減少率は鈍化傾向!

大分労働基準監督署
通信
ご安全に!
第43号
平成27年6⽉発⾏
870-0016 大分市新川町2-1-36 大分合同庁舎2階
大分労働基準監督署 安全衛生課 ℡097-535-1513
労働災害発生状況(4月末現在)
本年は減少傾向だが、⼀昨年と比較すると増加
減少率は鈍化傾向!
大分労働基準監督署における労働災害は、4月
末⽇現在、前年同期⽐で▲23人、▲13.2%の減少
となっていますが、前年が⼀昨年と⽐較して+42
人、31.8%も増加したことを踏まえると、わずか
な減少に留まっています。また、3⽉末⽇現在が
前年同期⽐で▲24人、▲20.7%であったことから
、減少率が鈍ってきています。
本年は、⼀昨年の平成25年4⽉末
日現在の発生状況と比較すると、
第三次産業を中心に増加しており、特に、「運輸
交通業」(+75%)、「商業」(+37%)、社会福
祉施設を中心とした「保健衛生業」(+200%)の
増加が認められます。
業
種
製
造
業
建
設
業
平成27年
死亡
死傷
21
20
1
28
31
14
24
4
3
運輸交通業
農
林
業
1
死亡
死傷
《 速報値 》
増減
死亡
死傷
1
1
3
△
10
△
1
6
8
78
88
業
26
24
2
保健衛生
15
18
△3
接客娯楽
14
23
△3
清掃と畜
13
16
△1
151
174
他 の 産 業
第三次産業
商
全
前年同期
産
業
2
1
2
△
10
△
2
23
△
※ 上表の統計は、労働者死傷病報告により4/30現在と前年の労働
災害の発生件数とを比較集計したもの
※ 他の産業とは、鉱業・貨物取扱業・畜産水産業の合計
※ 第三次産業は運輸交通業・貨物取扱業を除いたもの
危険⾒つけてみんなで改善
意識⾼めて安全職場
《 安全週間 》
《 夏季強化期間 》
全国安全週間は、労働災害防止活動の推進を図り、
安全に対する意識と職場の安全活動のより⼀層の向上
に取り組む期間です。この機会に職場における労働災
害防⽌活動の⼤切さを再確認し、積極的に安全活動に
取り組みましょう。
≪ 本週間 7月1日 〜 7月 7日 ≫
別府会場
大分会場
6月10日(水) 14:00〜
6月11日(木) 14:00〜
大分県ニューライフプラザ
(多目的ホール)
コンパルホール
(文化ホール)
別府市大字別府字野口原3030-1
本年も、6⽉から8⽉までを「⼤分県夏季
労働災害防止強化期間」と定め、次の事項を
重点的に労働災害防止の取組をお願いします。
・熱中症対策
・安全の⾒える化運動
・STOP! 転倒災害プロジェクト2015
安全意識の⾼揚、労働災害防⽌活動の推進
を目的とした活動に自由に活用できます。
大分市府内町1-5-38
※ 別府会場の駐⾞場は、別府体育館脇の「文化ゾーン」をご利⽤ください
申告・納付は7月10⽇(⾦)までに!
申告書の提出は大分労働局または労働基準監督署へ
大分労働基準監督署
通信
ご安全に!
第43号
平成27年6⽉発⾏
「安全の⾒える化運動」への取組を進めましょう!
〜安全の⾒える化コンクール開催〜
大分労働局 安全の⾒える化コンクール
検索
本年7⽉2⽇に開催される「⼤分県産業安全衛⽣
大会」の場で応募された取組を紹介し、大会参加者
の投票により「優秀事例」を選考し、⼤分労働局⻑
が
1作品、「優秀賞」5作
品を決定します。コンクールの応募は、各事業場か
らメール等により⾏われることとなりますので、詳
しくは、大分労働局ホームページをご覧ください。
皆様の積極的なご応募お待ちしています。
また、大分県産業安全衛生大会の参加につきまし
ても、よろしくお願いします。
STOP! 転倒災害プロジェクト2015
転倒災害は、どのような職場
でも発生する可能性があります。
職場での転倒の危険性は、働く
すべての⼈が問題意識を持って
原因を⾒つけ、対策をとること
で減らすことができます。
「転倒」という身近なテーマか
ら職場の安全意識を⾼め、安⼼
して働ける職場環境の実現に向けて、「STOP!
転倒災害プロジェクト2015」を展開しています。
「滑る」「躓く」「踏みはずす」これが転びの
3タイプです。転倒災害を防ぐには、
①
②
③
④
⑤
⑥
転びを予防する基礎知識やノウハウを学び
職場に活かす。
職場巡視、4S活動を展開し、転びの要因
を取り除く。
危険予知で転ぶ危険を感じ取り、日々の危
険予知活動を実践する。
転び多発箇所にステッカーなどを貼るなど
危険の「⾒える化」を進める
作業に適した転びにくい安全靴を使用する
筋⼒アップや体⼒アップの運動を⾏う
などの対策が効果的です。
安全衛⽣優良企業とは、労働者の安全や健康を確
保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛
⽣⽔準を維持・改善しているとして、厚⽣労働省か
ら認定を受けた企業のことです。
この認定を受けるためには、過去3年間労働安全
衛生関連の重大な法違反がない
などの基本事項に加え、労働者
の健康保持増進対策、メンタル
ヘルス対策、過重労働対策、安
全管理など、幅広い分野で積極
的な取組を⾏っていることが求
められます。
認定に向けた取組をお願いします。
熱中症は誰でもかかるおそれがあります。
次の事項に留意し熱中症を予防しましょう。
○WBGT値(暑さ指数)を活用しましょう
○涼しく休める休憩場所を整備しましょう
○計画的に、身体が熱に慣れ、環境に適応するための期
間を設けましょう
○のどの渇きに関わらず水分・塩分を摂取させましょう
○透湿性・通気性の良い服装や帽⼦を着⽤させましょう
○⽇常の健康管理、労働者の健康状態に配慮しましょう
ストレスチェック制度の準備を計画的に!
メンタルヘルス対策の⼀次予防として、本年12月1日からストレスチェック
制度が施⾏されます。これは労働者50⼈以上の規模の事業場は毎年必ず実施す
ることが義務化され、50⼈未満は努⼒義務となります。平成28年11月30日ま
でに必ず⼀度はストレスチェックを⾏う必要がありますので、導⼊に当たって
は次の項目について、その準備を計画的に進めてください。
衛生委員会等における調査審議(指針に示されている11項目)
実施事務従事者の決定
実施者の決定(産業医、健診機関等)