え案を模索し、 家族の好き嫌いに腹を立てつつも栄養バランスを考え、盛り付けにまで心を配り、 作りすぎて余った煮物に「えーまたー?」なんて言われないよう、3日目はコロッケにしてみたり。 「あーーー、毎日のご飯を作るって大変!」 同感 ですが、実はこれ、立派な認知症予防になるのです。 『毎日していた調理をしなくなったことで認知症が始まる』 プランを立てる ・ 切る ・ 炒める ・ 盛り付ける 食事作りにはつきもののこれらの作業で、前頭葉前野*の活性化が認められたという報告が。 調理は作業療法の一つとして各高齢者施設で採用され、身体機能の回復に効果を上げています。 加齢・障害により様々な動作が困難になってくると、 「手伝った方が早い」 「ものが壊れたら 面倒」などの理由で家族が仕事を取り上げるケースも多く、これが廃用症候群 ** の増長・ 食事をする能力の低下・健康の維持が困難になる などに繋がります。 人間は持っている機能を使わないと、その機能が低下してしまいます。 1 日中寝たきりでメリハリのない生活が続くと心理面にも影響します。 だんだん気持ちが沈みがちになり、うつ症状が見られるようになる方もおられ、 日時や場所の感覚がよくわからなくなる見当識障害や認知症へと発展していくのです。 よく「高齢者が骨折したら寝たきりになりやすい」と言われますが、まさにこの事を指していた わけですね。廃用症候群の原因は、長期間の寝たきり生活が続くこと。 日常の中で気をつけてくことが大切です。 他にも加齢により視力 色覚の低下・明暗の順応鈍化による商品表示が読みにくい・腐敗の状態が判 断しにくい・長時間立位が保てない・味覚の低下 など、感覚機能が変化することでも、
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