~平成 26 年の雇用情勢は改善傾向が続く~

~平成 26 年の雇用情勢は改善傾向が続く~
Ⅵ 雇用
1.求人・求職の動向
○ 平成 26 年の九州の雇用情勢は、有効求人数の増加傾向、有効求職者数の減少傾向が続き、有効求
人倍率 0.90 台を 8 ヶ月連続(平成 26 年 12 月時点)で維持するなど、改善傾向が続いた。新規求
人の動きをみると、製造業が主力の食料品製造や輸送用機械等の求人が高水準で推移した他、人手
不足に対応するため、製造向け(生産工程にかかる職業)を中心に人材派遣等の求人が増加し、サ
ービス(他に分類されないもの)も堅調に推移した。
○ 県別の有効求人倍率をみると全ての県で上昇している。上昇幅が最も大きかった福岡県は、平成
26 年 9 月には、統計開始(昭和 38 年)後、初めて有効求人倍率が 1.00 を越えるなど高水準で推
移し、平成 26 年平均の有効求人倍率が前年から 0.17 ポイント上昇し、0.96 倍となった。
有効求人・求職の動向
(人)
(倍)
360,000
1.20
有効求人数
310,000
有効求職者数
有効求人倍率
有効求人倍率(全国)
1.00
260,000
0.80
210,000
0.60
160,000
0.40
110,000
0.20
60,000
10,000
0.00
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
H24
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
H25
6
7
8
9 10 11 12
H26
(出所)厚生労働省・九州各労働局「一般職業紹介状況」
新規求人・求職の動向
(人)
95,000
新規求人数
90,000
新規求職者数
(倍)
新規求人倍率
2.00
新規求人倍率(全国)
1.80
1.60
85,000
1.40
80,000
1.20
75,000
1.00
70,000
0.80
65,000
0.60
60,000
0.40
55,000
0.20
0.00
50,000
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
H24
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
H25
7
8
9 10 11 12
H26
(出所)厚生労働省・九州各労働局「一般職業紹介状況」
県別有効求人倍率の推移
(倍)
H23
H24
H25
H26
1.2
1
0.96
0.99
0.89
0.8
0.93
0.9
0.83
0.75
0.6
0.4
0.2
0
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
(出所)厚生労働省・九州各労働局「一般職業紹介状況」
21
~ 九州の完全失業率は 4 年連続で改善 ~
Ⅵ 雇用
2.就業者
○ 平成 26 年の九州の就業者数(年平均)は 627 万人と前年から 5 万人増加した。
○ 産業別就業者数をみると、サービス業(他に分類されないもの)
(前年比▲5.1%)等は減少しているが、
卸売・小売(同+0.9%)
、医療・福祉(同+6.6%)
、製造(同+2.6%)等の幅広い業種で増加がみられ
た。
3.失業者
○ 平成 26 年の九州の完全失業率(年平均)は、4.2%と前年より▲0.3 ポイントと 4 年連続で改善してい
るものの、全国の完全失業率(3.6%)と比べて九州は全国よりも依然として高水準で推移しており、四
半期ベースでみても各期ともに全国を 0.6 ポイント程度上回っている。
産業別就業者数
(万人)
120
H23
H24
H25
H26
100
80
60
40
20
0
(出所)厚生労働省「労働力調査」
就業者数・完全失業率の推移
(万人)
750
(%)
6.0
5.0
700
4.0
650
3.0
600
2.0
H22
H23
就業者数
H24
完全失業率(九州)
H25
10-12
7- 9
4- 6
1- 3
10-12
7- 9
4- 6
1- 3
10-12
7- 9
4- 6
1- 3
10-12
7- 9
4- 6
1- 3
10-12
0.0
7- 9
500
4- 6
1.0
1- 3
550
H26
完全失業率(全国)
(出所)厚生労働省「労働力調査」
22
~ 給与は全産業・製造業ともに 2 年連続の増加~
Ⅵ 雇用
4.現金給与総額、所定外労働時間
○ 平成 26 年の現金給与総額(年平均)は、全産業の合計(調査産業計)が全ての月で前年同月比プラス
となり、前年比+1.5%と 2 年連続で前年を上回った。製造業では 12 月を除く全ての月で前年同月比プ
ラスとなり、前年比+2.6%と 2 年連続で前年を上回った。人手不足の広がりや企業業績の改善で賃上げ
の動きが広がったことや残業時間等が伸びたこと等も増加に寄与した。
○ 平成 26 年の所定外労働時間(年平均)は、全産業の合計(調査産業計)が 10 月と 12 月を除く全ての
月で前年同月比プラスとなり、前年比+6.0%となった。製造業では、8 月、11 月、12 月を除く全ての
月で前年同月比プラスとなり、前年比+7.1%となった。調査産業計および製造業いずれも 2 年連続で増
加した。月別にみると全産業、製造業ともに上半期は大幅な伸びを示したものの、平成 25 年の下半期
が既に高水準で推移したこともあり下半期の伸び率は縮小した。なお、年間を通じ残業時間数は高水準
で推移した。
現金給与総額の推移
(給与総額:万円)
60
調査産業計
製造業
(前年比:%)
調査産業計前年比
10.0
製造業前年比
8.0
50
6.0
4.0
40
2.0
30
0.0
▲ 2.0
20
▲ 4.0
▲ 6.0
10
▲ 8.0
▲ 10.0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
H24
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
H25
6
7
8
9 10 11 12
H26
(出所)厚生労働省、各県「毎月勤労統計調査」
所定外労働時間の推移
(時間:万円)
(前年比:%)
30.0
20
調査産業計
調査産業計前年比
18
製造業
製造業前年比
25.0
16
20.0
14
15.0
12
10.0
10
5.0
8
0.0
6
4
▲ 5.0
2
▲ 10.0
▲ 15.0
0
1
2
3
4
5
6
7
H24
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
H25
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12
H26
(出所)厚生労働省、各県「毎月勤労統計調査」
23